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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/8/29)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/8/22 - ChinaPress
中国:第2四半期ITアウトソーシング市場規模が15.7億元に

中国マーケティングリサーチ会社の易観国際は「2008年第2四半期中国ITアウトソーシング市場観察報告」を公開した。同報告によると、2008年第2四半期中国ITアウトソーシング(ITO)市場規模は前年同期比22.5%増の15億7000万元(約248億2986万円)に達したとのこと。


・2008/8/26 - ITpro
中国オフショア開発をスムーズにするための私の役割と実践

その1:日中間の見える化
その2:日中間のコミュニケーション
その3:日中間の信頼
その4:積極性と忍耐


・2008/8/26 - 第一生命経済研究所
ベトナム経済事情:ガソリン価格引き上げによるインフレ高進続く

8月25日に公表されたベトナムの8月の消費者物価は、対前年比+28.3%と前月(同+27.0%)から加速、前月比でも+1.6%と前月(同+1.1%)から加速した。先月末のガソリン価格引き上げが影響した。インフレと金利高の共存で景気減速は不可避、先行きは国際収支強化に向けた改革が不可欠。ただし、通貨危機の可能性は低い。


・2008/8/27 - ITpro
日本人がリラックスして仕事を頼める国,ベトナム

インドや中国が「主張の文化」なら,ベトナムは「柔和な文化」。ベトナムの強みは,コスト,潜在能力,家族主義,日本との親和性。ベトナムには異文化を受け入れる雰囲気。


・2008/8/27 - ITpro
SEマネジャはこのままでよいのか?

オフショア開発が進み,今よりもっと激しい価格競争にさらされ,大変になっているかもしれない。技術屋の殻に閉じこもった閉鎖的な世界からSEは脱皮しない限り,SEにとって将来は決して明るくない。


・2008/5/29 - InfoBRIDGE
「インド人ライフスタイル調査」価値観、保有状況などを徹底調査

世帯所有は、白物家電よりも宝飾品
携帯電話、9割以上が所有
シャワーを浴びる回数、冬は1回、夏は2回
トイレットペーパー「利用しない」74%
インターネット、4割が「利用しない」
「リッチ」は10万ルピー/月、「ミドル」は3万ルピー/月
インド人は自立している


・2008/8/20 - アクセンチュア
優れた人材の獲得方法

教育水準の高い社員ほど、より多くの時間 OJT研修を受けており、知識労働者としての価値をさらに高める結果となっている。この傾向は全ての国に共通している。

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段取り上手になりたい

出張準備、セミナー準備、第二弾の出版企画、オフショア大學次期開催の準備とあわただしい金曜日を過ごしています。

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東京では本当に中国人IT技術者が余っているか?

第28回オフショア開発勉強会のテーマ
ブリッジSE再考。現在、東京で職を求める中国人IT技術者がだぶついている現状を踏まえ、ブリッジSEに求められる要件を改めて見つめ直します。
(2008年8月26日・東京日本橋/幸地司)

第28回オフショア開発勉強会の質疑応答で盛り上がった話題より。


――中国オフショア開発の今後の見通しはどうなっていますか?

◇大手企業と中小企業を比較すると、オフショア開発に対する取り組み姿勢の違いがより鮮明になってきました。力のある大手企業は、これまで以上にオフショア開発を積極的に推進します。一方、中小企業では、オフショア開発を一時断念する企業が増えてきたような気がします(参加者Bさん)


――なぜ、一部の中小企業では、中国オフショア開発が停滞しているのでしょうか。

◇現在のやり方では、短期的な利益には直結しないからだと思います(参加者Bさん)

◆とても粗い粒度で恐縮ですが、オフショア開発成功の条件は2つあります。1つ目は発注規模。2つ目は発注の継続性。あくまでも一般論ですが、中小企業がオフショア開発で利益を出せないとしたら、これらの条件を満たせないからではないでしょうか(幸地)


――東京で中国人IT技術者が余っているとの噂は本当ですか?

◆私はそう聞いています。他の方のご意見はいかがでしょうか(幸地)

▽外国人に限らず、日本人の仕事も減っています(参加者Cさん)

■これまで中小企業からの孫請けや単純な人材派遣に頼ってきた中国系ソフトハウスは、特に苦労しているのではないでしょうか?(参加者Dさん)

◆米国サブプライムローン問題の長期化や日本のIT産業が抱える構造的な問題も見逃せません。ですが、東京で中国人IT技術者が余っていることが事実だとすれば、その原因は彼らの個人的な事情によるところが大きいと分析しています(幸地)


■問いかけ

「東京で中国人IT技術者が余っているとの噂は本当ですか?」

この噂は本当ですか? それとも間違っていると思いますか。適当な仮説をたてて、あなたの持論を展開しなさい。

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アジアOJTセンターの2009年度予算概算要求

私が支援する沖縄IT津梁パークと人材育成機関(アジアOJTセンター)の2009年度予算概算要求の記事が、地元の新聞に掲載されました。

沖縄IT津梁パークとは、沖縄のIT産業の集積を目的とする工業団地のことです。今では「ソフトウェアパーク(軟件園区)」という名称がすっかり市民権を得ました。

来年から、私も運営に関与することになったアジアOJTセンターは、「ITの業務や日本語、異文化理解を深めるための研修を行う人材育成事業」と紹介されています。

なるほど、それはわかりやすい紹介ですな。

この件もあり、10月から年末にかけては沖縄に入り浸る予定です。

9/16(火) 東京工業大学のオフショアリング研究会にて講演
9/18(木) 上海ITアウトソーシング投資交易会に参加
9/20(土) 都内某所にて終日セミナ
9/24(水) 都内某所にて夜間セミナ
9/25(木) 神奈川某所にて社内講演
9/29(月) 福岡某所にて社内講演
9/30(火) 福岡にてオフショア開発本の出版記念公開セミナ(予定)
10/3(金) 沖縄?
10/9(木) 某大学院にてブリッジSE講座
10/14 沖縄?
10/19 都内某所にて終日セミナ
10/20-21 沖縄?
10/22 都内某所にて夜間セミナ
10/30 横浜某所にて夜間セミナ
11月第3週 オフショア開発者シンポジウム
11/26 都内某所にて夜間セミナ
11/27 都内某所にて終日セミナ
12/15-16 沖縄?

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インドでは配慮よりも責任の明確化が重視される

テスト担当者から報告された全ての不具合について
サンディープさんは仕様書の該当箇所をいちいち再確認します。そして、仕様書に明確に記述されていないと判断すると、これらの不具合は「バグ」ではなく全て「仕様変更」として扱います。

*本誌 2008/08/26(第910号)より
http://www.ai-coach.com/backno/cip0910.html


日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.13~

設計書の不備によるバグが発生した時、日本人の品質保証担当なら、多少遠慮がちな表情で現場に報告することがあります。

「忙しいところ申し訳ありませんが、設計書の記述が曖昧なので、この部分は仕様変更とさせていただきます」

ところが、インド人技術者のサンディープさんには、こうした配慮は全くみられません。「これは設計チームの落度であり、バグではなく“仕様変更”と認定します」と率直に報告します。

この点、日本人感覚の筆者からすると、多少ヒヤヒヤする事もあります。ある日、サンディープさんにこの点を指摘したところ、彼は涼しい顔でこう答えました。

「インドでは遠慮は無用です。仕様変更であれば、明確にその旨を報告しないと、逆に上司から叱られてしまいます」

つまり、インド企業では、気持ちへの“配慮”よりも“責任の明確化”が重視されるのです。


情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

第25回オフショア開発勉強会で講演した中村氏は、「あまりに責任分担が明確すぎるとプロジェクト運営の柔軟性が損なわれる」と管理一辺倒のPMO活動に警鐘を鳴らします。

かといって、毎回メンバが入れ替わり、限られた期間と資源に制約されるオフショア開発プロジェクトでは、“遠慮”や“配慮”といった日本的な美徳は思ったほど役立ちません。日本人が相手を気遣う“やさしい”態度は、時として曖昧さを助長するだけではなく、生産性の低下をも招きます。

多様性に満ちたオフショア開発プロジェクトで、“責任の明確化”と“柔軟性”を両立させる方法を具体的に書き出しなさい。


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第28回オフショア開発勉強会、出席率93%(25名)

昨夜は東京の日本橋セミナールームにて、第28回オフショア開発勉強会が無事に開催されました。

事前の申込者数が29名。いつものように、直前になってキャンセル連絡が相次いだものの、それでも25名のオフショア開発関係者が一堂に会しました。

この手のセミナーは天候にも左右されやすく、一説によると参加率は7割を超えると御の字だと言われます。ですが、オフショア開発勉強会は一味違います。昨夜も、あいにくの悪天候に見舞われましたが、キャンセル連絡をくださった方を除いた参加率は軽く9割を超えました。

私の記憶によると、2007年11月に開催されたオフショア大學開講記念セミナでは、出席者70名を超えたのに参加率は100%。すなわち、無断欠席者ゼロ。この快挙は私たち関係者を驚かせました。

そして昨晩、またしても受講者の素晴らしい「大人の対応」を目の当たりにしました。ホント、大感激です。ありがとうございます。また、受講者の半数近くがリピーターであることも私の誇りです。

当社が主催するすべてのイベントでは、「どんな理由でも100%キャンセルを認めます。当日のドタキャンであっても全額返金します」という運営ポリシーを貫いています。これも、成熟した参加者と共に作り上げた価値ある結果だと思います。

ところで、肝心の第28回オフショア開発勉強会について軽く報告します。昨夜のテーマは「ブリッジSE再考」。はじめに、従来型のブリッジSE議論の問題点を指摘して、次いで、これから主流となるブリッジSEの人材要件について、世界的な研究結果を踏まえながら網羅的に解説しました。

たとえば、スキル・知識・経験を十分に備えた中国人マネージャがオフショア開発で通用しなかった実話があります。このような事例をふんだんに用いて、みんなで喧々諤々と議論しました。

オフショア開発勉強会の参加者は、誰でも好きなタイミングで発言する権利を有します。手前味噌ですが、私のセミナ進行技法を社内に持ち帰れば、そのままワークアウト(work-out)に応用できると思います。

講師兼ファシリテータ(facilitator)を務める私は、勉強会参加者から活発な発言を引き出す一方で、厳しいフィードバックを何度も与えました。

参加者「・・・なブリッジSEがいたら、私はすぐクビにします」
私「あなた、それって・・・の観点からおかしくありませんか?」
 (それこそ、まさに典型的な従来型ブリッジSE議論だと指摘)


勉強会終了後に回収したアンケート用紙をみると、いつもより辛目の評価が目立ちました。5段階評価で平均4点ほど。人数が多かったせいでしょうか。5点満点をつける人と3点しかつけない人がいて、私の印象よりも評価が分散していました。

相変わらずの時間不足で、最後に用意したケーススタディをすっ飛ばしてしまったのが評価がばらついた原因かもしれません。とはいいつつも、勉強会終了後の延長戦では、いつものように大盛り上がり。

昨夜はスタッフとしてお手伝いしてくれたベトナムオフショアリングの若き権威、霜田氏(*) が会場を盛り上げてくれました。短い質疑応答でしたが、私がしゃべる時間帯よりも会場全体がリラックスして、会話が弾んだような気がします。ちょっぴり嫉妬。

*参考 オフショア開発PRESS「ベトナムオフショア最新事情」
http://press.1offshoring.com/


次回のイベントは10/3(金)を予定。第29回オフショア開発勉強会の代わりに、私の新刊出版記念セミナーを準備中です。これから会場を手配して講演内容を詰めます。案内は、今しばらくお待ちください。

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これはバグですか? いいえ、仕様変更です

仕様書にはこう書かれていますが・・・
「そういった意味にもとれますね」
(仕様書の不備を指摘された日本人設計者の弁明)

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.12~

オフショア開発拠点のプロジェクトリーダ候補であり、一時的に日本チームに加わって日本人技術者と共に開発するインド人技術者のサンディープさん(仮称)。現在は、テスト工程でバグ改修を担当しています。テスト担当者によって登録された不具合を優先度順に処理します。

そんなサンディープさんのある朝会での出来事を紹介します。

サンディープさんは、朝会にて“昨日対応実績バグ”と“本日対応予定バグ”を報告します。テスト担当者から報告された全ての不具合について、サンディープさんは仕様書の該当箇所をいちいち再確認します。そして、仕様書に明確に記述されていないと判断すると、これらの不具合は「バグ」ではなく全て「仕様変更」として扱います。

日本人技術者は、担当外のモジュールで不具合が発生すると、「担当者の責任追及」よりも即対応を優先します。ソフトウェア開発はチーム作業ですから、問題が起きたからといって直ちに担当者の責任を追及するのは愚の骨頂。

一方、インド人技術者のサンディープさんは、常に仕様書と乖離がないか調べます。日本人技術者同士でありがちな「そういった意味にもとれますね」と言った会話もしません。


情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

上の事例に潜むリスクを全て洗い出しなさい。そして、それぞれに対して有効な対策を検討しなさい。

[例]

・インド側が「仕様書の明確さ」を判断する権限を持つため、日本人が下手な英語で仕様をまとめると、後から膨大な追加費用が発生する恐れがある

→仕様変更と認定されても、直ちに追加費用が発生しないような契約形態にしておく


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立ち見席

今夜は第28回オフショア開発勉強会(東京場所)です。定員24名の日本橋セミナールームに、ものすごい人数が押し寄せる予定。遅れてきた方は、壁際に設置された臨時席にお座りくださいませ。


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今さら人に聞けない(5) 出発前の異文化研修は必要ですか

異文化適応に影響する個人的な要因

(1)出発前の異文化研修
(2)過去における海外経験


(書籍『海外派遣とグローバルビジネス』より)

来月、あなたの同僚が初めての海外出張を迎えます。「あなたの同僚」とは、仕様伝達のために中国出張する日本人SEかもしれません。あるいは、上流工程から参画する中国人ブリッジSEの初来日かもしれません。

ここで、初めての海外出張を迎える従業員のケアについて考えてみましょう。まず、出発前の異文化適応に影響する要因を分析します。

日本人SEの中国出張をケア

出発前の適切な異文化研修は、出張者の精神的な緊張を緩和させます。例えば、初めての中国出張を控えた日本人従業員に対しては、中国人の反日意識や食品や大気汚染等の安全面について、正確で客観的な事実と対処法を知らせます。

必要最低限のノウハウを列挙した小冊子を与えるだけでも効果的ですが、できれば専門家を招いて1時間ほどの異文化研修を実施したいところ。なお、異文化研修では、「あれもこれも詰め込む」ではなく、異文化の重要な側面に焦点を絞ります。

事前研修では、本人だけではなく、配偶者やご家族のことも忘れずに配慮します。本人はケロッとしていても、ご家族が過剰に心配されると仕事に悪影響を及ぼします。実際、海外出張に向けて本人はやる気満々なのに、親が横やりを入れる可能性があります。

「息子は喘息持ちだから中国出張させないでください」
「娘はアトピーなので海外勤務は無理です」


参考)『海外派遣とグローバルビジネス』、J.ステュアート ブラック他(著)、白桃書房 (2001)、p179


■問いかけ

下記の3問にそれぞれ答えなさい。(一人3クリック/要所時間1分)


【問1】あなたの組織では、初めての海外出張を迎える日本人従業員に対して、事前の「異文化研修」を施していますか?

◆実施
◆なし
◆語学研修で十分
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


【問2】あなたの組織では、初めての海外出張を迎える外国人従業員(中国人ブリッジSEの初来日など)に対して、事前の「異文化研修」を施していますか?

◆実施
◆なし
◆語学研修で十分
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


【問3】事前の「異文化研修」で扱うべき“必要最低限”の内容を思いつくままに挙げなさい。

記入例「中国語研修では補えない食事のマナーと中国式カラオケ店については必ず扱うべきだと思います」

○コメントボードに回答を書き込む


締切:2008年09月02日18時00分
協力:クリックアンケート

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秋に向けてのイベント準備

そろそろ9月~11月の予定を固めます。出張が激増して、東京を離れる期間が増えそうな予感。9月に出版される本のキャンペーンもそろそろ準備を本格化させねば。

そして、一番の山場はオフショア開発者シンポジウムです。

オフショア開発PRESSでは10/2 開催予定と発表しましたが、後援する某組織との調整の結果、11月第3週にずれ込むことが判明。こちらも今週中に実行委員会を立ち上げます。

協賛金(一口ウン円)の設定、各種ルール作りなど頭を使う企画作業が目白押し。後日、協賛企業やボランティアスタッフを募集します。お楽しみに。

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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/8/22)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/8/14 - @IT MONOist
幻の白いカラスを追い求め、僕らはインドにたどり着く

ソフトウェア開発で、世界最高とのお墨付きを受けたインドのソフトウェア開発会社が、なぜ品質の高いソフトウェアを作れないのでしょうか? CMMの認定方法が間違っているのでしょうか?この悲劇は、双方がCMMの基本思想を理解していないことに原因があります。


・2008/8/18 - ITpro
インドのアウトソーシング企業TOP3

インドのトップ3社が本当の意味で次世代のメガベンダーになるには,従業員の数を増やさなくても収益を拡大できるビジネス・モデルへの転換を図らなければならない。2007年における従業員1人あたりの売上高をみると,IBMが14万6910ドル,Accentureが13万200ドル,EDSが15万4340ドルだったのに対し,TCSは5万1320ドル,Infosysは4万5800ドル,Wiproは4万1310ドルだった。


・2008/8/21 - ZAKZAK
バットに注目!? G.G.佐藤を襲った“ちん”騒動

「ジー、ジー、ジージーサトー!」。G.G.佐藤が打席に入ると、日本応援団が声をそろえてコールする。しかし、それに対する地元の中国人、とりわけ女性の反応が明らかに変なのだ。「実は、俗語で『ジージ』というのが、・・・、『鶏鶏』と表記します」


・2008/8/22 - 日経ネット
米IT業界、新興国依存が鮮明に

IT(情報技術)業界では、米国市場の伸び悩みを新興国の開拓で補う構図が鮮明だ。

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オフショア大學の理念

昨日、沖縄IT人材育成協議会から講義日程の一覧表が届きました。
また沖縄出張が増えそうです。

本日午後は、東京日本橋にて、オフショア大學次期開催とオフショア開発者コミュニティ運営に関する定期ミーティングです。オフショア大學講師陣と上海在住のパートナー(候補)と一緒に、業界の活性化と持続的成長に寄与する面白い企画を実現させたいと思います。

私たちは、志の高いビジネスパーソンの可能性を最大限に引き出し、教育と対話を通じて未来への道筋をつけて、目標を達成する喜びを共に分かち合います。

オフショア大學は、一人ひとりの国際ビジネス基礎力を鍛錬する場であると同時に、矛盾や不条理に満ちた異文化マネジメント環境を切り開くプロフェッショナルが集う「場(サロン)」でもあります。

私たちはオフショア開発を肯定的にとらえますが、日本の業界空洞化を促進させるつもりは毛頭ありません。オフショア開発リーダ人材の育成を通して、閉塞感が漂う業界全体の雰囲気を明るくして、日本を元気にします。

オフショア大學(アイコーチ株式会社、ほか数社が共同運営)では、私たちの活動理念に共感する仲間を募集します。コンサルタント、アナリスト、コミュニティ企画・運営に携わる職種を若干名。

また、豊かな日本を創る当事者として、第三者から資金調達して、社会に開かれた組織体を目指します。私は、最近ブームの「社会起業家」とは異なりますが、大義名分を掲げて世界に貢献する企業家になります。

これからも応援してください。


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今さら人に聞けない(4) オフショア開発の「見える化」

成果を「見える化」し、やる気を持続
社員それぞれの提案件数を集計し、グラフ化して貼り出しました。1万件を達成するには1人あたり月に何件出せばいいのかを計算して、目標ラインとして明記します。
(儲けとツキを呼ぶ「ゴミゼロ化」工場の秘密、p136)

海外からオンサイト常駐技術者を受け入れたときによくある問題。


【ケース】見えない窓口担当 - ブリッジSEは遊んでばかり?

隣の席に座る中国人の常駐技術者が、普段からどのような仕事をしているのかを全く知らない、進捗会議でも表面的で事務的に進められる。

時として、一人で日本常駐する中国人技術者が問題を抱えても誰にも相談できないし、また周りも気がつかないことがあります。同様に、中国との窓口・調整役を務める日本人も、周囲からは遊んでいるように見られます。実際には、あまりにも雑務が多すぎて、周囲との対話が決定的に不足していることがほとんどです。

最近、ITプロジェクトで心の病を抱える技術者が急増しています。責任分担が明確すぎて、柔軟性に欠け、曖昧性に対応できずに立ち往生してしまいます。


■問いかけ

オフショア拠点と日本を結ぶ窓口・調整役は、何をやっているのか分からないけどなぜかいつも忙しそう。以下のキーワードを用いて、この問題への有効な対策を論じなさい。

キーワード:「見える化」「チームビルディング」「対話」

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【ゴミゼロ工場】硬直化した職人集団を3Sで見事に蘇らせた逸話

3Sとは、整理・整頓・清掃のこと。

整理の極意を一言で現すと「不必要なモノを捨てる」こと。
整頓の極意を一言で現すと「検索可能な状態にする」こと。
清掃の極意を一言で現すと「検索可能な状態を維持する」こと。

上記に「清潔」と「躾」を加えると、いわゆる5Sになります。

大企業では一人当りの床面積も広く人数も多いため5Sでもいいかもしれません。でも、うちみたいな中小企業では3Sでも十分に効果が得られますと『儲けとツキを呼ぶ「ゴミゼロ化」工場の秘密』の著者は語ります。

社長の思いつきで始めた(?)3Sの導入には、社内から猛反発を受けました。だって、掃除なんかしたって短期的な効果など見えないからです。

きっかけは、バブル崩壊後の赤字決算への転落でした。先代から引き継いだ2代目が藁にもすがるようにセミナーや勉強会に出まくったあげく、たどり着いたのが3S。始まりは、ぞうきん一枚で始めた僅か10分間の床磨きでした。

その後、社内の抵抗勢力にあいながらも2代目社長の3S挑戦は続きます。3S活動の成果が実り、黒字回復するまでに何と5年以上の月日を要しました。

『儲けとツキを呼ぶ「ゴミゼロ化」工場の秘密』には、同業者を巻き込みながら3S導入で外部コンサルタントを使い倒す優れた戦略や、中途半端に成果が出た組織でありがちな「中だるみ」を排除するための実践的な技法が満載です。

著者自ら陣頭指揮をふるい、試行錯誤を積み重ねてこんにちまで成長してきたので、説得力は抜群の一冊です。

万が一、この本の半分が提灯記事だとしても、残り半分は真実でしょう。よくぞ、5年間も3S活動を継続させたものです。実にあっぱれ!!

『儲けとツキを呼ぶ「ゴミゼロ化」工場の秘密』に学ぶ、3SやISOなど持続的な経営品質の改善活動を成功させた企業に共通する特色。

1)仕組み化と監視コントロールのための見える化への執念
2)従業員の気持ちやモチベーションへの配慮

ここで、1)が必要条件なら、2)は十分条件です。

本の著者は、5年ぶりの黒字回復を「徹底3Sによるゴミゼロ化の副産物に過ぎない」と言い切ります。3Sやトイレ掃除を極めると、最後は「道(どう)」に行き着くのが日本人経営者の真骨頂。


ここで勘のよい方ならお気づきかもしれませんが、「3S」を「オフショア開発」に置き換えても、上記文脈はほとんどそのまま通用します。

3Sの始まりは「僅か10分間の床磨」でした。オフショア開発の始まりは「一人の中国人従業員を中途採用」といったところでしょう。

ただし、工場の「ゴミゼロ化」とソフトウェア開発の「バグゼロ化」は全く違います。どちらかといえば「開発プロセスの標準化」に近いような気がしますが、ドンピシャとは言い難い。

なぜなら、工場を「ゴミゼロ化」すれば品質は必ず向上しますが、ソフトウェア開発のプロセスを完璧に標準化しても、必ずしも成果物の品質が向上するとは限らないからです。

ラインマネジメントとプロジェクトマネジメントの違いこそあれ、3S導入に倣い、経営改革として「オフショア開発導入」を考える改革リーダにとって参考となる現場改善ノウハウが詰まった良書です。

個人的には、この本の第5章までは完璧。第6章以降は蛇足といった印象です。あくまでも私個人の読後感ですが。

中国出張時の機内でさらっと読んで、現場に到着したら現地の最高責任者に「面白かったよ」さりげなく手渡しするような場面を妄想してみました。そんなことしたら、煙たがられるかしら?


『儲けとツキを呼ぶ「ゴミゼロ化」工場の秘密』、古芝保治(著)、日本実業出版社 (2008/3)

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大学講義のお誘い、ありがとうございます

9月~10月にかけては、出張シーズンになりそうです。昨日は、東京から飛行機で1時間ほどの距離にある某大学から声をかけてもらいました。

来月、私の新刊「オフショア開発に失敗する方法」が出版されます。講演や社内セミナーをご希望の方は、お気軽にご相談ください。出版記念セミナーとして、日本全国どこでもお受けします。

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今さら人に聞けない(3) 仕様の段階的詳細化は認められるか?

「バグ対応」に関する日本・中国・ベトナムの違い
日:お客様への仕様の確認不足による仕様変更は、外部設計(上流工程)のバグである

中:追加費用が発生するかどうかにかかわらず、仕様変更とバグの違い、責任所在にはこだわる

越:バグが出ることは恥ずかしいことだと認識している。技術者としてのプライドは高い

出典)中国とまったく対照的なベトナムオフショア事情
http://www.atmarkit.co.jp/im/cpm/serial/indiaoffshore/03/04.html


「仮の仕様書でとりあえず予習させる」が通用しなかった事例。

発注側(日本在住の中国人):

「まだ仕様は確定していませんが、とりあえず仮の仕様書を送ります。仕様が確定するまで予習しておいてください」

その後、仕様が確定し最新版に改版した仕様書を送付するため、発注者の責任者がパートナー会社の責任者に連絡したところ、パートナー会社の責任者の口から信じがたい言葉が発せられました。

受注側(中国在住の中国人)

「仕様変更は受け付けられません。開発はほぼ完了したので近々納品します。早急に検収してください」

出典)仮仕様書の後に仕様書最終版「仕様変更受け付ない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080805-00000046-scn-cn


「正式契約前の作業工数を誰が負担すべきか?」

日本の要求仕様書は粒度が粗いことに加えて仕様も未確定です。オフショア開発の正式契約前の仕様把握の工数を誰が負担すべきだと思いますか?

・発注側   (53票) 59%
・受注側   (21票) 23%
・双方で折半 (14票) 16%
・その他   ( 2票) 2%

【コメント(2件)】

「契約されなかったら、受注側。契約されたら発注側の負担ということになるといえるのでは」

「契約受注前の見積作業に対する仕様理解は受注側営業行為と分類しています。従って、受注側負担です。但し、見積書の中に必ず作業準備工数を定義し受託工数に含めます」

出典)オフショア開発フォーラムによるアンケート結果(2007/3)
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2007/03/post_6379.html


■問いかけ

オフショア開発では、「小さな仕様変更すら認められず有償対応となった」と不満を口にする人が大勢います。中国では、仮仕様やサンプル(凡例)を鵜呑みにして見切り発車する事故が相次いで報告されます。

開発プロセスが未成熟な組織なら仕方がありませんが、CMM/CMMIを達成したオフショア開発ベンダとの取引でも、同様な事故は多発します。すなわち、開発プロセスの成熟度と仮仕様/仕様変更にまつわるトラブルは思ったほど強い因果関係はありません。

実際、CMMIレベル5を達成したインド企業を相手にしても、「仕様変更は即有償対応」に関するトラブルが発生したと報告が入ってきます。インド側との契約締結時によく話し合ったにもかかわらず。


ここでいつもの問いかけ。

オフショア開発で、いかにも日本的な「仕様の段階的詳細化」が通用しない理由を分析しなさい。特に、開発プロセスの成熟度が高くても仕様変更にまつわるトラブルが絶えない事実を踏まえて、オフショア初心者にも分かりやすい言葉で説明しなさい。

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【ハイペース仕事術】委任上手になる3つの覚悟

1)「自分と同レベル」を求めない

自分の部下や後輩に仕事を依頼する場合、「自分の期待する6割くらいでもできれば十分」と考えて仕事を依頼する。残りの4割はあなたがチェックして補足しなくてはいけない。

2) ミスを「コスト計算」して動く

頼む前に「ミスによる損失」を考えて先手を打っておくこと。 「納期を1週間前倒しで伝える」などが代表例。

3)「長期的な視点」で見守る

まだ慣れないうちは「まあ最初はこんなもんか。少しずつ意思疎通を深めていけばいいや」と割り切るしかない。長く付き合っていれば、お互いの求めるところが少しずつ分かってきます。逆に、初めての相手に仕事を頼むときには、互いの期待値や前提となるスキルも異なるので、うまくかみ合わないのは当然。


IT業界に勤めるサラリーマンが書いた「ハイペース仕事術」は、組織の若手リーダ(候補)に向けたさっぱり系の単行本です。著者は、amazon.co.jpのプロフィールにも明記されるように、日本を代表する大企業にお勤めのIT技術者。

しかも、私のお友達(^^;)
最近顔を見ていないなーと思ったら、3冊目の本を出していたのね。
びっくりです。

この本には、社歴4~5年目の若手社員、さらには初めて部下を持つ組織人にとって参考になる時間管理のTIPsが詰まっています。

特に大規模なラインマネジメントと猫の目のようにめまぐるしく変化するプロジェクトマネジメントの両方に挟まれて苦労する新米リーダに読んで欲しい一冊です。

外国人ブリッジSEに手渡して、「日本企業で活躍するための処世術を勉強せよ」と指示するのも効果的でしょう。精神論や綺麗事しか並ばない従来型のマナー本より役立つこと間違いなし。

軽いタッチの本なので、一回読んだらポイ捨てされる可能性があります。何か1つでも得るものがあれば、個人的にはそれでもよいと思います。

ハイペース仕事術、大和 賢一郎(著)、すばる舎 (2008/7)

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オフショア新刊の出版記念セミナー

9月中旬に発売される本のタイトルが決まりました。

「オフショア開発に失敗する方法」(ソフト・リサーチ・センター)

今日中に第二回目の著者校正を終えます。このまま順調に作業がはかどれば、9月16日には、私の手元に新刊が届くはず。

9月後半から10月にかけて、出版記念セミナーを開催します。本を片手に全国行脚といきたいところ。

今のところ、東京・大阪・名古屋・福岡・沖縄・上海での出版記念セミナーを予定しています。売れっ子歌手のように、全国ドームツアーやりたいです。

呼ばれたら行きたいなーと思う場所:

北海道、岡山、四国、北京、大連、ハノイ・ホーチミン、・・・

私をツアーに連れてって!


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今さら人に聞けない(2) ベトナムの物価上昇

ベトナムを襲う物価上昇

・2008年6月現在、ベトナムの物価上昇率は前年同月比26.8% (CPI)
・政府の予想(毎月1%~1.5%の伸びにとどまる)は楽観的では?
・今後2~3ヶ月で、ベトナム経済の先行きが見極められる


(ベトナム現地法人を持つ日本企業/日本人)

ベトナム人技術者派遣やオフショア開発を進める日本企業の担当者から聞いた話より。

聞き手:幸地司(本誌発行人)
話し手:ベトナム現地法人を持つ日本企業の日本人担当者


――物価上昇に対して、一般のベトナムオフショア開発ベンダは、どのような対策をとっていますか?

◆多くのベトナムオフショア開発ベンダとお付き合いがありますが、正直、物価上昇や為替変動に対して、それほどの危機感は感じません。ベトナムオフショア開発ベンダにとっての主たるコストは、家賃と人件費ですが、家賃に関しては1ヶ月単位で急激に上がるわけでもなく、成功している地元企業の多くは、eタウンや、クワンチュンソフトウェアシティといった、比較的安い家賃のところに事務所を構えています。

人件費に関しても、高くなる傾向にはありますが、オフショア開発の利益が飛んでしまうほどのものではないと思います。決済問題に関して言えば、不思議なことに、ベトナムではあまり為替に関してセンシティブになっている様子はありません。為替変動に対して鷹揚なのは、ベトナムの不思議のひとつです。

取材先:デジパ株式会社
文責:幸地司


■問いかけ

ベトナムを襲う物価上昇は凄まじい。下記の国内シンクタンクの見解からも、その深刻さが伺える。

・ベトナム経済は安定化に向かっているものの、石油製品価格の引き上げで、8月以降のCPI上昇ペース再加速が確実。外国為替市場はいまだ自律的な安定を回復していない。(みずほ総合研究所)

・1997年のタイのような「資本収支危機」に陥るとは考えにくい。(日本総合研究所)


ここでいつもの問いかけ。

ベトナムの物価上昇が今後も続くと仮定します。ベトナムオフショア開発に取り組む日本企業はどのような影響を受けるでしょうか?

(1)ベトナムに現地法人を持つ場合
(2)ベトナムのパートナー企業に直接発注する場合(資本関係なし)
(3)国内パートナー経由でベトナム発注する場合(資本関係なし)

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【インフォコモンズ(情報共有圏)】来たるべきウェブ3.0時代

ウェブの世界では、必ずしも「信頼」と「友情」が両立するわけではありません。

例えば、ネット書店に見ず知らずの人が書いた口コミ情報(カスタマーレビュー)を熱心に読むあなた。そこに友情なんて全く存在しません。不特定多数のボランティアな人々が編纂したフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』もそれなりに信頼されます。

そもそもGoogleが自動生成する検索結果をものすごく信頼する私たちですが、よもやGoogleに友情を感じる人はいないでしょう。

親しい友人だからといって、その人が推薦するグルメ情報を鵜呑みに信じますか。私には激辛料理を嗜好するお友達は大勢いますが、彼らの「美味しい」を真に受けることはほとんどありません。

「友情(もしくは親密さ)」があるからといって、その人が発する情報を無条件で「信頼」することは出来ないということです。

ところが『インフォコモンズ』では、次世代ウェブの世界観では、「信頼」と「友情」が両立するようになると予言します。いったいどういうことでしょうか。

今あなたは、私が発行する記事を「信頼」して読んでいます。ところが、あなたは私と面識がありません。したがって、私とあなたには「友情」はありません。ですから、従来型のML・メールマガジン・ブログ・SNSという道具に頼る限り、「信頼」と「友情」の両立は困難です。

『インフォコモンズ』では、ウェブ3.0 という概念を紹介して、完璧な模範解答ではないものの、考え得る一つの情報共有圏を示しました。ちなみに、情報共有圏のことを“インフォコモンズ”と呼びます。

『インフォコモンズ』は経験豊富なジャーナリストがネットコミュニティの近未来を描いた、中級者向けの調査報告書っぽいビジネス書です。事例の配置が絶妙で、さすがはプロの物書きといった印象です。うまくまとまりすぎて、かえってうさんくさく感じてしまうほどです。

啓蒙書ではないので、ネット初心者は字面を追うだけでも大変かもしれません。仕事でウェブ2.0 に馴染みのある方は、お勉強として読んでみてはいかがでしょうか。

インフォコモンズ、佐々木 俊尚(著) 、講談社 (2008/7)

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マンキューさんに聞く物価上昇とオフショアリング

新興国を襲う物価上昇とオフショアリングの関係について、改めて自分なりに問題を整理したいと思います。オフィスの奥にしまわれたマンキューさんの教科書を引っ張り出さねば。

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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/8/15)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/8/11 - 三菱UFJリサーチ&コンサルティング
グローバル人材マネジメントの現状と課題

第1、それぞれの国や人種の特異性のみを強調するのはやめて、グローバルに共通の企業理念を確立すること。第2、競争力のある給与水準を確立すること。第3、絶えず魅力ある仕事を提供すること。


・2008/8/7 - みずほ総合研究所
ベトナム経済は安定に向かっているか~今後のCPIが最大の焦点

石油製品価格の引き上げで、8月以降のCPI上昇ペース再加速が確実。外国為替市場はいまだ自律的な安定を回復していない。8月のCPI上昇率に注目である。


・2008/8/8 - 日本総合研究所
ベトナムは通貨危機に陥るのか

2008年の実質 GDP成長率見通しを大幅に引き下げ。ドル買い介入によってドン安を維持しようとしたため、過剰流動性が発生した。物価の上昇に加えて株価と不動産価格の下落も著しい。ただし、1997年のタイのような「資本収支危機」に陥るとは考えにくい。


・2008/8/11 - nikkei BPnet
インドの実力を中国と比べてみた

インドはマネジメント人材も豊富だ。インドは民主主義の国であり、農民など弱者保護対策があるため、逆に農地転用による工業団地の開発がなかなか進まなかったり、政策が変わるリスクがある。


・2008/8/13 - 新華通信ネットジャパン
国家ソフトウエアと集積回路の設計人材国際養成基地厦門に入居

国家外国専門家局は最近、厦門(アモイ)市に「国家ソフトウエアと集積回路の設計人材国際養成基地」を建設することを正式に認可した。厦門市の国家ソフトウエアと集積回路の設計人材国際養成基地は、中国が設立を新たに許可した12ヵ所目の基地で、国家外国専門家局が設立を同意した初のソフトウエアと集積回路設計の2つの専門人材養成を備えた基地でもある。厦門市はハイテク産業で初めて国家クラス基地の称号を獲得した。


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ウェブ時代 5つの定理

【ウェブ時代 5つの定理】この言葉が未来を切り開く!

傍からは沖縄人とは思えないこの私(幸地)ですが、沖縄関係者からは身内の“うちなーんちゅ”として扱われます。現在の私は、東京、中国、そして沖縄県民の3視点を持つことから、沖縄県IT産業振興に関する様々な取り組み活動で、それなりに存在価値を認めてもらっています。ありがとうございます。

そして最近では、沖縄にIT産業の集積化を図るために建設される沖縄IT津梁パークを支援する立場から、企画運営を任される当事者へと立場を徐々に移行しつつあります。

沖縄IT津梁パーク構想については、意外なほど賛否両論です。つまり、多くの反対意見を耳にします。もちろん、それらの大半は悪意による誹謗中傷ではなく、「このままだと失敗するよ」などの親切心から出た苦言です。

私の性格の良さなのか^^、それとも役得か、はたまた年齢が若い私には本音を吐きやすいのか。いろんな方が私に向かって「あーでもない、こーでもない」と沖縄IT津梁パークに関する個人的な見解をぶつけてきます。

なぜ、このままだと沖縄IT津梁パークは失敗に終わるのでしょうか。その答えの一部は、昨夜読んだ本「ウェブ時代 5つの定理」に書かれています。

この本は、世界最高脳の技術者が狂喜乱舞する米国シリコンバレーから発せられた成功者たちの金言集です。

シリコンバレーといえば、一攫千金を狙う投資家と24時間ぶっ続けで働く起業家らがうごめく海千山千のるつぼと思われがちです。ですが、彼らが思い描く世界とは、テクノロジーでよりよい世界を築く、あくまでも純粋で青臭い性善説に基づく楽観主義的な未来です。

シリコンバレーで働く人々は、みな心の底から技術を愛し、創意工夫への泥臭い執着心を持ち、米国西海岸に広がる独特の雰囲気に身を委ねつつ、己(おのれ)しか為し得ない価値創造に責任を持ちます。だからこそ、シリコンバレーには、世界中から超A級のスーパースターがこぞってやって来ます。

「ウェブ時代 5つの定理」には、Googleを頂点とするベンチャー企業群を取り巻く世界最強のやんちゃ坊主とおてんば娘が活躍する姿が、圧倒的な開放感と共に描かれます。

あまりにも眩しすぎて、目がくらみそうなシリコンバレー賛美本ですが、現実は嘘をつきません。だって今でも私は、MicrosoftのOSとIntelのチップが搭載されたノートPCを使って、Google に何十回ともなくアクセスしながらこうして文章を書いています。

この本では、以下の5つの定理が紹介されます。

第1定理 アントレプレナーシップ
第2定理 チーム力
第3定理 技術者の眼
第4定理 グーグリネス
第5定理 大人の流儀

詳細は本に譲りますが、それぞれの定理を味わうために、ほとんどのページに卓越した者だけに許される米国的なcoolで熱い格言がこれでもかっと詰まっています。

「定理」というからには、定理を導き出すための暗黙の仮定(数学用語では公理)があるはずですが、この本では明記されていません。たぶん、編集者が「定理」の意味を知らずに適当にタイトルをつけてしまったのでしょう。

私なりに、ウェブ時代5つの定理を支える公理(前提条件、あるいは揺るぎない価値観)を本書から抽出しました。それが次のワンフレーズです。

 “make the world a better place”
 (世界をもっとより良い場所にする)

シリコンバレーでは、プレイヤーも投資家も、そして地域を支える商人や住民も全員がこの価値観を共有しています。だからこそ、世界に誇る技術・サービスそしてイノベーションを創造し続けることができる・・・、この本はそう主張します。

翻って、沖縄IT津梁パークの根底に流れる価値観とは何でしょうか?この質問は、沖縄IT津梁パークが描く未来像にわくわくするか? とも置き換えられます。私の周囲で沖縄IT津梁パークに対する愚痴を漏らす人々は、みなこの質問への回答に不満を感じているようです。

あなたは、Web2.0やら、グローバリゼーション3.0 やらといわれる世界観をどれくらい理解していますか。

向かうところ敵なしといったシリコンバレーの秘密を知りたい方、大連ソフトウェアパークなどの中国勢が10年後も世界最前線に君臨できるかを分析したい方、私と一緒に沖縄IT津梁パークの未来を作りたい方は、一度この本を読んでみるといいでしょう。

ただし、この本は、あくまでも無邪気で明るいシリコンバレー賛美本であり、それ以上でもそれ以下でもありません。すぐに役立つ実用技書でもなければ、停滞するあなたの人生を変える魔法の杖でもありません。予めご了承ください。

ウェブ時代 5つの定理、梅田望夫(著)、文藝春秋 (2008/2)


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今さら人に聞けない(1) ベトナムの魅力

ベトナムのソフトウェア産業売上高の年成長率

・年率30%~40%

・ITエンジニア数の推移
 2007年の3万5000人から2010年には6万人へ(170%増の見込み)


(ベトナム現地法人を持つ日本企業/日本人)

ベトナム人技術者派遣やオフショア開発を進める日本企業の担当者から聞いた話より。

聞き手:幸地司(本誌発行人)
話し手:ベトナム現地法人を持つ日本企業の日本人担当者


――ベトナムへのオフショア開発は、費用対効果で「中国を上回る」と主張する根拠を教えてください。

◆一人月20万円から提示しています。これは、平均的な日本人エンジニアの人月単価70万円と比べてコスト的にはおよそ1/3という水準です。このようなコスト的優位性と、現在急成長を続けるベトナムIT市場を踏まえ、中国に続く第二のオフショア開発国としてベトナム進出を果たす企業もここ最近目立って増えてきています。懸念される品質の面ですが、ベトナム人は非常に向上心が高く、大学などでITスキルをしっかりと見に付けた人材は多いのですが、まだITの歴史自体が浅く、経験という面では劣ります。そこをカバーするために、弊社では、日本人ブリッジSEや日本人プロジェクトマネージャを現地において、強力なバックアップ体制を整えております。


――価格以外の面におけるベトナムの魅力は何ですか?

・勤勉で勉強熱心な国民性
・反日感情が全くない
・8%で推移してきた高い経済成長率
・30歳未満が人口の6割を占め、若い人材が多く排出
・安定した政治基盤
・IT産業市場規模の飛躍的な拡大
・IT企業優遇税制
・WTOに加盟、APECの開催国など国際的地位の向上


――中国と明確に差別化されるベトナムの優位性は何ですか?

◆チームプレイが基本となっているところだと考えます。ベトナムのスタッフは個々人の成長意欲が高いだけではなく、スタッフ同士で教え合い、助け合おうという互助意識も高いです。日本の開発体制と親和性があると考えています。


取材先:デジパ株式会社
文責:幸地司


■問いかけ

あなたは、中国とベトナムの比較対照表を作成して、社内向けに発表する立場だとします。ここまでの話を簡潔にまとめなさい。

・ベトナムへのオフショア開発は費用対効果で中国を上回るか?
答え( はい / いいえ )
その根拠は(           )

・ベトナムには中国と明確に差別化される優位性があるか?
答え( ある / ない )
その根拠は(           )


ベトナム担当者へのインタビューはこの後も延々と続きます。インタビューを先に進める前に1つだけ質問できるとすれば、あなたは何を聞きますか?

質問内容(               )

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チーム・ダーウィン Natural Selection

本当はタレが好きなのに「焼き鳥にはタレよりも塩」と自分にウソをついて見栄っぱりな選択をしてしまう人がいます。自分の意思ではなく、他人の目を意識しすぎた行為です。

同様に、ピーター・M. センゲの「最強組織の法則」を読んだけど、核心部分に到達できず全く共感を持てなかった。でも、今さら「センゲの学習する組織って何さ?」と言えない恥ずかしがり屋さんに朗報となる一冊を見つけました。

いくら名著と誉れ高くても、何となく気が乗らずに読み進められない本ってたくさんあります。「7つの習慣」しかり「失敗の本質」、はたまた“トム・デマルコ”とか。

今年6月に発刊された「チーム・ダーウィン」は、前出の学習する組織を読みやすい物語形式で解説するさわやかなビジネス小説です。センゲ通ならともかく、普通の人は、この本が「学習する組織」を疑似体験する流れになっているなんて、後付けで解説されない限り分からないでしょう。

前半部分で小説ではご法度とされる「視点変更」があり、一瞬おやっと戸惑いました。厳しい基準を適用すれば、そこはマイナス評価です。しかしながら、あくまでも、さらっと読み切る“ビジネス小説”と割り切れば、全く問題ありません。しかも、最後の場面では涙そうそうしたし。

末尾に添付された「エピローグ」は、ビジネス脳を使って読み返すと学習効果が高まります。

今までぼんやりしてた「自己マスタリー(personal mastery)」とは何かが、本書をきっかけに腑に落ちました。「自己マスタリー」という空虚な言葉が、過去の体験や既存知識としっかり結合した心地よい感覚です。

一方、「システム思考(systems thinking)」については、この本では十分に体感できませんでした。個人的には少し残念なところ。

最近の私は「対話」がマイブームになっています。自然との対話、意思決定プロセスを支える対話、北朝鮮との対話など、「対話」という単語は様々な局面で用いられます。これら3つは、全て異なる意味を持ちます。不思議な響きですね「た・い・わ」。

本書でも「対話」の持つ威力が十分に表現されています。ところで、なぜこの時代、改めて対話が再認識されるようになったのでしょうか。それは、合理性や論理思考(logical thinking)といった直線的な思考一辺倒ではビジネスが立ち行かなくなったからだと思います。

最初から本質をじっくり味わうことのできる「焼き鳥は塩派」には物足りない本ですが、今まで名著を“読んだふり”してきたあなたにこそ、お薦めします。

チーム・ダーウィン 、熊平 美香(著)、英治出版 (2008/6)

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“IT手配師”期待論

対照的な2つのQ&A対応
オフショア開発プロジェクトを成功させるために、あなたは対照的な2つのQ&A対応方針のどちらを好みますか? あえて二者択一で答えなさい。

・すぐに対応するが手戻りも多い (14票) 44%
・よく練られているが対応は遅い (18票) 56%

オフショア開発者アンケート途中結果より
http://clickenquete.com/a/r.php?Q0026858C0f9d


お盆休み直前、日本では夏休みに入る企業も多く、この時期は記事の精読率も下がります。しかも北京五輪の真っ最中。したがって、今日は、思いっきり寛ぎながら余談モードでお届けします。世間話に興味がない方は、今日はここでお仕舞いということで。

              ※

――オフショア開発プロジェクトを成功させるために、あなたは対照的な2つのQ&A対応方針のどちらを好みますか? あえて二者択一で答えなさい。

◆すぐにQ&A対応するが手戻りも多い
◆よく練られているがQ&A対応は遅い

○結果を見る
○コメントボード


【コメントボードより】

・QAの回答期限内、よく練られたほうがいい。

・これは担当者の個性によるのではないでしょうか。それともcase by case だと思います。私の相手はすべて中国人ですが、幸地さんに言われたベトナム人のような態度を示す担当者もいました。中国人には少ないというイメージですか? それともベトナム人の方が多いですか?「きちんとテストを終えたものでなければ成果物として提出しない」のは仕様が正しく、理解も間違いない前提がないと、納品物がごみになる可能性があります。逆に効率が悪くなります。私の周りに品物ができてから、仕様を確認、整理する日本のお客さんは少なくないです。この場合はバグに多少があっても納品してほしいです。

・「すぐに対応するが手戻りも多い」です。どちらでも日本側がサポートするところは必ず出てくると思います。対応が早ければ日本側もその都度すぐに対応できますが、対応が遅くなって一度に対応しなくなると、日本側担当者の負担が大きくなります。また、たとえ悪いものでも日本側で早期発見して指摘することができれば、ある程度は動くものが上がってきます。

              ※

●本誌発行人より。

賛否両論があるかもしれませんが、オフショア開発ではこれまで以上に“IT手配師”が活躍する余地があるのではないかと考えます。ここでいうIT手配師とは、右から左に仕事を流して中間搾取するだけの極悪人ではありません。

IT手配師とは、プロジェクト成功に必要な表情報・裏情報・経験・知恵・進捗・各要員の心理状況を右から左へ、左から右へ流して、両陣営に便益をもたらす存在です。いわば、根回し・腹芸の全面解禁です。

IT手配師が的確に状況判断して、「手戻りが予想されてもすぐに納品」ないしは「納期を過ぎても完璧さを追求する」などの局面をコントロールします。これが、理想のブリッジSE業務の形態ではないでしょうか。

とはいえ、実際には、後者の選択は難しいような気がします。そのため、人心掌握に優れたIT手配師が、面子を重んじる職人魂を持ったプログラマ達をなだめながら、「手戻りが予想されてもすぐに納品させる」「仕様変更という名の作り直し」を優先する現実が見え隠れします。

技術力を持たず日本語だけが得意な自称ブリッジSEが跋扈するこのご時世。逆に、経験豊富で中国語/英語も勉強したのに、なぜか現地と“コミュニケーション”がとれない日本人ベテランマネージャも枚挙に暇がありません。

彼らに共通する課題こそ“IT手配師”的なスキルや心構えの習得ではないでしょうか。技術力でもなくマネジメント能力でもない、IT手配師力の全容を明かした解説書などあれば、ぜひ参考にしたいです。


■問いかけ

あなたは、本誌発行人がつぶやいた“IT手配師”期待論に賛成ですか、それとも反対ですか。あからさまな人格攻撃を避けつつ、上手に持論を展開しなさい。

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fly me to the moon なんとタイムリーな一冊

2008/08/06(第899号)編集後記より。

ここのところ、無料動画サイトに投稿された宇宙関連のドキュメンタリー番組にはまっています。すべて外国で制作された60分間程度の作品です。太陽系の歴史に始まり、地球と月の関係、超新星爆発、さらに はブラックホール誕生の謎など、暑い夏の夜は科学のお勉強に限ります。恒星の核融合エネルギーと重力のせめぎ合いに手に汗を握る、夢とロマンにあふれた至極の時間。


今年もペルセウス座流星群がやってきます。日本では、今夜から翌13日明け方にかけて、夜空に流れ星が数多く観測できるようです。日ごろ、PCとの格闘に明け暮れるあなたへ、たまには私と同じ夜空を見上げましょう(^^)。

こんな感じでロマンチックな気分に浸る今日この頃。くそ暑い真夏の東京・恵比寿で打ち合わせしていると、ビジネスやオフショア開発とは無関係な一冊を入手しました。

『私を月に連れてって ~宇宙旅行の新たな科学』
発表された当時は「黒魔術」とまで言われたアイディアが、宇 宙開発の歴史をドラマチックに変えた。その鮮やかな発見と科 学界における格闘、そして最新の宇宙科学のトピックを、第一 線で活躍する科学者が、専門用語を使わず、わかりやすく物語った傑作サイエンス・ノンフィクション。(アマゾンより)


『私を月に連れてって』の著者は、予測不能な複雑さを扱う「カオス」が得意な数学者。

実はわたくしも、学生時代にはお堅い数学を専攻していました。学生時代の私は、今と同様に真面目な学生でしたが、大学数学というと教科書と黒板を睨めっこするだけの灰色なイメージでした。

当時の指導教官は「その命題の前提となるdefinitionは何か?」と曖昧な私を見透かしたように揺らぐ足元を突っついてきます。不確実性を一切排除した演繹的な推論ばかりなのに、普段はとっても創造性豊かな私の指導教官。数学者とは不思議な存在です。

前出のサイエンス・ノンフィクション『私を月に連れてって』では、数学の新理論カオスを利用して、ほとんど燃料を燃やさずに、日本の月探査衛星「はごろも」の窮地を救った実話が紹介されています。

1ヵ月前なら、このような話題には全く関心がありませんでした。なのに最近の私は、北京五輪をほったらかして、毎晩のように科学番組を視聴しています。運命って面白い。シンクロニシティってか。

Eベルブルーノ(著)、私を月に連れてって、英治出版 (2008/7/8)

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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/8/8)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/8/5 - 中国情報局
仮仕様書の後に仕様書最終版「仕様変更受け付ない」

「まだ仕様は確定していませんが、とりあえず仮の仕様書を送ります。仕様が確定するまで予習しておいてください」。ここまではごく普通のプロジェクトのシーンだと思います。しかしその後に悲劇が起きてしまいました。


・2008/8/5 - オフショア大學
第28回オフショア開発勉強会『ブリッジSE再考(8/26東京)』

講演テーマは、ブリッジSE再考。現在、東京で職を求める中国人IT技術者がだぶつく現状を踏まえ、ブリッジSEに求められる要件を改めて見つめ直します。(おかげさまで満員御礼!)


・2008/8/5 - China Press
江蘇無錫:ソフトウェア産業、年間売上260億元を予測

無錫市のソフトウェア産業年間売上高は260億元(約4,160億円)に達すると予測され、ソフトウェア輸出額は5億ドル(約35億元)を突破する見込みという。無錫市政府の統計によると、2008年上半期、無錫市ソフトウェア産業規模が120億元(約1,920億円)に達し、前年同期比70%増加した。 そのうち、ソフトウェア輸出額が2億5000万ドル(約17億5000万元)、前年同期比55%増加したとのこと。


・2008/8/6 - ジェトロ
2007年度ソフトウエア輸出は400億ドル突破 (インド)

インド・ソフトウエア・サービス協会(NASSCOM)の年次報告書によると、2007年度のインドのソフトウエアの輸出(含むBPO)は、前年度比 29%増の404億ドルとなった。世界経済の減速とルピー高にもかかわらず高成長が続いており、08年度の輸出額は500億ドルに達すると見込んでいる。


・2008/8/7 - マイコミジャーナル
夏期休暇に読んでおきたい書籍 - オフショア開発編

『チャイナ・インパクト』(講談社)
『中国の産学連携』(新評論)
『フラット化する世界(上)(下)』(日本経済新聞出版社)
『初めて学ぶソフトウェアメトリクス』(日経BP社)

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祭りで会社お休み

本日は8月8日、いよいよ北京五輪の開会式なり。北京のオフショア開発拠点は開店休業状態でしょうか。それとも、最初からお休みでしょうか。

以前、工場見学させていただいた北京市内の某日系メーカでは、随分前から8月8日はお休みになることが決まっていたようです。

アイコーチ社は今日も平常通りぶんぶんと稼働します。午後はオフショア大學次期開講に向けての企画会議。夕方はオフショア大學修了生との食事会。

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完成品以外は出さない技術者魂を持ったベトナム人【祝!通算900号】

中国とまったく対照的なベトナムオフショア事情
ベトナムからの回答はよく整理されていましたし、後での訂正も最小限で済みました。その点、中国オフショア開発の際は、個別の担当者がばらばらに対応するので回答の品質もまちまちでした。どちらも一長一短だと思います。ベトナムはもう少し技術者に日本語を教えてほしいですし、中国は開発リーダーの統率力を高めてほしいと思いました。
(東京/独立系小規模ソフトウェアベンダの日本人社長)

ベトナム初挑戦を終えたばかりの日本人ブリッジSEに話を聞きました。

聞き手:幸地司
話し手:独立系小規模ソフトウェアベンダの日本人社長


――初回納品は、思いのほか順調ですね

そうはいっても、プロジェクトも終盤に差しかかってくると何かと忙しくなってきます。日本側としては早く修正確認を実施したいのに、ベトナムから肝心の成果物がなかなか到着しないという事態が発生しました。メールで催促しても反応がなく、電話してもうんともすんともいいません。2度目の催促の電話をかけたときに、ようやく彼らの状況が理解できました。

――どういうことでしょうか?

私がお付き合いしてきた中国の開発会社は、良い意味でも悪い意味でも私の要求に素直でした。成果物を送ってほしいと伝えれば、ちょっとした問題があってもすぐに最新リソースを送ってくれました。ところが彼らは違いました。

――日本式の商習慣に慣れた中国企業は、見事な適応力を発揮します。一方、ベトナムでは?

ベトナム拠点の開発リーダーは、あくまでも自分たちの開発手順に従っているのです。従って、「彼らの開発手順に従い、きちんとテストを終えたものでなければ成果物として提出しない」というポリシーでした。つまり、“根っからの技術者”として回答をしているのです。その後に届いた成果物に大きな問題はありませんでした。


@IT情報マネジメント - 世界のオフショア事情(3)(2008/8/4)
http://www.atmarkit.co.jp/im/cpm/serial/indiaoffshore/03/01.html


■問いかけ

話し手曰く:

「中国開発で経験したリーダは優秀な技術者でしたが、優秀なマネージャとは言い難いと感じていました。今回のベトナム初挑戦では、リーダが個々の質問を理解し、整理してから送ってきます。従って、1通のメールに複数の質問が記載されますし、内容を理解しているので同様の質問を繰り返すことがなかったものと感じています」


ここでいつもの問いかけです。

オフショア開発プロジェクトを成功させるために、あなたは対照的な2つのQ&A対応方針のどちらを好みますか? あえて二者択一で答えなさい。

◆すぐにQ&A対応するが手戻りも多い
◆よく練られているがQ&A対応は遅い

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年08月15日18時00分
協力:クリックアンケート


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592ページ小説読破

総数592ページ、上下二段組で、挿絵が全くない極太の小説を読破しました。「この人の作品は全て読破する」に該当する数少ない作家さんです。読後感を楽しむために、アマゾンのカスタマレビューをのぞいたところ、何と当該作家の新作が発表されているではありませんか。しかも上下巻。(ハリポタではありません、念のため)

ネット書店アマゾンの「筆者からのコメント」欄には以下のうたい文句が堂々と記されています。

「見せ場は150回! 1800枚があっという間に終わります。どんでん返しの連続の果てに□□□□が迎えた衝撃の結末とは!?」

さっそくプチッと注文しました。

今年の夏は北京五輪もいいけど、読書や自然科学のお勉強でしょう、
やっぱり。

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サニタイジング処理(sanitizing)をやらないインド技術者

お祭り期間中は散髪しないインド人技術者への対応
7月下旬から8月下旬にかけて、ヒンズー教のお祭り Shravan Month がやってきます。この期間、一部のインド人は散髪を避けるそうです。私は、お祭り期間に入る直前の休日に、慌ててインド人技術者の仲間を理容店へ案内しました。

参照) http://www.ai-coach.com/backno/cip0898.html


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●日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。

~インド現場便り vol.11~

日本のITベンダと開発する場合、設計書にわざわざ明記しなくとも暗黙の了解として開発ベンダ側の作業と決まっているものがあります。例えばWEB開発のクロスサイトスクリプティング(XSS)対策としてのサニタイジング処理(sanitizing: 無害化)が該当します。

しかしながら、オフショア開発では、作業項目や作業分担に明示し、事前に確認する必要があります。日本側からすれば、WEB開発時におけるサニタイジング処理は当然で、わざわざ明確化しなくとも考慮できないのはプロフェッショナルではないと思われるかも知れません。一方、インド人技術者にとって、作業分担を明確にしない発注者は、プロフェッショナルでないと感じる事が多いのです。

日本では、“宗教上”の理由で1ヶ月間も散髪を自粛するなんて考えられませんが、他の国や地域では現実に起こりえます。オフショア開発では、暗黙の前提や制約条件が違うという事を肝に銘じておかねばなりません。


情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

プロフェッショナルに対する日印の認識の違いの一例。

日本企業の発注者
「プロのIT企業なら、仕様書の行間を読んで最適解を提案すべき」

インド企業のIT技術者
「プロの発注者なら、仕様・役割分担と責任範囲を明確化すべき」


あなたの組織と海外拠点との間には、“プロフェッショナル”に対する認識の違いは存在しますか?

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ニコニコ宇宙

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ここのところ、無料動画サイトに投稿された宇宙関連のドキュメンタリー番組にはまっています。すべて外国で制作された60分間程度の作品です。

太陽系の歴史に始まり、地球と月の関係、超新星爆発、さらにはブラックホール誕生の謎など、暑い夏の夜は科学のお勉強に限ります。恒星の核融合エネルギーと重力のせめぎ合いに手に汗を握る、夢とロマンにあふれた至極の時間。

大昔、青い背表紙の自然科学系新書を読みまくった元学生さんにはお馴染みのテーマかもしれませんね。

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お祭り期間中は散髪しないインド人技術者への対応

Shravan Month 2008 - the Holy month of Festivals
Shravan Month Shravan Month

From July 19 to August 16, the month of Shravan is the fifth month of the Hindu calender beginning from Chaitra, and is the most auspicious month of the Chaturmas.
http://www.rudraksha-ratna.com/shravan-month.html

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.10~

ただいま、3ヵ月間の予定で初来日したインド人技術者と一緒に開発を進めています。7月下旬から8月下旬にかけて、ヒンズー教のお祭り Shravan Month がやってきます。

この期間、一部のインド人は散髪を避けるそうです。私は、お祭り期間に入る直前の休日に、慌ててインド人技術者の仲間を理容店へ案内しました。

文化的な違いについては細心の注意を払います。ちょっとでも違和感を覚えた時は、何でも話し合うように決めています。インドオフショア開発では、相互理解を深めようとする姿勢が大切です。


情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

あなたの職場に、下記の考えを持つ外国人技術者が期間限定で配置されました。あなたなら、どうする?

「客先でも、お化粧しない中国人ブリッジSE(女)」
「宗教上の理由から1ヵ月間散髪しないインド人(男)」

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浦添商

夏の甲子園(高校野球)沖縄代表、今大会でも1回戦を見事に勝利しました。今年春の大会では、私が放置プレイしている間にしれっと優勝してしまった沖縄県代表チーム。夏は、しっかり応援してやろうと思います。
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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/8/1)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/7/25 - 日刊ベトナムニュース
「トゥーティエム・ソフトウエアパーク」が着工

TAアソシエーツベトナム社は19日、ホーチミン市2区で「トゥーティエム・ソフトウエアパーク」を着工した。総投資額は12億米ドル(約1280億円)。


・2008/7/28 - インド新聞
インドのIT市場、今後7-8年で世界第2位の規模へ

1)インドでは2016年までに、IT専門家の総数で、米国に次ぐ世界第2位にまで到達。それでも、米国での総数は、インドに比べて1.25倍から1.33倍ほど多い。
2)米国のIT業界では、2016年に入っても、年間総額で8,100億ドル(約87兆3,342億円)程度の収益を確保。この収益は、インドでの年間収益のほぼ5倍に相当する。
3)IT関連事業でかねてから密接な関係にある米印両国では、今後7-8年の間に、IT関連のサービスや製品の輸出入件数が増える。


・2008/7/30 - ITpro
「海外サポートも日本品質で」この難題にどう応えるか

インドを排除しても、ユーザーはインドIT企業と直接やり取りをするかもしれない。そうした波が押し寄せる前に、いち早く提携関係を結んだほうがいい。


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金土日オキナワ

今朝6:20発のJAL便にて沖縄行き。
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