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テストを簡単に済ませたい

■質問
オープン系システム開発では、単体テストと結合テストの区別が難しいので、画面上の動作確認だけでテストを済ませたい。
(中国ベンダ/開発リーダ)

■■回答「品質指標によるバグ管理」■■

●中国ベンダが作成したチェックリストやバグ摘出の実績等は、立上げフェーズで定義した品質指標を満足することを確認する。

この管理法を品質指標によるバグ管理という。
(MBQ:Management by Quality index)

会社やプロジェクトによって、様々な意味で品質指標という言葉が使われる。

広義の意味では、ソフトウェア製造基準と品質基準を示す。ここでは狭義の意味で、ソフトウェア規模に対するチェックリスト、バグ摘出数の数値目標とする。

狭義の品質指標は、テスト工程毎に遵守しなくてはならない。

(例)
 単体テスト CL 100件/Ks BG 6件/Ks
 結合テスト CL 50件/Ks BG 3件/Ks
 総合テスト CL 20件/Ks BG 1件/Ks
 CL:チェックリスト目標値, BG:バグ摘出目標値

●質問の中国ベンダは、単体テストの経験不足を補うために、結合テストを入念に実施したいと申し出ている。作業効率を優先する中国ベンダにありがちな態度だ。

この提案を許諾するか否かは、開発方針やあなたの価値観に照らし合せて判断すればよい。もし、中国ベンダの提案を受け入れるとしても、最終的にはトータルで品質指標を満足するよう対策と計画との差異分析を報告させること。

このレベルまで達すれば、大人の中国オフショア開発の仲間入りである。

■■ この記事の教訓 ■■

中国オフショア開発では、品質保証はお金で買うモノ。

ところが、(日本的なよい意味での)品質意識が組織に根付き、日本の監視がなくとも自律的に機能するまでにはかなり時間がかかる。それでも、長期視点に立って中国ベンダを育成する方策をお奨めする。


→コメント欄にあなたの回答・ご意見をください。

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