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オフショア要員の1/4は3年以上の日本経験者で

理想は全てのオフショア要員が日本での仕事経験を持つこと
オフショア部隊は、日本で3年以上の開発経験(或いはそれに相当するスキル)を持つメンバーで構成されるべき。理想は全員が日本での仕事経験を持つことですが、それが不可能な場合は、比率1/4以上に保つ必要があります。

(オフショア大學より)

中国開発で優れた実績を誇るある読者は、オフショア拠点の主力部隊には、日本で3年以上の開発経験が求められると主張する。100名のオフショア部隊を維持しようと思ったら、25名は日本で3年以上の開発経験を持つメンバーで構成されなくてはいけない。

オフショア大學の掲示板より。

・どこのオフショアベンダーでも簡単にできる数字ではないと考えます。大体1:9~10位が妥当で現実的との意識でいました。

・確かに日本経験者が多ければ多いほど、異文化理解や仕事の進め方の面でのすれ違いは少なくなるような気がします。オフショア側の日本経験者について書かれていますが、日本側にはオフショア側での開発経験等は問われないのでしょうか?


■成功の勘所

オフショア拠点の技術者の1/4は、3年以上の日本経験が必要だというご意見。私の感覚だと、今の中国では極めて困難な基準だと思うのだが、あなたのご意見はいかに?

ご意見はこちらまで → mailmag@ai-coach.com

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夏本番のオキナワ

前回、日本列島を襲った台風4号は、沖縄県宜野湾市の実家にも甚大な被害をもたらしました。

庭のパパイヤの木が倒れただけではなく、何と屋敷の入り口に建てられた日本風の立派な門が強風で吹き飛ばされていました。すぐ脇にある松の木は無事だったのに、いったいどういうことかしら。

今回の沖縄出張の目的は、琉球大学で担当する授業のカリキュラム編成会議に出席することです。そして、両親と選挙ネタで盛り上がるのも、大事な目的の一つ。

東京に向かう・東京に戻るという意味の上京/帰京は、すぐに漢字変換されますが、沖縄で好んで使われる来沖/帰沖は一発で漢字変換されません。

琉球大学から「次回、幸地先生が帰沖されるのはいつですか?」と聞かれましたが、私にとっては「来沖&帰京」かな。

今日はカラッと晴れた真夏の沖縄でひたすらデスクワークです。
レポートの締め切りに追われています。

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状況を尋ねたらテストケース一覧だけが送られた

たったそれだけ?
開発がUTフェーズに入り、オフショア側にUTの実施方法と成果物サンプルを要求したところ、いきなりテストケース一覧だけが送られてきました。

(オフショア大學より)

●オフショア開発勉強会に毎回のように出席する勉強熱心な読者から聞いた、オフショア開発の体験談より。


「開発がUTフェーズに入り、オフショア側にUTの実施方法と成果物サンプルを要求したところ、いきなりテストケース一覧だけが送られてきました。」

・テストケースを洗い出す基準やテスト観点が不明瞭

・網羅性を保証する術がない

・毎回のように、もぐら叩きが繰り返される
「納品→バグ摘出→中国へバグレポート提出→バグ修正→確認」

・日本側プロマネの危機意識は薄い

・中国に言っても無駄。状況は改善されないと思い込んでいる


■成功の勘所

状況改善のために情報提供者がやったこと。

まず、日本側プロマネに状況改善の必要性を強く訴える。次に、日本側でテスト実施の基準とサンプルを作成する。その後、優秀な中国人コーディネーターを使って、オフショア側に中国語でテスト実施基準を徹底的に説明する。

これだけで、状況は劇的に改善されたという。

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あちぃい

今日は琉球大学でカリキュラム編成会議です。

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ウイークリーニュースダイジェスト(2007/7/27)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/7/20 - 経済産業省
ワーキンググループ報告書 ~高度IT人材の育成をめざして~

我が国高度IT人材が抱える人的資源の制約という問題は、IT産業の競争力の長期的低迷をもたらし、さらには我が国産業全体の競争力・生産性への悪影響を及ぼす可能性があります。

 ↑データ好きな人は必見です!(幸地)


・2007/7/25 - ITmedia
アウトソーシング先として中国に期待する企業が増加

中国は、高度で洗練されたIT開発を、インドよりも30~60%安いコストで提供している。2004年時点で156万9000人という中国の工学系技術者の総数は、米国の2倍以上、そしてインドのほぼ3倍に当たる。


・2007/7/25 - ITmedia
第10回 予想よりも成長が鈍い中国オフショア

中国のオフショアの成長を妨げる要素は3つあると考えられる。第1の要因は、中国の実力が不安視しており需要が少ないこと。第2の要因は、サービス開発体制の遅れ。第3の要因は、経験豊富なマネージャや技術者の不足、賃金の上昇。


・2007/7/27 - 週刊東洋経済
高齢化する日本にアジアの優秀な人材を紹介する

アジア最大の求人求職マッチングサイト、ジョブ・ストリートが日本に進出する。高いスキルを持ったアジアの人材に日本での仕事を紹介するのが狙いだが、その勝算は。


・2007/7/25 - 日経新聞
インフォシス、フィリップスから数百万ドル規模のBPO契約受注

インフォシスBPOは、フィリップスから約1400人を迎える。この契約はインドのF&A関連のBPO案件で最大級。

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中国人向けオススメ観光スポット

Q.中国人向けオススメ観光スポットを教えてください。「ガイドブックが教えない日本」的なのも大歓迎です。


A.・東京であれば、定番ですがTDLと秋葉原でしょうか

・東京だと月島、深川(門前仲町)あたりの下町をお勧めします。

・刺身、もつ鍋、ラーメン等など色々一緒に食事しましたが、一番のお気に入りはもんじゃ焼きでしたね。

・家族くるみの付き合いなら、夏の場合「御岳渓流」の散策はいかがでしょうか。

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今夜の勉強会は沖縄風クールビズで

今夜は第21回オフショア開発勉強会。

先ほど、ゲスト講師から連絡が届いて、
「今夜は20-30分しか話すネタがありません」
と悲鳴を上げていました。

またまた、ご冗談を。
話し出したら止まらない性格を熟知しています。
少々、技術ネタに走りすぎるのが難点ですが。

今夜、私はノーネクタイで参上(*)します。
クールビズ対応ということで。
沖縄風クールビズです。


(*)「参上する」って、日本語としてOKですよね。
間違った敬語の使い方ではないかと、ちょっぴり心配しました。

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納期が厳しいので問題発覚しても無視します

誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する
ある中国人プログラマは、責任分担を意識するあまり、次のような行動に出た。仕様書が間違っていると確信を持った時でも、言われたとおりに製造する。もし、後から問題になっても、それは自分の責任ではないと、堂々と主張する。

あなたの考えは?

 問1 上記は問題行動か?
 問2 それは中国人特有の行動か?

(オフショア大學より)

「誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する」

●問2 それは中国人特有の行動か?


・中国人全員の特有の行動では無いと思います。ただし、問題が出てきた時は、できれば責任を取りたくないと考えている人が多そうです。


・いいえ。「うちの中国のメンバーは、仕様書のミスも指摘してくれて助かるよ」・・・と自慢げに話している日本人の会話の裏は「私は仕様書を書く能力が無いんですよ」といっているのと同じではないでしょうか?


・中国人は責任転嫁能力には優れている。しかし、自分の所だけやっておけばいいというのは、まさに日本の官僚主義と同じ。自分のところはできている。自分の範囲でない、というのはどこでも同じ。


・違う。業務が理解できなければ、書いてあることをそのまま作るしかありません。日本人でもそういうエンジニアは沢山居ます。


・いいえ、言われるとおりにやるのは日本人のほうが多いと思います。これは責任ではなく、自分が分かってないかもしれないという謙遜な考え方の日本人が多いからです。逆に中国人は他人否定、自己中心のような性格の人が割合に多く、確認せず無断指摘の人が割合多いと思います。


・特有ではありません。少なくとも私はこんな対応策を日本人に叩き込まれました。私はコーディング担当者に「一応仕様書に従って製造すれば、問題出ても私の責任になりません」と説得しています。


・中国人特有の行動かどうか分からないですが、中国語で「明哲保身」と言う四字熟語がありますよ。「不作為」、「責任を取らない」という意味です。




■成功の勘所

問2に対する読者の反応は、圧倒的な大差で「中国人固有の問題行動ではない」。

中国人でも指摘する人はするし、日本人でも指摘しない人はしない。問題は、それが統計的に有意な差があるかどうか。現実には、個人の主観的判断に頼らざるを得ないので、正確なところは何ともいえぬ。

納期遵守の意識が強すぎるあまり、意図的にQ&A地獄を避ける動きをとる現場が多いことが判明した。その気持ちは、確かに分からんでもないが。

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とりあえず実装を優先。問題発見しても無視します

・私はPLとして働く時、納期前の一週間までQAを出せます。その後、問題を発見しても、無視します。納期してから、対策を用意します。もし、日本側から不具合票が出たら、すぐ対応できます。納期は日本側が厳しいですので、しょうがないです。

(中国人読者)

↑品質を確保するために納期遅延はやむを得ないのか、それとも、
 問題をもみ消してでも納期遵守を優先すべきか。よくぞ、本音で
 語ってくれました。ありがとうございます。(幸地)

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むちゃむちゃ・・・10年ぶりの珍事

東京事務所の会議室で弁当を食べていた時、私は机の一部を指さしてこう言いました。

そこ「むちゃむちゃ」するね。

すると、近くにいたスタッフ2名が、ぽかんとした表情で首を傾げます。

ス:「幸地さん、むちゃむちゃって何ですか?」

幸:「え?、だから、むちゃむちゃは、むちゃむちゃでしょ」

ったくもー。最近の若い社員は、美しい日本語を知らないなー、と呆れ顔の私です。

すると、最も若いスタッフが私に向かってこういいます。

ス:「幸地さん、それって、べたべたの意味ですか?」

幸:「ええ、そうとも言う」

思わぬ反撃に一緒ひるむ私。

ス:「むちゃむちゃって、私聞いたことありません」

幸:「むちゃむちゃは、立派な日本語でしょう。何いってんの?」

今度は、横から別のスタッフが口を挟みます。

ス:「むちゃむちゃは、ないでしょう、幸地さん。でも、かわいい表現ですねー。むちゃむちゃ・・・。ケラケラケラ笑」

ス:「幸地さんのような立派な大人が、むちゃむちゃですかー。あははは笑」


この時点で、ようやく私は悟りました。「むちゃむちゃ(=べたべた・べとべとの意味)」は沖縄独特の表現だったようです。しかも、なんだか、むちゃむちゃが無性にいやらしい音に聞こえてきて、急に恥ずかしくなりました。


日本の標準語だと信じてた単語が沖縄方言だと気づいて赤面したのは、およそ10年ぶりの出来事です。まさに珍事。

過去に、私が沖縄方言を標準日本語だと思って堂々と使っていた事例をいくつか紹介します。


・ひざまづき
学生時代、九州のお寺を訪問したとき、「ひざまづき」するの大変さー、といったら、誰にも通じなかった。ウィキペディア(Wikipedia)にも載っている有名な話。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%A3%E5%BA%A7

・だからよ
沖縄人なら誰もが無意識に乱用してしまう便利な相づち。日本語の「そうですね」よりも更に多様な場面で使える。部下からの報告を受ける最中、「だからよ」を連発したら、そのうち逆切れされたことがある。「だから、何ですか。続きをおっしゃってください」って。


・ちょーだい(頂戴)
これも無意識に使ってしまうお茶目な依頼系用語。レストランで店員さんを呼んで「すいません、お水ちょーだい」と思わず口に出してしまう。今でも時々お世話になる用語。

使用例「だー、お茶ちょーだい」「うり」「とーとーとー」

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日本側の責任を棚上げにする姿勢は筋違いではないか

誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する
ある中国人プログラマは、責任分担を意識するあまり、次のような行動に出た。仕様書が間違っていると確信を持った時でも、言われたとおりに製造する。もし、後から問題になっても、それは自分の責任ではないと、堂々と主張する。

あなたの考えは?

 問1 上記は問題行動か?
 問2 それは中国人特有の行動か?

(オフショア大學より)

●問1 上記は問題行動か?

・問題行動だと思います。・・・。常に責任を取りたくない人は、責任を取るチャンスが永遠に来ないかもしれません。


・YES/NOで言えば、YES。問題行動


・間違いなく問題行動です。大きく言えば、モラルの問題です。昔、中国によく言われる「見死不救」と同じように見えます。


・仕様書作成者の問題で、PGの問題ではありません。


・問題ではない。仕様書の間違いの指摘をプログラマに求めるのは筋違いだと思います。


●その他、よく耳にするセリフ。

・高圧的な発注者に対しては、余計な指摘など絶対にしません

・発注者との信頼関係があれば、ちょっとしたことでも積極的に提案するだろう。仲が良くない相手なら、黙っています。

・社員一人ひとりのIntegrityが改めて問われる


■成功の勘所

誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する中国人プログラマの行動は、どちらかといえば「問題行動」だと指摘する声が多かった。ただし、間違った仕様を提示した日本側の責任を棚上げにするのはけしからん、との声も目立った。

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意地悪な問いかけ

・ある一級建築士は施工主からデザイン性の高い間取りの要望を受けた。建築士は風水的に問題があると直感した。だが、建築士はあえて問題を指摘せず、施工主の要望の通りに設計した。その結果、美しい間取りとは裏腹に使いづらい居住空間となってしまった。施工主は、こんなはずじゃなかったと嘆いた。

 問い 建築士の行いは問題か?


・スポーツ選手と医者との会話より。あるスポーツ選手の膝の怪我は、度重なる疲労と酷使によって限界に達していた。ところが、明日は大事な決勝戦。彼は、かかりつけの医者に「まだ大丈夫」と嘘をついた。医者は、選手が嘘をついていることを見抜いていたが、決勝戦への出場を容認した。その結果、チームは優勝したが、このスポーツ選手の選手生命は絶たれてしまった。

 問い 医者の行いは問題か?

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上級プログラマは必要です

・昔みかけた悪いコーディングの例を紹介します

【悪い例3】
   switch param {
   case 1:
    b = 1;
    break;
   case 2:
    b = 2;
    break;
   case 3:
    b = 3;
    break;
   }

【いい書き方】
   b = param;

                       (中国人読者)


・基本的に発注側が求める(広い意味の)品質要求に、柔軟に対応した上で手の早い人を発注側が評価して、中国側でそのようなスキルの向上を必要な事(=利益になること)と認識して自己トレーニングするようになるのが理想です。まだまだ私の担当範囲では難航しておりますが、少しずつ中国側が良い反応と結果を出しつつあります。(日本人読者)

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8月勉強会はベトナムネタで

昨夜は、大阪事務所付近でオフショアリング交流会を行いました。
ベトナムネタで盛り上がりました。

この話を独り占めするのはもったいないので、8月オフショア開発勉強会/大阪場所でベトナムIT裏話について話してくれと打診したところ、快くOKをいただきました。
ラッキーです。

次回の大阪勉強会は、8/20(月)午前中を予定しています。
興味ある方は、スケジュールを確保しておいてくださいませ。

秋頃、久しぶりにベトナムを再訪したいな。
今朝の原稿は、大阪から東京へ向かう新幹線で書いています。

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難解なソースコードは困ります

プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる
メンテする観点から言えば、上級プログラマでないとメンテできないようなソースは困ります。

(日本人読者)

●ある中国人と日本人の対話より。(◇:中国人 ◆:日本人)


◇私は中国人で、いま日本に働いています。上級プログラマはもちろん必要だと思います。「上級プログラマは、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる」とは重要なプログラミング能力の一つだが、全部じゃないと思います。

◆メンテする観点から言えば、上級プログラマでないとメンテできないようなソースは困ります。数百行を10行とは極端な例なのかもしれませんが、中級プログラマにも理解が容易で、すぐにメンテできるソースコードであってほしいと思います。

◇プログラムが短ければ、いくつのメリットがあります。
 1、バッグの発生率が少なくなる

◆ソースコードを凝縮したら凝縮したで、テストケースに漏れが発生する可能性が出ます。「メトリクス的にテストケースが減る」とか、「凝縮に使ったステートメントに予期せぬ機能があった」とか。

◇プログラムが短ければ、いくつのメリットがあります。
 2、メンテナンスが楽になる

◆そうとは限りません。コード解析に多大な時間を要する場合があります。


■成功の勘所

◇昔みかけた悪いコーディングの例を紹介します。embeded開発の場合にはプログラムのサイズは大事なことだと思います。

【悪い例1】
   if (a>1) {
    return true;
   } else {
    return false;
   }

【いい書き方】
   return a>1;

【悪い例2】
   // toggle button
   if (button.disabled==true) {
    button.disabled == false;
   } else {
    button.disabled == true;
   }

【いい書き方】
   button.disabled = ! button.disabled

(・・・省略)

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これは下請け扱いする行為だろうか

【問2】お試しプロジェクトを時間をかけて何度も繰り返す。一人ではなく、複数のプロジェクトマネージャーを評価する。学歴詐称や過去実績の誇張表現が見つかれば、この会社とは取引しない。

【回答】
・下請け扱いである。(日本人読者)
・賛成しない(中国人読者)
・正当な行い。ただ、やり過ぎると、信頼されていないと中国人に思われます。モチベーションが下がります。(中国人読者)

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大阪交流会

今夜18:00から、大阪事務所付近でオフショアリング交流会をします。
要するに、ただの飲み会です。
参加希望者は、メールにてご連絡ください。

 お問い合わせ先 → mailmag@ai-coach.com (大阪交流会)

集合場所 http://www.ai-coach.com/2007/04/workshop_osaka.html

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誤った指示だと分かっていても、言われたとおりに製造する

責任を取る人は仕様書設計者です (by 中国人プログラマ)
私は仕様書が絶対間違ったと思った時でも、一応仕様書に従って製造すれば、問題出ても私の責任になりません。

(オフショア大學掲示板より)

●オフショア大學第2期生の受講生が体験した面白い事例より。


・ある中国人プログラマは、責任分担を意識するあまり、次のような行動に出た。仕様書が間違っていると確信を持った時でも、言われたとおりに製造する。もし、後から問題になっても、それは自分の責任ではないと、堂々と主張する。


このネタを教えてくれたオフショア大學第2期生は、責任分担の明確化を強調しすぎると、プログラマの主体性を抑制してしまい、逆効果になる可能性があると指摘する。


■成功の勘所

今日紹介した問題行動は、果たして本当に「問題行動」だろうか。さらに、「仕様書が間違っていても言われたとおりに製造する」は、中国人特有の問題だろうか。それとも文化的相違ではなく、個人の性格に起因する問題だろうか。

あなたの考えは?

問1 上記は問題行動か?
問2 それは中国人特有の行動か?

  こちら → mailmag@ai-coach.com 件名:「2007/7/23クイズ」

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これは下請け扱いする行為だろうか

【問4】改善要求に手間取ったり、いろいろな理由をつけて先延ばしする会社とは取引をしない。

【回答】下請け扱いである。実情はそうなる原因が発注側にあることが多いため。

(日本人読者)


↑過去に受託側の立場で苦労されたのですね。(幸地)

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今月のオフショア開発勉強会(東京&大阪)

明日予定されていた今月の大阪場所は中止です。
告知していないし、申し込み者もゼロなので。

7/24(火)夜、ご要望があれば、飲み会しましょう。
場所は、大阪セミナールーム周辺にて。(谷町4丁目駅付近)

一方、今週の金曜日には、東京でオフショア開発勉強会やります。
こちらも、サイトには情報を掲載していませんが、知人の中国人スペシャリストをお招きして、大連子会社とのパッケージ開発についての秘話をお伺いします。

詳細案内は別途。

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ウイークリーニュースダイジェスト(2007/7/20)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/7/13 - nikkei BPnet
インドの成功に学ぶ中国ソフト産業 参考にするも模倣はせず

(原文)

インド上位10社の多くが1万人以上の従業員を抱えており、最大手では4万人に迫る。企業の利益率はいずれも20%以上だ。中国のソフトウエア輸出は低迷。世界市場に占める比率は1999年時点で1%、2006年になっても輸出額は49億人民元で、比率は3.55%。


・2007/7/17 - ITpro
外国人ソフト開発エンジニアを適材適所で活用する

技術的に主導権を握り、「活用はするが依存しない」体制で臨まなければ失敗する。
(日経コンピュータ 2001年9月10日号 158ページより)


・2007/7/74 - Reuters
インドIT大手タタ・コンサルタンシーの4─6月期は37%増益

タタは期中に54の新規顧客を獲得した。顧客需要についてわれわれは、銀行、金融サービス、通信、小売りセクターで力強い需要が続くと予想している。


・2007/7/20 - 日経新聞
北京市、日本企業から業務受託で新拠点

名称は「望京BPOサービス基地」、3年後には50社以上の企業が入居する予定。高いコスト競争力と技術を武器に金融関連のデータ処理などの業務の受注を目指す。

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ブリッジSE再定義プロジェクト

昨日、たまたま偶然にも異なる2箇所で、
「ブリッジSE」をきちっと再定義してはどうかと提案されました。

8月末には、オーストラリア人にもブリッジSEと日本市場のオフショアリング状況について説明しなくてはいけません。

これらはまさに、シンクロニシティ(Synchronicity)です。

それじゃ、いっちょ真面目に取り組みますか。ということは、やるべきことは以下をまとめることかしら。

 ・ブリッジSEの機能と役割
 ・ブリッジSEに求められるスキル要件、知識体系
 ・ブリッジSEに求められる資質、personality、competency
 ・ブリッジSEを使いこなす組織や上司の機能と役割

さっそく、オフショア開発サポーターズに協力を要請しよっと。

この調査にご協力いただける方は、お気軽にご連絡ください。貢献してくれた方には、「ブリッジSE」を再定義したドキュメントを無料配布します。著作権は、わが社が保有するということで。

 ブリッジSE再定義プロジェクト係 → support @ 1offshoring.com

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下請け扱いする行為、ビジネスとして正当な行為

優秀な外国人IT技術者を活かせない日本企業
日本企業のアジア圏への進出動機は、未だにコード製造工場であり、安価に大量生産する事のようです。そうではない考えを持っているのはまだ一部の企業に留まっていることが、そうせざるを得ない環境が問題です。とても「一緒に仕事をする」という感覚ではなく、「仕事を下請けに出す」感覚のようです。これでは、指摘や苦言を言うことができても、教育はできません。

(日本人読者)

オフショア開発を持続的に成長させたいなら、オフショア拠点を対等なビジネスパートナーとして扱うべきだ。これは、昔から使い古された格言の1つである。

では、次の行為は、中国企業を「下請け」扱いするものか。それとも、対等なビジネスパートナーとして当然の行いか。二者択一で答えなさい。

【問1】
中国オフショア拠点の管理体制は未成熟だとの前提で、中国に発注する前にプロジェクトメンバー全員の詳細プロフィールを取り寄せて精査し、過去の開発実績を根掘り葉掘り聞く。離職率などの情報を開示しない会社とは取引しない。

→あなたの答え? 下請け扱い/正当な行い

【問2】
お試しプロジェクトを時間をかけて何度も繰り返す。一人ではなく、複数のプロジェクトマネージャーを評価する。学歴詐称や過去実績の誇張表現が見つかれば、この会社とは取引しない。

→あなたの答え? 下請け扱い/正当な行い

【問3】
開発途中に抜き打ちチェックして、中国語で書かれた内部資料から、ソースコードにいたるまで詳細にチェックし、問題がある場合には、即座に改善要求を突きつける。

→あなたの答え? 下請け扱い/正当な行い

【問4】
改善要求に手間取ったり、いろいろな理由をつけて先延ばしする会社とは取引をしない。

→あなたの答え? 下請け扱い/正当な行い

【問5】
小規模のお試し発注が成功しても、肝心の本番発注で失敗するケースが多いので、全てのモジュールでソースレビュー密度100%、ソースカバレッジ100%(C0/C1)を要求する。机上デバッグやカバレッジ測定を渋る会社とは取引をしない。

→あなたの答え? 下請け扱い/正当な行い


■成功の勘所

あなたの答えを書いて、こちらまでメールしよう。

こちら → mailmag@ai-coach.com 件名:「2007/7/19クイズ」

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上級プログラマは必要

・私は中国人で、いま日本に働いています。上級プログラマはもちろん必要だと思います。「上級プログラマは、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる」とは重要なプログラミング能力の一つだが、全部じゃないと思います。

プログラムが短ければ、いくつのメリットがあります。

1、バッグの発生率が少なくなる
2、メンテナンスが楽になる
3、ソースレビューやテストや仕様書の製作が楽になる
4、コーディングもコメントも少なくなる

その結果はもちろん開発の効率が向上です。


↑ご意見メールありがとうございます。上級プログラマが書く短いプログラムには、たくさんメリットがありますね。あなたの過去の経験から、優れたプログラムによって、どれくらい開発効率が向上しますか。可能なら数値で教えてください。そして次は、上級プログラマの人件費と開発効率が向上する値を比べてください。出来る限り、あなたの体験に基づく数値を用いて計算するといいでしょう。ご参考までに。(幸地)

意見・感想・質問・相談等 → mailmag@ai-coach.com

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上級プログラマ不要論は世界の常識?

前出の「上級プログラマ不要論」アンケートが盛り上がっています。
掲示板への書き込みだけではなく、個人メールにもご意見が舞い込んできます。高い関心を持っていただき、ありがとうございます。

多くの技術者は、「上級プログラマ不要論」と仰々しく書かれた文章を読むと、びっくりするかもしれません。ですが、よく考えてみると、スター不要論はプロスポーツの世界では珍しいことではありません。

例えば、米国のプロ野球(MLB)。
MLBには、現実に貧乏球団と金持ち球団が共存します。ある貧乏球団はスター選手の保有を最初からあきらめて、有能な新人発掘に全力を尽くします。そして、ある程度結果を出したら、高値で他球団に売却する。

だって、スター選手は金食い虫だし、わがままだし、そのくせチームの勝利にはほとんど貢献しないし・・・。

サッカーでもお馴染みの球団経営方針だと思います。

サッカー日本代表のオシム監督は、チームにスター選手はいらないと公言しています。トルシエ前監督は、天才プレーヤーの中村俊輔選手をW杯メンバーに召集せず、あえて地味な選手をチームに帯同させました。

視野を広げて、「上級プログラマ不要論」をこんな風にとらえてみるのと面白い発見が生まれるかもしれません。ご参考までに。

○アンケート結果を見る

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人海戦術では上級プログラマは宝の持ち腐れ

上級プログラマ不要論に対して
上級プログラマは、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる人ですか?

(日本人読者)

●知人から、上級プログラマの定義について突っ込みが入った。その他、アンケート回答者からもコメントもいただいたので、まとめておこたえする。

【読者コメント】

・上級プログラマは、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる人ですか?


・現状ではスーパーPGは必要とも不要とも言えないと思います。スーパーPGは、今々のオフショアリングへの最大需要である人海戦術には不向きですしコスト的にも維持できません。


・現状では上級プログラマが大変足りないです。中国オフショア開発の中で、確かに「手が速い」のほうが多いので、上級の代わりに、日本での確認を確実にこなす「手が速い」プログラマを利用するしかないのが現状です。一つの小さいプロジェクトに一人の上級プログラマーがいれば、助かります。


・中国人も、教えるときちんとやってくれますよね。ただ違うのは、次回行くとやめてしまって、また違う人に一から教えないといけないことですが・・・


私の定義では、プログラマが数百行かかるプログラムを10行で済ませる人は、「手が速い」プログラマに分類される。

しかし、業務経験もなく、誰からも教わったことはないのに、何となくすらすらと独学で新しいコンセプトの作品を生み出す人物は、上級プログラマの可能性あり。極めて主観的な話なので、この辺でご勘弁を。(個人メールは歓迎)


日本向けオフショア開発では、卓越したプログラマよりも、卓越した管理者が求められる。と同時に、日本の仕事では、上級プログラマが思う存分に能力を発揮する機会がないとの現実もある。

さらに、先入観が邪魔をすることもある。「優秀な中国人IT技術者」=「わがまま」と思っている人は、上級プログラマのチーム参画を拒絶するかもしれない。中国人は、協調性に乏しく相乗効果を生み出せないと無意識に感じる日本人マネージャーは少なくない。


■成功の勘所

上級プログラマ不要論の根拠。

・人海戦術では、卓越したPGよりも卓越した管理者が求められる
・日本の仕事では、上級プログラマが能力を発揮する場がない
・「優秀な中国人IT技術者」=「わがまま」という先入観

上級プログラマ不要論に対しては、別の視点からの疑問・反論があってもいいかなーと思っている。

ご意見はこちら(1)
ご意見はこちら(2)
ご意見はこちら(3) → mailmag@ai-coach.com 宛てにメールする

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久しぶりにお酒でも飲みませんか?

・○○です。□□時代には、お世話になりました。
(・・・中略)
ところで、久しぶりにお酒でも飲みませんか?
最近の中国オフショア動向のお話も聞きたいと思っています。
とはいっても、幸地さんは、忙しすぎて時間が取れませんか?
もし、時間が取れるようでしたら、都合の良い日を、2、3ご連絡ください。

↑もしや、私から無料で情報を引き出そうとしてませんか?
  コンサル業者は情報が命なのに・・・。
 しょーがないなー。昔お世話になった人には頭が上がりません。
  喜んで参上します。またブイブイ言わせましょう。(幸地)

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男の手料理は永遠に不滅です

今日のランチは、手作りドリアです。
昨夜の残り物をさっとフライパンで炒めて、グラタン皿に敷き詰めます。

ところが、うちのオーブンは調子が悪いみたいで、どんなに時間をかけて焼いても、もちーーとも焦げ目がつきません。

仕方がないので、ちょっと不満を感じながらも、見た目は悪いが美味しい手作りドリアを食べていました。

ネットでホワイトソースの作り方を研究していると、私の不満を聞きつけた知人から、
次のような手厳しい指導を受けました。

「オーブンが悪いんじゃないと思うよ」
「焦げ目つけるには、パン粉がないといかんよ」

・・・ガーン(死語?)

そういわれると、そういう気がします。

次から気をつけます。
いわれのない文句をつけられた我が家のオーブン君、ごめんなさい。

それでも、男の手料理は永遠に不滅です。

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上級プログラマ不要論

出来ない人は最初からプロジェクトチームに加えない
オフショア人材育成の仕組みが充実したこともあり、開発チームは出来る人だけで構成すべきという中国人マネージャーと、どんな状況下でもOJTは有用だと説く日本人マネージャーが感情的に対立した。あなたのご意見は?

・中国人の主張を支持する (35票)47%
・日本人の主張を支持する (25票)34%
・その他 (14票)19%

「日本人マネージャが長いスパンを視野に入れた人材育成の考え方は、日本人の工夫に強い特質を現していると思います。対照的に「ここの」中国人マネージャは単純な「拿来主義」ですね。」

(アンケート途中結果より)

詳細はこちら

雑誌や新聞・メディアでは「中国には優秀な人材が大量にいる」と連日のように報道される。ベトナムはさらに過熱気味かと。ところが、オフショア実務者が集まると、中国人プログラマは足りているが、システムエンジニア(SE)が不足していると皆が嘆く。

以下は、私の個人的な体験より。

私は、日本向けオフショア開発の現場で中国人の上級プログラマを見かけたことは一度もない。一方で、優秀なSEは何度かお見かけしたし、卓越した実績を誇る中国人プロジェクトマネージャと一緒に仕事をしたこともある。

個人的には、20代の中国人プログラマは同年代の日本人と比べて、コーディング作業は速いと思う。そのため、段階的なチェック機構を設ければ、圧倒的な人海戦術が可能となる。

ところが、こちらが舌を巻くような超人的なプログラマは存在しない。おそらく、日本向けオフショア開発では、上級プログラマが活躍する場面は極端に少ないのが原因ではなかろうか。

・・・
「だからどうした?」との反論もありそうだが、あくまでも私の体験からそう感じたので。


■成功の勘所

一般論として「中国には優秀な人材が大量にいる」と言われるが、あなたの実感はどうだろうか。オフショア開発では、上級プログラマ不要論(*)を唱える人が少なくないが、あなたはどう思うか。

◆上級プログラマは不要
◆上級プログラマは必要
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年07月25日23時00分
協力:クリックアンケート

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お話をお伺いしに参上したいと思います

・中国のオフショアについて勉強しています。宜しくお願い致します。もし機会がございましたら、中国オフショアの詳細についてお話をお伺いしに参上したいと思います。

(日本人読者)

↑普段は、東京は日本橋のオフィスにいるので、お気軽にお越しください。貴社の悩みや 課題を事前に整理していただけると、有意義に話し合いが進められます。(幸地)

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あなたは技術出身ですか?

いわゆる手が速いプログラマと上級プログラマ(スーパープログラマ)は質的に異なる存在です。前者はわんさかいますが、後者はレアメタル並みの希少価値。

私は"自称"優秀なプログラマでしたが、明らかに前者のタイプでした。でも正直に告白すると、抜群に仕事が速いというよりは、器用なタイプといったほうが正確でしょう。

SunOS → Solaris
MS-DOS → Windows3.1 → 95 → ・・・
C言語 → C++
手続き型 → オブジェクト指向
nifty → モザイク → netscape → IE

私が活躍した時代は、たまたま↑のような変革がおきていました。私と同年代の人は、この情報だけで私が育った開発環境がおおよそ理解できるでしょう(^^;)。

私が技術の世界に飛び込んだ瞬間から、業務で複数のOSを触り、英語キーボードと日本語キーボードを自在に操り、先輩と一緒にオブジェクト指向勉強会を共催しながら、UNIXサーバやノーツDBの管理人をやっていました。

Solaris上で品質保証したモジュールをWindowsに移植してDLL化する、自作のWebサーバー/クライアントを組んで自作のモジュールをWeb化する(Apacheがない時代の話)・・・、なども日常茶飯事。

さらに、研究の成果をまとめて特許を申請する、加えて毎年数本の論文を書く。たまに英語で学会発表する。お勉強好きの私は、喜びを感じながら特許や論文作成に励んでいました。

大学院修了後に精密機器メーカーの研究所に就職したこともあり、社会人1年目から潤沢な研究予算に恵まれて、幸せなソフト技術者の生活を満喫していました。

いまさらながら、メーカー出身でよかったなーと思う点が2つあります。

1点目は、前述したように、多様な開発環境下で自由に学べたこと。
2点目は、新人のころから、徹底的に品質保証(QA)の概念とプロセスを叩き込まれたことです。

当時は、石橋をたたいてもなお渡らないメーカー研究所の品質保証に対して嫌気がさしていました。

・そこまでテストデータを増やさなくてもいいでしょ
・カバレッジ100%やっても、無駄じゃないですか
・本当に全員のソースを机上デバックするのですか
・段階的なαレビュー/βレビュー(社内用語)・・・もう飽きた

でもね、これが今の自分を支える強靭な土台になっています。研究所とシステムインテグレーションの受託開発では、品質保証の手続きやツールは全く異なりますが、品質保証の概念やマネジメント思想は普遍なんです。


たまーに、「幸地さんは技術出身ですか?」とふざけた質問をぶつける輩がいます。

まるで技術出身じゃないとオフショアを語る資格はない、みたいな雰囲気で私の知識レベルを試そうとする姿勢。一瞬むっとしますが、その気持ちは十分に理解できます。

プログラマ出身じゃないとブリッジSEにはなれないという意見には、それなりに同意できますし、技術者の発想や悩みを理解するには、技術者としての経験がものをいいますから。


私が主宰するオフショア大學では、教科書でも学べる基本的なプロジェクトマネジメントの知識体系に加えて、独自に体系化したオフショア開発コーディネーターの理論を学び、さらに、それらを現場で生かす実践力を鍛えます。

当社のオフショアリング支援活動は、私がメーカ研究所で享受した多様性と世界トップクラスの品質保証の仕組みから学んだマネジメント経験が土台となっています。

こんなバックグランドを持つ私ですが、今後ともよろしくお願いします。

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ウイークリーニュースダイジェスト(2007/7/13)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/7/6 - ITmedia
知財の常識が通用しない世界

模倣品や海賊版があふれる中国。中には購入者が危険な目に遭う粗悪品もある。知財をめぐり二極化する世界で、トラブルは増え続けている。


・2007/7/6 - 山陽新聞
岡山県内のIT関連会社 ベトナム企業と業務提携広がる

「仏教徒が大半を占め、宗教や文化的な壁が低いうえ、親日的で仕事はやりやすい」と同社。技術力はアジアのIT大国として知られるインドなどにはまだ及ばないため、現地に社員1~2人を駐在させ品質管理を行っている。


・2007/7/9 - ITmedia, @IT
オフショアリング2.0――インドの次に来るのは?

http://www.atmarkit.co.jp/news/200707/09/eweek.html

先週も紹介した米国からのレポートです。


・2007/7/10 - 日中経済通信
中国のソフト開発、インド抜くにはまだ困難 IDCが調査

ソフトウェア開発とはある種成熟したアウトソーシングであり、この分野でインドはまだ優位にある。IT市場、特にソフトウェア市場では、中国はさらに規則や制度を整えこれを保護していく必要がある。


・2007/7/10 - @IT
「ダイナミックな企業変化に追随するITを」、アクセンチュア社長

単にオフショア開発を進めるのではなく、オフショア間での相乗効果などを活用していかなければ、多極化の時代は生き残れない。


・2007/7/11 - ITpro
「15人月で500万円」、海外旅行のコミュニティ・サイトをオフショア開発

想像以上に中国エンジニアのスキルは高い。日本語は不自由なく使えるし、頼んでなくてもシステムの改善提案を持ってくる。作業スピードも早く、翌日には何らかの反応がある。


・2007/7/12 - Computerworld.jp
国別IT競争力ランキング、日本は2位に

IT産業が急成長しているインドは46位、オフショアリング先として注目されている中国は49位だった。インドと中国は、知的財産保護の遅れや、1人当たりのPC保有率の低さ、調査・研究への投資不足が原因で、比較的低い順位になった。

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朝から偽装饅頭報道

今朝の民放TV番組を観ていたら、北京で段ボールを材料に小龍包を作っていた業者が摘発された事件で盛り上がっていました。

チャンネルを替えてもあちこちでおなじ場面が繰り返し報道されていました。
食品偽装は人の命に直接関わる重大な問題なので、世間の関心も高いようです。

こうしたニュースが報道されると、中国出張を繰り返すビジネスパーソンのご家族や親御さんが心配するようです。


ある独身の若手技術者は、母親から携帯メールが届いたそうな。

「中国製の○○は体によくないらしいが、あんたは大丈夫だね」

本人がっくり落ち込んでいました。

オフショア開発を指揮する責任者は、プロジェクト運営上の技術課題だけではなく、メンバーの心身状態にも気を配らなくてはいけません。

特に最近の若手社員の場合は、ご家族やご両親からの問い合わせや苦情が増える傾向があるそうです。中には、いわゆる「逆切れ」苦情もあったりして。

「うちの子は、アレルギー体質なので中国出張は行かせません」
「うちの子の帰宅が毎晩遅いのは、時差のある中国と仕事をしてるからだ。けしからん。配置転換せよ!」
「社員食堂では中国製の食材を出さないでください」

・・・架空の苦情を書き出してみました。
現実にはそこまでひどくはないのかな?

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教育熱心と人材育成は別物

出来ない人は最初からプロジェクトチームに加えない

オフショア人材育成の仕組みが充実したこともあり、開発チームは出来る人だけで構成すべきという中国人マネージャーと、どんな状況下でもOJTは有用だと説く日本人マネージャーが感情的に対立した。あなたのご意見は?

・中国人の主張を支持する (17票)53%
・日本人の主張を支持する (6票)19%
・その他 (9票)28%

「当然中国人マネージャーを指示する。理由:論理的に説明すると、100行程度必要だが、一言でいえば、中国だから。」

(アンケート途中結果より)

もし人材が無尽蔵にいて、初心者が一人前に育つ環境やシステムが充実しているのであれば、わざわざ仕事を通じて技術者を養成する必要はあるまい。米国の大リーグ(MLB)は、この発想だと思う。

中国社会の教育熱心さは疑う余地はない。ところが、経営者や企業幹部の人材育成に対する考え方は、日本人の価値観とは大きく異なるようだ。

かつて、東京で会社を興した中国人社長が、日本人従業員に語ったセリフが今でも印象に残っている。

「性格の良し悪しで従業員を判断してはいけません」

「後もう少し頑張れば出来るようになるのに・・・という従業員がいたら、遠慮なく切ってください」

日本と中国、そしてベトナムやインドも含めて、それぞれ人材に対する価値観が違うようだ。当然ながら、国や文化・宗教によって、人間の命の値段も異なる。


■成功の勘所

下記の設問の「出来る人」とは中国人技術者であり、あくまでも中国大陸からの人材調達を念頭においている。もし、私の故郷沖縄で「出来る人」だけ採用します!と宣言したら、良識を疑われてしまうだろう。

また、一般には、ホームランバッターを揃えた野球チームが必ずしも優勝するとは限らない。その理由はなぜ?あなたにとってのオフショア開発で通用する「出来る人」とは?

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my portfolio再構成

今週、海外ファンドで構成されるポートフォリオを再構築しました。
まず、中国株をはずして、□□□系のequity fundsを投入。

ただし、中国を含むアジア全体の経済成長には期待しているので、中国株の代わりに中国+アジアの□□□で構成されるファンドを追加してみました。

あとは半年から1年はほったらかしです。

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出来ない人は最初からプロジェクトチームに加えない

オフショア開発の成功の秘訣
「できる人材を使うこと」が肝要です。

(中国人マネージャー)

●関西地方で活躍する中国人マネージャーからのお便りより。


私のやり方では、まず、仕事の重心と役割をはっきりして、できる人材を選んで開発を進めます。仕事に耐えうる人を適性適材に使えば、本人に対してプレッシャーも少なく、一番親切なやり方だと思います。できない人にプレッシャーを掛けると、本人がかわいそうです。うつ病になる可能性も高いので、本人の将来のためにも開発責任者が注意すべきです。

 ・・・省略


誤解を招きそうな上記の表現だが、私なりに要約する。


人材育成は専門の教育機関に任せる。開発責任者は、できる人だけを選抜してプロジェクトチームを構成すべき。つまり、役割分担が重要。とはいっても、オフショア開発プロジェクトで必要とされる人材要件は、さほど高レベルではない。オフショア開発プロジェクトでは、OJTが必要な人は最初から排除して、チームは開発業務に特化すべきである。(文責:幸地)


いろんな意味で面白い主張である。ちなみに、ご意見メールには、プロジェクトに必要な「できる人」のスキル要件が箇条書きされていて、こちらも実に興味深い。


■成功の勘所

【演習問題】

オフショア人材育成の仕組みが充実したこともあり、開発チームは出来る人だけで構成すべきという中国人マネージャーと、どんな状況下でもOJTは有用だと説く日本人マネージャーが感情的に対立した。あなたのご意見は?

(※今日の記事全体を通して判断してください)

◆中国人の主張を支持する
◆日本人の主張を支持する
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年07月19日23時00分
協力: クリックアンケート

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鋭意準備中ですわ

明日から、久しぶりの中国オフショア開発実践セミナーです。
また、週末からオフショア大學第2期もスタートします。

事務局からの案内が遅れていますが、申込者は全員合格です。
おめでとうございます。

連日残業続きで、オフショア大學受講の時間が取れない、残念です!
とのご意見もいくつかいただいています。もったいないですが、
こればかりは、どうしようもありません。

諸々準備中です。

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対立解消のプロセスに当事者に深く関与させる作戦

【演習問題】品質に対する考え方で対立した二人

あなたの周りで、日本人と中国人が対立した。対立の原因は、品質に対する見解の相違である。どんな局面でも前工程での品質作りこみ重視すべきだとする日本人、時には人海戦術による品質検査が合理的だと主張する中国人。

この日本人と中国人は一緒に働いたことがなく、今後も利害関係はないと仮定する。あなたが二人の共通の友人なら、どうやってこの対立をおさめるか。

・参考:本誌バックナンバー 第676号

●先週出題した演習問題に対して、5件の回答が寄せられた。その
うちの1つを紹介する。


・日本人に対しては□□□、中国人に対しては△△△と質問します。そして、その2点について二人に議論させます。(日本人Mさん)


対立解消のプロセスに当事者に深く関与させる作戦である。両者に共通の利益目標があって、二人がよりよい関係を築きたいという意思を持っていれば、最も効果的な方法だと思う。演習問題の前提条件として、対立する二人に特別な利害関係はないとあることを思い出そう。もし、対立する当事者が、互いに相手を「どうでもよい人間」だと思っている場合には、二人に議論させる方法は有効だろうか。

また、下手に第三者が介入すると、かえって泥沼化する可能性もある。相変わらず、この手の問題解決はやっかいだ。さらに、どちらか一方が外国人嫌いだと、まともな会話が成立しない可能性もある。

「オフショア抵抗勢力」v.s「日本出張時に嫌な思いをした中国人」


■成功の勘所

日本人Mさんのアイデアに便乗して、新しい解決策を考えよう。あなたなら、品質問題で対立する日本人と中国人に対して、どのようなテーマで議論させるだろうか。

・日本人に対しては□□□、中国人に対しては△△△と質問します。
そして、その2点について二人に議論させます。

上記の□□□と△△△に当てはまる質問文を考えてみよう。
(文字数制限なし)

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【練習問題】品質に対する考え方で対立した二人

・相手との今後どう付き合うかと、その商品がどれくらいの重要度があるかの2点が戦略決定の時の最大の選択肢です。

(1)相手とは、今後付き合う可能性もあり、なおかつオーダーが、重要度の低いもの、極論するとどうでも良いものなら、自社あるいは自分の、勉強代として相手のペースで乗る。成り行きでやってしまう。保険としては、前工程のチェックを、自社の金・人でいざという時にも備えておく。

(日本人Tさん)


→いつも、実務経験に即した具体的で、戦略性に富み、しかも長文の回答メールを書いて くれるTさん、ありがとうございます。(幸地)

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オフショア開発勉強会の新企画、悩んでいます

そろそろ、今月のオフショア開発勉強会のテーマを決めなきゃいけません。どうしましょう。

これまでのオフショア開発勉強会は、講演80%、質疑応答20%のペース配分でした。

今月は新しい取り組みとして、講演50%以下、演習時間50%以上にしてみようかしら。Kさんからのアドバイスを参考にしつつ。

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ウイークリーニュースダイジェスト(2007/7/6)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/6/29 - INTELSOFT
『なぜあなたはタダでオフショア開発しないのですか?』キャンペーン

日本の新規顧客限定で3人月の完全無料提供と完全成功報酬型のパイロットプロジェクトの募集を発表。


・2007/7/3 - Computerworld.jp
インドのソフト/サービス輸出額、2007年度は400億ドル突破の見通し

2006年度は前年比33%増の313億ドルを記録。インドIT業界の雇用は、大規模なオフショアのソフトウェア開発やBPO運営関連の雇用によるスタッフ約600万人を除くと160万人(今年3月31日現在)程度となる。


・2007/7/3 - 平成19年度版情報通信白書
ユビキタスネットワークがGDPを1%引き上げ、しかし国際競争力は

日本のソフトウェアのオフショア開発の規模は2005年で636億円、2010年には約2000億円に達する見通しとなっている。オフショア開発の相手先は、日本の場合は中国が約80%、米国はインドで約95%となっており、日本が重視するのは言語とコスト、米国は技術力を重視する傾向がある。


・2007/7/4 - Tech On! (会員登録)
ソフト開発の海外事情について

ソフトウエアの海外事情というと,とかくインド・中国のオフショアの話ばかりが注目を集めますが,より本質的なのはインド・中国が今後どこまで伸びてくるかではなく,彼らを使う側にある欧米の企業が,今何を考え,どういう取り組みをしているかを知ることでしょう。


・2007/7/4 - FujiSankei Business i
中国初のソフト産業促進条例 江蘇省

ソフトウエア産業の育成に向けて中国初となる同産業の地域条例「江蘇省ソフトウエア産業促進条例」が7月1日に施行された。

・2007/7/3 - 日経ネット
2006年度のインドIT産業売上高、30.7%増

2006年度の売上高が前年度比30.7%増の396億ドルに拡大。ソフトとITサービスの輸出額は同33%増の314億ドルに達した。2006年度末の業界人員は前年度末比30万人多い160万人に膨らんだ。


・2007/7/4 - CNET Japan
中国、オフショア開発でインドを追い抜くか?--IDCが予測

IDCは、グローバルデリバリー向けのオフショア先として、2011年には中国の都市がインドを追い越すだろうと見ている。


・2007/7/5 - Computerworld.jp
Open ALMは開発環境の“見える化”を実現する

近年は、開発チームの大規模化が一段と進み、開発拠点も分散し、オフショア開発もさかんに行われるようになるなど、ライフサイクル全体の管理はさらに困難なものになってきている。


・2007/7/5 - 沖縄タイムス
ITプロ育成へ初の民間型事業

県内の情報通信関連企業で構成する沖縄IT人材育成協議会のITプロフェッショナル人材育成講座(略称ITOP)が4日、沖縄産業支援センターで開講した。従来型の講座は行政主導で実施されてきたが、同協議会による民間主導の人材育成事業は初めて。

 ↑本誌発行人も開校式に出席しました。

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生涯初ウミヘビ

沖縄出張最終日。
今朝10:40の便で東京に戻ります。

いやー、昨日は、10年ぶりに海水浴ではしゃぎまわりました。
北谷サンセットビーチはシュノーケル禁止なんですね。

10分間くらいは立ち泳ぎできるはずですが、準備不十分なので、途中で足が痙攣するかもしれません。残念ですが、海底に足が届く範囲内で魚を追っていました。

1回1時間、休憩を挟んで合計2本泳ぎました。

何と、生まれて初めて「ウミヘビ(海蛇)」に遭遇しました。同行者は、紐かなんかと見間違いじゃないか?と笑っていましたが、あれは紛れもなく生き物です。

うどんに近いチューブ型で、沖縄そばのように少し平らな感じ。
白地に黒線の縞模様。
縦方向にくねくねと泳いでいました。

帰宅後、早速インターネットでウミヘビを検索。
すると、うみへびの写真が多数見つかりました。

ビンゴです。

私が見た生物は、紛れもなくウミヘビです!!
昨日は、ビビッて、すぐにウミヘビ遭遇場所から逃げましたが、今夏は、あと3回沖縄出張する予定です。

また、ウミヘビを探すぞー。

親に聞いたら、たまに浅瀬のビーチにウミヘビが顔を出すことがあるそうな。
朝からウミヘビとハブの話題で盛り上がりました。

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対立相手を悪人にせず、他要因に転嫁する

【練習問題】日本人の曖昧なQ&Aを改善する
Q.あなたは、中国ベンダーの担当者から以下の相談を受けた。

日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすので、中国側の判断ミスを招いてしまう。いったい、どうすれば改善されるか。

A.メルマガの事例は次元が低すぎます(中国人/Aさん)

●上記の練習問題に関連して、さらに複数のご意見メールが届いた。
昨日につづき、1つ紹介する。


・Aさんは何かを否定しようとしているが、文字だけではその気持ちは分かるどころか別の気持ちを表しているかもしれません。日本語を自在にあやつる人ほど気付きにくいことです。日中の交流にも同じ現象があるではないかと思います。

(中国人/Cさん)


本誌バックナンバー 第675号


メルマガ執筆を4年近く続けていると、当方の意図が読み手に十分に伝わらないケースはいくらでもあった。もちろん、読み手が正確に理解したうえでの疑問・反論・批判もあった。メルマガですら対立を生む。ということは、オフショア開発の現場では、比べ物にならないくらいの無数の生まれて、そして消えていく。

人が対立する原因は「認知」の違いで説明できる。同じ練習問題が出題されても、人間の脳は「認知」によって解釈を変えて、さまざまな反応を示す。認知とは、自分にとって都合よく物事を解釈するプロセスである。

仮に、私と(メルマガは次元が低いと非難した)中国人Aさんが一緒に仕事をせざるを得ないとする。このとき、円滑に仕事を進めるために、私はAさんの「見切り発車」しやすく「対決型」に持ち込みやすい認知の傾向を、Aさんの個人的な性格の問題ではなく、日本と中国の文化的相違に起因すると考える。

「Aさんは悪人ではない。単に日中の文化が違うだけなんだ」

このような認知プロセスを経て、自分を納得させる。


■成功の勘所

【演習問題】

あなたの周りで、日本人と中国人が対立した。対立の原因は、品質に対する見解の相違である。どんな局面でも前工程での品質作りこみ重視すべきだとする日本人、時には人海戦術による品質検査が合理的だと主張する中国人。

この日本人と中国人は一緒に働いたことがなく、今後も利害関係はないと仮定する。あなたが二人の共通の友人なら、どのやってこの対立をおさめるか。

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事務局うれしい悲鳴

昨日(7/4)は、アメリカの独立記念日。ここオキナワでは、カーニバルの季節です。今年はどうだったかな。

琉球大学の同僚先生は、領事館のパーティーに潜り込みたいと意気込んでいました。盛り上がっていますねー。

私はというと、いつもと同じようなスケジュール。昨夜は、軽めの夕食をとって、仕事してさっさと床につきました。

沖縄では毎朝4時起床の健康優良児。朝は東京の方が明るいです。日本列島は南北に長く伸びていますが、東西の幅もでかいなーと実感しました。

当社の事務処理は1000km近く離れた、西日本某所にBPOしています。(郵便物の消印を見れば分かります)

オフショア大學入学の手続きに始まり、プレミアム版メルマガ購読契約の更新作業、無料レポート閲覧者のリスト更新作業、メルマガ広告の取次ぎ、Webサイト更新、日刊ベトナムタイムズの更新作業など、ありとあらゆる業務をお願いしています。

近頃の事務局は、作業過多でアップアップ状態になっている模様^^;
互いに嬉しい悲鳴ですが、そのため沖縄出張中も、早朝5時からスカイプミーティングにあけくれています。

私からの要求は厳しいので、サービス品質については一切の妥協は許しません。その代わり、なにか問題があれば、スピードを落としてもいいので、丁寧に作業するよう指示しています。

あれもこれも要求は無理なので、優先度を確認するコミュニケーションには相当な時間を割いています。ですので、早朝のスカイプミーティングでは、

「この仕事は□□の後に始めます。3日後までに完成すればよい」
「□□は他の業務をとめてでも午前中に処理しなさい」

等と明確な指示を出すよう心がけています。

うちの事務局は完全なる裏方的存在ですが、文句一つ言わず淡々とBPO業務をこなします。だからこそ、気づかぬうちに、疲弊して潰れそうになるのかな。

ですので、たまには、事務局に応援メールを出してあげてくださいね。

オフショア開発フォーラム事務局 <support@1offshoring.com>

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同じ問いかけでも対照的な2つの反応

【練習問題】日本人の曖昧なQ&Aを改善する
 あなたは、中国ベンダーの担当者から以下の相談を受けた。日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすので、中国側の判断ミスを招いてしまう。いったい、どうすれば改善されるか。

(本誌発行人)

昨日の練習問題に対して、対照的な読者メールが2通届いた。


・メルマガの事例は次元が低すぎます(中国人/Aさん)


・「コミュニケーション強化」のことで、自分の実体験と考えを申し上げたいと思います。・・・ 解決策とは言えないかもしれないですが、ご参考までになれば、嬉しい限りです。出題された練習問題のような具体的な例があると、検討しやすくなります。(中国人/Bさん)

本誌バックナンバー 第674号
http://www.ai-coach.com/backno/cip0674.html


前者のメールについて。人格攻撃メールは即ゴミ箱行きだが、記事に対する純粋なご批判あれば、真摯に受け止めるよう心がけている。

メルマガで取り上げる事例の「次元」の高低は、結局のところ読み手が決定するしかないと考えている。そこで、Aさんへは、次のような返事を出した。「次元の高低を判定するあなたの基準を教えてください」と。どのような判定基準なのか、興味津々である。

後者のメールについて。Aさんとは対照的に、Bさんは与えられた練習課題に正面から取り組んだ。私が主宰するオフショア大學では、入学後すぐに「事実・体験」と「意見・~べき論」を分けて考えよと叩き込まれる。

Bさんは、自分の体験に基づき、曖昧なコミュニケーションの原因を整理して、実際にやったことのある複数の対策を紹介してくれた。オフショア大學でも通用する論理展開であった。詳細な回答をいただいたので、こちらも詳細なコメントを返信した。


■成功の勘所

練習問題「日本人の曖昧なQ&Aを改善する」に挑戦しよう。教科書のような模範解答ではなく、あなたの体験に基づいて回答の流れを構築しなさい。

もし「時間をかけてしっかりQ&Aをレビューする」と回答したいのなら、レビューの標準時間、レビュー観点、レビュー方法等を、過去の体験を思い出しながら具体的に記述しなさい。

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打率3割バッターでも平凡

難しい概念を難しく説明するのは簡単です。さらに、簡単な(低次元?)内容を難しく(高次元っぽく)説明することだってできます。

前者の典型例は、要件定義書、大学の授業。
後者の典型例は、政治家の発言。

小さいころは、家族でよくプロ野球のTV中継を観ていました。当時から、解説者によって面白さは全く違うなー、と感じていました。

難しく解説するコツの1つは、「確率論」の多用です。まれに「確率」という道具を上手に使いこなす解説者もいますが、大半のプロ野球解説者は確率論を間違って使用しています。


【よくあるプロ野球解説者の言葉】

 「ここは、外角低めの変化球が打たれる確率は低い」

 といった舌の根も乾かぬうちに、

 「この緊迫した局面では、気持ちの勝負ですから」

 などと言う。(おいおい、結局は精神論ですか~)


両方とも正しい見解だと思うのですが、視聴者の私は思わず苦笑いしてしまいます。

やはり、道具として確率を利用するなら、高い・低い、ではなく、数値で示して欲しいのです。(数学科出身の私としては^^;)

というのも、確率50%を高いと感じる人もいれば、確率70%でも低いと感じる人がいるかもしれません。

極論かもしれませんが、プロ野球解説者が使う「確率」は、従来型の勘・経験・度胸(KKD)に基づく主観的なご意見に過ぎません。

その理由は、プロ野球解説者の多くは「条件付き確率」を理解していないからだと思います。当然ながら、確率分布についても、理解しているとは思えません。

例えば「打率3割」と聞くと、野球をかじったことのある人なら、反射的に好成績だと思うはずです。

ところが、これが少年野球の成績なら、「打率3割」なんて並みの数字かもしれません。きっと、傑出した成績ではないはず。

この場合は、「打率3割」を他の選手と比較することが第一歩。他の選手も打率3割以上なら、この選手の成績は最低ランクです。

もう少し頭をひねると、野球選手の打率が確率分布するのかを調べてみるのも面白いでしょう。もし、打率が正規分布に従うと仮定すれば、受験勉強でお馴染みの「標準偏差」や「偏差値」が道具として使えます。


プロ野球解説者がそこまで考えた上で「確率論」を使っているかというと、はなはだ疑問です。

ですが、あえて名誉のためにフォローすると、プロ野球解説者の勘・経験・度胸(KKD)による判断はそれなりに正しいと思われます。

元一流プレーヤーのプロ野球解説者たちは、TV的には、それらしく映るし、実際に素人の何倍も鋭い指摘が飛び出します。

「おお、さすがは落合(現中日ドラゴンズ監督)」

と脱帽させられたこともしばしば。

ここで言いたいのは、野球解説者が語る確率論は、ほとんどの場合は数学的に意味がないということ。


最後のまとめとして。

「中国は品質が悪い」というセリフをよく耳にしますが、確率分布に基づく数値データを示さない限り、説得力はありません。

「わが社は、きちんとマネジメントしています」も同様です。

気のおけない仲間同士の会話なら何でもOKですが、正式なビジネスでは「あうんの呼吸」的な評価・批判は通用しません。

仕事で相手を評価することが多い人は、自分の胸に手を当てて、これまでの発言をよく振り返ってください。

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日本人の曖昧なQ&Aを改善する第一歩

日本側の観点、意見などは、非常に良い参考になります!
幸地司様 いつもお世話になっております。□□です。

ご案内いただいた□□リポートを読みました。参考になって、非常にいい勉強になりました。心から感謝しております。

・・・

オフショア開発の歴史は、それほど長くないので、これからどんどん経験を積んでいくことで、中国のビジネス習慣ややり方などを理解した上でコミュニケーションを強化することで、何とかうまく進めることになるでしょう。品質意識、納期意識もコミュニケーション強化により、解決できると思います。 ・・・

(中国人読者)

先日、私の記事を読んだ中国人読者から、コミュニケーションを強化した結果、オフショア開発の諸問題が解決されたとのお便りが届いた。

文字で「コミュニケーション強化」と書くと漠然とした印象を受けるかもしれない。だが、プロジェクトの最前線では、各社とも工夫に満ち溢れている。練習問題として、コミュニケーション強化による問題解決の事例を1つ扱ってみたい。

【練習問題】日本人の曖昧なQ&Aを改善する

あなたは、中国ベンダーの担当者から以下の相談を受けた。
日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすので、中国側の判断ミスを招いてしまう。いったい、どうすれば改善されるか。


あなたなら、どのような解決策を打ち出すか。一緒に考えよう。開発現場でよく見かける代表的な答えを2つ列挙する。

・質問には必ずYes/Noで答えるとルール化する
・Q&Aの制限時間を過ぎたら、中国側の主張が承認されたとみなす

現実には、上記対策が機能する組織と全く機能しない組織がある。その差はどこから生じるのだろうか。なぜ、一見、非の打ち所のない対策なのに、あなたの組織では状況が改善されないのだろうか。


■成功の勘所

問題解決の第一歩は、なぜ、日本人に質問すると曖昧な返事ばかりよこすのか、それがオフショア開発の現場でそれがどのような対立を生むのかの根本的な要因を特定すること。そして、次に問題解決につながる状況要件を見極める。

優れた医者は処方箋を出す前に十分に時間をかけて患者を診断する。そして、患者の体質にあった適切な薬を処方する。ヤブ医者は、患者の症状をよく観察せず、誤った処方箋を平気で出す。

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レタス油炒め主義

今日も沖縄県の実家からメルマガを配信します。午後は、県と国が進める沖縄IT津梁パーク関連のミーティングに出席。

今週は時間たっぷりな沖縄出張です。明日は久しぶりにボディーボードに挑戦します。

今朝の朝食は、マグカップいっぱいに注がれたシアトル臭いコーヒーと山盛りのこんがりトースト、そして、レタスとハムの油炒め。

うちの母親は、なぜかレタスを油で炒めます。いわゆるレタスちゃんぷるー状態。中国と共通する食文化ですね。

シアトル臭いコーヒーは、あめりかーになった妹のセレクションです。

朝食後に自家製よもぎ茶の試飲を勧められましたが、丁重にお断りしました。うっちん+よもぎのお茶です。まずくて、きっと飲めません。ふーちばーじゅーしーにしたら、食べるのに。

すると、太平洋戦争後の貧しい時代に、よもぎ茶を飲んで胃の調子を整えた昔話が続きました。

食卓の話題は、いつも健康ネタにはじまり、庭の草木について、親戚縁者の近況報告、政治・経済、スポーツ・TVに至るまで、ネタが尽きることはありません。

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部下は万が一に備えて休日出勤、上司はのんびりお休み

休日出勤の中国リームリーダー
来日した中国ベンダ所属の開発リーダーが万が一に備えて休日出勤しました。結局、何も不具合はなかったので取り越し苦労となりました、とても感動しました。

(東京/オフショア大學修了生)

●オフショア大學第1期生の日記(mixi)ネタより。

・自主的に休日出社した出張中の中国人リーダーの態度に感動した

・ところが、上司にあたる中国人プロマネは休日出勤せず

・中国人プロマネこそ、自主的に休日出勤して緊急事態に備えるべきだと思う

・やる気なし、納期守らずの中国人プロマネに嫌気がさした

・どうやら、この中国人プロマネは、意に反しえ別プロジェクトから急遽このプロジェクトに投入されてたらしい

・そのためにモチベーションがあがらず、部長クラスの本来の能力を発揮できていないのではないか、と分析している


■成功の勘所

在日経験が豊かなブリッジSEと大陸系中国人の文化的相違は無視できない。問題解決の糸口だが、トラブルの原因を個人的な性格に起因するものと、文化的相違に起因するものに大別するとよいだろう。

プロマネのモチベーションが低下した原因が、中国人固有の面子へのこだわりとすれば、第三者が介入することで事態を改善する妙案がある。さほど難しい課題ではないので、自分でよく考えてみよう。

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激しい感情を伴う対立構造を解決する

今週も沖縄出張です。今朝6:55の便で羽田空港を発ちました。

地元では「教科書検定問題」が連日のように報道されています。沖縄戦では日本軍による集団自決の強制・強要は認められないとする文科省の見解が地元で波紋を広げています。

極論ですが、この問題は歴史家が判断すればよいので、あえてビジネスシーンで話題にする必要はありません。

ここでは、集団対立の原因を分析して、有効な解決策を打ち出す事例研究の題材として取り上げたいと思います。

もし、オフショア大學でこの問題をケース学習として出題するなら、社保庁の年金記録問題と比較して考えさせます。あるいは、北海道の食肉偽装事件との比較も面白い。


【よくある対立構造1】「年金記録の紛失は、官僚らの責任である」として、自らの責任は否定する歴代の厚生労働大臣への見解の違い。
官僚だけが悪い v.s 歴代の厚生労働大臣にも責任あり


【よくある対立構造2】「食肉偽装事件を起こしたミートホープの社長は最悪だ」として、解雇された従業員に同情する人々への見解の違い。
社長が悪い&従業員かわいそう v.s 従業員だって同罪だ


【教科書問題の対立構造】
日本軍が集団自決を強制・強要した v.s 一部の日本兵が暴走した


オフショア開発コーディネータ(オフショアリング・リーダ)は、このような微妙な問題解決の責任を負います。

あまりにも激しい感情を伴う状況では、「逃げる」や「問題棚上げ」も選択可能な解決策かもしれません。

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