中国企業の対日進出、中堅ソフトウエア会社が目立つ
| 中国企業「日本市場」に照準 ジェトロ支援で進出計31社に |
中国のソフト開発会社は、日本へ直接進出することで、新規顧客の開発につなげたり、エンジニアの養成や、中国で開発したソフトを価格競争力を武器に日本に売り込んでいる。(フジサンケイ ビジネスアイ 2006/10/26)
●日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、日本市場をめざす中国企業がじわりと増えているという。
業種別では中堅ソフトウエア会社が目立つのが特徴だ。・・・
ソフト開発大手では浪潮世科信息技術(山東省済南市)が日本法人を設立。5月には清華大学(北京市)のベンチャー企業、清華同方が、「日本清華同方ソフトウェア」(神奈川県)を設立するなど相次いでいる。中国政府は「走出去」と呼ばれる企業の海外進出を支援している。
従来はレノボ(聯想集団)による米IBMのパソコン部門買収や石油会社の海外資源権益の獲得にみられるように大企業が中心だったが、これが中堅企業にも広がってきた。(フジサンケイ ビジネスアイ 2006/10/26)
●先日の沖縄出張では、県内のソフト関係者に向けて、首都圏におけるオフショア開発の最新情報をレポートした。そこで、沖縄県がオフショアサービス提供者として成功するために何が必要か問われたので、私は次のように即答した。
「○○と□□□□□□に重点を置いた長期的な人材育成」
●人材育成は正論だが、かなり時間を要する。財政基盤が弱い地方ベンダーには負担が大き過ぎる。
| ■成功の勘所 |
中国やインド・ベトナムを人件費が安い下請け先だと思っていたら、国内の中小ベンダーの未来は暗い。いまや、日本を抜いて外貨準備高が世界一となった中国から、逆に投資を受けることを本気で考えるべきだろう。
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