« 鍋2~3人分 | Main | こざと偏に[挟]のつくり部分 »

仕様書に「常識」は書かれない

だから仕様書は分かり難い
日本のSEが常識と思うことがあんまり詳しく書きません。でも、それが、ときどき中国の開発者にとって常識ではありません。

(中国人読者)

ある時は「常識」が我々を助け、ある時は「常識」が仕事の邪魔をする。例えば、歴史研究では「過去の常識」が研究者を悩ませる。実は、第一級の史料には、当時の常識があまり記載されていないため、現代の研究者ですら認識を誤ることがあるらしい。実際、私も自分で常識と思うことは、本誌で詳しく書いていない。つまり、無意識のうちに常識の部分を軽く扱ってしまうのだ。日本人SEにとって常識だけど、外国人IT技術者にとって常識でないことには、例えばどんなものがあるだろうか。


「常識」の例ですが、一番代表的なのが、「氏名」と思います。日本の女性が結婚後、自分の姓を夫の姓に従うのが、常識と思われますが、中国の開発者にとって、「常識」ではありません。姓を変えるのが、ありえないことだと思っているからです。

(中国人読者)

↑目からウロコが落ちました。ということは、中国では、氏名が
 変わることは絶対にありえないという前提で、氏名データが
 画面上で書き換え不能になることがあるのでしょうか。
 氏名データ修正するには、DBを直接書き換えないといけない?(幸地)


■成功の勘所

オフショア開発の仕様を説明する際、初めてのメンバーに対しては、いきなり仕様書を開く前に、対象となる業務や環境の背景についてたっぷり時間を割いてレクチャーしよう。余裕を持ったスケジュールが望ましい。

|

« 鍋2~3人分 | Main | こざと偏に[挟]のつくり部分 »

Comments

絶対は無いので、「氏名データ修正するには、DBを直接書き換えないといけない?」までは行かないと思います。入力ミスが一つの原因になりますし、子供の姓はお父さんの姓に従うので、意外な状況でお母さんが再婚したりしたら変わるでしょう。開発者の言い訳にしか見えません。

Posted by: Park yongjin | November 29, 2006 06:29 PM

あの読者はもう言ったでしょう、「常識」の例ですが、これは本当の業務システムに関係ないじゃないか、「言い訳」まで言うと、ひどすぎでしょう。中国は法律的に両親のどちらの姓にも従えるんだよ。自分が成人になったら、自由に個人の名前を変えられる、これも中国人の常識ですよ、だから、業務システムには「氏名データが
 画面上で書き換え不能になることがあるのでしょうか」ということが、絶対にないじゃないか?

Posted by: gikeihi | December 01, 2006 12:09 AM

①中国人読者はただ常識として言い出したつもりで開発で直接運用されるとは思っていなかったかもね。これを幸地様がシステム運用にも影響ありかと理解し、私はシステム運用でこんな話になったら言い訳だと言ったのです。別に中国人読者が悪いとは思っていません。中国人読者を傷つけてしまったら謝ります。
②中国人読者の内容をこう理解した方が正しいだろうと思います。「結婚したら姓を変えるのが常識ではない。」
業務システムで結婚イベントが発生したら結婚した女性の姓をすぐ夫の姓に変更する処理を行うバッチ或いは画面処理が必要で日本では常識だと想定しましょう。だったら中国側の常識を超えることになるので、明記しないと必ず実装しません。

ところで、読者の文言からは姓が変更されないと書いていましたが、幸地様は氏名だと理解したのですね。姓だと書いたのに氏名だと理解されたのはもしかして常識の差別でしょうか?違うとは思っていますけどね。アハハ

Posted by: Park yongjin | December 01, 2006 10:00 AM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 仕様書に「常識」は書かれない:

« 鍋2~3人分 | Main | こざと偏に[挟]のつくり部分 »