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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/2/29)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


2008/2/14 - Windows Live
MS IMEさらに...お馬鹿になっていく

某MS社員に、「MS IME最近どうなっているのよ?」と先週聞いた答えが...「IME開発の主体が、中国にシフトしてしまっていて我々も手を出せない......個人的にはATOKに切り替えようと思っている」と言う現役開発系社員の発言に絶句!!!


2008/2/24 - ITmeadia
インドのオフショア最大手、難航する日本攻略に新たな一手

日本市場での一点突破が成功し始めていることが挙げられる。日産自動車や富士ゼロックスにおける組み込みソフトの開発がここ数年好調だという。「日本はローカライズが重要な市場」と話すラマドライCEO。


2008/2/26 - 沖縄タイムス
沖縄テクノス、技術者養成を本格化

開発業務が中国など海外へ委託される「オフショア」需要を沖縄に引き寄せる戦略で、徳平社長は「中国に流れている業務を沖縄で受注する。私たちは“オキショア”と呼ぶが、2、3年後には沖縄側の営業で業務を受注したい」と意気込んでいる。


2008/2/26 - 日経ビジネスオンライン
インドIT企業、正念場を迎える

目下、インドIT業界は予期せぬ新たな事態に直面している。ルピー高、不動産及び人件費の高騰、そして深刻な人材不足だ。収益の60%近くを依存する最大市場の米国は景気後退の危機に瀕している。


2008/2/26 - アクセンチュア
アウトソーシングと国内雇用

ドイツでは、大企業の中でも特に好業績の企業は、コスト削減を目標としたアウトソーシングによる成果を国内における企業成長と雇用創出に振り向けている。


2008/2/26 - アクセンチュア
グローバルソーシングの効果的導入

重要なビジネス・プロセスやIT業務のアウトソーシングをグローバルレベルで成功させるためには、実際の業務に携わっているプロバイダー間における緊密な連携が必要不可欠である。


2008/2/27 - TVQ九州放送
インドIT企業と交流会

自動車関連産業の集積を背景にカーエレクトロニクス分野への参入を目指す地元企業に技術や人材を確保してもらおうと開かれたものでインドのIT企業4社が招かれました。


2008/2/28 - ITpro
HPがオフショア開発で成功した理由
 ~日本向け専任組織を日中横断で設置

日本向けプロジェクト開発に特化した施設と開発要員を集め、日本向けノウハウを蓄積する。2004年4月設立時に140人だったJDDCのメンバーは現在600人弱。「2008年中に1000人程度を目指す」という。


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今夜、オフショア開発勉強会

今朝は10:00から、オフショア開発PRESSの編集者会議。
夕方から、今年初開催のオフショア開発勉強会です。

まだ、勉強会資料が完成していません。
午後に猛ダッシュで書き上げます。

今月は、空き枠十分に残っています。
今からでも、申込み間に合います
http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html


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インドITは技術力をアピールするも顧客の心に届かず

インドIT向けのドキュメントは日本語ですか。英語ですか。
お客様からは日本語でもらいますが、我々が納品する資料はすべて英語です。英語はエンジニアが書きます。開発をするときには英語を使っています。お客様とコミュニケーションをするときには日本語を使っていますので、お客様からみると、日本語でプロジェクトが進んでいるように見えますが、基本は英語です。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。その4(最終回)。


――貴社の営業体制では、日本市場の開拓は難しいのでは?

◆日本企業は、プロジェクトを人月で見積もってアウトソーシングします。もしも、途中で修正がはいり、予定よりも1.5倍も工数オーバーしても追加請求は難しいでしょう。インドでは、10人月で請けた仕事は、特別な瑕疵がない限りは基本的には10人月で終わりです。逆にお聞きします。我々はどうすれば、よいでしょうか?


――私がお客様なら、規模が小さくて、高度な技術力が求められない案件は中国を選択します。インドの強みは、欧米市場で評価された高い技術力と運用実績ではないでしょうか。これからは、オペレーション分野のアウトソーシングが増えるでしょう。そのとき、インドの強みが発揮されると思います。

◆インドIT企業は、技術力のアピールは得意ですが、プロジェクト管理やセキュリティ対策、運用については殆ど言及しません。出来て当然だと思っているからです。


――中国ベンダとは対照的な営業スタイルですね。念のため、日本では、今後もコスト削減がオフショア開発の主目的であることは変わりません。日本企業のトップマネジメントの綺麗事と現場プロマネの本音は大きく乖離しています。

◆インドでは、技術者の判断が最優先されます。プロマネが「出来ない」と判断したら、インドの営業はお客様にお断りしなくてはいけません。我々は、約束は必ず守ります。出来ない約束はしません。


――ところで、コミュニケーションの問題はどのように解決しましたか?

◆東京の当社開発拠点に1名、インド拠点に3名の体制です。インド側の3名は日本語が全く分かりません。ですので、毎日1時間くらいテレビ会議をつないで、日本拠点のインド人PLと相談しました。


――ドキュメントは日本語ですか、それとも英語ですか。

◆お客様からは日本語でもらいますが、我々が納品する資料はすべて英語です。英語はエンジニアが書きます。開発をするときには英語を使っています。お客様とコミュニケーションをするときには日本語を使っていますので、お客様からみると、日本語でプロジェクトが進んでいるように見えますが、基本は英語です。


■成功の勘所

二人のインド人を相手に3時間に渡るロングインタビューを敢行。中国との比較対照を頭に置きながら、激しく議論を交わした。インドIT企業の優位性と劣位性を以下にまとめる。


【中国と比べてインドITの優れた点】

・圧倒的な技術力の高さ
・作りっぱなしではなく、保守運用、各種ITサービスの経験も豊富
・実践経験が豊富なプロジェクトマネージャーが多数存在


【中国と比べてインドITが劣る点】

・日本市場の顧客心理を知らなさすぎ
・日本市場に適応させる意欲が弱い

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ビジネス書は「魂」が大切

最近、派手にメディアで宣伝される某ビジネス書が気になっていました。ネット書店アマゾンでも売れ筋ランキングの上位につけていましたので、とうとう手にとって読みました。

・・・読了

残念ながら、後味の悪さだけが残りました。


前評判が高かったせいでしょうか。読む前の期待値が高すぎたのか、今の自分にとっては全くの不評本でした。

なにより、いかにも「売れる本を企画しました!」ってな香りがぷんぷん漂ってくるのがイヤ。しかも、手抜きもバレバレだし。

昨年末から、自分でも専門誌『オフショア開発PRESS』の紙面づくりに深く関与していることもあり、出版業界の裏事情もそれなりに分かってきました。

今では、書き手の魂が入っていない文章は、即座に見抜けます。

突然ですが、あなたは、次の2つのうち、どちらを好みますか?

政治家の演説のように「流暢だけど気の抜けたビールのような文章」。それとも、日本人の仕様書のように「血と汗と涙の結晶だけど、下手な文章」。

どっちも、いやだ~~。


話はかわりますが、先週、知り合いのソフトハウスの社長さん2名から、立て続けに、本を出版されたと連絡がありました。嬉しいです。

ところが、最初の1冊を見てびっくり。

これは、幅広い層にお勧めできるような本ではないと思いました。かわいい挿絵とは対照的に、会計の数字が羅列されたビジネス書です。

でも、この本には、間違いなく著者の魂が籠められています。なにせ、1,000万円の貸し倒れや、1億円の銀行負債を抱えた苦労話が語られていますので。

会計の教科書は読みたくないけど、取引先のP/LやB/Sを理解しないといけないと焦る営業担当者やマネージャーには役立つかもしれません。

あなたは、誰にも使われないパッケージソフトウェア製品を開発してしまい、それを資産計上していいのか、それとも経費化すべきか、で悩んだことはありませんか?
(普通は無いですよね・・・)

フリーランス技術者や将来独立してオフショア開発企業を経営したいと望む人には、一読をお勧めします。

しつこいけど、会計の教科書ではありません。でも、読み物でもないので、強い目的意識を持って読むといいでしょう。

『ソフト会社の心臓』(蒲生 嘉達)

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AccountingではなくFinanceの観点から検討すべき

日本市場の開拓で、最も苦労することは何でしょうか?
日本の会社は、アウトソーシングをすると決めるまでの時間が長いです。米国では、今日話をすれば、来週、遅くても1ヶ月後には、仕事をするのか、しないのか、結果がでます。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。その3。


――営業で苦労されていますね。

◆日本企業は、コスト削減にばかり気が向いて、人月単価だけで発注先を判断しがちです。米国企業は、自社の得意分野に資源を集中させますが、出来ない分野は躊躇なくアウトソーシングします。この際、米国企業は、人月単価が安いかどうかを気にしません。


――日本のお客様への要望などありますか。

◆要望は2点あります。1点目は継続性です。最低でも6ヶ月、できれば1年以上の長期契約を望みます。長期契約することで、メンバーが固定され、技術や経験がどんどん蓄積されます。

2点目は、人件費の削減ではなく、事業全体の損益からアウトソーシングを判断していただきたいです。資材部の発想でアウトソーシングを考えて欲しくありません。Accountingではなく、Financeの観点から意思決定すべきだと思います。

◆日本のお客様は、当社やインドIT企業の得意分野を早く見極めて欲しいです。洗練された設計手法と開発支援ツールを活用すれば、日本側が設計に専念して、インドは検証作業を同時並行で進めることは可能。


――貴社のやり方では、日本市場の開拓は難しいのでは?

・・・・・・(続く)


■成功の勘所

米国とインドの間では、AccountingではなくFinanceの観点からアウトソーシング可否の意思決定がなされる。つまり、開発費がどれだけ削減されるかではなく、時間軸や市場動向を踏まえた投資判断からアウトソーシングが検討される。

正味現在価値を知らないと、恐らくこの議論の本質は理解できないだろう。「オフショア開発によって期間短縮されました!」との声が日本で聞かれないのは寂しい。Finance的な考察では、時間がとても重要。(それと割引率も)

ただし、本誌では、米国式が100%正しく、日本式は全て間違っていると暴論を吐くつもりはない。


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3月杭州出張

3/18-3/21、杭州出張が決まりました。

「オフショア開発フォーラム2008 in 杭州」に出席するためです。

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インド企業のプロマネは中国企業より5~10歳も年上

プロジェクトマネージャーに昇格するには何年の経験が必要か?
当社では、12年ほどの経験が普通です。PLの年齢は30歳から35歳くらいです。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。その2。


――プロジェクトリーダーとプロジェクトマネージャーの違いは?

◆当社では、新卒の未経験者はエンジニア(engineer)からスタートします。5~8年の実務経験を積むとモジュールリーダー(module leader)に昇格します。モジュールリーダーは、10名程度の小集団をまとめます。

次は、プロジェクトリーダーです。リーダーになると10~20を1人で担当します。年齢は、35歳から40歳あたりが多いです。

プロジェクトリーダーを5年ほど経験した後に、ようやくプロジェクトマネージャーに昇格します。年齢は、40歳以上が中心。1人のプロマネの配下に1~4名のリーダーがつきます。理想のプロジェクトチームの規模は、30~50名です。

最後は、複数のプロジェクトを担当するプログラムマネージャー(program manager)です。年齢は、45歳以上となります。


――今回、日本でお客様との窓口となる方の職位は?

◆彼は、プロジェクトリーダーです。年齢は30前だったと思います。プロジェクトマネージャーは、インド側にいます。総勢4名チームと規模は小さいです。本件はインド側に技術提案が期待されているので、プロジェクトは全てインド拠点がコントロールします。


■成功の勘所

インドIT企業の取材中、私は何度も担当者の年齢を問うた。さらに、しつこく、インド人IT技術者の昇格基準を具体的に数値で確認した。インタビュー中に感じた中国とインドの違いが2点ある。

・インド企業のプロマネの年齢層は、中国より5~10歳も高い

・インドIT企業では、プロマネの上に技術者のゴールとして"プログラムマネージャー"職を用意している。中国には少ない。

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ソフトウェア業界でも中国回避の動きあるか?

食品メーカで働く友人が、昨今の中国製食品の安全問題で頭を抱えていました。

揺らぐ中国への信頼。

どこまでが本当で、どこまでが噂なのか。
マスコミ報道に対して、国民は過剰反応なのか、正常なのか。
現場は混乱するだけで、見通しも立たないといった感じ。

メーカが『中国では自社工場で品質管理を徹底しているので、絶対に安全です』と自信満々に宣言しても、消費者がそっぽを向けば食品加工業なんて一巻の終わり。


オフショア開発への依存が高まる日本のソフトウェア業界でも、食品業界と同じように中国回避の波が押し寄せてこないとも限りません。

昨年、ある会社の、単純なプログラムミスのせいで、首都圏の鉄道網が完全に麻痺してしまいました。
(自動改札の不具合、覚えていますか)

このままの勢いで世界の情報通信技術が進化すると、日本の社会インフラとオフショア受託国との結びつきは、ますます強固になると思います。

もし、日本の社会インフラの不具合と中国オフショア開発が、何らかの要因でつながったとしたら・・・

たとえ、それが誤った情報に基づく、誤った認識であったとしても、利用者は激しくチャイナ・フリーを叫ぶかもしれません。
怖いですね。

今のところ、日本市場のICTサービス利用者の声が、ソフトウェア業界を揺るがすことはなさそうです。幸か不幸か。


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3分の1の開発期間で製品リリースしたインドIT企業

提案プロセスにおいて、日本とアメリカとの違いは何ですか?
言葉の違いはありますが、プロセスの違いはありません。
(インドIT企業/インド人社長)

博士号を持つインド人社長との会話より。


――日本のお客様とアメリカのお客様との違いは?

◆一番の違いは、仕様書の精度です。今回、日本のお客様からは、わずか10ページの仕様書しか提供されませんでした。それを我々が作り直して、お客様に再提案します。それを一週間に1回くらい繰り返します。

アメリカでも仕様書がない場合があります。例えば、ベンチャー企業が製品発売を市場にコミットしたにも関わらず、時間が足りない場合。ただし、ODC(Offshore Development Center=ラボ契約)が多いです。

あるプロジェクトでは、米国ベンチャーの技術担当副社長が設計段階からインドに駐在して、ラボ要員を自社従業員のように使って製品開発を成功させました。


■成功の勘所

2007年、日本市場に参入した取材先のインドIT企業では、仕様書がない状態からスタートしたにも関わらず、日本ベンダーが見積もった3分の1以下の開発期間で製品α版をリリースしたという。

実は、過去に類似製品の開発経験があったからこそ成し遂げられた芸当であると明かしてくれた。経験豊富な彼らですら、日本市場でよくある仕様書がない状態でのスクラッチ開発では、短期開発は不可能だと断言する。


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迷ったら捨てろ、引越しの極意

アイコーチ社の事務所を横浜市から東京新宿に移転するため、月末はてんやわんやです。

資料や荷物って、いつの間にか溜まるんですよね。

「迷ったら捨てろ」

が引越しの鉄則ですが、懐かしい資料を見つけるたびに、つい片づけの手が止まってしまいます。

3ヶ月以上手をつけていないもので、かつ、再度入手可能な資料は全て捨てます。

頭では判っていても、「いつか使うかも」とか「勿体ないから」といって、つい脇に退けてしまいます。

人生は思い出を作るために存在するのだから、そうやすやすとは昔のモノを捨てられません、よね、男性諸君!

とはいえ、人間の処理能力には限りがあるので、捨てることこそ成長への近道。冷蔵庫だって、HDDだって、5Sだって。戦略だって選択と集中が大切。

悩みますね~

悩んだら捨てろ
迷ったら捨てろ

ああ、神の声が聞こえてきます。


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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/2/22)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


2008/2/15 - ベトナムニュース
トゥーティエム地区内にソフトウエアパーク建設へ

ホーチミン市2区のトゥーティエム新都市地区内の一部用地をソフトウエアパークにする計画。面積26.8ヘクタールの規模で、建設できるビルの高さは40階建てまでに制限される。


2008/2/17 - 琉球新報
「技術移転は質の時代」 北部地域産学フォーラム

国内大手企業もソフトウエア開発の海外発注比率が増加している。沖縄も最初から世界市場を意識することが大切だ。


2008/2/18 - 独立行政法人 情報処理推進機構
IT人材市場動向予備調査(中編)の公表について

(1) オフショア開発に関するIT人材市場動向調査
 1) オフショア開発実績の有無
 2) オフショア開発規模の推移


2008/2/19 - ITpro
IBMの“再々委託”全面禁止で揺れる国内ベンダー

再々委託の禁止で先行する企業は、内製化率の向上を急ぐ。具体的には、「オフショア開発の推進を含め、グループ内の開発リソースを増強する」。


2008/2/19 - 中国情報局
発注先のパートナー選定:何を重視すべきか

会社としてきちんとした管理体制、ルールが確立されていて、リーダー個人のノウハウや経験のみに依存せず、組織的な管理が行われているかどうかです。


2008/2/20 - HOTNAM!ベトナム最新情報
ベトナムをソフトウェアの一大拠点に

日本への輸出成長率は年80%だが、これは今後100%に伸びると期待できる。政府は2010年までにこの分野の成長率を35~40%、売上8億ドル(うち40%は輸出)、労働者5万5,000~6万人規模にすることを目標にしている。


2008/2/21 - マイコミジャーナル
早い! 安い! うまい! オフショア開発はこうでなけりゃ

見積もりは早く!
TCO(Total Cost of Offshoring)を安く!
品質に付け入る隙を見せるな!
気が利かなければプロじゃない!


2008/2/21 - しがぎん経済文化センター
日本語人材を求めて~大連にみる日本語人材の現状

2006年には約1,400人もの日本語人材を社会に送り出した。小中高の段階でより積極的に日本語教育を取り入れることを決定した。日本語を学ぶ機会を増やし、小中高の段階から日本語専攻者を生み出すのが狙い。

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騙しを見抜く

久しぶりにチェーンメールが届きました。
○○病院で輸血足りませんネタ。

他人の善意を悪用するタイプのチェーンメールは、ものすごい勢いで伸びます。ある意味、クチコミ・マーケティングのお手本です。

ちょっと慣れると、回覧期限がない、権威を利用している、などの特徴から、すぐにいたずらだってことが判明するのですが。でも、人は過度に感情移入すると、判断が鈍ります。

昨今のお騒がせ中国ネタも、悪いクチコミが広がりやすい典型例。

・食品への毒物混入、農薬残留
・サッカーの東アジア選手権
・上海日本人学校の教科書検閲

どれも、カッ~と熱くなりやすいネタばかり。未確認情報や騙しも多いので、マスコミ報道や政府発表を真に受けて議論しても空回りばかり。

感情操作は強力なので、使用上の注意をよく読んでお使いください。

我がふるさと沖縄でも、米兵がやんちゃな犯罪を立て続けに起こしてしまいました。こちらでも、事実と想像がごっちゃになって、噂と妄想が一人歩きしています。

「米軍は即刻出て行け」だけならまだしも、「被害者も悪い」と逆切れする論調もちらほら。どちらも、感情先行のご意見かな。

事実は1つしかありませんが、真実は複数あるんだなと再認識。人の認知によって、様々な「真実」が生まれます。要するに、人は、自分が思い込んだモノこそが「真実」ってわけ。

英語単語fact, truthの意味の違いを調べなきゃいかんな。

何かに感情移入する自分は素敵ですが、せっかくの短い人生なので、大事なことにエネルギーを使って熱く生きたいです。


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プログラミング言語至上主義

クラス図とシーケンス図を書いた=UML活用
無事に開発完了できるならそれで結構と思っておりまして、UMLにこだわりません。UMLを、ほんの一部でも活用して効果があったら活用したといえるのではと思います。
(読者アンケート掲示板より)

最近は、JavaやC#(シーシャープ)などの代表的な開発言語に加えて、PHPやらオープンソースを組み合わせて、軽いWebアプリケーション開発を数人月単位で請け負うオフショア開発をよく見かける。

オフショア大學の濱野賢一朗は、「北東アジアOSS推進フォーラムという日本、中国、韓国3ヶ国によるオープンソース・ソフトウェアの普及活動のなかで、中国が最もPHP普及に積極的」と語る。

無料、お手軽、そして反復(イテレーション)の素早さが、中国でPHP好まれる理由らしい。ただし、開発の生産性を決定するフレームワークの整備が遅れているため、中国オフショア開発でPHPが爆発的に普及するには今しばらく時間がかかりそうである。

オフショア大學の倉田克徳は、オフショア拠点の若いIT技術者が「プログラミング言語至上主義」とも呼べる偏った技術指向を持つことに懸念を表明する。

・開発言語を習得したから、自分は一流だと主張する外国人技術者


■成功の勘所

かつて日本でも、C言語を知っているだけで、IT技術者を人月100万円で売れた時代があった。ITバブル崩壊前には「中国」というだけで簡単に上場企業の役員と面会できた。オフショア開発ブームと叫ばれた頃の話である。

いまや、オフショア開発でも、UMLを使ったオブジェクト指向開発なんて珍しくない。製品開発におけるオープンソース・ソフトウェアの活用は当たり前。膨大な資金を投じたCMMやPMBOK導入も常識。

オフショア拠点で働く若いIT技術者が、プログラミング言語をマスターすれば給料は倍増。日本語を覚えたらさらに給料は倍増。管理能力を磨けば給料は天井知らず。


あなたは、どこまでが本当の話で、どこまでが嘘だと思いますか?


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サッカーの東アジア選手権

サッカー日本代表が中国代表と重慶で戦いました。
もちろん、TVの生中継で観ましたよ~。

応援する側は、勝手に愛国心むき出しです。

 がおーーー
 うぎゃーーー
 ほげーーーー
 (放送禁止用語連発・・・)


昨夜の試合は、日本人の大和魂を大いに刺激しました。

今に始まったことではありませんが、日本では再び中国へのネガティブ・キャンペーンが加速しそう。しばらくの間、中国推進派は肩身が狭い思いをするかもしれませんね。

サッカーのアフリカ大陸大会では、某国が黒魔術師を派遣して、対戦相手にのろいをかけることがあるらしい。どこまでが許容範囲で、どこからがルール違反なのか判断が難しいところです。

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オフショア未実施企業の7割は「当面予定はない」と回答

オフショア開発相手先国は中国が第1位(485億円)
中国が全体の68%を占める。2003年以降、年率28%の伸びを示す。第2位は、インドの141億円で、全体の19.8%を占める。

IPA、IT人材市場動向予備調査(中編)
http://www.ipa.go.jp/about/press/20080218.html


先日、IT技術者の偏在状況及びオフショアの状況など興味深い動向調査が公表されたので速報をお伝えする。


1) オフショア開発実績の有無

オフショア開発実績(現地法人を含む海外企業への直接発注)がある企業は、全体(218社)の3割程度。


2) オフショア開発規模の推移(金額ベース)

第1位 中国 (485億円)68.0% 年率28%の伸び
第2位 インド(141億円)19.8%
第3位 フィリピン
第4位 韓国
第5位 ベトナム(4.3億円)


3) オフショア開発規模の推移(発注国)

第1位 中国   (82.3%)
第2位 インド  (30.6%)
第3位 ベトナム (12.9%)
第4位 フィリピン(4.8%)
第5位 韓国   (3.2%)


4) オフショア開発に対する意向

オフショア実績をもつ企業の7割は「拡大したい」と回答
オフショア未実施企業の7割は「当面予定はない」と回答


IPA、IT人材市場動向予備調査(中編)
http://www.ipa.go.jp/about/press/20080218.html


■成功の勘所

中国軟件行業協会によると、2005年の中国ソフトウェア産業の売上額は約5.9兆円(3,900億RMB)。IPAによると、日本のオフショア開発発注金額は、アンケート未回答者分を考慮しても1,000億円。

・中国ソフトウェア産業全体 5,9兆円

・対日オフショア開発の売上 1,000億円

・対日オフショア開発の割合 1/60

・インドIT大手Infosysの売上高 3,400億円(2007年)

・インドIT大手1社の売上高 > オフショア全体の売上高

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2月オフショア開発勉強会します

2月、3月、4月と、立て続けに東京都内でオフショア開発者コミュニティー向けのイベントを実施します。

2/29(金) オフショア開発勉強会
3/27(木) オフショア開発PRESS創刊記念セミナー
4/中旬  オフショア開発勉強会


今月は、ソースコードを書く/チェックする機会が多いオフショア開発実務者にお勧めのテーマです。勉強会に参加したからと言って、今すぐ諸問題を解決する魔法のテクニックが手に入ることはありません。大事な原則を再認識する場となれば幸いです。


★2月度 オフショア開発勉強会(東京)★

テーマ「オフショア開発で役立つコーディング規約の実践」
講師:幸地司(メルマガ発行人)
日時:2008年2月29日(金) 18:50-20:50 (18:30開場)
会場:アイコーチ東京日本橋セミナールーム

申込みはこちら→ http://www.ai-coach.com/seminar/workshop.html

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見切り発車+手戻り=反復 (イテレーション)

UMLを熟知しているとは
ベトナムでは上級エンジニアとしか会っていませんが、欧米の仕事をやっているせいか、UMLを熟知しているとの印象を持ちました。中国では言葉しか知らないというようなことでも、ベトナムはよく知っているな、と感じました。
(日本初の業界専門誌『オフショア開発PRESS』座談会より)

UML(Unified Modeling Language)とは、オブジェクト指向で設計されたモデルを表記する手法のこと。UMLは、日本だけではなく世界中で利用されるプログラム設計図の業界標準である。

最近では、「UMLを使ってアジャイル開発に取り組んでいます」と誇らしげに語る中国ベンダも珍しくない。興味を持って詳しく突っ込んでみると、実は「反復 (イテレーション)」の意味を誤解していたなんてことも少なくはないが・・・。

・見切り発車+手戻り = 反復 (イテレーション)??


■成功の勘所

あなたは、自社のオフショア開発でどれくらいUMLが活用されているかを正しく理解しているだろうか。言葉だけ「知っている」と「実践している」は全く違う。

・クラス図とシーケンス図を書いた=UML活用??
・言語仕様を知っている=技術力がある??
・COBOLな日本人がオブジェクト指向っぽい設計書を渡したら、オ
 フショア側で詳細設計書を一から作りなおし??


       ■■アンケートに答えよう■■


☆オフショア開発で、UML(Unified Modeling Language)を活用していますか? あなたの身近な事例で回答してください

◆上流設計から流れるようにUMLを活用
◆ときどきクラス図等を描くだけ
◆活用していません(UMLを使いたいが)
◆活用していません(UML不要なので)
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2008年02月24日23時00分
協力:クリックアンケート

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開催予告!オフショア開発PRESS創刊記念セミナー

お待たせしました。

ついに、日本初のオフショア開発専門誌『オフショア開発PRESS』創刊の目処がつきました。


これにあわせ、「オフショア開発PRESS創刊記念セミナー」を開催します。本セミナーでは、オフショア開発PRESS創刊号に寄稿された中国やインド・ベトナムとの分散開発に従事する第一線の現場で働く方々を講師に迎えます。

ただいま、原稿執筆者に出演交渉中です。ですが、既に会場は手配しました。なんと100名近く収容可能。


日時:2008年3月27日(木) 18時30分~20時30分(予定)
会場:東京都千代田区の某所
申込:準備中

セミナー内容が固まったら正式にアナウンスしますので、今しばらくお待ちください。まずは、上記スケジュールを手帳にご記入くださいませ。


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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/2/15)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


2008/2/7 - ITpro
インドのICT市場は2011年までに243億ドル規模へ,米Gartner

年平均成長率(CAGR)約20%で拡大し,2011年までに243億ドル規模に達すると予測。この規模は,インドのGDP(国内総生産)の約2%に相当する。


2008/2/11 - 東亜日報
「高品質教育」こそ雇用を守り抜ける

経済協力開発機構(OECD)「東アジア地域のアウトソーシングが韓日労働市場に及ぼす影響」調査によれば、韓国の労働集約的な産業の多くが中国に移転されたことを受け、国内の低学力労働者と高学歴労働者との賃金格差がさらに広がっている。2004年、高卒者の賃金は大卒者の68%で、1993年の70%よりさらに格差が広がった。


2008/2/13 - ITpro
中国のオフショア開発者向けに日本語学習システムを売り込む

インターネットを活用したゲーム感覚で効率的に覚えられる。やってもらえば、日本語同様に65時間で話せるようになる。中国には約300万人が日本語の学習をしており、その数%を獲得したい。


2008/2/14 - ITpro
目標追跡型グローバルソフトウエア生産システムを考える

非機能要件を満足するための設計のような,高度にテクニカルな作業を最初からオフショアに分担してもらうのは十分理にかなったことであると思う。オフショア側に設計上の配慮を期待したい非機能要件の中身は,(1)可用性,(2)性能,(3)運用性である。


2008/2/14 - マイコミジャーナル
中国の見積もり工数はなぜ大きいか

文化が違うせいではない。□□□□□□の仕組みがある限り、委託先は相場をはずした工数を見積もってくることはないはずだ。


2008/2/14 - asahi.com
死者107人、経済損失1.7兆円 中国大寒波1カ月で

緊急避難を迫られた人は、鉄道や幹線道路からの避難も含めて343万9000人に達するなど、被害は1月末時点から拡大した。特に湖南、貴州、江西、安徽、湖北、浙江、四川の各省と広西チワン族自治区での被害が大きかった。


2008/2/13 - 信金中央金庫
中国東北地域の投資環境-遼寧省大連市の現況

国別の累計投資実行額では、日本が全体の3割を超える80億ドルもの投資を実行しており、2位の香港や3位の米国、4位の韓国を大きく引き離している。市内29大学のうち15大学が日本語学科を設けており、毎年2,000人を超す日本語人材が供給されている。

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ITプロジェクトを失敗させる方法

先日、東京の某セミナー会社で企画されたオフショア開発研修会に講師として呼ばれました。その時に、研修担当者から面白い本を紹介してもらったので、さっそくゲット。

本のタイトルは「ITプロジェクトを失敗させる方法」という意地悪な響き。この著者め、絶対に性格悪いぞーーと思っていましたが、一般には書籍のタイトルは執筆者ではなく編集者が決めるそうです。執筆者様、あらぬ疑惑をかけてしまい、申し訳ありませんでした。

副題は「失敗要因分析と成功への鍵」とあるので、何となく中身の想像はつきます。総ページ数148頁、この手の本にしては薄い方だと思います。

ITプロジェクトの工程に沿って、失敗要因を洗い出し、それぞれの要因を分析して、適切な打ち手を提示する流れになります。

一瞬、教科書なのか、読み物なのか、判断がつかなかったのですが、淡々と大人の雰囲気で話が進むので教訓書といった感じでしょうか。

落ち着いた解説とは対照的に、生々しい業務系アプリケーション開発プロジェクトの失敗事例が満載です。会話形式の事例を読むと、胸が苦しくなるかもしれません。それって私だけ(^^;)

体系化されたプロジェクトマネジメント知識体系よりも、ヒューマンスキルや暗黙知に興味ある人にお勧めです。

頭から順に読み進めるのもいいですが、掲載された事例は全て独立しているので、気に入ったページを虫食い的に読んでもいいでしょう。

たとえば、何気なく100ページ目を開いたら、図4-2「実行段階における失敗要因」が目に飛び込んできました。

○実行段階における失敗要因
 ┗・・・
 ┗電子メールの弊害
 ┗・・・
 ┗・・・

・電子的コミュニケーションでは「感情」や「思い」といった情報 を文字情報のみで伝えることは極めて困難で、相手のことを理解したり、思いやったりする気持ちが希薄になりやすい。

この失敗要因を見せられると、ちょっと痛いです。

『ITプロジェクトを失敗させる方法』中村文彦 (著)

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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/2/8)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/2/1 - マイコミジャーナル
(8) なぜ中国企業はオフショア開発を受注するのか

日本の顧客は付き合いやすい。中国は国土が広いから出張は多いし、受注の前後で猛烈な接待攻勢をかけねばならないこともしばしばだ。下手をするとその案件の利益分はあっというまに営業コストで吹っ飛んでしまう。代金回収も非常に困難。


・2008/2/1 - 三菱総合研究所
急進展する間接事務部門のアウトソーシングとその落とし穴

アウトソーシングではその準備段階で手を抜くと、後の実施段階で大きな損害をこうむる可能性がある。いわゆる「発注者責任」が大きく問われる。


・2008/2/5 - 中国情報局
「仕様変更は別料金」ばかりではない中国企業

日本独特の商習慣を理解し、柔軟に対応してくれる会社が比較的多い。多少の仕様変更や追加であれば、柔軟に対応してくれるというイメージです。言わば、日本国内独自の商習慣に中国の受注パートナーが併せてくれているわけです。


・2008/2/6 - マイコミジャーナル
(9) オーバーヘッドコストを斬る!

・ドキュメント作成過程を合理化する
・出張をだんだんと減らしていく
・通信技術を活用する
・(UMLなどの)モデリング技術を活用する
・ソースコードメトリクスを使う
日本側は「いかに運用すべきか」については大先輩だから、このノウハウと意識はぜひ相手に伝えてほしい。


・2008/2/6 - ITpro
製造業向けソフトを世界標準に仕立てる

「自動車とソフトのモノ作りの考え方は根本的に異なる」。モノ作りはインドや中国などアジアにシフトしているが、日本とアジアの分業後、どう考えているのか。「インドや中国が安いから」と発注する日本に対して、「優秀な人材がいるから」と考える米国。


・2008/2/6 - @IT情報マネジメント
文化や言語の壁を超えるオフショア開発とは?

多様性の中でも、オフショア開発で重要なのは、「言語の多様性」「組織の多様性」「文化の多様性」「地域の多様性」の4種類だ。

 ↑本誌発行人の記事です。論文調の硬い文章です(幸地)

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組込み現場の「C」プログラミング

コーディング規約に関するご意見が山のように届きます。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/01/post_dd1c.html

みんなのコメントを読んでいると、
事前に紙のガイドラインを渡すだけでは不十分っぽいです。かといって、分厚いガイドラインを定義しても、個人の流儀に合わない、プロジェクトの実態に合わないなどの理由から却下。

他人のコーディングの癖を自動検知できると嬉しいですが、暗黙知の塊ゆえ達人以外のチェックは難しそうです。規約違反は自動検出できても、人の「癖」の自動検出は厳しい。

22-25歳のプログラマが大量投入される中国オフショア開発では、現地でコーディングの癖を正す優秀なまとめ役が必須です。

コーディングの癖や熟練さは、国籍や文化ではなく、年齢や実務経験年数で決まってくると考えています。中国やベトナムの人口動態を鑑みるに、国全体の傾向としてソースコードが未成熟なのは致し方のないところ。

品質保証部は、受け入れ基準を高く設定して、マメにチェックしていく他なさそうです。

そんなことを考えていると、以前からメルマガを愛読してくださる読者が、コーディングガイドラインに関する深みのある本を紹介してくれました。

組込み&C言語という題名から、マニアックな規約が並んだTIPS集かと思いきや、読んでみると大間違い。案の定、アマゾンのカスタマーレビューでも文句なしの五つ星評価です。

もしかしたら、実務経験2~3年の初級プログラマがこの本で学んでも、正しく実践できないかもしれません。当たり前すぎる平凡なコーディング規約が羅列されただけなので。

(大学生が「7つの習慣」を斜め読みしてポイ捨てするイメージ)

大人のSEや、ちょっと背伸びをして一つ上を目指すC言語プログラマにはお勧めします。今の私なら、OJT用の教科書として使うかな。

組込み現場の「C」プログラミング 標準コーディングガイドライン
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4774132543/aicoach-22/


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仕様変更、30%増なら許容範囲

仕様変更は随時受付ます
当社が受注する範囲は基本設計から結合試験までです。仕様変更は随時受け付けますが、成功したプロジェクトでは30%くらいです。
(上海独立系ベンダ/中国人総経理)

3年前に上海で創業した、対日オフショア開発を専門とする独立系小規模ベンダの中国人総経理から聞いた話より。

・見積もりと実績がずれる最大の原因は「仕様変更」です。次に、お客様の都合で最初から予算枠が決まっていることがあります。取引実績を増やすために、やむを得ず少ない工数で見積もりを出します。

【工数超過の原因分析】

仕様変更過多 60%
予算枠の制限 30%
予想外の展開  2%
見積もり甘い  1%
その他の要因  7%


■成功の勘所

小規模プロジェクトの見積もりは、現場のリーダーに任せっきりになるため、どうしても仕様確認の詰めが甘くなりがち。この場合、工数超過分は全てオフショアベンダ側が負担するという。

それでも、30%までの工数増なら許容範囲となるように生産性を高める努力を怠らない。小規模ベンダの創意工夫を垣間見た。


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那覇空港→羽田空港

新年明けましておめでとうございます。
沖縄でも、一部の地域では旧正月を祝います。

この原稿は那覇空港の出発ロビーで書いています。午前便で真冬の首都圏に戻ります。雪が降っていたら、本気で帰京を延期するつもりでした。今日はぎりぎりセーフです。

2008年は始まったばかりですが、今年に入って随分とオフショア関連の執筆が進みました。私が単独で書いた原稿は、ワード文書で80ページ。パワーポイント文書で120ページ。

精査(厳しく赤ペンチェック)した他人の原稿は100ページ以上。新書なら軽く一冊出版できそうな勢いです。

これで、写真とイラスト制作の腕があれば、独りで本が作れそうですが、関係者によると幸地のポンチ絵は賛否両論。

・ビジネス系のイラスト=好評
・お笑い系のイラスト =不評

大昔、小説ハリーポッターをモチーフに天ぷらを油で揚げる女性の絵を描いたことがあります。自信作でしたが、世間は正当な評価を与えてくれませんでした。芸術を見る目がないと憤慨したものです。

さーたーあんだぎーが天ぷら油にポタッと落ちるイラストです。


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大雪被害とギョーザ中毒事件

大雪被害、オフショア開発にも影響あり!?

「遅刻が5%くらい。休みが2%くらい」(上海)

「社員の出勤率は20%程度。そのまま春節休みに突入」(杭州)

「2/4時点では出社率30%」(上海)


今週、中国に関連する暗い話題が多かった。

・大雪被害、旧正月の帰省ラッシュを直撃

ウン十万人が緊急避難所に足止め。広東省の日系工場でも、低賃金の出稼ぎ労働者やスタッフが帰省を断念する動きが出ている。品質コンサルの友人によると、中国新労働契約法の影響で、旧正月前に会社を退職したものが続出。だが、大雪のせいで故郷に帰省できず、かといって会社の寮にも戻れず、困った状態が続いているという。


・中国ギョーザ中毒事件

日本での報道は連日ヒートアップする一方。オフショア開発に携わる当事者はケロッとしているが、事情を知らない顧客や家族・友人に心配されて、返答に困ってしまう人がいるらしい(*)。


アンケートのコメントボードより

・上海から杭州までは移動(by新幹線)できましたが、杭州市内の移動に苦労しました。

・バスでの移動に普段より少し時間がかかっている位で特に影響はありませんでした。

・年に一度の帰省が難しいオフショアメンバがいるため、休み明けのモチベーションが心配です。


■成功の勘所

大雪被害で中国人従業員が田舎に帰省できないために、間接的に業務に悪影響を及ぼす可能性あり。目からウロコのご意見である。オフショア開発の推進に責任を持つものは、この機会に改めて中国の機会 (Opportunities)、脅威 (Threats) を評価しなおそう。

*家族から「中国出張なんか行かないで」と懇願されたら、辛いな。

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冬は沖縄

東京は相変わらず寒いらしいので、戻りたくないな。
ずっと、沖縄でのんびりしようかな~

と思っていたら、ジェトロ沖縄から電話あり。
「例の件を急いでね」ですって?

丸々二日間の琉球大学での講義を終えたばかりなのに、もー!
はい、はい、はい、承知いたしました。

でも、今夜はおとなしくサッカー観戦しよっと。


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大雪被害、オフショア開発にも影響あり!?

いまだ衰えぬ大雪、6日以降に弱まるか―中国
2008年2月2日、ラジオ局・中央人民広播電台の番組「中国の声」は中国中・南部を襲う大雪が6日以降に弱まるとの予測を発表した。
(Record China)

中国大陸の中南部は、2008年1月10日頃から降り続く大雪被害で大混乱だと伝えられる。ところが、大連にオフショア発注する日本企業の担当者に大雪被害の状況を聞くと、「大雪って何のこと?」とそっけない返事。

今のところ、上海ベンダに勤める友人からも、大雪のせいで業務が滞ったという話は届かない。先日、たまたま無錫出張した友人は、タクシーが捕まらず移動に困ったと嘆いていた。だが、その程度の被害で済んだことは、不幸中の幸いともいえる。

詳細は定かではないが、大雪被害が激しかった一部の地域では、通勤手段が麻痺して、中国人従業員が出社できず困っているという噂も聞く。

先週末、中国の春節休暇にあわせて休日出勤した日本人が多かったが、肝心の相手が不在で肩透かしを食らった人もいたらしい。お気の毒に。


■成功の勘所

毎度お馴染みのセリフを繰り返す。オフショア開発では、天候不良による交通手段の麻痺、海底ケーブルの破損といった予期せぬ障害が極まれに発生する。

そして、今年の夏、いよいよ北京五輪が本番を迎える。混雑のピーク時には、宿泊費の暴騰、警備による突然の交通規制、テロ、食中毒、水不足、電力不足などが心配される。リスク計画書を常に最新の状態に保とう。

              ※

【読者アンケート】今週もよろしくおねがいします

☆中国大陸では、中南部を中心に大雪被害に見舞われています。
 あなたのオフショア開発への影響はありますか?

◆大雪の影響あり
◆大雪の影響なし
◆春節休みなので助かった
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年02月11日23時00分
協力:クリックアンケート

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東京・羽田空港・大雪・3時間待ち

東京は大雪被害の日曜日。
私は、そんなときに限ってオキナワ移動日でした(涙色)。

おかげで、羽田空港で3時間待ちを食らいました。JALカウンター前のネットカフェで1時間。出発定刻を大幅に過ぎてから搭乗手続きが始まり、89番出発口の近くで1時間。機内への案内が始まって飛行機が離陸するまでに、さらに1時間。

空港状況を案内する電光表示板が一瞬おかしな挙動を示したため、3分ほど焦った時間帯がありましたが、それ以外はいたって平然と過ごしました。

持参した本も読めたし、締め切り間際の原稿も筆が進み、今日のメルマガ原稿も待ち時間にほぼ完成させました。

私だけではなく、羽田空港に居合わせた他の旅行客も、内心はドキドキ・ハラハラ、そしてイライラしながらも、それなりに落ち着いた表情で待機していました。

日本人集団のパニック時対応、お見事。対照的に日本語が通じない外国人旅行者は不安だったろうな。

JAL便クラスJ席だけど、エコノミークラス症候群っぽく肩こった。腰も痛い。

今日と明日は、琉球大学でプロジェクトマネジメント講座です。


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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/2/1)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/1/25 - ITpro
「グローバル化できないITサービス会社」と卑下する前に考えるべきこと

ガラパゴス化した国内市場に閉じこもり、上陸しつつあるインド企業や中国企業の影に怯える・・・。だが、ちょっと待て。それは本当だろうか。


・2008/1/29 - IBTimes
2011年中国オフショア開発規模、549億元超に

易観国際が最新発表した「中国ソフトウェア海外アウトソーシング市場トレンド予測2007―2011」によると、2011年までに中国オフショア開発、海外からのアウトソーシング規模は549億1000万元に達するという。


・2008/1/29 - 独立行政法人 情報処理推進機構
IT人材市場動向予備調査 調査報告

(10) 外国籍IT人材の就労状況
   従業員数  割合
中国 1,593名  69.78%
インド 288名  12.61%
ベトナム155名   6.79%


・2008/1/30 - NBonline
IBMの21世紀型人材活用戦略

世界6大陸をまたにかけ人材と知恵を流動させる、6大陸、37万5000人をどう生かしきるか? 20世紀に目指した“多国籍企業”とは違う。


・2008/1/30 - ITpro
「とりあえず中国進出はしてみた」という日系企業へ

中国人スタッフとのコミュニケーションと業務の2S運動。こんな簡単な事で企業が良くなるのと疑心暗鬼かもしれませんね。「要」「不要」(ヤオ、ブヤオと言います)という2S運動を取り入れながら、経営の改善に取り組んでみてはいかがでしょう。

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オフショア開発PRESSに決定

2008年3月創刊のオフショア開発専門雑誌の名前が決まりました。
大方の予想通り『オフショア開発PRESS』です。

指揮者のいないオーケストラのように、各人が自律的、かつ協調的に動いています。雑誌作りは思いのほか順調に進んでいます。幸地に脅され正月休み返上で原稿を書かされた人もいるようですが・・・。

創刊号のテーマは「オフショアってばら色じゃないけど、何か?」です。うそです。

ですが、私が全ての記事に目を通すので、盲目的にオフショア開発万歳と叫ぶ提灯記事は一つもありません。どうぞご安心ください。

オフショア開発PRESS創刊号の売れ行きが好調なら、第2号は半年後の2008年9月の発売を予定。あまりにも反響が良ければ、年3~4回出してもいいよ、なんて軽口を叩いています。

2月第4週に今年初めてのオフショア開発勉強会を開催します。場所と日時とセミナー講師を今から決めます。ってことは、何も決まっていないのね。


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