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人件不足の理由

人件費は安くても、人材はなかなか見つからない理由

「マネジメントのできる人材がいない」。
中国に進出した日系企業で、組織のカギを握る中間層の人材不足が深刻になっている。
日本人幹部の下に有能な人材がいないため何でも日本人が指示するしかなく、ますます人が育たないという悪循環である。各社とも採用や教育に多大な努力を払っているが、中国の人材不足は構造的なものだけに、一朝一夕に解決策は見つかりそうにない。
(日経ビジネス2004/12/21 田中信彦の「上海時報」より)

■そもそも、中国市場に10年選手が少ない

記事によると、近年、日系企業の人材難が叫ばれるようになった背景には主に2つの理由があるという。

・ここ2~3年の日系企業の進出ラッシュ
・日系企業の事業内容の高度化

最初の理由に対しては、新規進出企業は既存企業より人件費予算をかけやすいので、どうしても既存企業から人材が流出しやすいことが予測できる。

2週間前、上海に事務所を構えたばかりの日系企業を訪問した際、ちょうど採用面接の最中であった。現地の責任者曰く「お金さえ準備すれば人はいくらでも集まる。今回は10名面接して1~2名採用したい」。その後どうなっただろうか。気になるところだ。

2番目の理由に対しては、記事ではこう解説する。

従来は比較的単純な組み立て中心の工場としての機能が中心だったが、生産規模の拡大に加え、国内市場開拓に向けたマーケティング活動などが必要になり、本格的なマネジメントができる人材が求められている。

これまで日本企業の間では、「中国人はプログラミングは凄いが、システム設計能力はサッパリ」というのがもっぱらの評判だった。ところが最近では、「中国人はマネジメント能力が足りない」と嘆く声をよく耳にする。

これは、中国IT業界が「進化した」ことを意味する。ここにきて、日本企業が中国オフショア開発によせる期待が一段レベルアップしたという証だ。

あなたの会社において、新人を一から育てて「使える戦力」にするための道のりを思い出してみよう。社内研修、OJT、有志の勉強会、先輩の背中を見て学ぶ・・・、10年選手を育て上げる苦労がいかに大変かは想像に難くない。

最近は、中国のEPR導入やソリューション市場が拡大しつつあるため、日本人顔負けの業務知識を持つ中国人が増えてきた。とはいうものの、「プロジェクトマネジメント」を安心して任せられる中国人は、まだまだ超「売り手」市場であることには変わりない。


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