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短納期の仕事では詳細仕様の理解は到底無理

中国人は技術偏重
中国人開発者は自分が詳細設計とコーディングの仕事だけできればいいと思いがちです。技術的なことだけ興味があるが、顧客業務の理解が大切だとは思わない。 (中国人読者)

小規模・短納期のオフショア開発は難しい。あるプロジェクトでは、プロジェクト終盤になっても詳細設計が決まらない。そのため、単体テストで本来やるべき試験の半分も実施できていなかった。

当初から、オフショア側の担当者も「危ない」という認識を持っていたが、発注側にせかされるまま、なんとか形を整えて納品した。その結果、客先での結合テストで不具合が続出した。発注者は、オフショアベンダーへの怒りを隠さない。詳細設計の遅れは認めるが、オフショア側に「危ない」という自覚があるのなら、納品後も何らかのフォローがあってしかるべきだと。

■成功の勘所

あなたのプロジェクトでは、オフショア側は「作る人」、日本側は「チェックする人」という暗黙の役割分担ができていないだろうか。短納期の仕事ではよくある話だ。原因をきちんと解明して、有効な再発防止策を立てよう。「以後、レビューを強化します!」と反省しただけでは、同じ失敗を繰り返すだけだ。

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Comments

中国人が技術偏重であるのでは無く、分担範囲が違うだけだと思います。実装をしない私としては業務ロジックを理解する必要があります。実装チームとしては実装で業務ロジックより仕様書通りの実装可能性を予測し、実装するまでです。各メンバーが自分に任された任務をやり遂げればそれで結構だと思っておりますので。不具合とかは仕様書のミスかそれとも実装のバグかによって責めるべき相手が変わると思います。いつも最後に実装したオフショアベンダが悪いと認識されたりするのが悔しいです。
暗黙はよくないです。できるだけ責任範囲を明確にし、書類にして証拠を残すべきだと思われますし、私からもそう実践しております。
「詳細設計の遅れは認めるが、オフショア側に「危ない」という自覚があるのなら、納品後も何らかのフォローがあってしかるべきだと」は正直、単なる発注側の言い訳で屁理屈だと思われます。結局、自分の無能をオフショアベンダーをしかることによって隠そうとするぐらいでしょう。詳細設計が遅れているならその分実装も遅れるし、あせって作成したものがそんなにうまく行くわけがないことは自覚しないと発注側の頭がどうかしてると思います。中国人である私からはこうしか理解できませんが、日本国内発注ではどうなるのでしょうか?
まあ、思うのとは別に、行動としては危ないと思ったらすぐに発注側に報告して対策を採っていただくまでは必要でしょう。発注側が反応なしならオフショアベンダーとしても無理やりフォローを志願したりするまでは無いと思います。
熱くなっているまま書き込んでしまって申し訳ございません。

Posted by: 朴 勇進 | November 27, 2006 at 11:09 PM

朴勇進さん、いつもコメントありがとうございます。

いろいろな要因が複雑に絡み合って泥沼化したオフショア開発プロジェクトですが、きちんと分析して整理すると失敗原因は意外に単純なところに行き着くような気がします。

朴さんのお怒りはごもっとも。一般に、失敗原因の半分以上は発注側にありますから、一方的に発注側の言い分を聞き入れる必要はありませんね。プロジェクト終了後にちゃんと評価をしないと、最後はいつも中国が悪者になってしまいます。(普段から、責任分担では苦労されているのですね。お察し申し上げます)

> 日本国内発注ではどうなるのでしょうか?

これまで日本国内では「お客様は神様」という発想が主流でした。今も、そして近い将来も変わらないと思っています。(ここでは、あえて善悪の評価はしません)。

ところで、実装チームの役割は「仕様通りに実装すること」でしょうか。それとも「ITを使う顧客のビジネス目的を達成すること」でしょうか。理想論では後者。現実は圧倒的に前者。(ここでも、あえて善悪の評価はしません)。あなたはどちら派ですか?

*実装チーム = オフショア開発ベンダー (←あってますか?)

Posted by: 幸地 司 | November 28, 2006 at 12:07 AM

ご返答ありがとうございます。
実装チーム = オフショア開発ベンダー (←あってますか?)
★その通りです。何時も実装とはユースケースをアプリケーションに移す作業だと意識していましたので。もしかして実装とは違う意味でも理解されるのでしょうか?今後からも気を付けます。
+++++++++++
実装チームの役割は「仕様通りに実装すること」でしょうか。それとも「ITを使う顧客のビジネス目的を達成すること」でしょうか。理想論では後者。現実は圧倒的に前者。
★原則として前者です。
プロジェクトを無事に進める為には仕様通りに実装して上げないとオフショア自体が崩れるでしょうから、まずは仕様書に従います。仕様書に従う前提で、顧客のビジネス目的が推測できたと判断されたら発注側に提案します。もちろん、実装でも詳細設計まで提供していただくと、実装でベンダーからもっと良い提案を出すことも可能でしょう。そのときも発注側に承認していただきます。オフショアベンダーの立場ですので、いきなり提案して発注側に嫌がれないようにいろいろ気を配ります。結局、自分の利益を最大化するのが前提ですので、現実では状況によって変わります。「ITを使う顧客のビジネス目的を達成すること」という名の元に自分の利益を甘く守るのが最終的な目的だと思います。
「自分の利益だけ守りたい」派ですね。アハハ

Posted by: park | November 28, 2006 at 12:26 PM

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