フィードバック
| ■フィードバックの大原則 |
●日中間で相互のフィードバックを「橋渡し」するブリッジSEは、本当にたいへんな仕事だと思う。
フィードバックとは、バグや品質問題への指摘、連絡事項の受領確認、指示の確認、仕様変更の確認や反論など、多岐にわたるコミュニケーションである。
●良好な人間関係を保つために、フィードバックを与える際は、「I(私)メッセージ」を使うとよいとされる。「私は」で始まる文章を用いて相手にフィードバックを伝えるテクニックだ。
×「この部分は、以前説明した仕様と違います。バグです」
◎「(私は)この部分は以前説明した仕様と違うような気がします。
念のため、もう一度仕様書を確認して連絡をください」
●中国オフショア開発では、「言った、言わない」のトラブルが絶えることはない。(日本でも同様だが、中国ではもっとスゴイ)
なので、一方的に相手の非を指摘するよりも、上記のようなコミュニケーションのテクニックを用いてやわらかく伝える方が効果的な場面も少なくない。(と思う)
●ただし、相手によっては、直接的な表現を好むこともあるので、状況に応じてうまく使い分けるべきだろう。(と私は考える)一般に、日本人は間接的な表現を好むとされる。
↑(と思う)や(と私は考える)と書くと主張が弱まりますね。
本誌でも「I(私)メッセージ」を意図的に使い分けています。
| ■成功の勘所 |
フィードバックする際は、「その場で」「スペシフィックに」が大原則である。中国オフショア開発では、次のような問題点によく出くわす。
[日本側]
・忘れたころに「そういえばあの件は・・」とフィードバックする
×「その場で」の原則に反する
◎成果物はすぐに確認すること
◎中国からの質問や要望に対しては、期日を決めて確実に返信すること
[中国側]
・日本語能力が不足しているため、会話全体があやふや
×「スペシフィックに」の原則に反する
◎1つ文章で1つのことだけ伝えること
◎数字や定量指標を用いて会話すること








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