« オフショア開発PRESS公式サイト プレオープン | Main | ランチ会談 »

間接オフショア開発はLow Risk High Return?

間接オフショア開発
遅ればせながら、わが社でもこれからオフショア開発を始めます。まずは、長年取引を続けてきた国内パートナーを経由して間接的にオフショア発注を始めたいと思います。何か注意すべき点があれば教えてください。
(機械メーカの情報システム部門)

間接オフショア開発とは、従来型の国内パートナー企業を経由してオフショア発注すること。国内のオフショア専業会社や中国ベンダの日本法人を経由することは、直接オフショア開発と定義する。

【読者アンケートより】

・間接オフショア開発のメリットは大きい (44票) 71%
・間接オフショア開発のメリットは小さい (17票) 27%
・その他 (1票) 2%

参考「間接オフショア開発は効果的ですか?」


間接オフショア開発の提案に積極的な営業担当者は、顧客に対して「うちを経由すれば、お客様にはオフショアを一切意識させません」と、従来と全く同じ取引形態であることを強調する。

間接オフショア開発を持ちかけられたユーザ企業の情報システム部門としては、外注管理の手間は従来と同じ。外注費はオフショア活用の分だけ削減される。まるで夢のような世界が待っている。


■成功の勘所

間接オフショア開発では、原則として海外拠点の開発者とのコミュニケーションは発生しない。したがって、顧客を取り巻く市場環境や開発案件の裏舞台など仕様書で表現されない背景は、国内パートナー企業を経由して海外拠点に伝える。

うがった見方をすれば、下請けいじめ的な発想で「オフショア開発のリスクはパートナーに押しつける一方、オフショア活用のコストメリットは自社が享受する」こともあり得る。


間接オフショア開発に関する質問。営業マンが顧客に対して「うちを経由すれば、お客様にはオフショアを一切意識させません」と提案しました。顧客はオフショアのリスクを負わずに原価低減の恩恵を享受する。あなたは、この営業方針に賛成ですか?

◆賛成
◆反対
◆その他(理由をコメントボードにお書きください)

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年04月14日23時00分
協力:クリックアンケート


|

« オフショア開発PRESS公式サイト プレオープン | Main | ランチ会談 »

Comments

賛成意見と反対意見がほぼ二分されました。間接オフショア開発を否定するのは無意味です。まずは、自社で十分な開発要員を確保できない顧客企業の情報システム部門の立場で考えてみましょう。その上で、オフショア発注責任をどうとらえるか? あなたのご意見をお寄せください。

Posted by: 幸地司 | April 08, 2008 at 09:02 PM

相手先ベンダーのスタンスによる。実力があり、オフショア開発で低減できるコストを顧客ベンダー双方でシェアするwin-winの関係を提示できるベンダーであれば、成功するだろう。そうでなければ、オフショアを単なるコスト削減のツールとのみみている可能性が高く、そのようなベンダーに発注しても、ろくなものができない可能性がある。

Posted by: 清水徹 | April 08, 2008 at 09:03 PM

こんな単純でYes/Noの質問自体は意味が薄いと感じて下ります。ケースbyケースです。リスク対効果のバランスをよく考えたら、反対です。原価低減の恩恵をどの程度享受できるかの一言に尽きると思います。

Posted by: 王 杰 | April 10, 2008 at 09:39 PM

清水さん、こんにちは幸地司です。

> 実力があり、オフショア開発で低減できるコストを
> 顧客ベンダー双方でシェアするwin-winの関係を提示
> できるベンダーであれば、成功するだろう。

私がオフショア開発を売る営業なら、やっぱり「リスクは弊社がとります。お客様は従来通りのやり方で、しかも開発費を削減できます」とアピールしてしまいそう・・・。

・・・

といいつつ、提案書には、小さな文字で「見積もり前提条件」を記載して、リスクをお客様にかぶせるような手法を取ったりして。お代官様、すいません。

営業や経営者が言うWin-Winと、開発現場が感じるWin-Winは根本的に異なるような気がします。うまく説明できませんが、そんな気がします。

Posted by: 幸地司 | April 10, 2008 at 09:40 PM

王杰さん、こんにちは幸地司です。

> リスク対効果のバランスをよく考えたら、反対です。

あなたの考えでは「反対」ですね。立場や条件が変われば、Yes/Noどちらでもあり得ます。ご指摘の通り、ケースbyケースだと思います。では、どのようなケースでは「賛成」ですか? よろしければ追加でご意見をください。


> 原価低減の恩恵をどの程度享受できるかの一言に尽きると思います。

原価低減は最も重要な判断基準だと思いますが、オフショア開発では原価低減以外の判断基準を認めないというお考えでしょうか。もしそうだとしたら、私とは違う意見です。貴重なご意見ありがとうございます。


> こんな単純でYes/Noの質問自体は意味が薄いと感じて下ります。

すこし「見切り発車」な書き込みだと感じました。私は、賛成と反対がどちらも40%以上を獲得する途中結果を見て、とても興味深く感じています。ですから、このような単純なYes/Noの質問に意味を感じています。また、私とは違う考えのようですね。このアンケート結果から、あなたに役立つ情報が少しでも得られることを祈ります。

Posted by: 幸地司 | April 10, 2008 at 09:41 PM

賛成/反対を選択できないと感じました。
いろんな営業形態があってよいかと・・・
というか全ての営業形態が間接オフショアだと思ったりもします。言わないだけで・・・

Posted by: osamu | April 12, 2008 at 06:32 PM

自分が話す場合は、あきらかにリスクは自分たちがもつ、という言い方をしてきました。
オフショア開発をしていることすらいわず、同じ品質のものを安いコストで、、と提案し、原価低減の工数の多くをじぶんたちが享受したこともあります。小さい案件ですが。
会社の方針としては、2パターンあったようです。
1.オフショア開発で特有の工数もすべてみつもり、その上で利益のだせる金額を提示し、顧客にリスクを負わせずに原価低減の恩恵を享受しているようにみせる。
2.顧客はオフショアを意識させず、国内での開発と同等の見積もり提案をおこない、オフショア開発にだす。
2.は、これから先はありえないのではないか、と思っています。

Posted by: えとう | April 12, 2008 at 06:33 PM

osamuさん、こんにちは幸地司です。

> 賛成/反対を選択できないと感じました。

一般論で考えると、それが正解ですね。

ここでは一般論は脇において、あなたの立場では賛成ですか、反対ですか? この問いに答えてみませんか。

この際、自分で前提条件を設定して、「・・・と仮定すると私は賛成です」とか、「当社では・・・の事情があるため、反対せざるを得ません」などと回答しましょう。

これが、米国の学校で好まれるdiscussionという手法の考え方です。日常生活では玉虫色の回答でもOK。当たり前ですね。場面によって議論する態度や手法を変えるといいでしょう。

Posted by: 幸地司 | April 12, 2008 at 06:34 PM

えとうさん、こんにちは幸地司です。

> 自分が話す場合は、あきらかにリスクは自分たちがもつ、
> という言い方をしてきました。

共感します。オフショア受託側としては、自然にこのような発想になってしまいますね。インドIT企業は、全く別の考え方を持っているかもしれません。


> オフショア開発をしていることすらいわず、
> 同じ品質のものを安いコストで、、と提案し、
> 原価低減の工数の多くをじぶんたちが享受したこともあります。

これは素晴らしい!!

機密情報の扱いをちゃんと考慮していれば、企業努力の結果で得られた原価低減を自分たちが享受するのは当然です。


これからは「顧客はオフショアを意識させず、国内での開発と同等の見積もり提案をおこない、オフショア開発にだす」はあり得ないとのご意見・・・、苦しい台所事情をお察し申し上げます。業界全体にコスト削減の圧力が襲い掛かっているため、各社とも苦労されているようですね。


オフショア開発に成功しても、一般的な原価低減は高々10-20%にとどまります。もしかしたら、ソフトウェア工学的な手法導入や業務プロセス改革の方が、オフショアリング推進よりも原価低減の効果は大きいかもしれません。

Posted by: 幸地司 | April 12, 2008 at 06:35 PM

国内パートナーはどういう役割を果たせるかどうかの問題になると思います。
例えば、この会社は発注側の要望をきちんとまとめて、設計や開発しやすい形でオフショア開発会社へ伝えて、業務内容をしっかり理解して、発注側の介在がなくても、開発側からの質問は正しく回答できて、オフショア開発会社側リソースが足りなくて、納期間に合えない場合、他社のリソースを調整して、増員を行う。。。
そういったような役割を果たせてくれたら、案件に対して、絶対プラスになるので、この会社に払う報酬の金額は妥当であれば、魅力があるでしょう。
しかし、金だけもらって、仕事をまったくせず、さらに、伝えべき情報を伝わず、隠蔽化してしまうと、プラスにならず、マイナスになってしまいます。
もちろん例えちゃんとした役割を果たしたとしても、自分の付加価値を過大評価してしまうと、メリットもなくなるでしょう。

そして、自分の結論は間接オフショアは必ず直接オフショアよりよく(悪く)なる、どっちでもいえません。やり方の問題ではなく、相手の問題です。

Posted by: 張 晨 | April 16, 2008 at 04:08 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/43730/40793357

Listed below are links to weblogs that reference 間接オフショア開発はLow Risk High Return?:

« オフショア開発PRESS公式サイト プレオープン | Main | ランチ会談 »