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日本を熟知したブリッジSEの落とし穴

ブリッジSEの適性

日本に住む中国人は10万人を超えるとも言われる。その中には、日本的感覚を熟知するSEも少なからず存在する。ところが、実際にオフショア開発の現場に入ると意外にも苦労することがある。

その理由は何だろうか?

 ・・・答えはこの後すぐ!

■日本を知り尽くした中国人ブリッジSEの落とし穴
●現在でも、多くの中国オフショア開発で活躍するブリッジSE。その名の通り、両国の橋渡し役が期待される大切な人材である。今日は、中国人のブリッジSEに求められる条件を考えよう。

●中国人のブリッジSEに求められる第一の条件は「日本語ができる」こと。

●第二の条件は「両国のビジネス慣習を理解している」こと。日本語がしゃべれることと日本文化を理解していることは、似て非なる能力である。

●日本に住む中国人は10万人を超えるとも言われる。その中には、日本的感覚を熟知するSEも少なからず存在する。ところが、オフショア開発の現場に入ると意外にも苦労することがある。

その理由は何だろう?

正解は「日本国内の中国人ブリッジSEは、意外にも中国事情に疎い」。中国人留学生の友人を持つ方は、少なくとも一回は本人から似たようなセリフを聞いたことがあるだろう。

■成功の勘所
たとえ、日本語が堪能で日本の商慣習に明るい中国人であっても、実際のオフショア開発では苦労する場面が絶えない。優秀だと思っていたブリッジSEが、中国ベンダーと電話で大声で喧嘩する姿を目の当りにすると、周りの日本人はつい動揺してしまう。

 日本人「おいおい、この中国ベンダーやばいよ?」

ところが、中国企業で働いた経験のない中国人ブリッジSEは、最初のうちは中国現地のメンバーとなかなか意思疎通が図れない。(本人は自信満々かもしれないが…)

経験の浅い技術者をブリッジSEとして採用するときには、同じ中国人同士であっても入念に異文化コミュニケーションの基礎を作りたいものだ。

日本の商慣習に明るい中国人ブリッジSEであれば、時間が経つにつれ中国側への影響力も徐々に増してくるはずだ。

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Comments

これはIQより、もっとEQが必要かもしれません。対人力が無ければ、相手が中国人でも、日本人でもうまく対応できません。
日本の職場より、中国の職場関係がもっと複雑ですね。

Posted by: 暖風 | October 09, 2006 at 08:35 PM

暖風さん、こんにちは。「対人力」って、とても重要ですね。オフショア開発ではありませんが、「対人力」について1つ面白い話があります。

1970年代後半のアメリカでは、ベトナム戦争が長期化するなど、外交的に苦しい時期にありました。アメリカ国務省では、毎年ハーバード大学を優秀な成績で卒業した能力の高い白人男性を外交官として採用していましたが満足な結果が得られません。

そこで、国務省は心理学者と共同で、卓越した業績をあげる外交官に共通する活動や思考パターンを綿密に調査したところ、3つの特徴ある特性が見つかりました。

・異文化間における豊かな対人感受性
・他者を信じ、期待する
・政治的なネットワークの理解

心理学(コンピテンシー研究)で有名な「外交官モデル」です。

Posted by: 幸地司 | October 10, 2006 at 09:59 AM

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