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機密情報の扱い

プロジェクト完了後の技術情報の取り扱い

中国オフショア開発が完了したら、現地のプロジェクトチームは直ちに解散すると聞いています。では、プロジェクト完了後に中国ベンダは、どのように日本の技術情報を管理しているのでしょうか?

■技術情報を適切に返却・処分させる

●この手の質問は珍しい。多くの企業は、中国オフショア開発プロジェクト立上げから完了までに神経を使い果たし、保守運用フェーズについては頭がまわらない。

●今日の話題は、法的な輸出手続の観点から考えてみたい。技術情報の管理については、当社セミナーの中でも少しだけ言及するが、あなたの会社としての基本的な対応方針を定めておく必要がある。

●ドキュメント、データ、配布資料、手書きメモ、メール送信履歴、これらは全て、輸出手続の対象となる技術情報である。したがって、あなたには、日本から提供した全ての情報が、中国ベンダで適切に管理されているかどうかを監督する責任がある。

●輸出手続の詳細については、中国オフショア開発実践セミナー(★)の中で触れるので、ここでは質問についてお答えしよう。

プロジェクト完了後に中国ベンダは、どのように日本の技術情報を管理しているのでしょうか?

中国ベンダは、オフショア開発立上げフェーズで合意した内容に基づき、技術情報を管理しているはずである。つまり、契約完了後の技術情報の取り扱いについて検討していなければ、恐らく、あなたの会社の技術情報は、特別に管理されていないだろう。

●法律の解釈に基づいた模範回答としては、中国ベンダとの契約期間が過ぎたら、中国に提供した技術情報を返却または処分してもらうしかない。

●処置のタイミングは、原則として検収完了時である。では、瑕疵担保期間中の技術情報の扱いは、どうすればよいだろう。例えば、技術情報を破棄した途端バグが発生した。でも、中国ベンダの手元には、対応に必要な開発環境がない。

●こんなことを防ぐために、ラボ契約は有効かもしれない。あるいは、中国ベンダとの基本契約の中で、技術情報の取り扱いについて扱ってもよい。海外をやめて、沖縄オフショア開発に移行する手もある。

中国オフショア開発では、開発業務以外でも気を使うことが多い。

中国オフショア開発実践セミナー

■ 成功の勘所 ■

中国ベンダに提供した技術情報の扱いは、特別な理由がない限り、オフショア開発プロジェクトの立上げ計画時の合意事項に従うこと。


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