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慣れが生む事故

言いたいことと、聞きたいことのずれ

「幸地さん、私が聞きたいのは、そういう話ではありません」(先週金曜日、私のセミナーに参加者した中国系男性)

■慣れが生む事故
●ビジネスでは、相手を知らないまま本番のプレゼンテーションを迎えると、とんだ痛い目にあうかもしれない。

私は、このことを先週のセミナー講演で痛いほど学んだ。そして、今週のベトナム視察旅行でも思い知らされた。

まずは、先週の話を振り返ってみる。

●セミナー主催者の日中ビジネスネットワーク様からお声がかかったのが1ヶ月以上前。講演趣旨は明確であったが、セミナー参加者の背景や抱える課題が予想できなかった。

☆参考→ http://www.ai-coach.com/backno/cip0243.html

そこで私は、当たり障りのない無難なテーマを選択した。

「中国オフショア開発の最前線 ~直面する本質的な課題とは」

●セミナー当日(5/20)、参加者名簿を見て、主催の森谷様と二人で驚いてしまった。過去の当団体が主催したセミナーとは異なり、今回の参加者の約8割が中国出身の方で占められていたからだ。

しかも、参加者は講演する私のことをほとんど知らない(涙)。「このセミナーは苦労する」始まる前に直感したが、残念ながら、その予想は見事に的中した。

正直に告白しよう。
私の自己評価は「失敗」だった。敗因はこうだ。

・中国オフショア初心者の日本企業向けに講演する内容をそのまま流用したが、日本に根を下ろして活動する中国人参加者にとっては、当たり前すぎてつまらなかった。

・日本企業相手のセミナーに慣れしてしまった私は、自分でも気づかないうちに、中国出身の方に不快感を与えるような態度や言葉遣いが目立つようになっていた。

 - 中国を一般化しすぎる表現を多様(「中国人は○○○だ」)
 - 日本は指導者、中国は遅れた生徒だと強調し過ぎた
 - マクロ的・戦略的な話をしたが、すぐに役立つノウハウを知り
  たい中国人参加者の要望にはこたえられなかった

■成功の勘所
あなたが日本企業の立場なら、オフショア企業を相手にするプレゼンテーションでは、常に謙虚さを忘れてはいけない。心持ちや態度だけではなく、具体的な言葉遣いにも気を配ろう。

(例)
・「日中」を「中日」と言い換えてみる

・「反日運動」を「抗日運動」と中国で使われる言葉を使ってみる

・「中国人は○○○」と一般化した言い方を避ける

あなたがオフショア受注側の立場なら、日本企業の一方的なやり方が気に障るかもしれないが、感情的に反応せず、大人の対応を心がけたい。


※さらに濃厚な情報へ→ オフショア開発メールマガジン

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