深センの課題「理工系有名大学がない」というが
こんにちは、オフショア開発メルマガ発行人
幸地司(こうち・つかさ)です。
今週は深セン出張で仕入れたネタを毎日1つずつ紹介します。
深セン軟件園管理中心によると、深センには国内外から数多くのIT企業が進出しており、特に組み込み系・通信系技術では高い技術力を有しているという。そうはいうものの、歴史の浅い深センには理工学に秀でた有名大学はない。(有名大学の分校があるかもしれないが)中国では大学がIT人材を輩出する。しかも、情報系学部出身者がソフトウエア技術者として活躍する可能性は極めて小さい。
企業は優秀な大卒IT人材を求めて大学周辺に大挙して押し寄せ、その結果ソフトウエア産業が集積する。これが、中国IT産業が発展する典型的なパターンである。
ということで、先週の深セン・ソフトウエアパーク訪問前は、深センではIT技術者の絶対数が不足しているに違いない、との先入観を持っていた。ところが、意外な切り口からその先入観が否定された。
■成功の勘所 |
中国では歴史のある有名大学の周辺にソフト企業が集積する傾向が強いため、深センではIT人材の安定供給が不安視される。事実、深センで活躍するソフトウエア技術者の多くは外部から転入してきた者である。
深セン・IT人材の安定供給の秘訣とは?
・・・次回に続く
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