« カントリーマアムは3個まで | Main | アポ勘違い »

怒っても効果なし、謝罪するが改善なし

コーディング規約を守らない中国子会社にご立腹・・・効果なし
開発連絡用の掲示板上で日本語で守らないのはルール違反だ、と怒りを示しました。リーダは謝りますが、次も同じことを繰り返します。怒っても効果はないな、と感じました。
(アンケート掲示板より)

中国オフショア開発において、プログラマがコーディング規約を守らないのは「規約の重要性を知らないから」と回答した人が最新アンケート結果の約半数を占める。

一方、日本が提示するコーディング規約には無駄な作業が多く含まれると指摘する者もいる。


・「get_userData()は規約違反、GetUserData()としなさい」という修正をメンバー10人・1時間かけて行ったとして、いったい何が改善されるのでしょうか?


なるほど、ひとくちにコーディング規約といっても、大きく2種類に大別されるようだ。

・R1 命名規約といった単純な規約
・R2 設計指針に関する規約

前者の命名規約といった単純な規約(R1)については、ツールによる自動チェックと罰則規定を盛り込んだ半強制的な指導によって対処可能である。

一方、後者の設計指針に関する規約(R2)については、規約の目的、規約の重要性、規約を守ることで得られる効果を言葉で十分に説明する必要があるとのコメントが目立った。


・やはり、その規約を守る意味付けが重要ですよね。結局、その規約を守ることによって、性能が上がるとか、目に見える効果が無い限りは、難しいです。

・面倒でも一つずつ、実務の意味を伝える必要があります。これさえ押さえておけば、頭の良い中国人はしっかりとやりますよ。


この教訓をオフショア開発抵抗勢力が耳にしたら、きっとこのように反撃するだろう。

「中国を使うとコミュニケーション・コストが膨れてしまい、コスト削減効果が得られないのではないか?」

「中国を相手に日本式の"あうんの呼吸"が通じないのはよく理解できた。だが、当社では慢性的な人手不足なので、余計なコスト負担を強いられるオフショア開発なんて、しばらく無理!」


■成功の勘所

中国オフショア委託先にコーディング規約を守らせるには、規約の目的、規約の重要性、規約を守ることで得られる効果を言葉で十分に説明する必要がある。

その反面、保守性や障害対応に関するコーディング規約の定量評価は難しいため、経験の浅いプログラマに規約遵守を徹底させるのはかなり苦労することがある。

|

« カントリーマアムは3個まで | Main | アポ勘違い »

Comments

「経験の浅いプログラマに規約遵守を徹底させる」のは受託企業の仕事だと思いますが、まさか委託先が教育しようとしたりするでしょうか?採用したのは受託企業ですから自己責任だと思いますがね。受託企業のメンバーでありながら冷たい言い方だったりして。

Posted by: Park yongjin | January 23, 2008 at 10:53 AM

>「(受託企業の)リーダは謝りますが、次も同じことを繰り返します」

もしも、このような状況が続けば、経験の浅いプログラマを直接指導するよう働きかけるかもしれません。小規模プロジェクトであれば、中国メンバー全員と会話することを望む発注者もいるようです。Park yongjinさんや他の会社では、いかがでしょうか。

ちなみに、今回の記事では、中国子会社との関係を題材に扱いました。

Posted by: 幸地 司 | January 23, 2008 at 12:02 PM

一応私も中国子会社のものです。直接メンバー全員と会話しようとする場合、中国側のリーダーは要らないことになるでしょうね。中国側リーダーが抵抗しなかったでしょうか?私の場合、怒ります。リーダーでは有りませんけどね。それなら中国側の管理職さんが早めに転職した方が自分の為でしょうから。

Posted by: Park yongjin | January 23, 2008 at 12:56 PM

Park yongjinさん、こんにちは幸地司です。

>「(受託企業の)リーダは謝りますが、次も同じことを繰り返します」

Park yongjinさんの会社でも、↑と同じ問題が発生したことがありますか。もし、受託企業のリーダが謝ったにも関わらず同じ問題が何度も再発するなら、中国側のリーダーは要らないです。リーダーを交代するか、日本から直接プログラマをコントロール(control)するか、どちらかを選択しなくてはいけません。

> 直接メンバー全員と会話しようとする場合、
> 中国側のリーダーは要らないことになるでしょうね。

会話(1)=業務指示を出す、controlする
会話(2)=非公式コミュニケーション、業務外会話

Park yongjinさんや他の皆さんに質問。会話(2)も嫌ですか?

Posted by: 幸地 司 | January 23, 2008 at 04:51 PM

こんにちは。
再発はあります。メンバーが多いですので再発を徹底的に防げたとは言い切れませんが、目立つような事件にまではなっておりません。
謝るより解決することが先だと思っておりますし、行動に移しております。
会話(2)は大歓迎です。
会話(1)は嫌いですが、頻発で無い限りはっきり反対したりしません。協力もしません。中国側リーダーの承認ありの場合は論外です。
リーダー交代或いは直接指示によるリーダー抜きが正しいと思います。

Posted by: Park yongjin | January 23, 2008 at 05:40 PM

会話(2)ですが、弊社の場合私を含む通訳抜きでは無理がありますので、ほぼ無いですね。通訳抜きで会話(2)が盛り上がるとしたら私見たいな者がが退職するべきでしょう。(^0_0^)

Posted by: Park yongjin | January 23, 2008 at 06:02 PM

Park yongjinさんみたいな日本語が得意な人が退職したら、次の職場はすぐに見つかりますか?

> 通訳抜きで会話(2)が盛り上がるとしたら
> 私見たいな者がが退職するべきでしょう。(^0_0^)

転職の動機は「お金」ではありませんね。

Posted by: 幸地 司 | January 24, 2008 at 02:35 PM

場合によりますけど。チャンスはそれなりに多いですが、満足できる職場を見つけるにはかなりの時間が必要かと思います。
転職の動機はcase by caseでしょうけど、幾ら華麗に飾っても「お金」が含まれると思います。
話が違う流れに変わった気がしますが。(^o^)
「怒っても効果なし」と関係ある話題でしたら、日本側に怒られて首にするとか言われた所でビクともしないかと思います。転職が最悪だと思ったりする方は殆どいないのと、たとえ「この会社で骨を埋めよう」と思っているとしても次の会社まで綿密に調べておくのが普通のやり方かと思いますので(個人的意見です)。
冗談みたいな話ですけど、神様を信頼しない中国で、法律や政府より自分の力で生き残る為に頑張る(泥棒等悪い意味も含めて)ことを優先するのが普通ではないかと思います。

Posted by: Park yongjin | January 24, 2008 at 04:41 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/43730/17792372

Listed below are links to weblogs that reference 怒っても効果なし、謝罪するが改善なし:

« カントリーマアムは3個まで | Main | アポ勘違い »