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上海オフショア開発交流会報告

上海オフショアベンダーの実態と直面する問題

単発プロジェクトの場合、日本の発注者に負担がかかり、オフショア開発そのものが敬遠されてしまう。

一方、大規模案件を請けるだけの体力が上海にはない。中国で即戦力となるSEを一時的に大量に獲得することは難しく、高級人材に依存すると、今度は業務拡大が難しい。
(上海オフショア開発交流会 ゲスト講師 山中氏)

■上海オフショア開発交流会の報告

●昨夜は上海で今年最後のオフショア開発交流会(サロン)が開催された。突然の大寒波にも関わらず、いつもにもまして部屋一杯に人が集まるほどの盛況ぶり。

BPOへの関心の高さをうかがえた。


●BPO案件であっても、やはりオフショア開発と同様にブリッジSE相当の高級人材は必要である。

ところが、山中氏によると、日本との窓口役に優秀な日本語人材が1人いれば、残りの作業者は日本語を全く理解していなくても作業可能であるという。

理想的には、末端の作業者だって日本語を理解できた方が効率的である。ところが、実務経験の長い山中氏はこう断言する。

「日本語検定3級程度の人材に最終成果物の品質チェックは無理!」
「どうせ無理なら最初からあきらめて日本側でチェックすればいい」

●講演後の2次会でも話題になったが、やはり日本語検定3級レベルだと、漢字の読み方が分からないらしい。

例えば、HTMLコーディングの作業で「力(ちから)」という文字を入力する場面を想定する。日本語能力の低い担当者は、ローマ字入力ができないため、手書き入力に頼らざるを得ない。

すると、誤って「カ(カタカナのか)」や「刀(かたな)」と入力してしまう恐れがあるのだ。

中国人が作った日本語のポスターやパンフレット・名刺をじっくり見ると、こうした間違いのオンパレードである。

「カ」「ヵ」「力」「刀」←全部違う文字です
「-」「ー」「一」「-」 ←全部違う文字です


■成功の勘所

上海の既存のオフショアベンダーの多くは中小規模である。規模拡大を望めないなら、別の突破口を見出さなくてはいけない。そこで講演者の会社が目に付けたのがBPOである。

既存のオフショアベンダーがBPOも並行してを手がけることにより、業務の幅が広がり、人材獲得&育成の面でも著しい相乗効果が生まれると期待が持てる。

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