自然災害は国内もオフショアも関係ない
| 大雪で一時オフショア開発にも影響でました |
大連は大雪で生産拠点の窓が割れたり、停電したり、通信中断したりするケースが少なくない。おっしゃったとおり、オフショアへの影響がみられます。(大連より)
大連から大雪の状況を撮影した写真が届いたので、さっそくブログに掲載した。
今のところ、特に大きな被害報告を受けていない。ほっと一安心。今回、複数の読者から「自然災害は国内もオフショアも関係なく発生するよ」との指摘を受けた。「だから、どうした?」と思ったが、もしかしたらアンケート文言が誤解を与えていたかもしれない。
: 【読者アンケート】
: 大連・瀋陽、その他すべてのオフショア関係者への質問。
: 大雪など自然災害で業務が滞ってしまうリスクへの対策は?
昨日のアンケートは、主に発注側の日本企業に投げかけた問いかけである。オフショア企業側のリスク管理を問うものではない。(クリック数も少なかったので、もしや?と思いました)
| ■成功の勘所 |
私は沖縄出身なので、台風・水不足・ハブ被害への意識は高いが、業務上のリスクとして認識することはほとんどなかった。ITでは、目に見えない資産(intangible assets)を扱っているので、自然災害への関心が低くなりがちである。
私が推奨するオフショア開発ガイドラインでは、「オフショア発注地域で発生しうる自然災害のリスクを考慮せよ」と書けばよい。
(簡潔なほどいいから)
だが、実際のプロジェクト計画では、個別の事情を考慮した具体的なリスク・マネジメント項目を洗い出す必要がある。例えば、大連には、濃霧による視界不良で航空機が離着陸できない固有のリスクがある。タイではクーデター(人災)が発生したし、ベトナムでは鳥
インフルエンザの再発が認められる。
こうしたリスク・マネジメントは、個々のプロジェクトに丸投げせず、オフショアPMOが全面的に支援すべきだろう。
※
☆大連・瀋陽、その他すべてのオフショア関係者への質問。大雪な
ど自然災害で業務が滞ってしまうリスクへの対策は?
★この問いは、主に発注側の日本企業に投げかけています。★
◆事前のリスク・マネジメント計画で検討済み
◆特に準備はしていないが特に問題なし
◆その都度、場当たり的に対応します
◆その他
締切:2007年03月13日23時00分
協力:クリックアンケート
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