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IT音痴のブリッジSE見習いOJT指導要領「美点凝視」

ブリッジSEとして就職したい非情報系留学生の主たる関心事
美点凝視とは、その人の欠点ではなく長所に焦点をあわせて、人材の強みを活かそうとする考え方。

次のケーススタディを読んで、後の設問に答えなさい。


ここは、ある日本企業(東京本社)のソフトウェア開発現場です。

あなたの部下として、日本の大学を優秀な成績で卒業した中国人社員がブリッジSE見習として配属されました。大学では情報系とは無関係な学科にいたため、今でもプログラマとしては戦力外です。

その為、あなたの上司からは「欠点を補うのではなくコミュニケーション能力を伸ばして、ブリッジSEとして育てたい」とOJT方針が打ち出されました。

さて、いよいよブリッジSE見習いを本番プロジェクトに投入することになりました。今日は、あなたがブリッジSE見習いに遠隔から作業指示を与える場面です。


――DOS画面を開いて検査コマンドを実行しなさい(あなた)

・・・(しばらく試行錯誤)

DOS画面の開き方がわかりません。教えてください(BSE見習い)


――こちらで問題分析するので、DOS画面のエラーメッセージ部分を範囲指定して、メモ帳にpasteして、メールで送ってください

ペーストできません(泣き顔)


――あなた、ちゃんとコピーしましたか?

右クリックしても、コピーするが表示されません(泣きべそ)


――ショートカットキーを使いなさい。[ctrl]+c

あー、できましたー(うれし涙)

(解決時間 120分間)


■問いかけ

日本の大学を優秀な成績で卒業した中国人社員がブリッジSE見習いとして配属されました。ところが、ひどいIT音痴のため、自分なら5分で済む作業に2時間以上も費やします。困ってしまいました。あなたの感想に近いのはどれですか?

◆指示が悪いので、ブリッジSE見習いを責めてはいけない
◆このブリッジSE見習いは将来性ない。切るべし
◆その他

○結果を見る
○コメントボード


締切:2008年10月30日18時00分
協力:クリックアンケート

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Comments

指示が悪い。責めてはいけない。
素人にでもわかる言葉でマニュアルの整備。
「猿でもわかるXXX」というマニュアル整備が必要。

因みに、小生の現在の職場では、
「猿でもわかるXXX」いう業務手続マニュアルを数種類用意しています。

できれば、改定した年を表示するために、
「猿でも」を今年からは、干支で表示しようと、
今年改定したのは、
「ネズミでもわかるXXX」として、
経過年をわかるようにしようと考えています。

Posted by: 芋 たこ 北京 | October 22, 2008 at 08:02 PM

学業が優秀な人間は、仕事が優秀とは限らないと思います。それは中国人・日本人関係ないと思います。
当社の新入社員の半分は文系ですが、PG・SEとしての資質は大差ないと思います。

設問のような人がいた場合は、単なるその個人の問題であり、日本採用であれば転属、中国採用であれば試用期間中に切る、もしくは保証金を払ってでも切ったほうがいいでしょう。

因みに中国国内では、理系の人間が工程師になるのであって、分系の人が工程師になるのはありえないという話でした。(プロフェッショナル思考が強いのでしょう。)

Posted by: 大連帰り | October 23, 2008 at 09:42 PM

芋 たこ 北京さん、こんにちは幸地です。

> 今年改定したのは、
> 「ネズミでもわかるXXX」として、
> 経過年をわかるようにしようと考えています。

グローバルには一歩届きませんが、東アジアで幅広く通用するリージョナルな「見える化」手法ですね。

Posted by: 幸地司 | October 28, 2008 at 11:39 PM

大連帰りさん、こんにちは幸地です。

>因みに中国国内では、理系の人間が工程師になるのであって、分系の人が工程師になるのはありえないという話でした。

ということは、中国では理系な優秀さと、文系な優秀さは違うのですね。これは、大連帰りさんの考え方と一致しますか? それとも、文系出身が工程師になれないのは不合理だと思いますか?

>(プロフェッショナル思考が強いのでしょう。)

プロフェッショナルの定義は人によって大きく異なります。もしかしたら、日本と中国の文化的相違からプロフェッショナルの定義が異なるかもしれませんね。例えば「職人」への評価は、日中韓で全く異なります。

Posted by: 幸地司 | October 28, 2008 at 11:40 PM

IT音痴の度合いにも寄ると思うのですが、人に向き不向きがあるのは道理。これは、中国人に限らず日本人でも変わらないと思います。
最低限のSEとしての資質として、論理的思考が出来るかという部分でNGであれば、切るべきであると思いますし、単に経験不足の為に要領が悪いのであれば、経験と訓練で矯正可能と判断し、切るべきではないと考えます。

最低限の論理的思考が出来るかの判断で、よく使う質問が、『小さなテーブルの上に果物が2つ入る袋とみかんが置いてあります。テーブルの上はその2つで一杯です。あなたは右手にリンゴを左手にバナナを持っています。その状態から、みかんだけを袋に入れて渡して下さい』というのがあります。ここでみかんを袋に入れる手順が導き出せない人は、SEの資質として必要最低限の論理的思考が出来ないと判断します。

Posted by: 佐倉 | October 30, 2008 at 09:19 AM

みんなの意見と同じです。

前提条件の少ないケーススタディを研究すること自体に疑問を持っている。

>(プロフェッショナル思考が強いのでしょう。)

>>プロフェッショナルの定義は人によって大きく異なります。

定義は同じだと思います。アプローチが違うのではないかと思います。中国人の中では「基礎知識+専門経験」でないとプロになれないと考えている。「試用期間中に切る」というような安易に解雇できる雇用制度があるから、差別化できるような「技術」を持たないと生きていけませんよ。文系も理系も同じことを言えると思います。

Posted by: 一個中国人 | October 30, 2008 at 11:53 AM

一個中国人さん、こんにちは幸地司です。
本筋とは無関係ですが、気になるコメントに反応します。

>>プロフェッショナルの定義は人によって大きく異なります。
> 定義は同じだと思います

「プロフェッショナルの定義は同じ」とのご意見は間違いです。プロフェッショナルの定義は人によって違います。恐らく、国民文化によってもプロフェッショナルの定義は若干異なります。


> 中国人の中では「基礎知識+専門経験」でないとプロになれないと考えている。

プロフェッショナルとして「基礎知識+専門経験」が必要条件であることは私も同意します。

たまに「基礎知識+専門経験」=プロフェッショナル と考える人がいますが、明らかに私の考えとは違います。よって、プロフェッショナルの定義は人によって異なります。

念のために質問します。

「信頼」の定義は人によって違うと思いますか? それとも同じだと思いますか? 私の見解は「信頼の定義は人によって全く異なる」です。


> 前提条件の少ないケーススタディを研究すること自体に疑問を持っている。

なるほど。そういう考え方もありますね。
私の見解を述べます。ご参考までに。

例えば、海外MBAで扱うケーススタディは、教授らが過去の事例を集めて1年以上かけて分析します。そのため、前提条件がきっちり定められることが多いのは事実。この点から、一個中国人さんの疑問は理解できます。

一方、当ブログで扱う題材は、現在進行形の未解決課題が大半を占めます。ですから、ほとんどの場合「唯一絶対の正しい答え」は存在しません。そのため、当ブログの読み手には、自分で前提条件を設置して、自分の環境に適した答えを自分で見つけ出す態度が求められます。

そういうわけで、もしも、一個中国人さんが、どうしても「前提条件の少ないケーススタディ」を研究すること自体に疑問を感じるようでしたら、「多くの前提条件」が書かれた他の情報源をあたってくださいね。

善し悪しの問題ではなく、思考態度が違うということです。

Posted by: 幸地司 | October 31, 2008 at 01:38 AM

いろいろご丁寧にレスをいただき、ありがとうございます。

> 「信頼」の定義は人によって違うと思いますか? それとも同じだと思いますか?

信頼=絶対やってくれるっていう定義は、誰でも同じだと思います。プロ=ある専門を職業にしているっていう定義も同じ。ただし、「どんな人が信頼できるのか」「どうしたらプロになれるのか」っていう点では人それぞれが違います。
って言いたかった。。。私の日本語の問題かもしれません。。。

> 一方、当ブログで扱う題材は、現在進行形の未解決課題が大半を占めます。ですから、ほとんどの場合「唯一絶対の正しい答え」は存在しません。そのため、当ブログの読み手には、自分で前提条件を設置して、自分の環境に適した答えを自分で見つけ出す態度が求められます。

なるほど!!!
その宗旨は理解できませんでした!失礼しました!

Posted by: 一個中国人 | October 31, 2008 at 12:03 PM

一個中国人さん

> その宗旨は理解できませんでした!失礼しました!

これからも、どしどしご意見をくださいね。

反対意見をみると反射的におやっと首をかしげますが、主張の背景や前提条件が分かれば、何ら問題ありません。むしろ、反論や助言・提言は大歓迎です!


>信頼=絶対やってくれるっていう定義は、誰でも同じだと思います。

余裕があれば「信頼の定義」を周りの人に聞いてみてください。成否(○×)や善し悪しではなく、「違い」に着目すれば建設的な議論に発展します。さらに興味がありましたら、下記記事をご参照ください。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/09/post-6c29.html
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/06/post_cb86.html
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/07/post_f31b.html
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/06/post_c28a.html
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2007/11/post_9847.html


>プロ=ある専門を職業にしているっていう定義も同じ。

余裕があれば「プロフェッショナルの定義」を周りの人に聞いてみてください。私の定義によると、ある専門を職業にしている人は、プロフェッショナルというよりも専門家(specicialist)です。

上記定義に従うと、極めて専門性の高い大学教授はプロフェッショナルとなりますが、私の定義では違います。大学教授の大半は、プロフェッショナルではなく専門家(specicialist)です。

成否(○×)や善し悪しではなく、「違い」に着目すれば建設的な議論に発展します。さらに興味がありましたら、下記記事をご参照ください。
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/08/sanitizing_b941.html
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2007/12/embrace_diversi_9a46.html

今後とも、よろしくお願いします。

Posted by: 幸地司 | October 31, 2008 at 06:18 PM

佐倉さん、こんにちは幸地司です。

>最低限のSEとしての資質として、論理的思考が出来るかという部分でNGであれば、切るべき

論理思考は必須スキルですね。

実力不足と経験不足を明確に区別しようとうする姿勢に、激しく同意します。文化的相違による問題も、多くの場合は後者の「経験不足」が原因です。この場合は、個人攻撃するよりも、教育や配置換えなどで“やさしく”対処する方が賢明です。


>よく使う質問が、『小さなテーブルの上に果物が2つ入る袋とみかんが置いてあります

ユニークな方法ですね。実際の効果はどうですか? もし、人材鑑定の一手法として効果的なら、あちこちで宣伝したいと思います^^

Posted by: 幸地司 | November 01, 2008 at 01:01 AM

>ということは、中国では理系な優秀さと、文系な優秀さは違うのですね。
>これは、大連帰りさんの考え方と一致しますか? 
>それとも、文系出身が工程師になれないのは不合理だと思いますか?

かなりの亀レスで申し訳ありません。
さて、まずは理系と文系の違いについてお話します。
私が技術者(工程師)との面接、IT企業総経理当等からお話をお伺いして聞いたことですが、
中国においては、理系にいけない学生が文系に行くという考えが根強くあるそうです。(ここでも差別とか格差をつける様な考えがはびこっています。)
そこから理系は技術者(工程師)や研究者になり、文系の学生は卒業後にITを勉強するのは無理(金を稼げない)と考えているそうです。
企業側でも、企業内教育制度として理系の学生に日本語を教える企業は多々ありますが、日本語を話せる文系の学生にITを教育している企業は1社しかお会いできませんでした。
(現地駐在中、大連の超有名企業からかなりの小規模企業までかなり見学いたしました。)
弊社は、日本語を話せる文系の学生にIT教育を行うことがユーザー企業系ベンダーには有利と考えていましたが、中国での現状社会インフラがマッチしていないためトライを取りやめた次第です。

理系な優秀さと、文系な優秀さは違うとか、文系出身が工程師になれないのは不合理と思うかと言う問いに対しての解答は、
今の大連では上記問いに対して解答を語れる状況ではない、今ある現状の中で答えを探すしかないと言う風になってしまいます。
きちんとした解答でなく申し訳ありません。

Posted by: 大連帰り | November 15, 2008 at 12:14 AM

日本でも中国でも、文系出身のBSEはよいリーダーになるかもしれないが、よい仕様書を書けるとはとっても思いません。

っていうのは、典型的な中国人の考え方です。個人的には、文法より意味が大事と考えます。

文系出身のBSEと理系出身のPGという組み合わせも、中国においてはよい体制とは言えないと思います。(差別かなぁ?)

Posted by: 一個中国人 | November 19, 2008 at 06:08 PM

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