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ウイークリーニュースダイジェスト(2007/12/28)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/12/14 - 富士通総研
中国におけるBPOベンダーの成功事例(1):Accenture(大連)

顧客向けで1,000人規模の上海デリバリセンターは基本的にITO専門である。例えば、高度な技術を持ち、かつ日本語もできる開発スタッフは大連よりも上海の方が多い。


・2007/12/14 - 富士通総研
中国におけるBPOベンダーの成功事例(2):Neusof(東軟)BPOセンター

歴史的な背景や人材のリクルートの容易さから、大連は日本向け、瀋陽は韓国向け、成都は欧米向けという役割を分担している。


・2007/12/14 - 富士通総研
中国におけるBPOベンダーの成功事例(3):GENPACT(大連)

大連では、BPO市場の拡大によりこれまで技術型のITOにこだわってきたアウトソーシング大手のNeusoft(東軟)やHi-Think(華信)もBPO事業に乗り出している。ITO業務とBPO業務の相互参入が見られる。


・2007/12/20 - 大和総研
オフショア開発の次のビジネスモデル

BPOについては、既にコールセンターやバックオフィス事務業務の中国アウトソーシングが盛んである。今後はITベンダが中心となり、業務作業だけではなく、システムと業務を組み合わせたアウトソーシングに展開できるであろう。


・2007/12/20 - PRESIDENT Online
マイケル・ポーターの「環境」戦略論(2)

輸送距離が長くなるために排出量を増大させるオフショアリング(海外への業務移管・委託)は、場合によっては、排出量が少なくてすむ近隣地域のサプライヤーへのオンショアリング(国内での業務委託)に置き換えられるかもしれない。


・2007/12/25 - IT PLUS
欠かせないグローバル視点での競争力強化・日本のIT産業の課題(3)

戦略論で有名なマイケル・ポーター教授は、国の競争力の持続性のためには生産性を常にグレードアップさせることが不可避であり、また国内のライバル関係や国内市場の需要の性質の重要性などを指摘している。


・2007/12/25 - 中国情報局
拡大する「組込み系ソフト」のオフショア開発

中国では業務アプリ系のソフト会社に比べ、組込み系のソフト会社は、まだまだ少ないというのが実態です。


・2007/12/26 - @IT
本当は楽しいIT業界――“重鎮”を超えて

競争相手がワールドワイドになっている。IT業界は建築土木業界よりも競争条件が過酷。その中で誰でもできる作業を日本人技術者が行う必要がない。


・2007/12/25 - 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社
我が国におけるオフショア開発の現状

国内企業がオフショア開発を進めている要因としては、内外の人件費格差に基づくコスト削減もあるが、国内の人材不足への対応という面も大きい。企業のIT投資が増加する一方で、ソフトウェア技術者の不足は深刻になっている。

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ラッキーセブン

メルマガ777号達成。
今年はこれが最後の配信です。
お疲れ様でした。

年末年始は、オフショア開発専門雑誌の編集長として、馬車馬のように働きます。
ほとんどの中国企業は、12/29まで出勤ですね。

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多様性を抱け(Embrace diversity)

中国ベンダから提案する際のリスク
一回間違った提案をした担当者は駄目人間と見なすことが良く有りますので、提案するにもそれなりのプレッシャーが伴います。
(中国人)

個人的に2007年を総括する。今年の最重要テーマは異文化コミュニケーション。教科書に書かれた知識体系をオフショア開発に適応させることに挑戦した1年であった。

2008年は「多様性(diversity)」の観点からオフショア開発の問題解決に挑みたい。今年セミナーでお世話になった峯本展夫氏の言葉が大きな助けになるだろう。


日本人は、相手が理解してくれるだろうという前提は置かずに、相手が理解するのは、自分の責任であると考える。そこから、予め話の内容を整理してレジュメなどの文書を示したり、相手が意味不明な内容を都度確認するなどの行動をとるようになる。
・・・

英語には素敵な表現がある。"Embrace diversity."である。「多様性を抱け」とは意味深い。これは、相手に敬意を払うのと同じ意味である。

自分と同様に相手をプロフェッショナルとして尊重することから、協調関係が生まれ、行動が変わる。この協調関係がプロジェクトにおいて、とてつもなく大きなパワーを発揮する。
・・・

現場の各リーダーは、自分達の立場で必要とする情報には耳を傾けるだろう。だが、全体的な視点で何が必要かとは考えない。「遠くから見る」という視点で見るのは、プロジェクトマネージャーしかいない。対話によって働きかける。次第に「つながり」が見えてくる。・・・

プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル
    ―論理と知覚を磨く5つの極意 /峯本 展夫 (著)
社会経済生産性本部 (2007/3/20) 
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4820118587/aicoach-22/ref=nosim

あなたは、納期間際になっても、能天気に提案を続ける中国人技術者に腹を立てたことはないだろうか。その時に「また後で」とお茶を濁して、それっきり放置プレイした経験はないだろうか。

そして、日本人の社交辞令「また提案してください」を真に受けて、必死に提案を繰り返す中国人技術者の徒労を考えたことはあるだろうか。


■成功の勘所

「なぜ中国人は言われたことだけしかせず、自発的に動かないのか」について。"プロフェッショナル"と"多様性"の二つの言葉を用いてあなたの意見を述べなさい。


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論理と知覚を磨く5つの極意

大先輩の峯本氏の講演や著書には、魂が込められています。自分もあんな風に表現できたらいいな、と感心しきりです。論理と知覚、左脳と右脳について、私もうんちくを垂れてみようかなと思う今日この頃。

失敗プロジェクトと成功プロジェクトの違いは「論理」や「左脳」の働きで説明できると思います。ですが、成功プロジェクトと大成功プロジェクトの違いは「知覚」や「右脳」、そしてプロフェッショナル責任でしか説明できないのではないでしょうか。

プロジェクトマネジメントの一流と超一流の違いを肌で感じたい方に、この一冊をお勧めします。ただし、万人受けする内容ではないと思うので、ドラッガーや7つの習慣が肌に合わない人は遠慮した方がいいかもしれません。


プロジェクトマネジメント・プロフェッショナル ―論理と知覚を磨く5つの極意 /峯本 展夫 (著) 社会経済生産性本部 (2007/3/20) 

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ソース修正依頼に対して「動いているので問題なし」

見た目よければ、全てよし
あるスレッドの待機に無限ループとフラグを使っている部分を発見しました。これはマズイ。「もっといい方法がある」と修正を依頼したのですが、中国からの回答は・・・・・・
(日本人/オフショア大學)

あなたは、委託先の海外拠点で、どのような手順・役割と責任・基準でソースレビューが行われているかを把握しているだろうか。20代前半のプログラマが大活躍する中国オフショア開発では、ソースコードの"品質"に関する不満が多いという。

こうした不満の一部は静的解析ツールを使えば解決できるが、ライセンス不足等の問題から万能薬とはいえない。

※参考記事「ソースコードのコピペ爆弾」


【集まったご意見】

・例外処理を無視するだけならまだしも、バグ発生確率を抑えるお化粧プログラミング技法を駆使する中国ベンダに辟易。

・「コピペ爆弾」「Javaを手続き型で書く」も満載です^^;思わず笑ってしまいました。普通なんですね。今回は新規分が8万STEP弱ありますが、たぶん1/2~1/3くらいで済むかと。継承とかイベントとかスレッド、GDI+、Win32など器用に使って、機能を実現していますが、(ソースと性能の)無駄をとること、再現性が低い不具合の対応には全く関心がないようです。

・動くだろうけど、、、この実装は。。。って思うソースが多々見受けられ、説明してもなかなか改善されません。

・あるスレッドの待機に無限ループとフラグを使っている部分を発見しました。これはマズイ。「もっといい方法がある」と修正を依頼したのですが、中国からは「動作してますから問題ありません」と回答されました。


■成功の勘所

前出のソース修正依頼を拒絶された日本人SEは、その後にある方法
で再びソース修正を依頼したら、あっさり問題が解決したという。
「ある方法」とは、いったい何だろうか。


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「言語技術」が日本のサッカーを変える

先週の沖縄出張中に衝動買いした2冊目のビジネス書の話。

名護でコラーゲンたっぷりの軟骨入り沖縄そばを食べた帰り道、久しぶりに地元の宮脇書店に立ち寄りました。私は宜野湾市長田にある田園書房が好きなので、他店に浮気することは滅多にありません。

10数年ぶりの宮脇書店でしたが、店内の雰囲気は昔と一緒でした。懐かしいというか、何という進歩のなさ。嬉しくなっちゃいます。

実はお目当ての本を探していたのですが、見つかりませんでした。それで、諦めて文庫本コーナーを何となくぶらぶら眺めていました。

そこで目に付いたのが、一冊のサッカー本です。


日本人の場合、たとえば「のどが渇いた」と子どもが言うと、「私は牛乳を飲みたい」といわなくても、「はい、牛乳だよ」とお母さんが何か飲み物を出すでしょう。こうしたコミュニケーションの形式は、了解可能な相手とのやり取りに限定するなら、大変に優れた関係を構成しているといえます。・・・

ドイツだったら、子どもが「のどが渇いた」といってもお母さんは笑ったままでいるでしょう。いったい何を飲みたいのか、それを具体的に言葉にして伝えない限り、飲み物は目の前に出てこない。・・・

ドイツのサッカー選手たちは、10歳の子どものころからすでに、「オレはこういう意図でパスを出したんだよ。だから、こう動いてくれよ」と、言葉を発して言い合います。実際、筆者がドイツにいるとき、何も考えず大きく前に蹴り出すサッカーを見かけることはほとんどありませんでした。


「言語技術」が日本のサッカーを変える/田嶋幸三著
出版社: 光文社 (2007/11/16)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334034268/aicoach-22/ref=nosim


多少オーバーな表現が使われ、過度の一般化がなされていますが、読み手がきちんと理解すれば大丈夫。オフショア開発でもお役立ち抜群のビジネス書です。

第2章「実践!ことばを鍛えるトレーニング」では、子どもの「言語技術」を鍛える指導テクニックを惜しげもなく披露しています。

独断と偏見ですが、サッカー好きで、曖昧な仕様書や幼稚なQ&Aに悩むオフショア関係者は必読の一書。プロ野球の野村監督が好きな人にもお勧めします。


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年末年始カレンダーを知っていますか

中国国家法定休日調整案
国務院弁公廳より、2008年度の中国の休日のスケジュールが発表された。先日発表された新規定により、新たに休日の日程が設定されている。また、7日間の連休の取り方も、これまでと少し替わっているので注意が必要だ。
(お友達の掲示板より)

正月休みから来年にかけての中国のカレンダーを確認しよう。情報提供者はいつもお世話になっているマイミクさん。


元旦:2007年12月30日~2008年1月1日(3日間)

1月1日(火)は法定休日。12月30日は日曜日なので、12月29日(土)の休みを12月31日に移動させて、3日間の連休とした。よって12月29日は振り替え出勤。


春節:2008年2月6日~12日(7日間)

2月6日は春節の大晦日(除夕)、2月7日(春節)、2月8日(正月初二)で休み。2月9日(土)、2月10日(日)は通常通り休みとなり、2月11日(月)と2月12日(火)は、2月2日(土)と2月3日(日)を振り替え出勤にして休みとする。


労働節:2008年5月1日~5月3日(3日間)

5月1日は労働節で休み。5月2日(金)は5月4日(日)を振り替え出勤にして休みにする。5月3日(土)は休み。


国慶節:2008年9月29日~10月5日(7日間)

10月1日、10月2日、10月3日は国慶節休み。9月27日(土)、9月28日(日)は、9月29日(月)、9月30日(火)へ休みを振り替え、土日が出勤となる。10月4日(土)、10月5日(日)は休み。


■成功の勘所

中国国家法定休日調整案のポイントは、5月の大型連休がなくなったこと。その代わりに、小さな連休が増えたこと。

※本誌発行人による事実の裏づけは行われていません。
参考になる情報提供をお待ちしています。

追加情報、公式サイト、間違い訂正など→ mailmag@ai-coach.com

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効率が10倍アップする新・知的生産術

先週の沖縄出張の際には、珍しくビジネス書を2冊も衝動買いしてしまいました。なぜ珍しいかというと、どこに行くにも、私は必ず何らかの書物を持参するからです。

自分にあう本というのは、内容も重要ですが、出会うタイミングも重要です。いんすぴれーしょんというか、びびび婚というか。

羽田空港で手にしたビジネス書は、瞬間的に「元気がでる」と確信しました。これは、先週時点での私の体調や心境、その他もろもろの条件が重なったために起こった現象です。

手にしたのは、ノウハウがぎっしり詰まった仕事術の本です。本来、元気アップを目的とした構成ではありませんが、先週の私の場合、右脳への刺激が心地よかったです。

今読み返して、面白いなーと思う箇所を1つ紹介します。ちなみに、私が元気をもらった文章は全く別の箇所です(^^)。


外資系コンサルティング会社に転職したての筆者は、周囲から「あなたの話は分かりにくい」と酷評されていました。

それもそのはず、転職前に何かを文章で相手に伝えるという必要性がほとんどなく、訓練もしていなかったからです。そこで、筆者は「なぜ、私の話は分かりにくいのか」を社内でアンケート調査しました。すると、次の2つが原因だということが分かりました。

1.相手の理解度を確認しないまま、また前提条件を説明しないまま、いきなり内容に入るから

2.話す内容がフレームワークになっていないから。特に「□・□・□」の区別がついていないため、雑多な情報に感じる。


オフショア大學でも使えそうな小ネタです。
私の引き出しにしまっておこう。

上記「□・□・□」については説明を要するので割愛します。詳しくはマッキンゼー関連のロジカルシンキング本を読んでくださいね。


効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 著者:勝間和代 単行本: 308ページ
出版社: ダイヤモンド社 (2007/12/14)

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ウイークリーニュースダイジェスト(2007/12/21)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/12/12 - 日中経済通信
中国、ソフトウエアの正規版化事業で顕著な成果を収める

北京で10日開催された全国軟件正式版工作会議によると、中国が近年実施してきたソフトウェアの正規版化事業は顕著な成果を収めている。


・2007/12/14 - 日中経済通信
中国の海賊版ソフトウェア、毎年10%のペースで増加

北京で10日開催された全国軟件正式版工作会議によると、中国の海賊版ソフトウェアは毎年10%のペースで増加しており、ソフトウェア販売の直接損失額が約40億元、ソフトウェア産業の経済損失が総額で約70億元に上ることが関連調査により明らかになった。


・2007/12/14 - 神奈川新聞
「横浜インドセンター」来秋からサービスへ/横浜

インド進出や、インド企業の横浜誘致などを後押しする「横浜インドセンター」の設立に向けた活動が活発化している。「すでにインドの三大ソフトウエア企業のうち二社が横浜に日本法人を置く実績がある。反応も良かったので今後のフォローアップを大事にしたい」


・2007/12/14 - @IT情報マネジメント
安いって本当? ベトナムオフショアの事例紹介します

出来上がった開発物は、プログラムやドキュメントを含めて満足しています。1人月1200ドル(1ドル110円として13万円強)でした。開発費用も日本と比べてトータルで3分の1~4分の1程度で済みました。


・2007/12/16 - 琉球新報
アジア視野に独自性を 沖国大産業総合研フォーラム

「沖縄の若者に、沖縄でも受託型ではなくオリジナル製品の開発など新しいビジネスができるという発想を持ってほしい」と述べ、県内の学生を米国シリコンバレーへの研修旅行に派遣する計画を紹介。


・2007/12/16 - IBTimes
中国広州市:アウトソーシングサービスが急成長、GDPの57%を占有

2007年、広州のGDPはすでに7000億元(約4兆2000億円)に達し、ひとり当たりGDPも8000ドルを超えて上海・北京に次ぐ第3位となった。


・2007/12/17 - ITpro
盛り上がるソフトウエア・テストを肌で感じる

2008年1月30日~31日に東京都内で開催されるソフトウエアテストシンポジウム 2008。中国,韓国,マレーシア,ベトナムから招いたテスト実務者が講演を行う。アジア諸国の勢いを直接感じることができるチャンスだ。


・2007/12/17 - 総務省
我が国企業の海外企業活用の実態把握に関する調査

我が国企業のオフショア開発は、コスト削減、人員確保が目的で行われ、主に中国の安価な人材を活用して、受託ソフト開発の労働集約的な詳細設計、プログラム作成といった業務を対象に行われていると要約できよう。


・2007/12/17 - ベトナムニュース
ホーチミン:合弁会社のソフト違法コピーを摘発

捜査チームは、オートキャド、マイクロソフトオフィス、マイクロソフトウィンドウズXP、コレルドローなどの多くのソフトウエアが違法にインストールされたパソコン17台を押収した。これらのソフトウエアの総額は8億ドン(約550万円)以上に上る。


・2007/12/17 - マイコミジャーナル
受注側から見た日中オフショア開発成功のポイント(3)

中国では6万人が日本向けオフショア開発に従事している。急速に発注量が伸びるものの、おのおのの現場にはオフショア開発を回すノウハウがなく、「出せる案件から」ばらばらに出して何とか経営の要求に応える。が、「出せる案件」がなくなり現場のオフショア
開発に対する負担感が蓄積、発注の伸びが止まって踊り場を迎える。

↑図示されたオフショア開発発注曲線は必見です(幸地)


・2007/12/17 - 国際貿易投資研究所
再燃したオフショアリング論争

2004年にサービスのオフショアリング(国外業務発注)が政治問題化してから状況は変わった。、ブラインダー・プリンストン大学教授は将来3,000 万人以上の雇用が国外に流失し、米国の労働者は長期の大きな痛みを受ける潜在的な可能性がある。


・2007/12/18 - 日本経団連
高度情報通信人材育成の加速化に向けて

ICTで優位に立っている国の中には、韓国、アイルランド、フィンランド等のように、危機感をばねに高度ICT人材の育成に集中的な国家投資を行い、その国際競争上の地位を高めた国がある。


・2007/12/18 - IT PLUS
多重下請け、人材派遣構造が阻む業界のイノベーション・日本のIT産業の課題

下請ITベンダーでは、個別面談も行われないままプロジェクトにアサインされ、時には元請企業の名刺をもらってメンバーとして参画する。これは米国やインドのITベンダーが請負った仕事を内部人材で完遂するのに比べて特異な現象である。


・2007/12/19 - IT PLUS
日本を取り巻く、印中韓のIT技術者事情

大多数の小規模なソフトウエア会社では一気に中国オフショア業務が激減しだした。IBMなどの欧米企業やインド大手によって人材採用が激化し、特にマネジャー層の引き抜きが目立つ。小規模な企業ではオフショア開発の体制を維持するのが困難になっているのだ。


・2007/12/19 - ベトナムニュース
ソフトウエア著作権:違反率減少も損害額は増加

ベトナムのソフトウエア著作権の違反率は88%(アジア各国の平均は55%)と、2003年当時の92%と比べ減少している反面、損害額は2003年の4100万米ドル(約45億円)から9600万米ドル(約105億円)に増加している。


・2007/12/19 - 総務省
高度ICT人材育成に向けた提言

実践としての専門教育+就業インセンティブ向上。


・2007/12/20 - IT PLUS
「レベル低い」「エセ独立系」「自己矛盾」――ITベンダーの現状

外圧をかけるしかない。日本は昔から、外圧に弱い。今までは日本の文化障壁に守られていたが、中国やインドでも日本語が話せる人材が増えているという。そういうのが入ってこないと構造改革にならない。


・2007/12/20 - 北海道IT推進協会
北海道ITレポート 2007

海外連携の目的は安価な労働力の提供が全体の70%を占める。提携国は中国が多いが、ベトナムとの連携も拡大しつつある。また、適切なパートナー選び、日常のコミュニケーションが連携のポイントとなっている。


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読み手不在で、中身が薄く、言葉の定義が甘い

昨夜、沖縄の実家で母と二人でサスペンスドラマを観ていたら、忘年会から戻ってきた父が、開口一番「×××に関して署名してくれ」と書類を差し出しました。

おいおい、どこぞやのボランティア活動ですか。

サスペンスドラマを観ながらメルマガを書いている私は、脊髄反射で「政治ネタならお断り」と冷たく一言。

すると父「いや、これは、労働者が◇△○×□◇△○×□・・・」と説明を始めましたが、全く意味不明。

仕方なく、私は父から署名の依頼書を受け取り、さらっと眺めます。日本語らしき言語で書かれたA4用紙4,5枚の文書です。ドラマを観つつメルマガを書きながら請願書を斜め読みしましたが、全く理解できません。

無茶な態勢で書類を見たので、きっと請願内容が頭に入らなかったのでしょう。TV終了後に気を取り直して再チャレンジ。

ところが、今回も駄目。小学校の校歌と同等か、あるいはそれ以上に意味不明な言葉が羅列されています。一瞬、自分の知能が劇的に低下したのかと勘違いするほどでした。

そこで、何を思ったのかわたし、このダメ文書を問題を分析し始めます。自称コミュニケーション・マネジメントの専門家として、好奇心に火がついてしまったことに気づきました。

どれどれ、ふむふむ・・・


分析を始めて10分間、答えは分かりました☆

・ダメ原因1 業界用語が多すぎ
・ダメ原因2 指示語がどれを指すのか曖昧
・ダメ原因3 接続詞の乱用で文章がだらだらと続く
・ダメ原因4 定義が甘い、定義をすっぽかす

3と4について、例を用いて簡単に説明します。

・ダメ原因3 接続詞の乱用で文章がだらだらと続く
→主語が異なる二つの文節が接続詞によって接続される。
「それは・・・というもので、・・・にあたります。」
(指示語不明病との合併症)

・ダメ原因4 定義が甘い、定義をすっぽかす

「第一の条件は・・・です」ときちんと箇条書きされているのに、条件定義が甘いため、条件の境界がぼやけてしまいます。よって、類似品との違いが認識できず、とても応援する気になれません。


言いっ放しだと父に悪いので、ちゃんと改善案を示します。

改善案1 書き手は読み手を意識する(マーケティングの基本)
改善案2 接続詞を使わず、文章を短くする
改善案3 読み手に文脈で判断させず、すべて具体的に書く


中身がなく、読み手に「行間を読む」ことを強要する文言の例。

「自発的に活用する」
「ご支援の輪を積極的に広げていただく」
「アイデンティティを促進する」
「関係を積極的に促進することが求められています」

↑は原文から拝借しました。これれは前後の文脈がないとほとんど理解不能でしょ。恐ろしいことに、前後の文章を読んでも理解の助けにはなりません。

興味ある方には、原文のURLをこっそり教えます。自己採点して、私の分析結果を比べてみてください。


さらに、あなたが書いた仕様書を診断します。

勇気ある方はお気軽にメールをください。守秘義務の範囲内で文書を開示していただければ、私の分析結果をお教えしましょう。けちょんけちょんに叩かれるかもしれません。お覚悟を。

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出来の悪い従業員と一緒にして欲しくない中国人技術者

中国人の日本人像
日本人は、自分の責任範囲外のトラブルまで自分の責任として考えます。それは会社の責任ですが、個人責任ではありません。私には信じられません。
 (中国人)

中国オフショア開発を成功させるには、要所でのレビュー徹底が欠かせない。ところが、マネジメントの思惑とは裏腹にオフショア開発のレビュー活動は効果を発揮しない。

日本と中国の文化の違い。これまで、何度も何度も同じテーマが扱われてきたが、やはりレビュー活動でも文化の違いは無視できないほど大きい。

・日本側の干渉を嫌う中国人技術者

 中国では「信頼=放任」という考え方が強いから

・出来の悪い従業員と一緒にして欲しくない中国人技術者

 不具合を出すのは一部の連中なのに、連帯責任を取らさせる雰囲気を嫌う

■成功の勘所

オフショア開発でレビュー活動が機能しない原因は他にもある。

・ブリッジSEがボトルネックになる
・中国でエビデンス(evidence)が取得されない

それぞれについて、文化的相違の観点から説明してみよう。

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多産多死の県

沖縄の人は長生き。今まで固く信じられてきた神話ですが、そろそろトップの座を降りなきゃいけなくなってきました。

確かに沖縄の女性は長生き日本一の座をかろうじて死守しましたが、男性部門の成績は全国平均を下回ります。
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200712181300_01.html

おばーは長生きだけど、
おじーはそうでもない。

そういわれる時代になりました。
でも、これは統計の間違った解釈です。正解は次の通り。

おばーは長生き、
おじーも長生きだけど、
団塊世代以下の若い男性は短命。


今回の沖縄出張ではじめて知ったのですが、沖縄人男性の肥満度は全国ワーストワンだとか。肥満の原因として、欧米化した食生活、車社会、そして、酒の飲み過ぎが槍玉にあがっています。確かに思い当たるフシはあります。あるある。

出生率全国トップ。
男性の自殺率も全国トップクラス。
つまり、多産多死の沖縄県。

ワーキングプアではないけど、失業率は全国トップ。


いやはや、何はともあれ、何事も1番(best/worst)がいい・・・、といいたいところですが、そうは思わない「てーげー」なところも沖縄の県民性かと。


2007年の私は、不摂生を繰り返す不健康な一年でした。セミナーで終日立ち続けると、翌日にはふらふらになってしまいます。以前なら、二日連続セミナーではしゃいでも、翌日にはけろっとしていたのに。

学生時代は、スポーツ万能型のエースアタッカーでしたが、昔から基礎トレーニングやランニングは嫌いでした。地道な体力づくりには不向きな性格の私。

このままだと早死にするので、今すぐ生活習慣を改善しなきゃ。
食事管理と素直な性格には自信があるので、課題は時間管理だな。


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婉曲に表現したら日本人の責任回避だと嫌われた

日本語で書くと、ぜんぜん駄目です。
僕は日本人ですが、英語で書いたレポートの方が論理的かつ簡潔に表現できます。日本語で書くと、ぜんぜん駄目です。
(米国留学経験のある日本人)

日本人から中国人技術者に不具合を連絡する場面より。


「問題となった画面表示とDBの不整合について。仕様書ではそう書いていますが、×××××とすべきではないでしょうか?」


依頼側の日本人は中国人技術者の面子を配慮して、婉曲に不具合の原因を伝えたつもりだった。ところが、この指摘を受けた中国人技術者は、この言い方は日本人の責任回避だと不満を漏らした。


■成功の勘所

オフショア開発では、読み手を意識して、相手国の言語に翻訳されることを前提に文章を書こう。外国人に伝わる文章のコツは、コンテキスト(文脈)ではなく、コンテンツ(内容)を充実させること。

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管理≠マネジメント

琉球大学の授業で、アドミニストレーションとは何ですか?と質問したところ、回答までにずいぶん時間がかかりました。

PMBOKの契約管理プロセスの"管理"はアドミニストレーション。
PMBOKの品質管理プロセスの"管理"はコントロール。
MBAの"A"はアドミニストレーション。

私たちが普段から無意識に使う「管理」という言葉ですが、いろんな意味があって面白いですね。てか、ややこしいですね。

では、システム管理者の"管理"は何でしょうか。


沖縄語の「あふぁい」や「からい」が東京では通じなくて、何度も困りました。

このおかず、ちょっと「あふぁい」さ。 
・・・???

この味噌汁よ、でーじ「からい」ね。
・・・???

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「言った」「言わない」のトラブルなど皆無

ルール通りに仕様変更
依頼表や変更指示書の作成に半日ほど費やします。(日本人)

意外に思われるかもしれないが、オフショア開発で「言った」「言わない」のトラブルに巻き込まれたことなど一度もないと豪語する実務者は少なくない。

張本人に詳しい話を聞いてみると、残念なことに奇をてらった妙案は出てこない。

・質問や各種依頼は全てQ&A連絡票に書く
・TV会議の後には、中国側に議事録と質問一覧を提出してもらう
・日本側は必ず回答期限を守る
・文書で曖昧な点があれば、即座に電話やチャットで確認する

以上、たったこれだけである。


■成功の勘所

ある会社では、大きな障害もなく無難にオフショア開発がスタートした。しばらくして、互いに信頼関係ができたのを確認。良好な雰囲気の中で、一括請負契約からラボ契約に移行した。ところが、ラボ契約に変わった途端に「言った」「言わない」の問題が続出した。
いったいなぜ?

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大雑把な上半期計画

東京から那覇に向かう機内で2008年の年間スケジュールを立てました。今年立ち上げたオフショア大學に続き、出版・市場調査や企業情報サービスといったシンクタンク機能を強化させます。

そして、秋ごろには本格的なビックイベントを主催する予定。来年もいっぱいお出かけします。10月~12月はまとまった時間を確保して、□□□□でもしようかと検討中。

【お出かけ予定】

1月 東京と沖縄を行き来
3月 杭州、西安
4月 大阪、名古屋、福岡ツアー
5月 オーストラリア
6月 大連、沖縄
12月 那覇マラソン参加

※訪問するけど時期未定:北京、上海、ベトナム
※誘われたら訪問します:中国内陸部、インド、四国、北海道

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ウイークリーニュースダイジェスト(2007/12/14)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/11/26 - 経済産業研究所
企業ネットワークのグローバル化とアウトソーシング

オフショア可能な業務の特徴として次の4つを挙げている。
(1)IT集約型
(2)アウトプットがITに移転可能な業務
(3)コード化できる業務であること
(4)人とのface-to-faceの交流が少ない業務


・2007/12/07 - ITpro
半数以上が「人材の早期育成が困難」と回答

IT関連の人材に関しては,計画性なくアウトソーシングやオフショアリングを進めるのはリスクが高いので注意が必要だ。


・2007/12/07 - ITpro
「どんだけぇ~」「そんなの関係ねぇ」大手270社のIT活用実態

文書化が不十分だったり、開発プロセスの定義があいまいな現状は、オフショア開発の阻害要因にもなっている。中国やインドなどのITベンダーにシステム開発を委託する予定がない企業は70.0%。システム開発を直接発注したことがあるのは23.3%にとどまった。


・2007/12/07 - ITpro
日中のビジネスはもはや不可分の関係」,日中経済のエキスパートが対談

新しい市場でシェアをとるには,100人の平凡な社員よりも1人の優秀な社員が必要。社員の功績に対する評価があいまいで格差が小さい日本企業のやり方だけでは不十分。


・2007/12/10 - アクセンチュア
中国ITインフラ最新事情

中国の最新のITインフラ事情、およびアクセンチュアの中国におけるITインフラアウトソーシングの経験を踏まえ、今後、中国においてITインフラの整備を進めていく際の要所を詳述する。


・2007/12/10 - ITmedia
宋文洲氏が語る日中の違い「日本人は個人の自立が足りないよ」

日本人と中国人の間で「それほど大きな違いを感じない」という。日本企業にとって中国でビジネスをする際に問題となるのは、有能な中国人は日本企業を嫌いに思っている点だ。


・2007/12/10 - ITpro
流れが変わった---インドITに注がれる熱い視線

日本のITは世界の埒外だと思い知った。人材、ノウハウ、プロセス、教育のいずれにおいても日本は遅れている。計画通り成長すれば、08年度の売上高はインドSWITCH6社合計で700億円弱になる。


・2007/12/10 - IT-PLUS
「SE度」高いITベンダーに見える3つのパターン

成功企業は、要件定義・設計・開発・テストといったプロセスごとに、開発部門とは独立の品質管理組織が関与してレビューを十分行なう。外注管理においても契約前に開発メンバーのスキル評価を行っている。


・2007/12/11 - ITpro
インドを世界のサービス拠点に----米IBMのサービス戦略

米IBMがインドから展開するサービスは、開発、運用、BPOの3種。コールセンターで働くインド人の英語のなまりを矯正するための仕組みを日本の東京研究所と協力して開発した。


・2007/12/11 - JETRO
BPOでインド企業の進出相次ぐ (フィリピン)

2007年にはファーストソースやアディティヤ・ビルラ・ミナクスが新たにコールセンター業務を開始した。フィリピン・ビジネスプロセシング協会(BPAP)とインドの全国ソフトウエア・サービス業協会(NASSCOM)は協力協定を締結している。


・2007/12/12 - ITpro
忍び寄るコンプライアンス不況

中堅ソフト会社の経営者は「下請法が本当に、中小ソフト会社を守れるのだろうか」と疑問を呈する。大手は中堅へ、中堅は中小ソフト会社への発注を減らし、オフショア開発を加速させていけばどうなるだろう。


・2007/12/12 - ITpro
インドを足がかりにグローバルを目指す---F、H、N、Nの戦略

海外売り上げ40%超に向けインドを使う富士通。インド企業と提携しサービス拠点を確保した日立。中国リスクの軽減策に位置付けるNECとNTTデータ。


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作業は最も忙しい人に頼め

昨夜、新会社(アイコーチ株式会社)の戦略会議を行いました。
やること盛りだくさん。

原稿編集は幸地。
ホームページと営業ツールは幸地が指揮します。
この作業の責任者は・・・幸地さん。
では、ここの担当者は・・・幸地です。
この重要なポイントは・・・幸地が確認します。

ななななな、なんだこりゃーー。

ええそうですとも。結局は、すべて私に降りかかってきます。
小規模会社が大きくなろうとすると、最初のうちは全部特定の個人に負担が集中します。

来週は沖縄に逃避旅行だ。


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日本から渡された不十分な試験データがトラブルの根源

納品されたプログラムが異常終了する
中国で真面目に動作確認を行ったのか、はなはだ疑問である。
(東京/元請けベンダ担当者)

オフショア開発では仕様に関連するバグが圧倒的に多い。次いで、動作環境に違いに起因する性能問題も目立つ。最近では、いわゆる「初歩的なバグ」は減った。

・プログラム異常終了
・コンパイルエラー
・環境依存資源をハードコーディングしたため互換性ゼロ

ところが、実際には「初歩的なバグ」は一向に減っていないとの声もある。単に上層部に報告されないだけで、日本側の受け入れ現場で必死にバグを潰す姿が確認されている。

しかしながら、受け入れ工程の実態をよく観察すると、受託側の言い分も理解できないわけではない(二重否定)。

「計画では、日本から単体試験データを提供して頂く予定だったのに、実際に頂いた試験データは品質を保証するには不十分であった。」

「君達はそういうが、もし試験データが不完全なら、最初に報告してもらわないと困る。我々は高い単金で素人を雇っているわけではない。これだと、無責任な派遣業者と同じじゃないか。」

「そもそも、オフショア側には不十分な設計書しか渡されていないのに、頂いた試験データの妥当性を判断できるはずがありません」

その後も、話し合いは平行線をたどる。


■成功の勘所

オフショアベンダからの提案書には、「日本から試験データを提供して頂き、その内容を査定し不十分な場合、再提出して頂く」と明記されていた。ところが、問題は発生してしまった。いったい、どこに問題があったのか。

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来週は今年最後の沖縄出張

来週は一週間おきなわ出張。その準備もぼちぼち始めます。2008年に創刊するオフショア開発専門雑誌の準備もちゃくちゃくと進行中。
年末年始は研修と執筆三昧です。

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効率化の手段と信じて仕様書作成の工数を省く

どうせ仕様は固まらない。納期だけが迫ってくる。
仮に仕様を細かく詰めたって、顧客はなんだかんだと合意を留保する。そうして矢継ぎ早の仕様変更。その度に仕様書を書き直すなんて、工数的にやってられない。
(小規模オフショアベンダ/日本人役員)

あなたは、仕様書丸投げに賛成か反対か。いつの間にか読者アンケートの結果は互角の争いになってきた。日本側で小規模オフショアベンダを切り盛りするある日本人役員は、受託側の苦しい胸のうちをこう明かしてくれた。

・どうぜ日本の顧客には仕様を決める権限もなければ、文書化する暇も能力もない。それなら粗い仕様で粗いままさっさと作って、顧客に見せて触ってもらい、ダメ出しされながら現物を手直ししていく方が効率的だ。もちろん、手直し期間の工数は請求できるはずもない。


■成功の勘所

効率化の手段と信じて仕様書作成の工数を省くプロジェクトがある。「仕様書=ソースコード」が日常化してしまい、終わりの見えない客先常駐(監禁)に放り込まれる。第三者への引継ぎも困難。

まともなシステム会社なら、あえて火中の栗を拾う必要もないので、引継ぎ依頼は断固拒否。こんなときの救世主は、恐れを知らない中国やインドのオフショアベンダ。リバースエンジニアリングと称して、技術者が必死でソースコードを洗いなおす。

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「言った」「言っていない」

中国オフショア開発でありそうなトラブルが政府間の外交でも起きました。外務省よ、お前もか!

中国、一方的削除を否定・日中経済対話文書
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20071211AT2M1101G11122007.html

公表した文書は共同文書ではなく、共同プレスコミュニケでもなく、それぞれが対話の内容を紹介するための文書だ。双方の内容が一致しないのは正常だ。中国側が文書の内容を一方的に削除したということはあり得ない。


オフショア開発でありそうな「言った」「言っていない」トラブルが政府与党と野党との間でも起きました。政界よ、あんたもですか。

野党:今年度中に5000万件の名寄せが完了すると言ったでしょ?

与党:そんなこと言いましたっけ?「チェックする」とは言いましたが、「完了させる」とは言ってませんよ。

年金公約を断念 名寄せ困難1975万件
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20071212mh03.htm

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提案してもしなくても、僕の給料は同じ

私の経験上、仕様書を書かない方がコストがかかります
色々やってみて思ったのが、現状で機能を満たしている場合、さらなる提案は厳しいですね。無い場合・あやふやな場合はちゃんと提案してくれるようになりましたが。
(読者アンケートより)

仕様書の丸投げの是非を問うアンケート結果には、既に15件のコメントが寄せられている。クリック数では、いつの間にか「反対」派のご意見が「賛成」を超えてきた。

提示された仕様書に明らかな不備があれば、誰だって指摘できる。オフショア初心者は誤解しやすいが、中国人技術者はドキュメントの精査は大得意だ。

ところが、仕様書に論理的な矛盾がなく、中国での実装に必要十分な情報が揃うと、ワンランク上の提案は難しいという。

「今の画面でもいいけど、こういう画面にしたほうがユーザが使いやすい」という提案は皆無です。きっと「提案してもしなくても、僕の給料は同じ」という考えがあるのだと思います。

→中国人技術者はそこまで冷めてるかな。他の方のご意見も聞いてみたいです。(幸地)


■成功の勘所

中国人技術者にとって、日本語による仕様説明会は苦手である。その一方で、後からじっくりドキュメントを読み込む能力は侮れない。現実には、書いた張本人ですら気づかなかった論理的な矛盾点がいくつも指摘されることだって珍しくない。

・DB設計書と要件定義書で、項目の定義が異なると指摘される
(仕様変更後、DB設計書を更新したが、要件定義書を更新し忘れた)

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ドキュメント生産性に10倍の格差あり

なぜ、日本企業は仕様書を書かないのでしょうか。だって、今でも本当に書かない会社があるから驚きです。

・忙しいから。
・仕様書をまとめる能力が足りないから。
・ドキュメント能力はあるけど、業務を理解できないから。
・エンドユーザが業務を決めてくれないから。
・「え、これで十分では?」と勘違いしているから。

せめて、少しくらいは頭と時間と手を使って文書をつくろうよ、と傍から口で言うのは簡単ですが、現場では複数の問題が絡み合って、分かっていても書けないのが現実。

プログラミングの生産性について、名人と素人を比べると10~100倍の格差があるのはご存知でしょう。

同じように、ドキュメント作成の生産性にも10倍くらいの格差があるのではないでしょうか。

私は、飽きずに4年間766回もメルマガを出し続けているため、物書きとしては自他共に認めるセミプロ(なぜプロじゃない笑)。したがって、文章作成の苦労について感覚が麻痺しているかもしれません。

仕様書をまとめる能力が足りないと自覚する人へのアドバイス。

1.日本語を使わず、英語単語と図面だけで書いてみる
2.図面を使わず、箇条書きを中心に日本語の文章で書いてみる

いずれにせよ、カタカナ禁止。だらだら文章禁止。可能な限り文章に主語を置くとよいでしょう。

そして、文章のリズムは音で整えます。こちらは上級テクニックですが効果絶大。

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受託ベンダ営業と客先常駐要員の態度が異なる

丸投げは中国企業を育てるか?
☆オフショア開発では、依頼主が仕様書の粗さを事前にきちんと説明しておけば、その後に仕様確認不足によるバグが発生しても、それは確認を怠った受託側が悪いことになる。

・賛成(条件付き賛成) (24票) 53%
・反対(条件付き反対) (19票) 42%
・その他 (2票) 4%


(読者アンケート中間結果より)

仕様書の丸投げの是非を問うアンケート結果には、既に12件のコメントが寄せられている。クリック数では「賛成」が多いが、コメントボードでは「反対」派のご意見が多いようだ。


ケーススタディ「受託ベンダ営業と客先常駐要員の態度が異なる」

日本企業の忙しい担当者が中国オフショアベンダに見積もりを依頼する際には「仕様書を埋めてくれますか?無理なら別にいいです。可能なら提案してください」といいます。

すると、中国企業の営業は、仕事が欲しいので無理を承知で「できます」といいます。そして、あてもないのに請負体制を提案します。日本企業は、本当は中国には難しいと感じながらも、他にアテがないのでリスク覚悟で中国人オンサイト開発がスタートします。

ところが、客先常駐ブリッジSEは、自分の仕事を「ブリッジ」だと思っているので、仕様書の行間を埋める気はありません。「何でもできる」と言い放った営業担当とは対照的な態度です。

あるいは、ブリッジSEに意欲があっても、能力不足で仕様書を補完するなど出来やしません。問題は解決されずやがてプロジェクトは暗礁に乗り上げてしまいます。さあ、どうする。


コメント(2件)

・私個人としては、「出来ないことは出来ない」とはっきり言ってもらって、その上でその問題をどうやって解決するかを一緒に考えてくれるパートナーとやった方が、双方納得できる結果になりました。

・委託元には顧客が待っているわけですから、社内もしくは国内外注で仕上げるしかないですよね。「丸投げ」は反対です。委託元で「手配師」「口利き屋」が評価されるようになって、社内の技術力を低下させてしまうので。


■成功の勘所

ケーススタディの答えを考えよう。あなたの周りの状況を鑑みて、適当な前提条件や制約条件を設定して構わない。模範解答ではなく、あなたの会社で通用する具体策を書きなさい。

解答する→ http://clickenquete.com/a/cb.php?Q0023865P00C99c1

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訴えられたカリスマ経営者~追跡・ブランド騒動~

昨夜のNHKスペシャル、とても興味深く拝見しました。

激流中国「訴えられたカリスマ経営者~追跡・ブランド騒動~」
http://www.nhk.or.jp/special/onair/071209.html

“中国財界のスーパースター”と謳われたカリスマ経営者が、未曾有の国際紛争に直面した。中国一の飲料メーカー・ワハハの宗慶後会長が、合弁パートナーである外国企業から訴えられたのだ。「ワハハ」という商標の権利は合弁会社に限るという合意を破り、ワハハ側が商標を勝手に使っているというのだ。品質に定評のあるワハハのようなブランドは中国でビジネスを進める上で貴重な存在だ。ブランドをめぐる攻防に密着し、急旋回する中国経済の最前線を描く。


単なるブランド訴訟問題を民族問題に置き換える中国飲料メーカー総裁の手腕、紳士協定を破りながらもあくまでも合法的に地元ブランドを傘下におさめようとする仏グローバル企業のしたたかさ。

そして、後出しじゃんけんのように中国当局から10年前の公式文書を持ちだす中国側。さらに、手続き不備を指摘して10年前の公式文書の正当性を真っ向から否定する仏グローバル企業。

見ごたえのある攻防でした。契約に対する欧州式と中国式の考え方の違いが見事に対比された興味深い事例です。

欧州式:契約締結時に当事者間で「合意」した。中国は約束を守れ。

中国式:契約締結当時と現在では、契約の前提条件が変わった。仏企業は紳士協定を破りいつの間にか株式の過半数を取得して実効支配を企んでいる。国家ブランド存亡の危機である。こんな理不尽な契約は無効である。昔の「合意」は破棄してよい。

続きが気になりますね

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ウイークリーニュースダイジェスト(2007/12/7)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2007/11/30 - ITpro
出でよ,プロフェッショナルの“サビマネ”


「多くの企業では今だに,運用は開発よりも一段低く見られています」。プロジェクト・マネジャーが「プロマネ」と呼ばれるように,ITサービス・マネジャーが「サビマネ」などと呼ばれるようになれば本物でしょう。


・2007/12/04 - ITpro
【IBM編その2】IBM標準で世界をフラット化

標準化の実現は、買収戦略だけではない。M&Aが通用しないオープン
ソース・ソフト(OSS)コミュニティや、インターネット技術を中心
とした各種標準化団体との関係においても常に“IBM標準”を積極的
に提案するなど、自らが有利に進むために手を打っている。


・2007/12/04 - マイコミジャーナル
受注側から見た日中オフショア開発成功のポイント(2)

2001年の小ブームは2003年までには落ち着いている。いま日中オフショア開発は持続的な発展期にある。


・2007/12/05 - 中国情報局
本社サイドにおける中国人社員の活用

日本の本社で採用した留学生の中から、ある程度選抜して本社または中国法人で活用するシステムを作り上げていくことが必要だ。中国の大学を卒業した中国人エンジニアを日本で採用したいというニーズが高まってきており、自動車やソフト開発などではそれが顕著だ。


・2007/12/05 - ITpro
IT産業衰退はユーザーにも責任

インドや中国企業とグローバルで競争できるのだろうか。日本企業がグローバル展開する際に、IT面から本当に支援できる力を持つIT会社があるのだろうか。その一方で、インド企業を評価し始めたユーザー企業が出てきた。


・2007/12/05 - IT-PLUS
「組み込みソフト」で日本攻略狙うインドIT企業

日本の組み込み系ソフトウエアの分野では絶対的な技術者不足が続いており、商慣習の違いなどには関係なく、技術と品質だけで参入することが可能となる。だが、いつまでも「日本の要求品質は過剰品質」などと言っているようだと、日本の顧客の心はつかめない。


・2007/12/05 - ITpro
中国やインドでも」トロン技術者認定試験を2008年4月に開始

組み込み技術者が不足する中で多くの開発が外部委託されており,技術力をきちんと測る指標が存在しないことから多くのトラブルが起きている。認定試験により技術力を把握できるようにしてトラブルを減らす。受験者数は「世界で年間10万人」(坂村氏)を目指す。


・2007/12/05 - ITpro
望まれる,IT人材育成のためのナショナルセンター

韓国では,サムスンなどの企業が情報通信省や電子通信研究所と共同で,IT専門大学のICUを1997年に設立。ドイツでは,98年に独SAPの創設者の一人が,ポツダム大学内にIT専門学校を設立。ベトナムでは,FPTコーポレーションが2007年にFPT大学を設立している。

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アイコーチは株式会社に

今日から、アイコーチは株式会社に生まれ変わります。

旧:アイコーチ有限会社
新:アイコーチ株式会社

社名以外の変更点。

・社員/役員を採用
・本社を東京新宿に移転する予定
・来年1月に増資予定

これまで、アイコーチは社長と事務局1名、そして上海、新宿、東京日本橋のパートナーと共に歩んできました。規模は小さいですが、ピリリと辛い一匹狼的な存在でした。

これからは、オフショア開発リーダ人材を育成するオフショア大學を中心に、オフショア関連の市場調査・執筆・講演で業界をリードするオフショアリング研究所、そして、業界団体・コミュニティ活動を支援するオフショア開発フォーラムの3本柱で頑張ります。

今後とも、よろしくお願いします。


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丸投げは中国企業を育てる

最初に警告しましたよ。仕様確認を怠った受託側が悪い
あなたは、受託企業の窓口担当だとする。もし、大手の得意客から、「最初に言っておきますが、この仕様書は完璧ではないので、途中で問題を見つけたらすぐに確認してくださいね」と仕様書を渡されそうになったら。あなたは、どうやってこの場を切り抜けるか。
(出題/本誌発行人)

どちらかと言えば、上記コメントは発注企業に「批判的」である。ところが、丸投げは受注者を育てる絶好の機会となると主張する声もあるので、参考までに紹介しよう。


・こうした丸投げは、中国側の企業に必要以上に訓練の機会を与える。その結果、中国側企業の地力がついて来る。実際に我が社が属する□□業界では、丸投げがフツーになってしまっている。メーカーの意地で仕様書をきちんと作っても、そのコストが日本の販売コストで吸収できない状況になっている。(日本人)


☆オフショア開発では、依頼主が仕様書の粗さを事前にきちんと説
明しておけば、その後に仕様確認不足によるバグが発生しても、そ
れは確認を怠った受託側が悪いことになる。

◆賛成(条件付き賛成)
◆反対(条件付き反対)
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年12月12日23時00分
協力:クリックアンケート

↑個人情報は入力不要。IPも分かりませんのでご安心を(幸地)


■成功の勘所

先述した「丸投げは中国企業を育てる」と主張した日本人読者は、この後に日本が中国に丸投げを許す前提条件や、失敗したときのリスクについても詳しく触れている。

あなたは、どんな条件が揃えば「丸投げが中国を育てる」に賛成するか。それとも「丸投げ」は絶対反対か。

ここでの「丸投げ」とは、「最初に言っておきますが、この仕様書は完璧ではないので、途中で問題を見つけたらすぐに確認してくださいね」と念を押して仕様提示することを意味する。


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インターネットが発達しても電話好き

沖縄出張から戻り、久しぶりに横浜本社にこもっていたら、電話がじゃんじゃんかかってきます。これだけインターネットが発達しても電話好きな人って大勢いらっしゃいますね。

今年の12月はオフショア大學、コンサル業務、そして執筆&講演で日程が埋まりそう。めちゃくちゃ忙しいわけではありませんが、自己管理を疎かにするとまた体調を崩しちゃいそう。

東京の米国系企業に勤務する友人は、一日に200通近くのメールに目を通して、うち約半数の100通のメールには返信しているそうです。先日の国内出張でも、新幹線で東京から大阪に移動する間は、ほとんどメールの処理に追われていたそうな。

米国勤務の上司から、時差を無視した作業指示が昼夜を問わず飛んでくるとのこと。あんた、本当におバカさんね、と笑ってあげました。ですが、その友人のやり方が正しいのか、間違っているのか、いったい誰が判断できるのでしょうか。

うちの母親(元数学教師)に聞いたら、こう答えるでしょう。
健康第一。
仕事はその次。

全国統一学力テストで最下位の沖縄県民は、今日も笑いながらちゃんぷるーを食べています。最近私はちゃんぷるーよりも、煮付け料理が好きです。

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最初に警告しましたよ。仕様確認を怠った受託側が悪い

行間を読んで、何か疑問があれば聞いてください
これが仕様書です。不十分かもしれませんので、何か疑問を感じたら随時確認してください。私は、常にここにいますから、いつでも気軽に声をかけてください。よろしくお願いします。
(大手システム会社/発注担当者)

先日お会いしたオフショア開発マネージャは、大手システム会社から仕様説明を受ける際に言われた上記セリフが頭に焼きついて離れない。

大手システム会社の発注担当者が意図するところはこうだ。ボタンのかけ違いで、オフショアベンダから納品されたプログラムに仕様理解不足による不具合が見つかったら、それは「仕様書の確認を怠った受託側の責任」だということ。

一方、オフショアベンダが気を利かせて仕様書の行間を埋めたとしても、発注者の意図と少しでも違えば、それは「受託側が暴走して、勝手に誤った実装をした」とバグ扱いされるのが関の山。

前出のオフショア開発マネージャーは、日本企業がパートナー企業を格下の「下請け」扱いする尊大な態度に憤りを隠せなかった。これは、いんちき占い師と一緒で、どんな状況でも自分は責任を取らずに済む大手システム会社の悪知恵に過ぎないと嘆いている。


■成功の勘所

あなたは、受託企業の窓口担当だとする。もし、大手の得意客から、「最初に言っておきますが、この仕様書は完璧ではないので、途中で問題を見つけたらすぐに確認してくださいね」と仕様書を渡されそうになった。あなたは、この場をどのように切り抜けるか。

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オフショア開発の裾野を広げる活動は大歓迎

先週紹介した「システム開発ジャーナル Vol.1」の特集記事です。
記事を書かれた専門家から直々にご連絡をいただきました。こうしたオフショア開発の裾野を広げる活動は大歓迎です。さっそく私もアマゾンで注文しました。ぽちっと。

■特集2 オフショア開発最前線
「コスト削減」はもはや通用せず!?

1990年代頃からソフトウェア開発作業の海外委託が行われてきましたが、いまや大手ベンダーでオフショア開発を導入していないところはないとも言える状況です。ただ、これは主に大規模案件を中心とした話。

今後は、中小規模のシステム開発案件でもオフショア開発の導入が進むものと思われます。本特集では中国、インド、そして「これから」が期待されるベトナムやフィリピンなど、国ごとのコストやスキル面などの最新事情を踏まえ、今後プロジェクトにオフショア開発を導入する際に注意すべき点を先駆者や専門家が解説します。

Part1 中国編
Part2 インド編
Part3 ベトナム編
Column フィリピン

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839925992/aicoach-22/ref=nosim

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「下請け」的発注を超える

1990年代頃からソフトウェア開発作業の海外委託が行われてきた
いまや大手ベンダーでオフショア開発を導入していないところはないとも言える状況です。ただ、これは主に大規模案件を中心とした話。今後は、中小規模のシステム開発案件でもオフショア開発の導入が進むものと思われます。
(システム開発ジャーナル Vol.1 特集2より)


メディアを通じてオフショア開発の未来像を語る人が増えてきた。日経BPは「グローバル・ソーシング」という言葉を用いて、戦略的なアウトソーシング実現を提唱する。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/global/index.html


インド事情に明るい友人からも、次の便りが届いた。

・インドへの「下請け」的発注は難しい。

インドIT大手は日本企業とパートナーとしての関係を求めており「協力はするが下請けにはならないというのが彼らの方針。インドで下請け的業務を委託する場合は、中小企業から探すことになる。ただその場合は日本語力に大きな期待ができない。日本側に優秀なブリッジSEが必要となる。

・グローバル展開を視野に

日本のIT企業の海外進出に際して国ごとにシステムをカスタマイズする場合に、すでにグローバルに展開しており、英語力のあるインド企業と協業することで、スムーズな展開が期待できる。


先日発売された専門誌の特集記事は、今後のオフショア開発ベンダは以下の新しい機能を果たすことになると予見する。

1.自国向けのローカライズを担当

2.自国の顧客向けのシステム開発においては要件定義などの上流工程を担い、その後の工程はノウハウや資産を持つ日本企業と協業で開発をする

3.マーケティング活動や国内販売網を提供する

4.保守開発や運用業務を受託する

(システム開発ジャーナル Vol.1 特集2より)

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12月と1月の予定を確定させます

今年4月に入社した新入社員達がオフショア開発関連の部署に続々と配置されているようです。経験の浅いプログラマや初級SEを対象に、オフショア開発のコツを伝える場を提供しようかと検討中。

そろそろ12月と来年1月のスケジュールを固めますので、要望があれば若手実務者向けのオフショア開発トレーニング(集合研修)を組みたいと思います。

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