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丸投げは中国企業を育てる

最初に警告しましたよ。仕様確認を怠った受託側が悪い
あなたは、受託企業の窓口担当だとする。もし、大手の得意客から、「最初に言っておきますが、この仕様書は完璧ではないので、途中で問題を見つけたらすぐに確認してくださいね」と仕様書を渡されそうになったら。あなたは、どうやってこの場を切り抜けるか。
(出題/本誌発行人)

どちらかと言えば、上記コメントは発注企業に「批判的」である。ところが、丸投げは受注者を育てる絶好の機会となると主張する声もあるので、参考までに紹介しよう。


・こうした丸投げは、中国側の企業に必要以上に訓練の機会を与える。その結果、中国側企業の地力がついて来る。実際に我が社が属する□□業界では、丸投げがフツーになってしまっている。メーカーの意地で仕様書をきちんと作っても、そのコストが日本の販売コストで吸収できない状況になっている。(日本人)


☆オフショア開発では、依頼主が仕様書の粗さを事前にきちんと説
明しておけば、その後に仕様確認不足によるバグが発生しても、そ
れは確認を怠った受託側が悪いことになる。

◆賛成(条件付き賛成)
◆反対(条件付き反対)
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2007年12月12日23時00分
協力:クリックアンケート

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■成功の勘所

先述した「丸投げは中国企業を育てる」と主張した日本人読者は、この後に日本が中国に丸投げを許す前提条件や、失敗したときのリスクについても詳しく触れている。

あなたは、どんな条件が揃えば「丸投げが中国を育てる」に賛成するか。それとも「丸投げ」は絶対反対か。

ここでの「丸投げ」とは、「最初に言っておきますが、この仕様書は完璧ではないので、途中で問題を見つけたらすぐに確認してくださいね」と念を押して仕様提示することを意味する。


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Comments

説明のしかたによるのでは。
「粗いので不明点はお問い合わせ下さい」なのか「粗いので細かいところは適切に判断してください」なのか。

Posted by: ぺ | December 06, 2007 06:08 AM

中国企業を使う目的は何でしょうか?中国企業を育てることであれば丸投げも一つの手段だと思いますが、ほとんどの発注側企業は、コストや人材確保なのではないかと思います。仕様書作成のコストをその後の中国企業活用で回収できないのであれば、仕様書を作れない発注側の生産性向上を図るか、中国企業を使わない方が良いと思います。

Posted by: ひらじ | December 06, 2007 06:09 AM

システム開発において、よく言われるのは:
Garbag in, Garbag out.
粗い仕様書を渡すことで、よい結果は望めません。

また、オフショアを育てる、という立場にいるならば、
洗練された設計書と、受託側が理解できるほど、丁寧な説明と、適時のフォローアップは必須です。

Posted by: 香山 | December 06, 2007 06:11 AM

「最初に言ったから」で済まされる問題では無いでしょう。委託側が「仕様書が完璧でない」という問題を認識して、その状況を伝えたところまでは良いとして、その後、対応をトラッキングしていないということですよね。「完璧ではない、問題があるはず。なのにQAや確認の連絡が少ない」というところで気が付いて、委託側がチェックしておくべきだと思います。
作る側としては、仕様書の中で辻褄が合っていなかったり、「作る」ための問題が見つからなければ、問題無しと判断するでしょう。
若しくは、その仕様書の内容を正しく精査するという「作業フェーズ」を設ける、人員をアサインするなど、計画段階での委託者のチェックが必要です。
昔あった「耐震郷土偽装問題」でも、現場の作業者は、その設計書(仕様書)でもビル(プログラム)は建つ(開発できる)のであれば、作業自体は進んでしまいますよね。それと似たような問題だと思います。

Posted by: あのにます@Saigon | December 06, 2007 06:12 AM

仕様書が粗いのであれば、中国企業がその仕様書から判断し洗練した設計書を作成し
依頼主で承認を得ないと、後々、大問題になる可能性が出てくる話ですね。
事前に話があるのですから、中国企業は、リスクを考え、見積もってくださいと
言われていると判断し、見積もればいいことだと思います。
依頼主は、あまり、工数削減できないし、納期遅延の発生等、リスクを負わないと
いけなくなりますので、この事前説明を上手くやらないと、不信感が募って
失敗に終わるだけなので、話が纏まらない場合は、この案件は、事態することですね。

Posted by: ま | December 08, 2007 02:46 PM

完璧な仕様書はあまりないと思います。
ただ、仕様書に一言書かれて、具体的に書かれていない分はQAで解決、おかしいと思われるところもQAで解決できます。書かれていない分は作れないですね。

Posted by: 処ン好 | December 08, 2007 02:47 PM

皆さん、こんにちは幸地司です。
たくさんのコメントありがとうございます。クリック数は「賛成」が多いですが、コメントボードでは「反対」派のご意見が多いようですね。

現実には、日本企業の忙しい担当者は「仕様書を埋めてくれますか?無理なら別にいいです。可能なら提案してください」といいます。

すると、中国企業の営業は、仕事が欲しいので無理を承知で「できます」といいます。そして、あてもないのに請負体制を提案します。日本企業としても、本当は中国には難しいと感じながらも、他の発注先がないのでリスク覚悟で中国人オンサイト開発がスタート。

ところが、オンサイト常駐するブリッジSEと前出の元気だけはいい営業との隔たりは大きい。駐在するブリッジSEは、自分の仕事は「ブリッジ」だと思っているので、仕様書の行間を埋める気はない。あるいは、意欲はあるが、力不足で仕様書を補完できない。問題は解決されずやがてプロジェクトは暗礁に乗り上げてしまいます。さあ、どうする。

Posted by: 幸地司 | December 08, 2007 02:49 PM

やはり、受注側とよく詰めた方がいいかなと思います。
●反対(条件付き反対)

Posted by: ひろき(H.O.) | December 08, 2007 02:51 PM

ソフト開発の結合時に、仕様書不備による問題がでれば結合先(利用側)が対応すれば済む問題と判断されてしまい、対応させる場合、追加費用が発生する為。
@そのような地力の付け方を行っても、
その地力は別オフショア企業・他社の委託案件に流れてしまう傾向が高いと感じる為。
@仕様書不備を見つけられなかった責任を相手が認めても、特に瑕疵責任にはならず、初期見積もり金額内での対応要求が法的にできなくなってしまいそうな気がする為。

Posted by: Taru | December 08, 2007 02:53 PM

1)仕様不備は絶対に発生する前提。
2)その不備をどうやって埋めるかは、委託側、受託側が双方歩み寄って(踏み込んで)解決すべき問題。
3)仕様不備が多すぎると、受託側の責任を問えなくなってしまい、委託側が自分達で修正せざるを得なくなってしまう。(自分達のミスと受託側のミスが絡み合って、分離できなくなるため)

これらのリスクをどうやって回避すべきかは、委託側が適切にマネージメント、判断すべきだと考えますがいかがでしょうか?

私個人としては、「出来ないことは出来ない」とはっきり言ってもらって、その上でその問題をどうやって解決するかを一緒に考えてくれるパートナーとやった方が、双方納得できる結果になりましたが・・・・

Posted by: あのにます@Saigon | December 08, 2007 02:54 PM

こんにちは。かつです。考えてみました。

> 暗礁に乗り上げてしまいます。さあ、どうする。
委託元には顧客(or 市場)が待っているわけですから、社内もしくは国内外注で仕上げるしかないですよね。

すると、、、
> どんな条件が揃えば「丸投げが中国を育てる」に賛成するか。
の答えが見えてきました。

ⅰ)委託元の経営層が育成の為の失敗リスクが存在することを許容している。
ⅱ)委託元に(最悪の場合)作り直すことのできる技術力がある。
ⅲ)委託元に(最悪の場合)作り直すことのできるコスト負担力がある。

なお、丸投げが「中国側を育てる」という面は確かにあると思います。
受託側現場で納期・品質問題が発生すると「仕様書不備」という原因が必ず含まれます。
現場の言い訳(開き直り)の材料として最適なのでしょう。

でも、その言い訳を許容していると進歩がないので、難しいのは承知で、以下のように言ってます。
『(仕様書不備という原因分析は)もう、聞き飽きた』
『完璧な仕様書があれば、どこの会社でも・誰でも(コーダでも)できるよね?』
『完璧な仕様書がなくても仕上げることができる!というのを強みにしようよ』

テーマからは脱線しますが「丸投げ」は反対です。
委託元で「手配師」「口利き屋」が評価されるようになって、社内の技術力を低下させてしまうので。
SIベンダじゃなくて、仲介会社を目指すのならいいのでしょうが…。

古い記事ですが、富士通の部長さんがそのようなことをコメントしています。

『富士通の危機は日本の危機』
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NC/yajima/20030515/1/

Posted by: かつ | December 08, 2007 08:03 PM

新しい業務を中国にオフシェアする場合、外部設計は日本でチャント書かないと、大体失敗すると思います。

中国の営業マンは何でもできるというので、実際やってみたら、仕様書に書かれている分しかできない。これは当たり前だと思います。原因はやはりブリッジSEの能力問題です。

もし、中国のソフトウェア会社が日本の会社のリーダーレベルの人(日本でのSE歴が最低5年以上)をオンサイトさせて、こういう能力のあるブリッジSEがチームを作って、日本で外部設計を作ってくれたら、問題がないと思います。

ただ、現状は中国のソフトウェア会社のブリッジSEは殆どPGレベルのブリッジSEです。設計できるリーダー級のブリッジSEはまだすくないです。

オフシェア先の中国のソフトウェア会社のブリッジSEの能力とプログラマーの能力はオフシェアが成功するかどうかのキーポイントになります。
チーム中に、1人のできるブリッジSE(オンサイト)+1人のできるPGリーダー(オフサイト)=成功

ブリッジSE能力のあまりない会社(中国でこういう会社は多いと思います)にオフシェアを出す場合、外部設計をチャント日本で書かないとオフシェアしないほうがいいと思います。出すと、余計にコストが掛かってしまうですから。こういう場合は逆に日本で作った方が安くなります。

Posted by: 処ン好 | December 09, 2007 10:08 PM

少し、話題からずれますが…
最近「丸投げ」っていう言葉の捉え方が個人的に変わってきました。
身近に、今までの業務委託的なオフショア開発ではなく、社員不足を補うリソース共有的なオフショア連携を意識することが増えてきたからです。
こうなってくると、国をはさんで、お互いが責任の擦り付け合いをするということをやっている場合ではなくなってきます。
ある分野において、リソースを共有して、全体を任せようとすれば、ある期間においては、丸投げ状態になるのも当然といえるかもしれません。

Posted by: Hirose | December 11, 2007 03:34 AM

私は違う業界(建築図面)でフィリピンでブリッジの役目をやっています。面白いなぁ、と思っていつも読んでいます。

仕事を請ける側の立場として、「きちんとした仕様書がなければ請けない」という人は確かにいます。

しかし、きちんとした仕様書を書くにはコストがかかるので、アウトソーシングしても何のコストダウンにもならない

(ごめんなさい、建築業界ではまだまだコストカットのためのアウトソーシングなんです。)



私は、丸投げ大賛成派です。丸投げしてもらったほうがやりやすいし、丸投げして思い通りのものを出せない外注など、存在価値が無いと思っている。

きちんとした仕様書(原稿)をもらってもかならず間違いや食い違いが多数潜んでおり、それらに振り回される時間が非常に長い。相手もその準備に非常に時間がかかる。

逆に丸投げであれば、設計の意図を汲み取りながら、ときには設計をしながら、発注者との会話を重ねていきながら、相手の意図したものをつくることができる。

メールも5行以上は書かないでください、そんな暇があったらスカイプで話をしましょう、といっています。



ただこれには1000万超の優秀な日本人ブリッジが必要です。一見コストがかかるように見えるが、これが一番双方にとって効率がよいと思う。




Posted by: しゅう | December 11, 2007 03:36 AM

仕様書に無い事は開発しなくても罪にはなりません。
損害賠償請求はされる事は無いはずですので、
悪い・悪くないという点で、受託側は悪くはないはずです。


ただし、言わなくても何でもやってくれるベンダーは、
確かに、他社と比較してメリットがあるかもしれません。

とはいえ、いきなりそういう関係は無理だと思います。
数年同じベンダーさんと仕事をして、
「お互いの癖」「行間」が読めるようになると。


コスト的に仕様書を書けないという意見があるようですが、
私の経験上、仕様書を書かない方がコストがかかります・・・


#こういう事でモメる会社に限って、
#契約書に裁判所を明記していないんですよね


今、あるベンダーさんとこの練習をしています。
わざと雑な仕様書を書き、行間を読ませ、提案させ、色々奮闘中です。
「違う、そうじゃなくて・・・」
「その場合は・・こう・・」
「他社さんはこうだから・・・」
・・・毎日の出来事をブログにでもしようかなぁ(笑


色々やってみて思ったのが、
現状で機能を満たしている場合、さらなる提案は厳しいですね。
(無い場合・あやふやな場合はちゃんと提案してくれるようになりましたが)
例えば、
「今画面でもいいけど、こういう画面にしたほうがユーザが使いやすい」
という提案は皆無です。きっと
「提案してもしなくても、僕の給料は同じ」という考えがあるのだと思います。


最近は、他社と比べたくて仕方ないです。
同じ仕様を投げて、各社どういうものが出てくるのか、
そういうコンテスト無いですかねぇ??(笑


●反対(条件付き反対)

Posted by: しみけん | December 11, 2007 03:37 AM

凝りもせず、3回目の書き込みです。

プロジェクトがうまくいかなかった原因は、マネジメ
ントにあると思うので、受託側が悪いとはいえないで
しょう。よって、「受託側が悪い」という意見には
反対です。
ただし、適切な「丸投げ」は、委託先の成長につなが
ると思います。

ここで、「丸投げ」の定義が重要だと考えます。
つまり、「任せる」と「放ったらかし」の違いで、
受託側の成長と、プロジェクトの成否が違ってくると
思います。

今回のケーススタディでは、目の前のオフショア先と
仕事をすることは決まっているということですよね。
と、いうことは相手先が特定されているという
「制限事項」ありきですから、その相手先とどうやれ
ばプロジェクトを成功させることができるのか?
そのための努力は怠ってはいけないと思います。
今回のケースは、ふたを開けたらびっくりという、
最後まで何もしなかったパターンですよね。その点に
関しては、やはり委託側に問題があるのだと思います。

相手先を選択できる余地があるのであれば、自分達の
やり方でうまくやってくれる相手先を見つけることも
一つの方法だと思いますが、今回のケースでは当ては
まりません。
適切な対応で丸投げすることで、受託側は成長するで
しょう。ただし、うまくいかなかった場合の責任は、
委託側にあるというのが私の意見です。
色々な制限事項の中で工夫しながら成功を導く、それ
がマネジメントでは無いでしょうか?

#昔読んだ、「ザ・ゴール」を思い出しました。

Posted by: あのにます@Saigon | December 11, 2007 03:39 AM

PMIにおけるコミュニケーション管理はオフショア開発に多大な課題になっていると思っております。特に生産拠点(ソフト工場)になっている海外会社に対しては、まずものをどこまでどのように作ればよいかを最も関心しているのです。日本側のPM、PLはWBS、スケジュール表に工夫するのは当然なんですが、細かく書いたDD書ないしPD書を向こうに出したら一番効率アップ。

メリット:
離れた場所にいる知らない人間とコミュニケーションとるための時間が短縮可能。開発効率アップ、QA回答スピードアップ、質問件数の削減、問い合わせ時間の短縮、スコープ管理の明確、責任の明確にも有効。

一方、もう慣れてきたから、パートナーとして二回目一緒に仕事をやるときに仕様書を削減と考える方もいらっしゃると思いますが、転職率高い、モチベーション問題などことにより困っている海外開発チームにとって、指示不明の内容を漏れないようにきちんと理解し、常識と思われたやるべきことをしっかりするのは容易ではありません。従い、発注する前に、オフショア開発の受注側はどうのような会社を依頼する前に調べておく必要がある。パートナー選択は大事だをいいながら、コスト削減のためにいきなりプロジェクト管理できていない小さなベンダさんとひも付くのは危険だ。ちゃんとプロジェクト管理できている会社であればいいんですけどね。だけれど管理できているベンダに発注しても開発の際に仕様不明のところが出てくるのは当たり前だろう。ようは、仕様書をどの程度に書くべきかを明確する必要があります。たとえば、見積もり10000ステップの工程に対し、なんステップの仕様書をかくべきかを事前に明確しておくのは大事だと思っております。仕様書作成を担当するのは人間だし、実装担当のも人間だから、漏れや誤りが成果物の中に入ってしまうのは当然なんです。もちろん仕様書作りに時間が掛かりますが、受注側担当者への指示を明確化したうえ、発注側担当者自身の仕様理解にも役に立つと思いますよ。

コストセーフラインに基づき、リスク管理をきちんと考えたうえ、日本側から仕様書をきちんど作成し、丸投げのは必要ではないのでしょうか。もし仕様追加、変更などがあれば、発生した工数を別のタスクとして受注会社からソース修正してもらったほうかよいと思っております。

Posted by: おう ひろし | December 12, 2007 09:40 PM

結構面白い議論になってきましたねぇ
「丸投げ」もとネタ提供者として以下発言。

1.「丸投げは中国企業を育てる」
皆様の議論の中で、この発言者が誰なのか、立場が曖昧。
発注者側なのか、それとも受注者側なのか。
元々のメルマガ主催者の投げかけは、「中途半端な仕様書を受け取った、あなたならどうする」であったはず。
それを受けての「丸投げは中国企業を育てる」は
受注側、もっと言えば、受注側のマネジメントの姿勢として発言したつもりです。

この立場だと、「あのにます」さんの言う、マネジメントの問題いう発言は、まさに小生当を得た回答、ビンゴです。

2.そういう意味でいけば、「丸投げ」を「丸受け」すればもう少し議論が違う方向にいったでしょうね。

3.そこで、全く違う業界の話をします。(ちょっと抽象的にしていますので、わかり難いかも知れませんが)
香港駐在中に、小生のお客さんで、商売のムチャクチャうまい香港人がいました。結構、あちこちのお客様のオーダーを取っていた。
新規の客先が、彼の事務所を訪問したら、
そのとき、新規のお客様は、まぁ仕様書を書く人とか含めてフル装備の一個連隊で事務所を訪問。
それぞれの立場でお客さんの能力を確認。
各方面でOK取った上で、相手の値段を聞くと、
これが予想以上に安い。受注している客層も一流だし、
商品も悪くない。その上で値段が良いと、一も二も無く発注。
出来上がってきた商品も、全く悪くない。100%信頼置けた。
そうした取引を2年ほど継続、いつも一個連隊で来ていたあるとき、彼が取引先のトップに向かって、一個連隊の誰かをこそっと指差し、「あれ一人で幾らかかっているのか?」「給料はこれで、その他これこれで結構高い」
「そんなにかかっているの?ところで弊社の受注部隊の働きは?結構御社の社員とやり取りできるだけの能力あるでしょう・・・しかも弊社はご存知の通りいろんな方とお付き合いがある。今後は発注者のあなただけが来て打合せしてくれたら、弊社の社員がきちんとお気に召す商品を上げますよ・・・実績もそうだし・・・それに実際御社の社員が作った仕様書では、現場は動かない、弊社で再度アレンジしている。弊社の社員を只で、御社の社員と思って使ってくれたらどうですか」との甘い汁。

色々過程を経ても、結局この会社にほとんど丸投げしてしまう、取引先。一個連隊の社内経費も落とせたし、商品は問題なし、
おんぶに抱っこでこの取引先と関係を深める。

3-4年した頃、この香港人の会社は値段を上げてくる。
取引開始直後の値段ではない・・・経費削減して出した利益分が、そのままこの香港人に取られるくらい・・・でも、この取引先は、既に香港人の長期戦略で、自社に一からできる後方支援部隊だった一個連隊は閉鎖、骨抜きにされていたことに気づくが、それでも他社に振るわけにはいかず、
あたかも彼の会社の販売会社然とした業務になってしまった。

小生がいう「丸投げで育つ」いうのは、そこまでの商売の将来性を読んで、会社をデザインしての前提条件です。

Posted by: 芋たこ北京 | December 12, 2007 09:41 PM

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