« October 2005 | Main | December 2005 »

日本式でも中国式でもない第3の新しい企業文化

離職のことについては、やはり気になりますよね

離職の理由について、色々挙げられていますが(日本と同じく?)、表向きの退職理由と本音が違うこともあるかなと思っています。退職希望の社員と話したときに、実はあるきっかけがあり、社内で問題を抱えているが、他には話したくない。「もう辞めることは決めた」と言われたことがありました。(中国現地法人の日本人マネージャー)

■日本式でも中国式でもない、第3の新しい企業文化

●先週金曜日に配信した第353号へは、久しぶりにたくさんの反響があった。

> 中国現地法人のマネジメントをしています。当社では昔から中国人
> スタッフの離職率の高さが問題となっています。特に、大事に育て
> た中堅リーダー層が突然辞めてしまうこともあり、頭を悩ませてい
> ます。
>                (中国現地法人の日本人総経理)

参照→ http://www.ai-coach.com/backno/cip0353.html

●一口に中国といっても、北と南、沿岸部と内陸部では大きな差があるのは本誌読者なら誰でも知っていること。別の方からも、興味深いご意見を頂戴した。

-----Original Message-----
Sent: Saturday, November 26, 2005 11:00 AM
Subject: 中国人とのコミュニケーション

> アイコーチ 幸地さま
>
> いつもメルマガを楽しく読ませてもらっています。
>
> 中国人社員の離職の多さが
> 給料や待遇に問題があるからと言って
> おられる人もいますが、
> 私はそれだけではないような気がします。
>
> 先月1ヶ月ほど北京の某大学で中国語の
> 短期研修を行ったときに感じたのですが
>
> 中国人は「縁分yuan fen」をとても重視しています。
> うわべだけの付き合いではなく、
> 面対面で本音で語れる関係が構築できれば
> 利害関係を超えて、行動してくれるのではと思います。
>
> そのためには、やはり日本人でも仕事外で
> 中国語で語り合う機会が必要です。
>
> 下手でも何とか意思を通じさせたいという
> 気持ちが通じれば意外に通じるものです。
> (筆談、マンガ等の活用)
> おかげで大学の先生と仲良くなれました。
>
> 北京のような北方人と上海のような南方人では
> 性格に違いがあるみたいで、
> 南方人のほうがずる賢いところがあると
> 両者も言っていました。
>
> 北京の人は、非常に素朴な人が多かったです。
> 昔の日本人もそうっだったのではとも思うこの頃。
>
> ・・・
           (製造業/日本人)

↑メールありがとうございます。異文化コミュニケーションを深めていくと、中国と日本の差よりもさらに個人差が大きいことが分かってきますね(幸地)

●文化や行動様式の差を生み出すのは個人の「価値観」であると考えられる。これは家庭環境、教育システム、国や地域の文化などに強く影響を受ける。

中国オフショア開発で成功するためには、日本式の押し付けだけでは限界がある。一方、「郷に入れば郷に従え」とばかりに、中国式一辺倒でも上手くいかない。

■成功の勘所

教科書的な答えとなるが、私たちは第3の新しい企業文化を創造していくべきである。

今、現場で悩みを抱えている人にとっては、「机上の空論」だと憤慨するかもしれない。だが、世界的に業績を伸ばす多国籍企業GEやJ&Jに目を向けると、彼らは国や個人の価値観よりも、企業文化・理念を優先させていることが分かる。

そして、"Think globally, Act locally" に徹する。これがグローバルに活躍する企業や個人に共通する成功法則である。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

上海で面談希望者募る

11/28(月)から上海出張です。帰国は12/9(金)。

・読者の会社訪問
・沖縄県上海事務所訪問
・ビジネススクール仲間と飲み会
・上海オフショア開発交流会
・日本からの出張者と現地合流・・・

このようにいくつかアポイントが入っていますが、今のところ 12/5夜は空いています。

本誌発行人と会いたい方は、お気軽にメールください。ビジネス話は歓迎ですが、一方的な売り込みはお断り♪

| | Comments (0) | TrackBack (0)

離職面接

中堅リーダーの離職問題

中国現地法人のマネジメントをしています。当社では昔から中国人スタッフの離職率の高さが問題となっています。特に、大事に育てた中堅リーダー層が突然辞めてしまうこともあり、頭を悩ませています。(中国現地法人の日本人総経理)

■離職面接で会社への不満を探る
私のセミナーには、このような悩みを打ち明けてくれる人が最低1人はいる。相談者に離職率が高い原因を聞いてみると、

 給料
 福利厚生
 職場環境
 仕事の内容
 動機付け

など様々な要因が考えられるという。さらに調査を進めてみると、他にもこんな面白い要因がある。

 食事の質(社員食堂がまずいせいで暴動が起きた工場もある)
 社員旅行の有無、行き先(海南島に行きたいので転職をとどまる)

以前、上海オフショア開発交流会でゲスト講師を務めたコンサルタントの末富氏は、

「順調に成長する中国ベンダーでは、一般社員の離職率は高くても幹部社員の定着率は抜群によい」

と指摘する。会社の成長性も社員の定着率を測る上で見逃せない要因だ。

上海の日系企業に勤める別の友人は、次のように語ってくれた。

「なんだかんだいって、要はお金!
 我が社で社内中堅リーダーともなると、
 自分で仕事を取ってこれる営業力がある。
 自信満々であり、
 仕事のやりがいではとても引き止められない」

↑友よ、これはほとんど愚痴のレベルです。
 ご意見ありがとうございます(幸地)

■成功の勘所
中国人社員の離職に悩む企業では、まず彼らが会社に何を求めているかを正確に把握することからはじめたい。

例えば、離職面接などをしてなぜやめるのかの原因をつかむ、モチベーション調査と称して現職のスタッフから情報を集める仕組みを持とう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

東京オフショア開発忘年会

オフショア開発メルマガ公認の忘年会に参加して、
来年こそはオフショア開発を成功に導こう!

中国企業やオフショア開発の達人も多数参加される予定です。

 日時:2005年12月13日(火) 19:00-21:00
 場所:おおさき季膳房
    ゲートシティ大崎ウエストタワー3F
 予算:男性6,000円 女性5,000円
 予約名:「オフショア開発忘年会 アイコーチ」

 参加者特典
 ・希望者に3分間プレゼンテーションの権利を無料進呈!
 ・当日の余興「オフショア開発クイズ」正解率トップの方に何かプレゼント!

※キャンセル・追加について
・キャンセルは12/9(金)18:00までにご連絡ください
・追加は随時OKです!

忘年会シーズンのため、早めのご連絡をお願いいたします。
ご協力ありがとうございます。

当日、あなたにお会いすることをお待ちしております!!

お申込みはこちらから

| | Comments (0) | TrackBack (0)

オフショア開発推進スタッフ

オフショア開発推進スタッフの存在理由

あなたの会社では、なぜオフショア開発推進スタッフが必要ですか?その理由を思いつくまま挙げなさい。(幸地司/中国オフショア開発実践セミナーにて)

■誰がオフショア開発の暗黙知を体系化するべきか

昨夜配信したプレミアム版オフショア開発メルマガでは、「オフショア開発を始めたばかりのパイロット組織には、必ず4つの障壁が立ちはだかる」という事実を紹介した。その4つの障壁とは以下の通り。

a. 忙しい病が蔓延
b. 会社の○○○が○○ない
c. 中国発注する○○が見出せない
d. 頑張っても○○されない

私が毎月主催する中国オフショア開発実践セミナーでは、オフショア開発推進スタッフの主要な役割とともに、初心者が陥りやすい罠を避ける方法をお伝えしている。

セミナーでは、毎回「なぜオフショア開発推進スタッフは必要か?」と質問している。各社とも思い思いの回答を寄せてくれた。


  • 事業本部によって温度差があるので、本社部門が音頭をとる必要があるから
  • 客観的な視点からアドバイスを与えなくてはいけないから
  • プロジェクト毎に専門家をおく余裕が無いから
  • ドキュメント化して社内啓蒙
  • 中国側との公式窓口
  • 中国に子会社を持っているので、戦略的にオフショアを有効活用するための。中国側の副社長に「若い社員はNG。経験豊富で、ある程度押さえがきく人」を求められた

■成功の勘所

オフショア開発推進スタッフとは、中国ベンダーに漠然とした不安を覚えるる未経験者のために、中国人の考え方、仕事の進め方を分かりやすく伝える裏方のプロフェッショナルである。

一番大事な仕事は、オフショア開発の暗黙知を体系化する事であり、具体的には、標準ガイドラインや文書雛形を提供することで現場に貢献する。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

常識を測る質問力

中国の常識を知りたい

仕事柄、電話等で中国の方とお話をします。違う国なのですから考え方は違うと思います。どの様な考えを持っているのか、常識なのかを知りたいです。(日本人読者)

■質問する力

本誌の読者ならお馴染みだろうが、誰かが「中国の常識」を語る時には、特に注意して聞かなくてはいけない。

本誌で「中国の常識」を話題にする時は、上海・北京・大連のオフショア開発関係者を対象としていることを暗黙の了解としたい。(いつも注意しているつもりだが、念のため)

あなたが、中国オフショア開発を受託する側の常識や考え方を知りたい場合は、どうすればよいだろうか。ヒントは「質問する力」に隠されている。

今年2月、上海で開催したオフショア開発交流会で、現地で働くオフショア開発受託側の担当者にこんな質問を投げかけてみた。

「日本に物事を催促するとき、どんなことに注意しますか?」

■回答

  • (仕様提示を)催促する前に、いいことを伝える「ここまでできました。なので、これをください」

  • 要求をはっきりいう。条件を互いにはっきりさせる

  • 日本は納期優先が多いので、「コスト、納期、品質」のバランスをはっきりさせる。でも、日本はなかなかうまく説明してくれないのでウンザリ。

  • 堂々と催促する。ビジネスは対等な立場だ。もっと強気でいわなきゃいかん。

  • 回答期限を明記する

(番外編)
日本から勝手な言い分ばかりでてきて困る。例えば、インド企業を相手にしたとき、日本人は英語でコミュニケーションした。ところが、中国が相手ならすべて日本語で押し通す。日本企業は、根本的から変えないと進歩しない!(上海通の日本人読者)

■成功の勘所

あなたが、中国オフショア開発を受託する側の常識や考え方を知りたい場合は、どうすればよいだろうか?

答えは単純。身近にいる中国人に聞けばいい。では、聞く相手がいない人はどうすればよいか。

ご安心を!
そんなあなたのために、このメルマガが存在する。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

漠然とした問題

中国企業と仕事をするようになって4年になります

ビジネス感覚の違いなど、意思の疎通に苦労することが多いです。私の担当する業務は開発ではありませんが、プロジェクトを日中共同で進めるという点においてはオフショア開発と共通するところが多く、大変興味深く読んでいます。(BPO分野/日本人)

■漠然と抱えていた問題 → 実は他社も全く同じ状況でした

最近は、純粋なオフショア開発関係者だけではなく、BPOや中国貿易に携わる読者が増えてきた。

本誌を創刊した頃は、オフショア開発のテクニック的な話題を中心にお届けしたものだ。今では私自身の成長に伴い、記事の内容も随分と変わってきたと感じる。

> 「中国ビジネス入門」は今まで漠然と抱えていた
> モヤモヤとした問題点を明確にし、
> 解決に導く為のヒントに
> なってくれるのではないかと感じています。
>
> 今後も配信を楽しみにしております。

↑ありがとうございます(幸地)

■成功の勘所

先日のセミナー受講者が面白いコメントを残してくれた。

幸地先生のセミナーに出席したおかげで、中国オフショア開発の最前線のイメージがつかめました。我が社だけが特別じゃないんだ、と妙に安心しました。

初めてのオフショア開発では、それなりに痛い経験が伴うものだ。現在、あなたが何らかのトラブルを抱えているとすれば、それは、貴社固有の問題ではない。

例えば、日本と中国では「技術」に対する考え方がまるっきり異なる。

[日本] 長年の技術蓄積、自前主義、プロセス重視、職人気質
[中国] 外資導入、合弁、短期主義、結果主義、管理職偏重

これらを意識しておくだけでも、中国企業のビジネス感覚の理解がかなり深まる。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

来年の上海オフィス

今の上海オフィス(兼住居)の契約が12月末までなんです。特に不満はありませんが、1人っきりだと寂しいので、条件のよい共同のオフィススペースなどがあると嬉しいのですが。。。

沖縄県上海事務所などに打診するつもり。

条件のよいオフィスが見つかったら、今のマンションを引き払ってホテル暮らしに戻るのもありかとも思っています。

そうすれば上海に限らず、北京・大連と幅広く活動できそう。
アイコーチの中国拠点探しにご協力を!(上海、北京、大連)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

ブリッジSEと呼ばない

ブリッジSEの条件:マネジメント能力を最重視

将来は分からないですが、現段階のブリッジSEは、やはりプロジェクトマネージャーの能力は一番だと思っています。(中国人マネージャー)

■ブリッジSEと呼ばない方がいいかもしれない

「中国人同士なら言葉が通じるはずなので、何か問題が起こったら、現地スタッフに聞けばすぐに解決するだろう」

文章にすると、実に馬鹿げた主張だと感じるかもしれない。

だが、断言する。あなたの周りの半数以上の者は、中国人だから円滑にコミュニケーション出来ると勘違いしている。自分の胸に手を当てて、よく自問して欲しい。

日本側(発注者)に属する中国人SEは、下手に「ブリッジSE」と名乗らない方が良いかもしれない。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

中国人技術者のイメージ

よく常識って言葉で悩みます。常識ってなんなんでしょう?

場面によって有利な解釈を勝手に言っているじゃないかと思っています。今までも日本の常識って理解できないところが沢山あります。しかも、それが常識だということすら分からない場合もあります。

■日本の常識は「いいわけ」に過ぎない

●沖縄出張中は、オフショア開発ブログの更新をサボっていた。基本的にはメルマガと同じ内容をアップしているが、たまに読者から貴重なコメントをいただくことがある。

●オフショア開発では、「日本の常識」や「ブリッジの条件」に関する議論が尽きない。ブログ上の議論を活性化させるために、いくつか読者のご意見を紹介する。


 (日本側が「常識」という時には、)言い訳を探しているとしか
 思えません。日本と中国のコミュニケーションでは、
 分かりやすい文言を使って、物事を正確に表現するべきです。

 結局、問題を起こしたりしたら、書類を元に原因を探し、
 解決策を求めます。常識だから書かないと言う様なことは、
 相手の認識もそうであるかを確認してからの結果になるべきです。

 オフショアであるからこそ、
 相手に理解できるように行動するのが、
 仕事をスムーズに進めるポイントです。


↑コメントありがとうございます(幸地)

●私のセミナーでは、毎回参加者にお願いして「日本の常識」についてアンケートを採っている。

先日も「あなたにとって、中国人技術者のイメージは?」と質問したところ、様々なご意見が寄せられた。

 若い人が多い、業務に興味がない、自信家、まとまらない、
 自己主張が強い、与えられた仕事しかしない、
 「大丈夫です」が信用できない、ギャップがある、
 個々は勤勉だが協調性がない、勤勉だがマイペース、
 スキルがあるが保守性が弱い、新しい技術に強い、
 しっかりしている・ちゃっかりしている、
 営業なのに気配りがない、能力主義、個人主義、敬語は使わない、
 できるだけ短文で伝えないと意味が通じない、様々な人がいる、
 意味不明なことをやっていることも、横のつながりがない、
 自己中心的、優秀そう・正直そうではない、
 人に教えない・自分で抱え込む、
 優秀だがセキュリティー意識が弱い、
 非常に勤勉、競争環境が厳しい

●これからも、様々な角度からオフショア開発の「常識」探っていきたい。

■成功の勘所

メルマガは、発行人からの一方的な情報伝達になりがちである。情報収集には適したツールだが、あなたの知りたいことが、そこにあるとは限らない。

それに比べて、ブログは双方向の交流が得意である。日ごろから、オフショア開発で気になることがあれば気軽にコメントを書こう。

お題その1「あなたにとって、中国人技術者のイメージは?」

| | Comments (0) | TrackBack (0)

大連で働きたい人集まれ!

   ~中国大連国際人材合同会社説明会 in 東京・大阪~

中国のソフト開発会社が求める高級技術人材及び管理人材の獲得を支援するため、大連IT人材国際募集会が11月19日(東京)、11月20日(大阪)で開催されます。

今回の人材募集会には、国際大手会社と中国有名会社20社が参加し、外資会社管理職、技術職、SEなど300以上の職位で人材を募集します。

当日は中国での就職に関する相談も出来ます。中国で就職をしたい方や日本で中国向け業務に従事したい方にとって絶対いいチャンスであり、ぜひご来場下さい。

詳細は http://www.pla.co.jp/it/dalian よりご確認ください。

(ここまで、知人から依頼された案内文)

↑サイトは素人っぽいですが、イベント内容は本格派です。今回の募集要項&告知ホームページのほとんどは、中国人による制作。いわなきゃ、気づかなかったでしょ?

応募メールには「オフショア開発メルマガで知った」と一言添えてください。広告効果測定にご協力を!(幸地)

| | Comments (0) | TrackBack (0)

沖縄を踏み台に中国へ

中国人技術者を日本に招へいしたが、当初は戦力外でした

中国人から十数名の若手技術者を日本に受け入れています。来日したころは、日本語もままならず、期待したほど技術レベルも高くないため、OJTではとても苦労しました。
(日本企業/中国人OJT担当者)

■中国を見据えて、今は沖縄オフショア開発

●中国から新人プログラマーを日本に招へいして、仕事をしながら言葉や技術を磨いてもらう。ブリッジSEとしての実力が身についたら、中国に戻ってバリバリ活躍してもらう。

こんなことを目論む企業が増えている。

特に目新しい考え方ではないが、長期的な視点から着実に成果を出す方法として期待が高まっている。

●先週末から私は沖縄に滞在しているが、こちらでも中国と同様な動きが起きている。ただし、沖縄と中国では、派遣される人材の質が異なるようだ。

[中国]
 20代前半の新人プログラマー(実務経歴3年未満、未経験者含む)
 「鉄は熱いうちに打て」

[沖縄]
 30代の中堅リーダー(即戦力のプロマネ候補生として選抜)
 「将来の沖縄ソフト業界を背負って立つ」

●ところが現実には、下記のような風景がよくみられる。

会社としては「中国活用」が最重命題だが、現場で権限を持つプロマネが中国発注に首を縦に振らない。

そこで、「とりあえず沖縄で練習して将来の中国に備える」と考える会社が現れてきた。

■成功の勘所

国内オフショアの欠点は開発要員の絶対数が少ないこと。中国では20~30名のプログラマーなら数日で簡単に調達できる。

一方、オフショア開発の初心者にとっては、海の向こうの中国人が「何を考えているのか」全くつかみどころがない。

先日、私のセミナーを受講したある方は、

 日本人同士なら「ああいえば」「こういう」という判断ができるが、相手が中国人だと「ここまでは言っても大丈夫」という安心感がない。

と不安を隠し切れなかった。

3年後の収穫(黒字化、人材育成、規模確保)を待てない企業は、中国をあきらめて沖縄を選択する道がある。最初に沖縄オフショアで弾みをつけて、次は中国に挑戦する道筋があってもいいだろう。

関係者として、沖縄が中国の踏み台として使われるのは忍びないが、企業戦略の一環としては「可能性大いにあり」ではなかろうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« October 2005 | Main | December 2005 »