中国現地法人設立のメリット・デメリット
【質問】
中国で現地法人を設立して自前で開発を行う場合と、パートナー企業に委託する場合の、メリットとデメリットをまとめています。参考になるポイントがあれば、教えてください。
(開発管理部マネージャ Kさん)
【回答】 ★中国法人設立のポイント!
中国法人設立の目的、および今後の展開によって考慮すべき点が変りますが、基本的には次の要点を抑えてください。
×多額の資本金が必要、しかも国外持ち出しは困難
×営業許可証(営業執照)に活動内容が縛られる
×複雑で面倒な人材管理を強いられる
○中国市場への進出の足がかり
○圧倒的な人件費の安さ
もう少し具体的に説明するとこうなります。
・資本金
独資の場合は、資本金100万元必要。
裏ワザはたくさんあるものの、基本的には資本金で中国に出資した資本は、会社を解散するなどの方法以外は国外に持ち出せません。
・営業範囲
設立時にしっかりした営業範囲を決めなければいけません。開発がモジュールだけなのか輸出できるソフトウェアか、などの違いが重要になってきます。
・人材管理
最近では日本籍の常駐者のVISA申請は比較的簡単。
中国市場がターゲットの場合は、優秀な中国人パートナーが必要。
契約があったとしても、結局は社員を拘束することができないので、技術的流出は避けられません。
(情報提供者:上海在住 土下様、Kさま、他数名)
情報を提供していただいた上海在住の農業ビジネス先駆者 土下様、Kさま、他数名の方が、本当にありがとうございます。
The comments to this entry are closed.
Comments