ダイヤの原石のままで社会に出される大学生
責任ある立場に中国人を登用しない日系企業
大学院を修了し、博士号を持っていたとしても、日本企業で中国人が役員に出世する確率はゼロに近いでしょう。能力があり、努力を重ねてもやがては挫折し、失意のうちに帰国した中国人は数え切れません。
(海野恵一/スウィングバイ2020株式会社 代表取締役)
ブルーカラーを敬遠する「小皇帝」と「小公主」
中国では1979年から、人口抑制を目的としたいわゆる「一人っ子政策」が採られています。望めばすべて手に入る環境で育てられた「小皇帝」や「小公主」は、汗水たらして働くこと、いわゆる「きつい」「汚い」「危険」の3Kを極端に敬遠する傾向があります。わがままでプライドばかりが高い点も中国の就職氷河期に拍車をかけています。
中国の新卒者のほとんどが膨大な知識を頭に詰め込んだだけの状態で大学を卒業しますが、暗記にひたすら時間を費やしてきた彼らは社会人としての教育を何一つ施されていません。「小皇帝」と「小公主」の大半が自信過剰です。
中国では、まっさらな原石のまま大学を出てきます。原石を磨けばダイヤモンドになる、といった発想は中国には一切ありません。要するに教育のインフラが全くない状態です。
出典『本社も経理も中国へ』海野恵一著、ダイヤモンド社(2008/5)
http://amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478082804/aicoach-22/ref=nosim
■問いかけ
就職氷河期が続く中国。この影響は、中国でオフショア開発を推進する企業にとって、どのような影響をもたらすだろうか。原因と結果の関係に注意しながら、影響をもたらす構造を明らかにしなさい。
[例] 就職難→ 初任給の低下→ 人件費上昇の頭打ち→ 利益率向上
The comments to this entry are closed.








Comments