オフショア開発推進スタッフ
オフショア開発推進スタッフの存在理由
あなたの会社では、なぜオフショア開発推進スタッフが必要ですか?その理由を思いつくまま挙げなさい。(幸地司/中国オフショア開発実践セミナーにて)
■誰がオフショア開発の暗黙知を体系化するべきか |
昨夜配信したプレミアム版オフショア開発メルマガでは、「オフショア開発を始めたばかりのパイロット組織には、必ず4つの障壁が立ちはだかる」という事実を紹介した。その4つの障壁とは以下の通り。
a. 忙しい病が蔓延
b. 会社の○○○が○○ない
c. 中国発注する○○が見出せない
d. 頑張っても○○されない
私が毎月主催する中国オフショア開発実践セミナーでは、オフショア開発推進スタッフの主要な役割とともに、初心者が陥りやすい罠を避ける方法をお伝えしている。
セミナーでは、毎回「なぜオフショア開発推進スタッフは必要か?」と質問している。各社とも思い思いの回答を寄せてくれた。
- 事業本部によって温度差があるので、本社部門が音頭をとる必要があるから
- 客観的な視点からアドバイスを与えなくてはいけないから
- プロジェクト毎に専門家をおく余裕が無いから
- ドキュメント化して社内啓蒙
- 中国側との公式窓口
- 中国に子会社を持っているので、戦略的にオフショアを有効活用するための。中国側の副社長に「若い社員はNG。経験豊富で、ある程度押さえがきく人」を求められた
■成功の勘所 |
オフショア開発推進スタッフとは、中国ベンダーに漠然とした不安を覚えるる未経験者のために、中国人の考え方、仕事の進め方を分かりやすく伝える裏方のプロフェッショナルである。
一番大事な仕事は、オフショア開発の暗黙知を体系化する事であり、具体的には、標準ガイドラインや文書雛形を提供することで現場に貢献する。
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