オフショア開発の推進派、慎重派、反対派、それぞれの言い分
「オフショア開発への対応は開発部門だけに任せるべき課題ではない」「従来のウォーターフォール型の開発標準を改めて、UMLを採用したスパイラル型開発モデルを検討せよ」
「品質保証が約束されない限り、プロジェクトリーダーとしては中国企業への発注は認められない」
「オフショア開発を特別に恐れることはない。本来の正しいシステム開発を実践すれば相手がどこでもきっと上手くいくはずだ」
あなたの認識は、どれに一番近いでしょうか?
もし、自分と同じ意見があったとしたら、あなたはオフショア開発の関係者として正常な感覚の持ち主です。このブログから様々な価値を得ることでしょう。
一方、どの発言も自分とは少し違うようだと感じた方もご安心ください。
中国オフショア開発の世界では、まだまだ情報が足りません。他人が発した言葉を鵜呑みにしなくても結構です。
実際、これらの発言にはそれぞれ落とし穴があります。
私たちは、日ごろから開発ベンダーの立場として、現場のSE・マネージャーの方々とお会いしています。したがって、みなさんの気持ちや思いは充分に理解しています。
世間の大多数の方々は、オフショア開発への対応は自分たちの死活問題に関わる非常に重要な課題として認識している一方で、実際にはどのように発注すれば良いのか、どの分野から切り出し発注すればよいのかアイデアがないのは現状ではないでしょうか。
これから中国オフショア開発を推し進める関係者は、このように現場が持つ中国アウトソーシングへの不安・不満を正しく理解して、その都度慎重にケアすることがとても大切になってきます。
経済の停滞による厳しい現実に思わず目を背けたくなる社長さん、わがままなユーザーをなだめながらシステム開発の要件をまとめる情報担当者さん、そしてシステム開発の現場でいつも泥沼劇に巻き込まれるSE・PLのあなた、今こそチャンスです。
私たちと一緒に中国オフショア開発の新しいあり方を模索していこうではありませんか!!
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