地方のオフショア営業、大苦戦
| 東京本社から遠く離れた地方支社より |
今年度、支社のある○○でもオフショア受注を目指して営業しているのですが、既存顧客以外は成果のない現状です。 (独立系システム開発会社の地方支社/営業担当者)
●私が定期開催する自慢の中国オフショア開発実践セミナー、最近では首都圏以外から参加者が急増している。
大阪・名古屋はいうに及ばず、私の記憶にあるだけでも新潟、長野、静岡、岐阜、京都、神戸、四国、岡山、広島、福岡、沖縄と、全国から高い関心が寄せられている。受講後アンケートの声も上々だ。
●私は沖縄のアドバイザーを務めていることもあり、地方における情報通信関連産業の状況にはとても興味がある。
最近、東京に本社があるシステム開発会社の地方拠点に勤務する読者から、中国オフショアを前提とした営業活動が思ったほど伸びていないという情報をいただいた。
| ■成功の勘所 |
東京と比べて人件費の安い地方では、オフショア開発によるコスト削減の魅力は薄い。かといって、海外オフショアを無視した経営が成り立つほど今後の状況は甘くない。
これまで、東京との分散開発で実績を残してきた地方ベンダーなら、中国企業との連携もさほど難しくはないだろう。これからの地方ベンダーの課題は、親会社や大手企業に頼らない営業力の確保である。
9月15日(金)、わが第二の故郷福岡で久しぶりにオフショア開発セナーを開催する。オフショア開発を「ビジネス」として考えたときの課題と対策について考えてみたい。
The comments to this entry are closed.








Comments