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厳しい現法経営と中国派遣者・出張者の条件

通訳泣かせの日本人・・・
日本人は言っていることが分からない、聞き返すと怒るので適当に通訳するしかない。 (中国人通訳の訴え)
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中国とマレーシアで数多くの会社立ち上げ、ならびに再建業務に携わった経験を持つ日本人経営コンサルタントの講演から、印象に残った話題を紹介します。


日本から部長クラスが総経理として中国子会社に派遣された。ところが、そこに親会社から更に偉い事業部長が現れて、総経理の意思決定をことごとく無視した行動に出た。現場は混乱し、優秀な中国人幹部は、次々と見切りをつけて退職した。

いま、必要な中国への派遣者・出張者の条件はこれだ!

1.管理職と経営者の違いを認識すること
2.派遣目的を明確にせよ
3.中国人に任せよ、しかし放任するな
・・・・・・

参考:佐藤忠幸「厳しい現法経営と中国派遣者・出張者の条件」
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■問いかけ

「厳しい現法経営と中国派遣者・出張者の条件」と題した3時間の中国ビジネスセミナーで、佐藤氏は一度も「信頼関係」という単語を口にしませんでした。私はかなり驚きました。

その代り、佐藤氏は「ある単語」を連呼して、中国派遣者・出張者の条件を熱弁しました。「ある単語」とはいったい何でしょうか?

下記の選択肢から該当する単語をクリックしなさい。さらに余裕があれば、あなたの回答の根拠をコメントボードに書き込みなさい。

◆感謝
◆尊敬
◆躾(しつけ)

○結果を見る
○回答の根拠をコメントボードに書き込む

締切:2008年09月19日18時00分
協力:クリックアンケート

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Comments

回答状況は、感謝、尊敬、躾(しつけ)、それぞれほぼ互角です。ご意見が拮抗するなんて、出題者冥利に尽きます。信頼関係も大事だし、この3つの要素も全て重要です。たまたま、あるベテラン指導員は3要素のうちの1つを強調しましたが、これが唯一の回答ではありません。ですので、安心してあなたのご意見をクリックして、そして回答の根拠をこちらに残してください。

Posted by: 幸地司 | September 16, 2008 09:10 PM

「感謝」に一票。
理由1:語感でいうと、
仕事は、お互いの信頼関係で築くもの。信頼には相手と対等の立場が必要。「躾」は上から下への強制もしくは矯正のニュアンスが大きく、対等の立場にはならない。「尊敬」は、一見対等のニュアンスがあるが、逆に下から上に見ることで、あえて対等の立場を避けている。それに比べて「感謝」は、相手との対等の立場でお互いの働きぶりに感謝するニュアンスになる。

理由2:経験上のこととして
40人強の中国人社員(ホワイトカラー層)を1人でまわしていた経験から言えば、「躾」してもその根幹のものの考え方までを相手に理解してもらうのは難しい、「躾」の指導者が居なくなると、すぐに元に戻る。「躾」の考え方の理解ではなく、単なるルール・規則と思い込んでしまわれる。ルール・規則は破られるためにある。「尊敬」すると、逆に相手がその尊敬を勝手に過大評価してしまい、こちらの言うことを理解しなくなる。途中で何がしかの指導をすると、批判されたと受け止めてしまう。対等なコミュニケーションにはならない。
ついでに、おまけながら
自分自身は彼らのボスとして、ボスは「感謝」はするけれど、「満足」はしないと言い切って、仕事の結果へは感謝したが、決してこれで十分とは言わなかった。この言葉は中国人にもそのまま理解された。

もひとつついでに、自分自身は「感謝」よりも、「一生感動」という言葉を、胸に持ち続けた。
これは最後の皇帝 宣統帝フギの弟、愛新覚羅 フ傑が、故宮博物館の研究員として、その後半生を送っていたときに、特に好んで書いた文字。「一生感動」することで、出来が悪いと思っていたスタッフの意外な能力を発見、今まで事務所の仕事だけで相手を決め付けていた自分に反省、新たな社員の一面を見て「感動」し続けた結果、彼らの能力を伸ばすことができたと思う。

以上
芋 たこ 北京 @倫敦

Posted by: 芋 たこ 北京 | September 16, 2008 09:11 PM

やはり、感謝しなければいけない事も多いと思います。

Posted by: 奥田弘毅 | September 16, 2008 09:12 PM

芋 たこ 北京さん、こんにちは幸地司です。

> 仕事は、お互いの信頼関係で築くもの。信頼には相手と対等の立場が必要

多角的な分析と解説、まいどながらありがとうございます。「立場」の観点から、感謝に一票ですね。

感謝:対等
尊敬:上下
躾(しつけ):上下

感謝と躾は、本人が意識する積極的な動詞です。一方、尊敬は自律神経的な無意識の動詞ともいえます。

感謝と尊敬は、個人的な感情です。一方、躾(しつけ)は、個人的な感情というよりも、経営方針を担保する精神ともいえます。

Posted by: 幸地司 | September 16, 2008 09:13 PM

奥田弘毅さま、こんにちは幸地司です。
いつもコメントをくださり、ありがとうございます。

> やはり、感謝しなければいけない事も多いと思います。

感謝の心や行為は万国共通かと思っていましたが、やはり国民文化の違いはあるようです。士農工商のような身分制度が残る文化とそうでない文化とでは、感謝する対象が異なります。

また、日本人が、感謝の意を表して「頭をぺこり」と下げる行為に違和感を覚える文化もあるようです。一口に「感謝」や「信頼」といっても行動レベルでは大きく異なる場合があるので要注意ですね。

とはいいつつも、「感謝」「相手に敬意を払う」「傾聴」などは、国民文化に依存しない人間の心の奥深い部分に作用するので、中国オフショア開発を成功させる上で欠かせない大切な要素だと思います。

Posted by: 幸地司 | September 16, 2008 09:15 PM

正解は「尊敬」でした。

ただし他を疎かにしてよい、という意味ではありませんので、誤解なさらぬように。

ベテラン指導員曰く「信頼よりも尊敬が先だ。尊敬する気持ちがあれば後から信頼は付いてくる。中国に赴任する日本人は、本社の顔色ばかりうかがわずに、もっと自信を持って中国で暴れて欲しい」と檄を飛ばしました。

Posted by: 幸地司 | September 28, 2008 09:20 PM

オフショア開発とあんまり関係のない問題ですね。

どっちかというと、リーダーシップの問題だと思います。海外に限らず内部転勤などでも同じような問題があります。「俺は上司だから、命令に従え!」と言ってるリーダーには、日本でも追随するものはいないでしょう。

残念ながら、中国など貧しい国に行く日本人のほとんどが、「自分が上だ」と思ってる人ばかりですね。

Posted by: 一個中国人 | November 04, 2008 12:11 AM

一個中国人さん

>残念ながら、中国など貧しい国に行く日本人のほとんどが、「自分が上だ」と思ってる人ばかりですね。

これは、よく聞く噂です。恐らく事実だと思います。

なぜ「日本人が開発途上国に行くと、自分が上だ」と思うのかは、私にもうまく説明できません。理由の一つは、西洋文化への劣等感だと言われます。

かつて、列強諸国の威力を知らなかった大昔に日本人も、「自国より貧しい国を訪問した際、無意識のうちに自分が上だ」と感じたのでしょうか。どなたか、この辺の歴史的背景に詳しい方いませんか?

ところで、「自国より貧しい国を訪問した際、無意識のうちに自分が上だ」と感じる傾向は、果たして日本独特でしょうか。中国や米国、欧州諸国にも同じ傾向がないでしょうか。あるいは、相対的に日本の方が「自分が上だ」と感じる傾向が高いのでしょうか。

「自国より貧しい国を訪問した際、無意識のうちに自分が上だ」が日本独特の傾向かどうかを判断するためには、比較のための対照実験(対照調査)が必要です。

対照実験を怠ると、こうなります。

たまたま、ある中国オフショア開発プロジェクトで品質問題が続出した
 →「だから、中国は安かろう、悪かろうだ」
 →「中国は信頼できない」

実際の根本原因は、日本側の基本設計にあるかもしれません。あるいは、中国固有の問題ではなく、分散開発ならではの原因かもしれません。にもかかわらず、「過度の一般化」により、中国全体を一方的な悪者としてしまう。

怖いですね。

Posted by: 幸地司 | November 05, 2008 04:16 AM

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