第1回 オフショア開発研究会発足記念フォーラム(参加無料)

第1回 オフショア開発研究会発足記念フォーラム(参加無料)

日時:2010年9月25日 (土) 13:00~15:30(受付開始:12:30 )
会場:中軟軟件有限公司[ChinaSoft(Dalian)Co.,Ltd.]1階会議室
   中国遼寧大連市沙河口区軟件園数碼路北段21号 1階

●主な論点:
3年後を見据えた次世代オフショア開発
今後のオフショア開発事情
オフショア開発を成功に導くノウハウの共有
オフショア開発のためのマネジメントスキル

●プログラム概要
基調講演「オフショア未来予想図」
講演「大連オフショア拠点立ち上げ奮戦記」
講演「オフショア大學体験記」
パネルディスカッション
オフショア開発研究会の設立について紹介

第一次申込締め切りは9月3日とありますが、「メルマガで知った」と書けば今のところ参加登録が認められます。どの時点まで申込を受け付けるかは、今夜の主催者会議で話し合います。

http://www016.upp.so-net.ne.jp/offshore/sub1.html

当ブログ管理人の幸地は基調講演します。私はフォーラム前日の9月24日に大連入りします。現地関係者の皆様、よろしくお願いします。

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日本人飲み会で割り勘を免除された中国人の面子

中国人の面子に対する思い入れは尋常ではありません。面子は、企業幹部だけではなく、入社間もない22歳の新人にもあります。有名大学を卒業した男性SEだけではなく、中国のカラオケ店で働く女性服務員の面子だって大事にしなくてはいけません。

<ケーススタディ>
中国オフショア現地法人の日本人駐在員(51歳)と二人の日本人出張者A(53歳)とB(41歳)、そして、現地の中国人リーダー(32歳)の4名で和やかに会食しています。この日の食事代400元は、3名の日本人が割り勘しました。同席する中国人リーダーは「私も100元払います」と言いましたが、日本人らが「まあ、まあ」と言って、さっさと会計を済ませました。

<問1>
この日、割り勘から仲間はずれにされた中国人リーダーの面子は潰れたと思いますか?

はい。
いいえ。
その他
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<問2>
中国人の面子と日本人の面子は、大きく異なると思いますか? 
あなたの答えの根拠をコメント欄に記入しなさい。

中国人と日本人の面子は大きく異なる
中国人と日本人の面子は若干異なる
中国人と日本人の面子は共通点が多い
その他
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締切:2010年09月14日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

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オフショア業界動向の未来(2006年時点の予想結果)

とある事情から、2006年5月、すなわち、今から4年以上前に執筆した自分の原稿を読み返しました。手前味噌ではありますが、先見性のある意見だと思ったので、ここで紹介します。

若い中国人SEをOJTで育てるための3つの要諦:

(1) 10年単位で人材育成プログラムを計画できない会社は、中国人新卒技術者のOJTはあきらめるべき

(2) 3年後まで成果を待てるのであれば、他社で経験を積んだ第2新卒クラスの中途採用に主眼を置くべき。採用した10名の中国人の中から1人でも育ったらラッキーだと思うこと

(3) 今すぐ成果を求める企業は、中国パートナー選定に最も時間と工数を割き、専門家からの助言に耳を傾けること

筆者は「中国のIT技術者の過剰供給に陥り、単価は上昇しない」と予測する。中国の各都市が競うように膨大な数のIT技術者を輩出しており、2008年には100万人に達すると予測されているからだ。この影響は日本のIT業界にも及び、日本の人月単価が下落し、「3K」職として人気を落とす可能性が高い。
(2006年5月25日付・幸地司)

上記記事が書かれた4年前といえば、中国オフショア全盛期が叫ばれていた頃です。中国沿岸部に拠点を構える多くのオフショア企業は、株式上場を目指して規模拡大に躍起になっていました。

当時のキーワードは、人件費高騰、円安人民高、北京五輪に向けたさらなる経済発展、日本国内のSE不足、就職・転職における売り手市場、などでした。(「いざなぎ景気超え」なんて言葉もありましたね)

逆に、世界同時不況や長引く景気低迷、急激な円高ドル安などはリスク要因として検討されていませんでした。

■ 問いかけ ■

いまから5年後、すなわち、2015年のオフショア業界動向を予測しなさい。将来予測のやり方について全く手がかりがつかめない人は、以下のStepsを参考にしなさい(※)。

step1 将来予測に役立つ現行データを時系列/種別に収集する

step2 将来予測の前提条件を洗い出す

step3 現行データと前提条件をそれぞれ環境変化の影響を受けやす
い要因と受けにくい要因に大別して、重み付けする

step4 右脳的な発想で、5年後に「あるべき姿」を思い描く

step5 左脳的な思考で、5年後に予測される姿を論理展開して描く

step6 右脳的発想と左脳的論理展開の姿を統合する

※私のオフショア未来予想図は、第1回オフショア開発研究会発足記念フォーラム(参加無料)で発表します。

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参考のためのサンプルプログラムを過剰流用(不当利用)

先週開催された2010オフショア大學の夏期講座より。

日本から参考のために OSSのサンプルプログラムを提供したら、後日サンプルをちょこっと改変しただけのソースコードが納品された。全体に無駄なソースコードが残っているが、機能性を確認することが目的の単体試験では検出できなかった。コメントにも、当該OSS に関する著作権などがそのまま残っていた。

<問1>
中国オフショア委託先からサンプルプログラムをちょっと改変しただけの無駄が多いソースが納品されました。これは中国の文化的特徴ですか?

はい
いいえ
その他
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<問2>
中国オフショア委託先がサンプルプログラムを不当に再利用しました。「サンプルの扱い」について事前注意を怠った日本側にも、問題発生の責任の一端があると思いますか?

日本側にも落ち度がある(50%以上)
日本側も若干問題あった(50%以下)
日本側は悪くない(10%未満)
日本側は全く悪くない(0%)
その他
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締切:2010年08月31日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

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アンケートの形式を借りた事前課題

明日、開催される第40回オフショア開発勉強会(中国オフショア開発センターのチームビルディング)より。

<問1>あなたは、これから中国オフショア委託先との合同キックオフミーティングを主宰します。会議には、初めて顔を合わせるメンバーも数名います。チームビルディングの観点から、効果的な事前準備を挙げなさい。
※答1はこの後すぐ。

一般に、会議は定期開催と不定期開催に大別されます。

1)定期開催:毎週の進捗TV会議、プロセス改善懇談会(月一回)...
2)不定期開催:キックオフミーティング、単発モノのレビュー ...

オフショア大學の現場改善コンサルでは、前者の定期開催会議では「会議Agenda」と「リスク管理台帳(更新履歴付き)」の運用を徹底させています。

(1-a) 会議AgendaはA4用紙1ページ限定で、議題設定と関係者周知に必要十分な情報を箇条書きさせています。

(1-b) リスク管理台帳には、暗黙の了解として忘れがちな制約条件と前提条件を明記させます。制約と前提の違いは、オフショア開発勉強会で明らかにしたいと思います。

一方、後者の不定期開催会議では、ポジションペーパー、もしくは、ポジションアンケートと呼ばれる会議参加者への事前課題を課します。

キックオフミーティングでは、メンバー間の信頼関係を構築して、当該プロジェクトへの主体的な関与の態度(engagement)を高めるためにポジションペーパー/ポジションアンケートを活用します。

(2-a) ポジションペーパー (...省略...)
(2-b) ポジションアンケート (...省略...)

これらの基本書式についても、明日のオフショア開発勉強会で紹介したいと思います。


<答1>会議前にポジションペーパーを提出させる。参加者全員にアンケートという形式を借りた事前課題に挑戦してもらう。

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品質の話題は人格攻撃

●今週開催されるオフショア大學の夏期講座より。

<問1>海外アウトソーシングがコスト削減をもたらす要因を挙げなさい。
<答1>(1)標準化による過剰品質の抑制 (2)人件費のさや取り

<問2>オフショア開発基本指針(ガイドライン)を作成する際に留意すべきことを挙げなさい。
※答2はこの後すぐ。

私が中国オフショア現場で「品質意識」に言及する際には、細心の注意を払います。なぜなら、中国人だけではなく日本人への人格攻撃と受け取られる可能性があるからです。

オフショア現場で「過剰品質」という言葉が飛び交うと、昭和の高度経済成長期に育った一部の日本人技術者の職人魂が傷つけられます。どうやら私たちが何気なく発した「過剰品質」という中立的な指摘によって、長年培った職業人生が否定される感覚に陥るらしいのです。

・中国人は品質意識が低い → 文化批判/人格批判となる恐れあり
・日本人は過剰品質 → 誇り高き職人の顔に泥を塗る恐れあり


※問2の答え。
<答2>(1)作成方法に模範解答はない (2)記述粒度を統一する (3)独自性や奇抜さは要らない

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手持ち無沙汰の日本人出張者は定時前に帰宅してよいか

オフショア大學オンライン授業の講義ネタより。

<問題>
海外出張中、やることがなく手持ち無沙汰の日本人出張者を外に連れ出そうと思った時、周囲にケジメを示すためにも現地拠点の終業時刻まで待つべきである(Y/N)


<受講生1の答え>
No

<受講生2の答え>
No

<受講生3の答え>
No
現地では、もともと外国人は特別の立場なので、わざと形をつくる配慮する必要がないと思う。

<受講生4の答え>
No
顧客が社内にいると社員が緊張して仕事がやり難くなる。日本人だけでしょうか? 社長が見回っていると緊張するのは・・・

※講師コメント→いや、中国のほうが「社長」の権威が大きいです。
中国では、BOSSは絶対的な権力を持ちます。ただし、若い中国人は「就職」しても「就社」の意識は弱いので、上司や顧客とソリが合わないと判断すれば簡単に会社をやめます。そういった意味では、日本人の方が第三者の存在にビクビクしているかもしれませんね。


オフショア大學指定教科書オフショアプロジェクトマネジメント【PM編】の答えも「No」です。ただし、治外法権的な出張者とはいえども、現地で留意すべきいくつかのマナー/エチケットがあります。

余談ですが、私が実践するテクニックの1つを紹介します。

出張時、私は中国人スタッフの目の前では、できるだけタクシーを拾わない様にしています。特に、帰宅ラッシュの18時ごろ、これから食事に行く時には、中国人スタッフに気づかれないように気を使いながら、こそこそタクシーに乗り込みます。

58歳の日本本社社長ではなく、あくまでも(若い外部コンサルタントの)私が実践するテクニックです。私が実践する気遣いの意味を、あなたは理解できますか?

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我が社は成果主義です、という嘘

オフショア大學オンライン授業の講義ネタより。

<問題>
中国支社で中国人ブリッジSE候補を採用して、半年間ほど日本で研修させました。研修後、当該ブリッジSE候補生はこう言って日本人上司を驚かせました。

「私は日本研修によって知識を身につけました。
 日本語能力も向上しました。
 ですから、私の給料をアップしてください」

当該ブリッジSE候補と日本人上司とでは、なぜ意識にずれが生じたのでしょうか。

<受講生1の答え>
ブリッジSEと日本人上司との間で、人事評価の基準についての考えが異なっているから。つまり、ブリッジSEが知識や能力といった「職能」の基準をもって評価を要求しているのに対し、日本人上司は、「職能」だけでなく、「職務」「業績」の基準も重視しているため。

<受講生2の答え>
中国人ブリッジSE候補生の考え方は職能=給与・・・。日本人上司は、職能UPにより職務実績が向上し業績UPへとつながる・・・。

オフショア大學で学ぶと、専門用語としての「職能」「成果」「結果」の違いを理解できるようになります。

すると、「我が社は成果主義です」と胸をはる中国オフショア企業のほとんどが「成果主義」ではなく「結果主義」であることに気が付きます。つまり、こんな感じです。

「我が社は成果主義によって給与が決まります」
 ... よく話を聞くと「成果」ではなく「結果」のみで判断

「優秀な技術者がいれば、いくらでも給与を支払います」
 ... よく話を聞くと、「職能」があれば自動的に「成果」が出せるという甘い前提が見え隠れ

■ 問いかけ ■

念のため、確認クイズです。

(a) オフショア開発における業績、成果、結果の違いを述べなさい。
(b) 成果主義を標榜するオフショア企業において、給与=業績 は正しいですか?(Y/N)

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隣席で鳴り続ける内線電話にでない

平均的な中国企業では、隣の席に掛かってきた内線電話に他人がでる習慣はありません。残業好きな日本人が夕方6時半過ぎに中国現地法人へ電話すると、受話器の向こうから虚しい呼び出し音だけが響きます。急用なら、直接担当者の携帯電話に連絡することもしばしば。

このような「不親切」さは中国固有の現象ではありません。実際、米国企業だと、たとえ善意であっても他人の電話に出ることは越権行為だとみなされる恐れがあります。

■ 問いかけ ■

ここで、話を中国の日系企業に限定します。

<問1>
中国の日系オフショア現地法人では、親会社の商慣習にあわせて、他人に掛かってきた内線電話を取るべきでしょうか。それとも、郷に入っては郷に従えの精神で、あくまでも中国式の商慣習を優先すべきでしょうか。

<問2>
あなたは、中国の日系オフショア現地法人へ1ヶ月間の予定で出張することが決まりました。あなたの役割は技術指導です。あなたは、中国現地法人トップの意向により、現場改善の一環として、電話応対を含む中国人従業員間の情報共有を促進する役割も担うことになりました。さて、あなたは、どのようにして、内線電話への対応方法を指導しますか。

*オフショア勉強会ではチームビルディングの観点から議論します。8月20日(金)東京でお会いしましょう。

<問3>親会社に勤続30年の日本人男性部長(53歳)はこう言います。「部内の内線電話すら共有できないチームでは、到底よい仕事が出来るはずがない。中国オフショア子会社の品質と生産性を高めるためには、社内電話を互いにとりあうチームワークが必要だ」。

あなたは、この意見に同意しますか? 同意しませんか?

同意する
同意しない
その他
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締切:2010年08月06日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

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本来、日本側が要求する目標とは

最近の私は、今さらながら目標設定の重要性を実感しています。プロジェクトマネジメントの知識体系として有名なPMBOKガイドは、チーム編成の説明で目標設定という言葉を使っています。

チーム形成は、共通する目的意識により結束した個人の集団が、 同僚、リーダー、外部ステークホルダー、組織等と相互に協力して作業を行うことを支援するプロセスである。チーム形成活動は、2つの要素からなる。

・タスク(目標設定、役割と手続きの定義と適切な処理)
・プロセス(コミュニケーション、コンフリクトマネジメント、動機づけ、リーダーシップを重んじた対人行動)

ある程度成熟したオフショア開発の目標設定では、明文化された数値目標(品質、コスト、納期、生産性等)よりも、数値目標の裏に隠された暗黙的なContexのほうが仕事の成果に影響します。

例えば、目標達成の判定基準には、明示的基準と黙示的基準があります。

明示的基準:定量的指標、文章化された評価観点など
暗黙的基準:文章化されない定性的指標、担当者の個人的感情など

経験豊富な日本人マネージャは、時々このような発言で物議を醸します。

<プロジェクト反省会での発言>
「本来、日本側が要求する目標水準には達していないが、中国側はよく頑張ってくれた」

[PR]2010年8月オフショア勉強会のテーマは「チームビルディング

■ 問いかけ

<問1>
中国オフショア開発プロジェクト反省会で、ある日本人が何気なく発した下記セリフが問題視されました。その理由を分析しなさい。

日本:本来、日本側が要求する目標水準には達していないが、中国側はよく頑張ってくれた(褒めているつもり)。

中国:・・・(驚愕)

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総集編オフショア温度差

今夜は、第39回オフショア開発勉強会が開催されます。今月のテーマはオフショア開発で発生する温度差です。復習を兼ねて、過去に議論したオフショア温度差に関する原則や技法を整理します。ご参考までに。

●温度差解消のために可視化すべき6つの要因

(1)作業員
(2)開発環境
(3)ドキュメント
(4)ソースコード/品質
(5)プロセス
(6)ガバナンス

●次世代オフショアの3つのキーワード。

(a)保守
(b)国際多拠点
(c)Agile

オフショア保守の主な課題は2つあります。

(a-1)技術者のモチベーション管理
(a-2)原因分析による「コツコツ」改善

三カ国以上での多拠点オフショア開発の主な課題も2つあります。

(b-1)Globalなコミュニケーション
(b-2)Globalな開発スタイル

●オフショア開発における温度差の5要素

1) 指示・命令の伝達不備
2) 情報共有の不備
3) モチベーション低下
4) ビジネス社交関係の未熟さ
5) 信頼関係の誤解

●異文化間ビジネスにおける信頼関係の3要素

1)実績
2)社交性
3)正当性

●オフショア温度差に関する事例

オフショア保守での温度差に関する2つの事例
中国企業のリーダー配置に関する温度差
マイクロマネジメントが改善活動を阻害
分散拠点間の温度差解消フェーズ
日本人リーダの率先行動が何より大切??
ソフトウェア品質に関する「暗黙の前提条件」の誤差調整
・報告書作成プロセスの温度差
・作業標準の賞味期限に関する温度差
・「今日終わります」は既に完了済み
・状況を尋ねたらテストケース一覧だけが送られた

■ 問いかけ

今夜のオフショア開発勉強会参加者へ。

あなたの身のまわりで起きたオフショア温度差を1つ挙げなさい。実際にやって良かったと思う温度差解消のための具体的対策を1つ挙げなさい。

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マイクロマネジメントでは改善が促されない

今週水曜日、第39回オフショア開発勉強会が開催されます。今月のテーマは、オフショア開発で発生する温度差です。オフショア大學では、下記6項目を温度差解消のための大事な可視化指標として提唱します。

(1)作業員
(2)開発環境
(3)ドキュメント
(4)ソースコード/品質
(5)プロセス
(6)ガバナンス

オフショア温度差に関する事例を1つ紹介します。

古き良き日本的な社風を持つソフトウェア企業のG社は、ある中国企業とラボ契約しています。古き良き日本的な社風とは「品質第一/顧客第一/日々改善/根性と気合/技術は教えて貰うものではなく盗むもの/親分が部下の面倒をみる」などです。

G社では、これまでも自社に常駐する外注を日次単位で工数管理してきました。その代わり、外注要員だからといって差別することなく、彼らをG社の社員と同様に長期的にOJT指導します。

中国ラボを遠隔指揮するG社の日本人中堅リーダーは、これまでの外注管理方針をそのまま踏襲して、中国拠点をマイクロマネジメントしはじめました。

「今週、陳さんが担当する□□□機能は5人日でやってください」
「管理業務は、いつものように15%の工数を割り当てること」
「障害が発生した根本原因を調査して木曜日までに報告せよ」

中国ラボの運営リーダーは、G社の重箱の隅をつつくような管理手法に対して意外にも柔軟に対応します。ところが、どうしても1つだけ不満があります。

それは「改善活動のための工数」に関する認識の食い違いです。

G社では、あらゆる部署や立場を超えて組織横断的に「改善活動」を推進します。中国ラボの運営リーダーは、このようなG社の社風を高く評価しています。

ところが、G社のやり方をそっくりそのまま中国に適用させようとする「押し付け」には心理的抵抗を隠せません。なぜなら、G社が作成した中国ラボの作業工程表には、改善活動に関する項目が全く含まれていないからです。どうやら、G社では改善活動はプロジェクト業務外でやるべき「雑務」の扱いです。

中国ラボのリーダーは、常々このような不満を漏らします。

G社の要望に応えて中国でも改善活動を推進したいですが、私たちにはそのための工数が与えられていません

■ 問いかけ ■

<問1>上記の事例を「温度差」と「可視化」の観点から分析しなさい。第39回オフショア開発勉強会(東京/代々木)では、日中の認識の食い違いが発生した原因や有効な解決策を議論します。

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温度差解消のために可視化すべき6つの要因

今週の水曜日、第39回オフショア開発勉強会が開催されます。今月のテーマは、オフショア開発で発生する温度差の研究です。前月から、本誌でもオフショア温度差に関する議論を続けてきました。

オフショア温度差が生じる原因は様々ですが、オフショア推進環境を可視化することで暗黙の仮定/善悪の判断基準/共通指針や標準プロセスに関するメンバー間の意識乖離を小さくできます。

オフショア大學では、下記6項目を温度差解消のための大事な可視化指標として提唱します。

(1)作業員
(2)開発環境
(3)ドキュメント
(4)ソースコード/品質
(5)プロセス
(6)ガバナンス

一般に、プロジェクトの「可視化」といえば、品質の可視化とプロセスです。オフショア開発では、作業員の可視化と開発環境の可視化が軽視されがちで、ときどき思わぬ落とし穴にはまります。

■ 問いかけ ■

<問1>中国から納品されたソースコード一式を確認しようと思ったら、なんとコンパイルすら通りません。あなたは、当該プロジェクトの利害関係者ではないとします。「開発環境の可視化」の観点から当事者に効果的な助言を与えなさい。

<問2>あなたは、中国オフショア側のサブリーダー劉さんとは個人的な信頼関係があります。ところが、ある日、重大な事実が判明しました。劉さんは、なんと1ヶ月前に転職しており、現在あなたとメールするサブリーダー劉さんは同じ苗字の別人だというのです。さて、この事実を中国側プロマネから聞かされたあなたは、いったいどう反応しますか。

<関連メルマガ記事>
・2010/06/04(第1,208号) オフショア保守における温度差
・2010/06/07(第1,209号) ソフトウェア品質に関する「暗黙の前提条件」の誤差調整
・2010/06/28(第1,213号) 報告書作成プロセスの温度差
・2010/06/29(第1,214号) オフショア開発における温度差の5要素
・2010/07/02(第1,216号) 意味が無いと思います

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次世代オフショアの3つのキーワード

先日、名古屋で今年2度目のオフショア開発勉強会が開催されました。テーマは最新の中国IT投資環境について。

政府や特定企業の提灯記事など絶対に書かない私の本音トークが炸裂した2時間でしたので、参加者のほとんどは「目から鱗」の連続だったのではないでしょうか。特に、中小企業に的を絞った中国現地法人の設立ネタは、現地で情報収集しないと絶対にわからないと思います。(文字で残すとやばいのでここでは公開できません。あしからず)

さらに、中国マーケットが要求する「次世代オフショア」の姿が頭の中で描けたと思います。今月、中国江蘇省の無錫市でも、次世代オフショアに関する講演会が予定されています。

私が考える次世代オフショアとは、さほど目新しい概念ではありません。キーワードは以下の3つです。

(a)保守
(b)国際多拠点
(c)Agile

次世代オフショアの阻害要因と対策については、7月14日の第39回オフショア開発勉強会「温度差の研究」で紹介します。

例えば、オフショア保守の主な課題は2つあります。

(a-1)技術者のモチベーション管理
(a-2)原因分析による「コツコツ」改善

三カ国以上での多拠点オフショア開発の主な課題も2つあります。

(b-1)Globalなコミュニケーション
(b-2)Globalな開発スタイル

オフショアAgileについては、オフショア大學オンライン講座で議論を深めたいと思います。

■ 問いかけ ■

<問1>オフショア保守の評価指標を検討しなさい。定量的目標/定性的目標、成果物品質/サービス品質などの観点から分類するとよいでしょう。

<問2>オフショア大學の予想通り、今後三カ国以上での多拠点オフショア開発が増えるとしたら、第三国として最も期待される国や地域はどこだと思いますか。理由を添えて答えなさい。

回答例:日本ー中国-北朝鮮。大連から距離が近い、かつ、朝鮮族のブリッジSEを活用すれば、高い技術力と安い人件費の両方を一気に獲得できるから。

<問3>オフショアAgileに適した仕事と適さない仕事を列挙して、それぞれ検討しなさい。

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モチベーション低下への介入方針

オフショア開発における温度差は、以下の5つの要素に分けて考えると分析しやすくなります。

1) 指示・命令の伝達不備
2) 情報共有の不備
3) モチベーション低下
4) ビジネス社交関係の未熟さ
5) 信頼関係の誤解

 第39回オフショア開発勉強会(東京/代々木)
 テーマは「オフショア温度差の研究

■ 問いかけ

<問1>日本向けオフショア開発は、中国側の自由度が小さい上に、いつも日本人担当者に怒られてばかり。日本から電話がかかってきたら、いつも緊急の障害対応命令です。「これでは一向にヤル気がでない」と嘆く若手中国人プログラマが大勢いたとき、発注側の日本人担当者は、どう対応すべきでしょうか?

中国人事管理に対して、日本側は介入すべきではない
責任の一端は日本にもあるので、一緒に改善すべき
その他

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コメントボード

締切:2010年07月08日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

<問2>
中国オフショア委託先のタイプ別に<問1>を分析しなさい。そして、あなたの考えをコメントボードに記入しなさい。

(1)自社の100%子会社
(2)中国系との合弁会社
(3)資本関係の無いパートナー
(4)その他

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オフショア開発における温度差の5要素

来月開催される第39回オフショア開発勉強会では、オフショア開発における「温度差」を取り上げます。オフショア開発における温度差は、以下の5つの要素に分けて考えると分析しやすくなります。

1) 指示・命令の伝達不備
2) 情報共有の不備
3) モチベーション低下
4) ビジネス社交関係の未熟さ
5) 信頼関係の誤解

今月オフショア大學オンライン講座で学ぶある受講生は、以下のコメントを寄せてくれました。

詳細設計書に含まれる「補足資料」に、処理の核となる考え方が書かれていることが多く、SE→プログラマへの「心」の部分の伝達に使われます。これは、プログラマにとって「行間」を補完するための重要な情報になります。

<例題>上記のコメントは、オフショア開発における温度差のどの要素に相当しますか?
<解答> 2)  ただし、状況によっては 1)かもしれません。

オフショア開発における温度差5要素のうち、1)と2)は直感的に理解できます。ところが、後半の3)4)5)は文字情報での表現すら難しいため、一般に軽視されがちです。

特に、日本人/男性/正社員/終身雇用/オンサイト作業を前提して運営されてきた組織では、メンバーの動機づけや人的ネットワークの構築に神経を尖らせる必要性を感じませんでした。

一般に、従業員は、公式的なコミュニケーションと非公式的なコミュニケーションの双方によって動機づけられます。前者は、上位者が業務遂行の手順を開示して、評価基準や評価結果の透明性を高めるなど。後者は、個人的な目標設定や進捗の確認、あるいは、対話の中でさりげなく用いる反射的なフィードバックなどです。

■ 問いかけ

<問1>対話の中でさりげなく用いる「反射的なフィードバック*」を用いて、オフショア開発で温度差が生じやすい理由を説明しなさい。

*)反射的なフィードバックとは、自分が見たもの、感じたものを、理屈や解釈を加えずに、ありのまま相手に伝えるコミュニケーション技法の1つです。

Hints: 答えそのものではなく、答えを導く考え方を人数限定の無料イベントで解説します。オフショア大學の教育コンテンツに興味のある方は、お気軽にご参加ください。→オフショア大學(オンライン講座)無料説明会(東京・7/5)

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異文化間ビジネスにおける信頼関係の3要素

中国オフショア開発成功のためには、互いの信頼関係が欠かせません。ただし、信頼関係があるからといって必ずしもプロジェクト成功とは限りません。一方、成功するプロジェクトには必ず信頼関係が存在します。

<問1>次の命題は正しいですか?(真/偽)
信頼関係はオフショア開発プロジェクト成功の必要条件である。

一般に、異文化間ビジネスにおける信頼関係とは、3つの要素で構成されます。

1)実績(約束を守る/高品質/一貫性・・・)
2)親密(仲良し/一致団結・・・)
3)正当(公平さ/論理性/説明責任/Integrity・・・)

平均的な日本人は、上記要素を1)2)3)の順で重視します。すなわち、日本では「信頼=実績」が当たり前とされる一方で、信頼関係を盾に不当な要求を下請け業者に押し付ける慣習がまかり通ります。(来週火曜日までにやっといて、と三連休直前の金曜午後に作業指示を出す、など)

上記要素2)は国によって大きな違いがあります。日本には日本的な親密な人間関係が、中国には中国独特の世界観があるので要注意です。

要素3)は、特定の国民文化に依存しない最も汎用的な要素です。

中国オフショア開発に関わる全てのメンバーが互いに信頼関係を築くためには、次の助言に従うといいでしょう。

(a)日本人向け:
あなたより年下で業務経験が浅いのに自信満々の中国人SEと腹を割って話し合い、仲良くなりなさい。中国文化と日本文化の違いを受け入れなさい。問題発生の原因が文化的差異に起因するなら個人攻撃を避けて仕組みで対応しなさい。問題発生の原因が文化的差異に起因するなら、問題解決の責任は日中双方で分担しなさい。

(b)中国人向け:
約束を守りなさい。品質に妥協しない。一貫性を保ちなさい。再発防止策を打ち出したら、必ず3ヶ月後・半年後にフォローしなさい。あなたより年上で業務経験は豊富だけど現場を知らなくてコーディングすら出来ない日本人と酒やKTVの力を借りずに仲良くなりなさい。

<問2>
上記の助言(a)(b)を実行するための具体的なHow to doを列挙しなさい。さらに、全ての実行項目(how to do)に対して、それぞれ実行すべき理由/背景を簡潔に述べなさい。

例:日本人ベテランが根本原因分析する際には、いきなり「なぜ/どうして・・・」と相手を追い詰めない。事前に、相手の非を責めるつもりはない、相手の面子を潰す意図はない、バグ発生の責任追及する意図はない、不具合を発生させた当事者に罰を与えるつもりはない、と明言する。

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PMI Japanサマーフェスタ2010 講演「オフショア開発プロフェッショナル人材育成の課題」

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講演概要より。

近年、新人社員とまともに意思疎通できない上司が増えています。この悩みは、協調性があり、仕様書の行間を読み、顧客の痒いところに手が届く同質性に優れた純和風SEを育成できない経営課題を象徴します。実は、オフショア開発や女性活用に代表される多様性(ダイバーシティ)は、日本企業のお家芸である持続的イノベーションを阻害します。残念なことに、かつて日本の競争力の源泉だった組織風土は、オフショア開発を阻害する最大の要因となってしまいました。これまでの「日本人による日本人のため」のソフトウェア開発では、誰もが正直・真面目・誠実を旗印に顧客と会社に尽くすことが最高の価値観だと考えられてきました。ところが、21 世紀に差し掛かかり、顧客と固い絆で結ばれた日本人SEがマネジメント職に就いた途端、「今後は全社一丸となってオフショア推進」と寝耳に水の号令がかけられました。言葉も文化も異なる外国人SEを相手にするオフショア開発では、日本人が誇りとする品質第一、顧客第一、「損して得取れ」の精神は全く通じません。本講演では、得体の知れない海外オフショア発注に戸惑いを隠せない日本人SEのマイナス感情を鎮めて、国際化対応という変化を前向きに捉えるための社内研修の進め方と実践例を紹介します。


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ある受講者さんの報告ブログ(システムエンジニアの晴耕雨読)より。

日本側のプロジェクトチームのPMが45歳で、平均年齢35歳なのに対し、中国側は、PMが33歳、平均年齢26歳だったりするのは、普通のことです。

・・と改めて認識させられると、

日本の26歳のチームに期待できること・期待してはダメなことをわきまえて委託する必要がある、という説明に納得するのでした。

私のつきあっているオフショア先は、33歳なら、部下100名の部長さんなので、案件概要と重要度合については説明しますが、以降のオペレーションはほぼノータッチになります。それでも現場の若手メンバーだけで推進できるような委託方法・内容が求められています。

ブリッジSEに求められるスキルは、日本語能力、業務設計能力、管理力・・というが、平均年齢26歳のチームに期待するのは無理! 

業務設計能力を優先し、他はあきらめる・・か、日本人の中堅を、片道切符で中国へ送り出せ?!!
それが時間もコストも節約できる・・と納得のアドバイスでした。

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長丁場のラスト講演なので、みなさんが元気に帰宅できるよう心掛けました。この日は、プロジェクトマネジメントの観点からオフショア開発の原則とTipsを紹介しました。次の機会には、オフショア開発事業の観点から、PMO活動について紹介しようと思います。

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中国企業のリーダー配置

以下の設問に答えなさい。

中国企業で30名の熟練作業者を使う時には、通常は何人の管理者が必要でしょうか。条件は以下の通りとします。5人チーム/チーム間の関連性は若干あり/作業者は多能工。

特に日本と中国との違いに留意して、答えを導いた根拠をコメント欄に追記しなさい。

1名
2名
3名
4名
5名
6名
7名
8名
9名
10名以上

結果を見る
コメントボード

締切:2010年06月17日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

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ソフトウェア品質に関する「暗黙の前提条件」の誤差調整

最近の記事は、主に中国側の視点で書かれます。

例えば、本ブログでは意図的に「日本は過剰品質」と主張します。これは中国(ベトナム、インド)の平均的な品質意識と比べて、日本の品質基準は相対的に高い、かつ、コストを度外視した品質最優先主義が根強く残っている、という意味です。

つまり、中国側の視点では、日本人は費用対効果を分析せぬまま割に合わない品質向上の努力を繰り返しているように感じられます。最近「ガラパゴス化」と揶揄される日式家電の過剰高機能化も好例です。

余談ですが、念のため、ここで1つ注意。

通常、本誌では個別製品に限定したノウハウ/技法を論ずることはありません。よって「うちは社会基盤システムを扱っているので過剰品質ではない」「わが社は○○なので、メルマガの理論は適用できない」などと大人気ない反論をなさらないように・・・。

「日本は過剰品質」という主張は、日本市場の全体傾向を中国視点で評しているに過ぎません。孫子の兵法「敵を知り己を知れば百戦危うからず」をビジネスに応用するためも、仕事相手となる中国人SEの思考パターンを知っておいて損はないでしょう。

そもそも品質に絶対的な判断基準などありません、したがって、異文化理解の原則に則り、常に「相対的な視点」で物事を見る態度を身につけて欲しいと思います。

私は、企業内研修やコンサルティングの際に、経験豊富な日本人役職者の暗黙の前提条件(根拠のない思い込み)を覆す発言で物議を醸します。私を呼んでくれた研修担当者の顔色が変わる瞬間です。

「日本は過剰品質である」

「かつての日本企業では、品質向上のための人件費はタダ同然だった。だから今でも、品質を費用対効果の観点から分析できない」

「貴社のソフトウェア開発業務にはマネジメントがありませんね。あなたが今までやってきたのは、主にラインコントロールによる業務改善の繰り返しです」

「中国オフショア子会社は日本の親会社の鏡です。あなたは中国子会社でプロセス改善といいますが、日本で実現できないことを中国に求めても実現されませんよ」

<補足>私を雇ってくれた顧客企業にとって、私はあくまでもヨソ者に過ぎません。だからこそ、私は心を鬼にして、現場の姿をありのままに報告します。現場に足を運ぶと、第三者コンサルタントだからこそ見える風景が無数に転がっています。(実際には、報告相手を選んで、言葉を選んで慎重に話します。私も客商売なのでw)

■ 問いかけ

<問1>あなたの組織には、経験豊富な日本人役職者が信じて疑わない「暗黙の前提条件」を疑問を持ち、心を鬼にして問題点をズバリ指摘する人はいますか?

例:貴社のソフトウェア開発業務にはマネジメントがありませんね。 あなたが今までやってきたのは、主にラインコントロールによる 業務改善の繰り返しですよね?

<問2>あなたの組織の「暗黙の前提条件」を定期的に棚卸して、チーム全体で共有化するためのプロセスを検討しなさい。日本人/男性/正社員/常駐作業/低い人材流動を前提としないプロセス設計を意識すること。(品質/人材育成/開発スタイルに関する暗黙の前提条件など)

<問3>あなたは、オフショア委託先の責任者から次の相談を受けました。
前回プロジェクトは仕様変更が多発したので、次回から欧米流の 反復型開発スタイルを採用したい。いいですか?
あなたは、どう答えますか。一般論ではなく、あなたの組織の「暗黙の前提条件」を十分に考慮した上で、あなたの組織環境に適した答えを検討しなさい。

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«オフショア保守における温度差