これはバグですか? いいえ、仕様変更です
仕様書にはこう書かれていますが・・・
「そういった意味にもとれますね」
(仕様書の不備を指摘された日本人設計者の弁明)
日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。
~インド現場便り vol.12~
オフショア開発拠点のプロジェクトリーダ候補であり、一時的に日本チームに加わって日本人技術者と共に開発するインド人技術者のサンディープさん(仮称)。現在は、テスト工程でバグ改修を担当しています。テスト担当者によって登録された不具合を優先度順に処理します。
そんなサンディープさんのある朝会での出来事を紹介します。
サンディープさんは、朝会にて“昨日対応実績バグ”と“本日対応予定バグ”を報告します。テスト担当者から報告された全ての不具合について、サンディープさんは仕様書の該当箇所をいちいち再確認します。そして、仕様書に明確に記述されていないと判断すると、これらの不具合は「バグ」ではなく全て「仕様変更」として扱います。
日本人技術者は、担当外のモジュールで不具合が発生すると、「担当者の責任追及」よりも即対応を優先します。ソフトウェア開発はチーム作業ですから、問題が起きたからといって直ちに担当者の責任を追及するのは愚の骨頂。
一方、インド人技術者のサンディープさんは、常に仕様書と乖離がないか調べます。日本人技術者同士でありがちな「そういった意味にもとれますね」と言った会話もしません。
情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp
■問いかけ
上の事例に潜むリスクを全て洗い出しなさい。そして、それぞれに対して有効な対策を検討しなさい。
[例]
・インド側が「仕様書の明確さ」を判断する権限を持つため、日本人が下手な英語で仕様をまとめると、後から膨大な追加費用が発生する恐れがある
→仕様変更と認定されても、直ちに追加費用が発生しないような契約形態にしておく











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