多国籍チームのチーム形成
日本vs中国よりも、日本、中国、インドの混在チームが優れる |
社内に中国人と日本人しかいない会社と、3つ以上の国籍が混在する会社を比べたとき、後者の方が活発で効率的な議論を生み出しやすい。いったいなぜ?(今週のオフショア開発クイズ/2006年7月出題)
今日は、オフショア開発の成功に欠かせないチーム形成について考えてみたい。
まず、日本人だけで構成されるチームと多国籍チームの違いは何か。欧米では、このテーマをダイバーシティ(多様性)といい、多国籍企業や大学等で盛んに研究されている。他にも、ブリッジSEや開発コーディネータの地位と権限について。これは、プロジェクトのガバナンス(統治)に関する重要な質問である。
発注者から提示された仕様書がまるでダメでも、チーム形成に成功すれば、オフショア開発の成功率はグンと高まる。逆に、チーム形成に失敗すれば、基準やプロセスによる体系的な管理手法は全く意味をなさない。
■成功の勘所 |
社内に中国人と日本人しかいない場合、
中国人 vs 日本人
という対立構図ができやすい。一方、3カ国以上の出身者からなる組織では、複雑すぎて国籍や異文化による対立構造が目立たないという利点がある。
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