BPOの価値と価格
人月単価だけで判断されると困ります
日本で営業活動をしていると、結局「人月単価いくら?」と聞かれて話が頓挫してしまいます。目下、これが最大の関門です。
(中国でBPOを進める企業/営業担当者)
| ■BPOの価値と価格 |
●古くから中国オフショア開発に取り組んできた企業では、システム開発以外の"業務"をアウトソースする動きが高まっている。
一般には、こうした動きを
「業務処理(ビジネスプロセス)の外部委託」
「間接業務の外部委託」
などと呼び、BPO(business process outsourcing)という名称もすっかり定着してきた。
最近では、システム開発を捨てて、完全にBPOに特化するオフショアベンダーも見かけるようになった。
●国内では、沖縄にコールセンターを集積化した成功事例が有名である。中国でも、日本文書のパンチ入力に始まり、コールセンター、画像処理、CAD入力などのBPOが花盛りである。
業界では常識だが、コールセンターは強力な「攻め」の営業機能を有するため、いったん中国に進出したコールセンターを徐々に国内に回帰させる動きも見られる。
コスト削減よりも、経営スピードを優先させた結果だ。とても興味深いトレンドである。
| ■成功の勘所 |
ところで、BPOの値段の根拠はなんだろうか?
1つは、BPOの対象業務を正社員から派遣要員に切り替えたときの差額(人材派遣会社からの調達費用)を考えてみる。
だが、この方法には致命的な欠陥がある。賢明な読者ならピンとくるだろう。ヒントは、かの有名な「パーキンソンの法則」である。
・仕事量と作業員の数との間にはなんの関係もない
・作業員が2倍になると、間接業務は2乗で増える
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Comments
株初心者です。ヒントは、かの有名な「パーキンソンの法則」・・・さっぱりわかりません・・・でもBPOがなんとなくですがわかりました・・・
Posted by: jack | March 25, 2007 01:12 PM