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一つの会社で長く働く中国人にもノウハウは蓄積されない

中国企業の個人にはノウハウは溜まらないが、組織には溜まる?
私の感覚だと逆ですね。もちろん私の感覚は製造業での感覚なので事情が違うのかもしれません。私が現場で感じるのは、個人にはノウハウがたまるが,会社にはノウハウが残らない。優秀な人間がやめてゆくと,会社ががたがたになる。優秀な人間でも部下や仲間にノウハウを教えるのはへたくそ。
(オフショア開発PRESS 執筆者)

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伸びる中国企業では、幹部社員は会社を辞めない。定着率はほぼ100%である。ダメな会社は、いつまで経っても幹部社員が定着しない。これは、オフショア関係者の間で静かに語られる定説である。

では、幹部が辞めない中国企業では、個人にノウハウが蓄積されて生産性が理想的に改善されるのかというと、一概にそうとも言い切れないという。

先日、私と一緒に横浜市経済観光局の講演会で質疑応答の場に立った中国人経営者は、その理由を次のように述べた。


・一つの会社で長く働く優秀な中国人幹部社員は、瞬く間に出世して開発現場から離れてしまう。場合によっては、20代後半で百名以上のプログラマ集団を統率する副総経理クラスに昇進することがある。


■成功の勘所

一つの会社で長く働く有能な中国人エンジニアは出世魚である。時間をかけて特定の個人に貴重なノウハウを移転しても、出世とともに現場から離れてしまう。


☆中国オフショア開発企業にはノウハウが蓄積されないと噂されま
すが、真実はいかに? あなたの過去の経験をもとにお答えください。

◆個人にはノウハウ蓄積されるが、組織には根付かない
◆組織にはノウハウが根付くが、個人には蓄積されない
◆個人にも、組織にもノウハウは蓄積される
◆個人にも、組織にもノウハウなんて蓄積されない
◆その他

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締切:2008年03月26日23時00分
協力:クリックアンケート

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Comments

こんにちは。
オフショアに限りませんが、チームワークをベースに進める作業ではチームの能力を生かして対応していくのが正しい答えでして、チームワークに必要なコミュニケーションルールや、管理方法がそのノウハウのメインだと思います。「個人に貴重なノウハウを移転」ですが、正直理解できません。上記がノウハウでしたら必ず会社には残るはずだと思いますが。
出来れば例をあげていただきたいです。
よろしくお願いします。

Posted by: Park yongjin | March 18, 2008 at 04:50 PM

組織にもノウハウを残そうという意識は持っている様です。 仕事の成果を独自のシステム設計レベルの文書にして残している様です。 ・・・様ですというのは、こちらに公開してレビューしてもらおうとしないからですが、時たま彼らには本気でノウハウを残そうと言う意識があるのかと思う事もあります。
今は優秀なリーダーがチーム全体を把握していますし、核となるモジュールにも経験者を当てているので「組織力」は上がって来ていますが、ノウハウの定義を「発注側が持っている製品開発の勘所」とするのであれば、それを見につけてもらうのは容易ではないと考えています。

Posted by: 池谷忠彦 | March 18, 2008 at 10:21 PM

池谷忠彦さん、こんにちは幸地司です。

> こちらに公開してレビューしてもらおうとしないから

これは興味深いご意見です。

受注者の立場としては、余計なおせっかいというか、約束された納品物でもないものをレビューさせるなんて言語道断。基本的に、他人から欠点を指摘されるレビューを進んで実施する中国企業は少ないのではないでしょうか。

先日の上海オフショア開発勉強会では、「中国人がQ&Aをためらう理由」について意見を交わしました。現場で働く中国人マネージャからは、質問すると日本側に怒られた、質問しても返事が遅い、などの経験を持つ人が多いようです。

もしかしたら、レビューでも同様かもしれません。したがって、一部の中国ベンダでは、ノウハウが蓄積されにくい、情報が横展開されない構造になっているのかもしれません。

Posted by: 幸地司 | March 26, 2008 at 02:34 PM

Park yongjinさん、こんにちは幸地司です。

> 個人に貴重なノウハウを移転」ですが、正直理解できません。
> 上記がノウハウでしたら必ず会社には残るはずだと思いますが。

アンケート結果では「個人にはノウハウ蓄積されるが、組織には根付かない」が圧倒的多数を占めますね。もしかしたら、Park yongjinさんが定義する”ノウハウ”と、一般的な日本人にとっての”ノウハウ”の定義が異なるかもしれません。


例えば、「日本人出張者を食事に連れて行く際、出張の最終日は日本料理屋に案内するとよい。なぜなら、辛くてコッテリした中国料理に飽きているから、とっても喜ばれる」というノウハウがあったとします。

もし、これが”ノウハウ”なら、必ずしも会社に残るとは言えませんね。通常は、個人的な経験によって、個人に蓄積されます。これは”ノウハウ”ではないと主張するなら、話は全く別ですが。


Posted by: 幸地司 | March 26, 2008 at 02:36 PM

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