カリスマ型マネージャーと個人主義
優秀な中国人マネージャー、駄目な中国人マネージャー |
カリスマ性が少ないマネージャーだとトラブルになることが多い(オフショア大學第2期より)
今月のオフショア開発勉強会では、古典的な異文化コミュニケーションの理論を用いて「日本人は集団主義、中国人は個人主義」の落とし穴を紹介した。
オフショア大學第2期の受講生が、中国人は組織ではなく、魅力のある上司のために働く気質があるとコメントした。対照的に、日本人はダメなマネージャーの下でも、組織のためちゃんと働くとのこと。
かつて、このマガジンで、中国人IT技術者の集団辞表について紹介したことがある。
: ある中国人読者は、中国人プログラマーと直属上司との関係の例
: を見事に説明してくれた。
:
: > 自分が頑張ったことをリーダーがちゃんと見ているか、
: > リーダーが自分をどう評価しているか、
: > 中国のプログラマたちはとても強い関心を持っています。
: > リーダーに認められたら、昇進や給料アップに直接つながります。
: >
: > 同時に、自分のリーダーが昇進したら、
: > 自分も一緒に連れて行くかもしれないと考えている人は少なくな
: > いと思っています。中国企業では、
: > 従業員が集団で辞表を提出することは珍しくありません。
(第475号 集団で辞表提出 2006/7/20)
■成功の勘所 |
「中国人は個人主義」の根拠を列挙しなさい。
「中国人は集団主義」の根拠を列挙しなさい。
中国オフショア開発の担当者として、あなたが抑えておくべき要諦を整理しなさい。
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Comments
>日本人は集団主義、中国人は個人主義
これは正確な評価だと思います。
例は数えられないほど多いですが、良く見えているのは障害が発生したとき、問い合わせすると、同じチームの人にしても、「それは私のコーディングではないので、分かりません」の返事が来ます。
以前日本で一緒に仕事している中国人はお客さんに聞かれて、「私は担当者ではないので、分かりません」の答えをしたら、会社から首になった覚えがあります。
Posted by: レイコ | September 20, 2007 10:04 AM