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過度な情報開示は問題が多い

無理なら「無理」と言って欲しい
中国に見積もりを依頼したとき、本当はリソース不足なのに、我々の要望通りに「出来る」と回答がありました。でも、現実には品質問題が続出しました。

(日本人)

「リソース不足なら他の会社に頼みたかった・・・」。見積もりを依頼した日本企業の担当者がこう嘆いても、時既に遅し。後の祭りである。

ベトナムで活躍する読者からも似たような指摘があった。まず、日本側で大日程を組んでWBSを作成する。その後、オフショアベンダに小日程の見積もりを依頼する。すると、やはりオフショアベンダが多少無理してでも日本側の大日程に合わせてきてしまうため、本当に必要な人数と時間がわからない。

中国企業は、自社を日本と対等なビジネスパートナーと考えているので、日本が情報を隠しすぎると「下請け扱いを受けている」と不満が溜まりやすい。


■成功の勘所

オフショアベンダへの情報開示は最小限にとどめたいと考える日本
人は多い。過度な情報提供は事故を招きやすいというのが、その根
拠だ。

高度な状況判断が必要となるが、極論すると、中国に自社の事情を
あまり伝えず、まずは正直ベースで見積もってもらいたいというの
が日本企業の偽らざる本音である。

あなたの考えは?

☆中国オフショアベンダから正確な見積もりを受けるためには、情報開示を控えた方がよい。そうしないと、正直ベースの見積もりが出てこないから。

◆情報開示を制限したほうがよい
◆全ての情報を開示すべきである
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2007年09月11日23時00分
協力:クリックアンケート

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Comments

二者択一で選ぶのは難しいかもしれませんが、あえて1つ選ぶならどうしますか?

また、どんな条件が揃えば全て情報開示してもよいと思いますか?

思いつくまま、気楽にコメントをください。みんなの知恵を集結させましょう。

Posted by: 幸地 司 | September 07, 2007 at 12:00 PM

全ての情報を開示すべきであると撰んだけど、いまの中国オフショアベンダ立場が弱いでしょう。正確な見積もりは本当に難しい。少し高くても、別のベンダにこの仕事を取れていかれる。もらった仕様書から計算して、何時も工数多すぎる、もっと減らしてと言われて、ぎりぎりばかり状態で開発スタートしました。後、仕様変更、修正だらけ。最後、テスト時間無くなって、バグいっぱい。相変わらず、コスト増える。中国オフショアベンダは全ての情報を開示すべきであると望みますね。

Posted by: り | September 07, 2007 at 12:03 PM

正確な見積に必要な情報であれば、須らく開示しています。開示した上で「正直ベース」では無い部分についてリスクマージンや生産性を相談し、「実行可能」な体制・工数の見積提示を頂く事が、開発委託完了するための最も安全なアプローチと考えています。

これも中国、その他のオフショアと日本国内とで特段差異の無いアプローチだと思います。

Posted by: 渡邉 誠 | September 07, 2007 at 12:06 PM

りさん、こんにちは、メルマガ発行人の幸地です。

> 少し高くても、別のベンダにこの仕事を取れていかれる。

この理由から、人員不足でも予算超過でも、かなり無理をしてでも仕事を取りに行くのですね。

中国オフショアベンダの立場で本音を書いてくれましたね。ありがとうございます。大変参考になりましたので、早速メルマガでも紹介させていただきました。

中国企業間の見積もり方法はどうでしょうか。日本企業と比べて、何か特別な違いはありませんか。

Posted by: 幸地司 | September 07, 2007 at 12:07 PM

渡邉 誠さん、いつもコメントありがとうございます。

親子間でトップダウンで推進する体制と複数のオフショアベンダを使い分ける状況では、見積もり方法は全く異なりますね。日本国内でも、グループ間取引とパートナー取引は異なります。そういった意味では、オフショアと日本国内とで特段差異の無いアプローチだといえるかもしれません。


  Is the world flat?
  世界はフラット化しているか?

この問いに関しては、Yes/Noの二通りの回答があります。どちらも正しい。レベルによって、世界はフラット化しているかどうかの答えが変わる、これが正解です。

つまり、分析するレベルを変えることによって、オフショアと日本国内は同じだともいえるし、違うともいえます。

戦術や方法論のレベルでは、オフショア開発と日本国内開発は大差ありません。一方、異文化コミュニケーションのレベルでは、オフショア開発と日本国内開発は全く別物と考えたほうが健全です。さらに、個人のパーソナリティのレベルで考えると、オフショア開発と日本国内開発は再び大差なし。

面白いですね。あなたはどう思いますか?

Posted by: 幸地司 | September 07, 2007 at 12:09 PM

言い方を替えれば、情報開示の情報は以下の内容になるべき:
開発プロセス共通基準:
各フェーズの定義、設計基準、レビュー範囲、テスト粒度、進捗管理、納品/検収基準などの共通基準を整備した上で、コスト/品質ランク比数、工数計算係数、品質下限の意識を共有すれば、話しと判断の基準が明確になるので、余分の情報が要りません。

Posted by: ogata_li | September 07, 2007 at 12:11 PM

幸地司さん:返事コメントをいただいてありがとうございます。
少し高くても、別のベンダにこの仕事を取れていかれると言うことは中国オフショアベンダの心理的心配することです。他の会社と競争して受注できるように存知している無理な要望通りに「出来る」と回答するだけです。
見積もり方法については担当者が以前の経験頼んで仕様書を読んで、分析して見積もりします。日本国内開発と大差なしと考えています。でも日本側は理想的方法が多いと感じています。コスト下がることは最優先だな~いつもそう思います。でも中国オフショアベンダはパートナーと良い関係を守ること一番大切ですよ。
それでは。

Posted by: り | September 07, 2007 at 12:12 PM

こっちが信用しないと、向こうも信用しないのかなと思いますので・・・。
●全ての情報を開示すべきである

Posted by: ひろき(H.O.) | September 07, 2007 at 12:14 PM

見積りやすいほうよりはやり取りの実績があり、信用できるベンダーが遥かに有利のはずです。
多分見積りだけではなく、きっとどこか不満があるでしょう。

正確な見積りはなかなか難しいと思いますが、全ての情報を元にWBSを必ずすることで、他のベンダーに取られでも、同じ見積りでは必ず失敗するから、心配はないです。
私も全ての情報を開示すべきである

Posted by: レイコ | September 07, 2007 at 01:03 PM

正確な見積もりを出してもらうには、必要十分な仕様書とQ&Aがあれば、いい。逆に、入札希望価格や競合情報などを開示したら、見積もりがおかしくなるのは、当たり前。値引き交渉させたいなら、あえて開示します。
回答:その他

Posted by: cm | September 11, 2007 at 11:22 AM

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