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オフショア啓蒙活動と品質作り込み

国際調達チームのミッションの1つに社内啓蒙がある

「オフショア開発ガイド」
「オフショア用の委託計画書」
「オフショア開発推進レポート」
「オフショア開発実践セミナー」
「オフショア企業プレゼンテーションフェア」

こうした活動にも支えられ委託工数は順調に伸びてきたが、2006年度あたりから足踏み状態が続いた。


(オフショア開発フォーラム2008/TIS株式会社・会田雄一氏)

2008年12月1日(月)、東京田町で開催されるオフショア開発シンポジウム「オフショア開発フォーラム2008」で講演されるネタの一部を紹介します。


「TISでのオフショア啓蒙活動と品質作り込み」

・オフショア・カレッジ

2007年度から開始し、開催回数は今期で通算5回になる。オフショア未経験の部門長、プロジェクトマネージャ等のキーパーソンを選抜し、実際にTISが委託したプロジェクトの実施状況や成果物を現地で確認することによって、オフショア企業の現実的な開発力を体感するという内容である。

・現地での品質作り込み活動

現地での仕様説明や成果物レビューを高頻度で実施し、完成度が高い成果物を得る活動をパートナー企業と一緒に推進している。

・開発環境の共有化

特定のオフショア拠点を個々に接続していたものを「TISオフショア統合ネットワーク」として環境整備を行った。開発環境、TV会議システム、IP電話の統合ネットワークを構築し、TIS拠点とオフショア企業開発拠点(上海3社、北京3社、ハノイ1社、ホーチミン1社)を接続し、プロジェクトに使用している。

(出所:TIS株式会社・講演レジュメ)


■問いかけ

日本人駐在員を減らし、可能な限り出張費を抑えたいとする雰囲気もある昨今、TIS社は「現地での品質作り込み」を大義名分に、日本人を積極的にオフショア拠点に送り出します。

駐在員や出張に関する諸費用を個々のプロジェクトに負担させると、見かけ上の利益率は下がり、オフショア開発を推進する意義も薄れてしまいます。このジレンマをどのように解消すべきでしょうか?

他社事例を参考にする
http://www.offshoringleaders.com/forum2008/

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インド・ムンバイ 同時テロ

インドのカントリーリスクが浮上してきました。

インド国内では、これまでも小規模のテロは頻発していましたが、外国人を狙った大規模な同時多発テロは少々やっかいです。

12/1のオフショア開発フォーラム2008では、日本人若手SEをインドで武者修行させる取り組みの発表が予定されています。マスコミでも大々的に報じられた果敢な挑戦であり、私も影ながら応援しています。今後の動向が気になります。

米国発の金融危機の余波で、世界のIT投資の減速感が強まっています。米国の不況をまともに受けるインドIT業界は、しばらく極寒の冬の状況が続きそう。

今回のムンバイ同時テロは、こうした状況をさらに悪化させる、まさに「泣きっ面に蜂」な事件です。

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eラーニングによる外国人IT技術者の即戦力化

■ 外国人IT技術者活用における過去の問題
・大型プロジェクトを率いてきた中国人プロジェクトリーダが突然家庭の事情で退社

・IT技術と日本語スキルを有するベトナム人技術者が退社を突然申し出た

・初来日した外国人技術者が日本人との接し方や日本の習慣を知らずにうまく対応できなかった

(オフショア開発フォーラム2008/グローバルブリッジ・岡崎氏)

2008年12月1日(月)、東京田町で開催されるオフショア開発シンポジウム「オフショア開発フォーラム2008」で講演されるネタの一部を紹介します。


「eラーニングによる外国人IT技術者の即戦力化」

今までは、海外からやってきた技術者等に対して、ビジネスマナー、日本語、業務等を「教室で先生が生徒に教える」方法やOJTで教育してきました。しかし育成した人材はその後、家庭や個人的事情でやむなく職場を去ってゆきました。従来型の教育は効果的ですが、問題も少なくありません。

そこで当社では、外国人技術者に対して、eラーニングを活用した5ヶ月間の教育を試行して、以下の成果を確認しました。

・インタラクティブ日数1に対して、eラーニング日数が4倍となり学習時間が大幅増加

・初来日時、日本語が少し読める程度のレベルだったが、5ヵ月後、簡単な日本語文章が読め日記やメールが書け、日常会話を話し業務で支障のないレベルに到達

・先生による教育工数も大幅削減でき、教育投資効果が増大

・蓄積した結果は、次の来日技術者に活用できる

(出所:グローバルブリッジ・講演レジュメ)


講演者の岡崎氏は、日経BPでも人気連載コラムを持つ国内屈指のグローバルソーシング実務者です。今回は、特に初級プログラマの即戦力化に焦点を絞るよう講演依頼しました。お楽しみに!

ITpro> 岡崎邦明 海外アウトソーシングの落とし穴
http://itpro.nikkeibp.co.jp/watcher/okazaki/index.html


■問いかけ

たとたどしい日本語しかしゃべれない初級PGレベルの外国人でも、僅か半年間あれば即戦力化できる、と豪語するグローバルブリッジの岡崎氏。

成功のコツは、外国人IT技術者にeラーニング教材を丸投げするだけではなく、日本側の管理責任者が教育プロセスのPDCAサイクルをしっかりまわすこと。

実際、あるプロジェクトで、試験的にeラーニングのみで教育を実施したところ、さほど効果が出なかったそうです。

受け入れ側の日本人が教育プロセスに参画しなかったら、すぐに教育効果は激減したそうですが、最大の理由は何だと思いますか?

ヒント → http://www.offshoringleaders.com/forum2008/

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天敵赤飯

赤飯を食べてたら、奥歯の詰め物が取れてしまいました。お恥ずかしい限りです。

今日は終日東京都内でセミナー講師。明日もオフショア開発フォーラム2008の準備で忙しため、歯医者にいくのは、早くても来週火曜日以降になりそうです。

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発注担当者の意識を変える秘策

オフショア開発発注者側の積極性な取り組みが成功を導く
受講後のアンケート結果では、受講前、後ろ向きの受講者は、受講後前向きになりましたが、逆に受講前に前向きな受講者は後ろ向きになる結果になりました。
(オフショア開発フォーラム2008/富士ゼロックス・権正治好氏)

2008年12月1日(月)、東京田町で開催されるオフショア開発シンポジウム「オフショア開発フォーラム2008」で講演されるネタの一部を紹介します。


「オフショア開発発注担当者の意識を変える秘策」

現場の声を聞くと、いくつかの問題があることがわかりました。

・必要性はわかっているが、腑に落ちていない
・組織としての情報共有ができていないどうしていいか分からない
・担当者のモチベーションのばらつき

この問題を解決するためにオフショア開発における教育の必要であることがわかり、オフショア開発教育講座を立ち上げました。

オフショア開発に成功している社内の事例をみると、3つの共通点がみつかりました。

・□□□□
・□□□□
・□□□□

あるべき姿と現状とのギャップにより、社内講座の狙いを以下2つにわけて設計しました。

・発注側の担当者同士のネットワーク作り
・発注側の担当者のモチベーションをあげること

この講座の特徴は、「個人としてのメリット」を考えてもらう時間を最初に設けたことです。

(出所:富士ゼロックス・講演レジュメ)

オフショア開発フォーラム2008
http://www.offshoringleaders.com/forum2008/


オフショアPMOの旗振り役と、現場の最前線で奮闘するプロジェクトメンバーとでは、オフショア推進に対するコミットメントの対象が異なります。一方が「善い」、もう一方「悪い」ではなく、単純に「違う」ということです。


■問いかけ

例えば、こんな組織があったとします。

オフショアPMOでは、年間のオフショア「発注額」という組織の数値目標があり、一方で現場のプロジェクトマネージャに与えられた目標は、発注額ではなく「利益率」。

この組織では、オフショア積極活用という組織目標と個人視点のメリットが全くかみ合いません。わざわざ声を荒げて「オフショア反対」を叫ぶ者はいませんが、オフショアの議論になると、総論賛成、各論反対といった押し問答が繰り広げられます。

あなたなら、このような沈滞ムードをどのように打開しますか?

◆トップダウン的アプローチ
◆ボトムアップ的アプローチ
◆特に動かない
◆その他

○結果を見る
○コメントボード

締切:2008年12月03日18時00分
協力:クリックアンケート

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急に寒くなりましたね。三連休は自炊生活を送りました。鍋です。
海鮮・鶏・味噌煮込み。

来月、沖縄出張が決まりました。冬は、温かい南国で暮らしたいです。

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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/11/21)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/11/14 - ITpro
悠久の大地インド,アジアで異彩を放つ

初めてのデリー空港で困惑。インドに出張すると,へこたれて帰国していた。地域が異なればインド人同士でも文字・会話が通じない。


・2008/11/14 - ITpro
新刊・近刊「オフショア開発に失敗する方法」

中国オフショア開発の教科書的な一冊。「失敗する方法」というやや意表を突くタイトルだが,どうすれば中国でのオフショア開発を成功に導くことができるのかが主題だ。オフショア開発コンサルタントである著者の経験を基に,知らないと失敗につながりそうなポイントを解説している。


・2008/11/18 - 野村総合研究所
オフショア開発の生産性向上と地域ソフトウェア産業の成長戦略

国内地域での中国IT技術者の育成推進に向けた課題。
1) IT技術者を派遣する際の中国側のリスク軽減
2) IT技術者育成のモデルの確立
3) 研修滞在期間(ビザの更新)の担保


・2008/11/19 - インド新聞
「IT-BPO業界は明るい見通し」NASSCOM

IT業界は世界経済危機を受けて成長が鈍化しているものの、1年後には回復するとの見通し。成長率は低下しているものの、15%を下回ることはない。


・2008/11/20 - ITpro
欧米流の「インド」は,やりづらい国か,学ぶべき国か

インド経済は内需中心なことから,長い目で見れば輸出依存度の高い他の国々に比べて金融危機の影響が小さい。インドとうまく付き合う7つの留意点。
(1)信用できる者は自分と息子
(2)契約社会
(3)インド・アーリア民族の商習慣
(4)金銭関係はシビア
(5)インドの商品
(6)ダメでもともと
(7)ルールがあっても守るとは限らない


・2008/11/21 - ITpro
来期のIT予算は2~3割カット、ITベンダーは何をなすべきか

既存のSIビジネスは、これはもう原価構造を変えるしかない。無用なものは作らない。作るとしてもオフショアリング、つまり海外の“ソフトウエア工場”を徹底活用する。大手ユーザー企業を相手にするプライム・ベンダーは、10社ぐらいがちょうどよいだろう。

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グローバルソーシング・レビュー(GSR)

オフショア開発フォーラム2008で配布されるオフショア業界誌のデータが印刷所に回されました。明日からの三連休を使って、刷り上がった見本誌を精査します。

新雑誌の名前は“グローバルソーシング・レビュー”。

私は、これまでかたくなに「オフショア開発」を使い続けてきましたが、今回初めて“グローバルソーシング”という単語を用いました。いい名前でしょ。

ところが、1つ心配があります。それは、雑誌名“***レビュー”の意味をよく知らないこと(^^;)。

巷ではハーバード・ビジネス・レビューなんて雑誌が有名ですが、もしかして「大学名+レビュー」や「研究機関名+レビュー」という使い方しか許されないのかしら? と思ったりして・・・。

「一般名詞+レビュー」は間違っているよ! との根拠をご存じの方は、こっそりお知らせください。

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若手SEのインド道場

Dsc01471

東芝のグローバル人財教育
日本という狭い視点で考え行動するだけでなく、グローバルな視点で異文化コミュニケーションが出来る人材が必要となる。インドでのインド英語による教育と、異文化環境での生活が研修生のグローバル化に効果のあることが確認された。
(オフショア開発フォーラム2008/東芝・山下勝比拡氏)

2008年12月1日、東京田町で開催される日本初開催となるオフショア開発シンポジウム「オフショア開発フォーラム2008」で講演される予定のネタの一部を紹介します。

「若手SEのインド道場 ~東芝のグローバル人財教育」

日本の発展、成長を維持していくためには、ビジネスの海外比率を高めることと、海外の人材の積極的な活用が不可欠となっている。東芝では、人材のグローバル化の試みの一つとして、インドでの情報技術教育を実施している。

名づけて「若手SEのインド道場」
この研修プログラムの主な目的は以下のとおりである。

・異文化コミュニケーション能力の開発
・実践的なIT知識を体系的に習得
・海外へのソフトウェア開発アウトソーシングの壁を取り除く
・英語会話能力の向上

インド研修を立案した技術企画室の山下勝比拡さんは「ソフト作りの知識の取得はもちろん、異文化への適応力の育成も重要な目的」と話す。

毎食出てくるカレー、頻繁に起こる停電、猛暑にエアコンはなく、渋滞するクルマの間を練り歩く牛の群れ。異郷での「サバイバル」も研修の大きな目的だ。

(出所:講演レジュメ、日本経済新聞 2008年5月12日付け)

オフショア開発フォーラム2008

インドの政府機関インド先端電算技術開発センター(CDAC)には、ACTSと呼ばれる実践的かつ最先端なIT教育機関があります。東芝の若手SEインド道場では、ACTSと提携して下記の独自カリキュラムを編成しました。

・IT先端
・異文化コミュニケーション
・プロジェクト管理
・CMMi
・仕様作成
・ビジネス英会話

参考:インド先端電算技術開発センター(CDAC)
http://acts.cdac.in/

■問いかけ

東芝・山下勝比拡氏によると、インドでのインド英語による教育と、異文化環境での生活が研修生のグローバル化に効果のあることが確認されたそうです。できるだけ若いうちに海外で生活し、異文化に触れる機会を与えたいと語ってくれました。

ここでいつもの問いかけ。

東芝インド道場と同じように、あなたの会社でも、若手IT技術者を海外の研修施設に派遣することが決まったと仮定します。研修期間は、2週間から半年間。好ましい派遣先はどこですか?

◆インド
◆中国
◆ベトナム
◆米国
◆沖縄
◆やはり東京
◆その他

○結果を見る

若手SE道場として相応しい派遣先の条件は何ですか? 若手SE道場の条件をコメントボードに記入しなさい。

○コメントボード

締切:2008年11月27日18時00分
協力:クリックアンケート

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金融危機に負けないオフショア開発

オフショア大學が出版する業界専門誌の創刊号のテーマが決まりました。

「金融危機に負けないオフショア開発」

一瞬くらっとする名前負けしそうな重いテーマですが、執筆者の皆さんがそれぞれ頑張ってくれました。

世界金融危機がオフショア事業に与えた影響は甚大ですが、円高が進行したのをこれ幸いに、お得感を覚える人も増えたようです。

例えば、先日韓国を訪問したオフショア大學のある教授は、「韓国は安かったよ~」と上機嫌でした。もちろん、真面目な話。

新雑誌の公式ロゴ画像が完成したら、すぐに新雑誌の名称を発表します。明日公表の予定。

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インドTips、チームメンバーの誕生日覚えていますか?

日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.18~

今週は私の誕生日でした。毎年誕生日になるとインド人エンジニアから御祝いのメールを沢山頂きます。90%以上はインドエンジニアからのメールです。

インド開発現場では、エンジニアは少なくともチームメンバーの誕生日は覚えています。インドIT企業では社員誕生日をリストとして掲示している企業も多いです。誕生日にはチームメンバー全員で祝いあいます。また、誕生日には自分からレストランで誕生日食事会を企画して、費用も自分で払うのが一般的です。

日本開発現場ではチームメンバーの誕生日を祝いあうのは、稀だと思います。むしろチームメンバーの中で誕生日を知らない人のほうが多いでしょう。しかしインドオフショアに携わる方においては、インド人エンジニアの誕生日には、お祝いの言葉、メールを贈ったらどうでしょうか?

ちょっとした雑談時に誕生日を聞き出すのも大事でしょう。直接開発自体には影響しないかも知れませんが、良い関係を築き上げるきっかけになると思います。

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

あなたは、オフショア拠点で働くチームメンバーの誕生日を把握していますか?

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オフショア新メディア創刊

今日午前中は、オフショア開発フォーラム2008の会場を下見してきました。東京田町にある通常形式で99名、拡張すれば百数十名収容可能な国際会議室。大学の設備らしく、非の打ち所がない完璧な会場に終始ご満悦でした。

12/1(月)は朝から晩まで、私たちオフショア開発フォーラムが東京田町の国際会議場を占有します。

「オフショア開発フォーラム2008」は朝9:00から17:00まで開催。その後18:00から20:00までは、別のイベントを予定しています。本番まであと二週間しかないのに、更に新しい取り組みに挑戦中です。

今回のオフショア開発フォーラム2008では、私たちは非営利活動に徹します。そのため、売り込み色の強い営業活動は完全に自粛します。

でも、新しい二つの取り組みについては、どうしてもフォーラム参加者に知って欲しいので、プレゼンテーション方法を上手に工夫せねば。

新企画1:オフショアリング業界の最新動向、事例、諸研究成果、ならびに現場の率直な声をまとめた日本初の業界誌創刊

新企画2:オフショア大學の既存コンテンツを拡張した○○○○


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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/11/14)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/11/3 - Computerworld
米国アウトソーシング企業 ACSは、より高度なIT業務の海外委託へ

米国アウトソーシング企業 ACSは、より高度なIT業務の海外委託に挑戦します(フィリピン、メキシコ、ジャマイカ、グアテマラとインド)。ACS社は売上の40%を政府案件に頼っていますが、ほとんどは米国内で対応し、海外委託の分はほぼ民需です。


・2008/11/5 - Network World
オフショアリングROIの定量評価

次の3点に留意せよ。
- 適切な比較 ・・・ オンサイトだって結構高くつく
- 隠れた経費 ・・・ オフショア抵抗勢力への対応、知識移転
- 理屈と現実の区別 ・・・机上の統計処理でお化粧可能


・2008/11/10 - nikkei BPnet
中国を追う人口11億人の巨大市場、インド

増加する中間層・富裕層に代表される潜在的な巨大市場とIT技術者を初めとする優秀な人材の活用。こうした人材は英語でのコミュニケーションができるため、グローバルに展開する際にも即戦力になる。生産拠点として、西アジア・中東・アフリカなどの市場へのアクセスが良いというのも今後は考慮していくべきだ。


・2008/11/10 - IT Business Edge
A winning balance of in-house, outsourced and services-based resources

オフショアリングによるコスト削減例の一考察。ITO/BPO売上が急激に落ち込んだインドでは、新規採用を控えて従業員のリテンション向上に努める。2009年度IT投資額は急激に落ち込むことはない。


・2008/11/11 - watching the watchers
Offshoring/Outsourcing Journalism: The Unstoppable Bad Idea?

地方新聞のレイアウト構成、執筆、編集、校正、広告企画・営業なども、オフショアリングの対象となる。


・2008/11/12 - PCWorld
セキュリティ専門家が指摘するオフショアリングのリスク

- Political and country risk
- Cultural risk
- Contractual risk
- Operations risk
- Compliance risk
- Business Continuity Risk


・2008/11/12 - Jupitermedia
なぜオフショア開発は失敗するのか?(米国視点)

「ソフトウェア開発24時間体制の確立」「米国は上流特化、下流はオフショアへ」、こうした意見を私は支持しません。
・・・ 感情的なオフショアリング反対論者の意見です(幸地)


・2008/11/12 - ITExaminer.com
英国人労働者、インドへの業務移管に反対してストライキの構え

インドへの業務移管に伴い31名の英国人ITサポート部隊が解雇されると発表。これに抗議する形でストライキ実施の構えを見せる。


・2008/11/13 - 日経コンピュータ
日本IBMが年内にも1000人規模の人員削減へ

世界の金融危機を乗り越える米IBMのグローバル戦略の一環とみられる。南米やアフリカといった成長市場でいっそうの増収を目指す一方で、北米や欧州、日本などの成熟市場は生産性の向上とコスト削減を徹底する。


・2008/11/13 - Response Source
グローバルソーシングのトレンド2009

- Globalisation will continue but at a slower pace
- Reassessment of current global outsourcing strategies/destinations
- Steep learning curves
- Volatility in foreign exchange markets
- Wage inflation in offshoring markets will abate, at least temporarily
- Evolving outsourcing business model

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上海セミナー『これから抑えておきたいIT技術』

上海オフショア開発フォーラムさんからのご案内です。オフショア大學の長瀬教授も講演する「技術系」セミナーです。よろしければ。

■セミナー概要
『これから抑えておきたいIT技術』

オープンソース、Linux、UML、Ruby,アジャイル開発、テスト駆動
今後、中国で需要拡大が見込まれる技術の動向・ポイントをその道のプロフェッショナルが解説します。エンジニア、自社を差別化したい経営者の方にお勧めです。

■開催日時
11月29日(土) 13:00~17:00(開場:12:00)

■場所
上海市中山公園 
多媒体産業園(マルチメディアパーク) 6F 小会議室
地下鉄2・3・4号線 中山公園駅 7号出口に直結
http://www.office37.com/ch/access.html

■プログラム
・Linux/OSSがつくる明るい未来
・UMLによるソフトウェア構造の見える化
・米国・日本で注目されているRuby
・アジャイル開発手法~テスト駆動開発の実演

■言語
日本語(中国語に逐次通訳)

■申込方法
http://www.tech-arts.co.jp/news-and-topics/news/266

条件を満たせば、無料招待などの特権があるらしいです。お気軽にお問い合わせください、とのこと(幸地)。

inform@sh.turbolinux.com

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相手国の祝日を忘れて作業に没頭

日本の祝日を忘れて、中国で作業に没頭していたら
「今日は日本からの連絡が1件も無いな」と不思議に思いました。

(日本人駐在員)

オフショア大學第4期での問いかけより。

――日本とオフショア拠点の休日の違いは、長所にも短所にもなり得ます。互いに休日の違いについて共通認識を持つことがリスクマネジメントの第一歩です。両国の休日の違いを活用するために、どんな施策が有効でしょうか?

【回答】目の前に日本の卓上カレンダーを置くようにし、そこに中国の祝日を書き加えています。今年から中国の祝日が変更されたので、特に注意しています。・・・


中国もベトナムも、日本と異なり「社会主義国」です。したがって、労働者の権利保護は日本よりも厳しく保護されます。当然、会社が負担する福利厚生も厳しく、これがまた、オフショア開発プロジェクトにいろいろ影響を与えます。

[福利厚生に関するよく聞く認識違いの例]

・食費負担の認識違い
・予期せぬ臨時ボーナスの認識違い
・生理休暇の認識違い


■問いかけ

オフショア拠点のキーパーソンやあなたの身近にいる外国人IT技術者をつかまえて、日本の祝祭日をどれくらい熟知しているかを確認しなさい。

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有害物質飛来?

東京新宿に生息するオフショア大學スタッフは、みな風邪気味です。インフルエンザでも流行っているのかしら?

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来年の中国の正月休みはどうなっていますか

インドの長期休暇“Diwali”のリスク対策
日本とインドの休日の違いは、長所にも短所にもなり得ます。したがって、互いに休日の違いについて共通認識を持つことがリスクマネジメントの第一歩です。そして、プロジェクト開始前に休日対策を協議します。

・スケジュールを決定する際、本稼動日をインド側休日としない
・日本側とインド側の年間休日を Groupware等で共有する

無料メールマガジン2008/10/30(第948号)
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/10/diwali-061f.html

オフショア大學第4期での問いかけより。

――日本とオフショア拠点の休日の違いは、長所にも短所にもなり得ます。互いに休日の違いについて共通認識を持つことがリスクマネジメントの第一歩です。両国の休日の違いを活用するために、どんな施策が有効でしょうか?

回答:googleカレンダーを使って、「中国の祝日」「ベトナムの祝日」「インドの祝日」をインポートして、その国の休日を把握する。その上で・・・・・・。


国や地域によって「残業代」や「休日出勤手当」の算出方法は異なります。知っている人は知っているし、知らない人は全く知りません。念のため質問します。

――中国の法律で定められた「残業代」や「休日出勤手当」の算出方法を説明しなさい


――ベトナムの法律で定められた「残業代」や「休日出勤手当」の算出方法を説明しなさい


――日本の法律で定められた「残業代」や「休日出勤手当」の算出方法を説明しなさい


■問いかけ

<問1>
オフショア開発を成功させるためには、日本、中国、ベトナムにおける「残業代」や「休日出勤手当」の算出方法を知っておくべきです。その理由を1つ以上挙げなさい。

<問2>
中国の祝日の決め方は日本と異なります。祝日をはさむ前後の土日の扱い、連休の長さが毎年変わります。もし、お客様から、「来年の中国の正月休みは、どうなっていますか?」と質問されたら、あなたはどのように回答しますか?

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小さな企画と大きな企画

只今、オフショア大學の新サービスを企画中。小さい企画と大きな企画が同時進行。

今日午後は、東京日本橋オフィスで小さいほうの企画の打ち合わせ。その結果は、12/1開催のオフショア開発シンポジウムで発表できると思います。

大きい方は他力本願な面もあるので、しばらく温めておきます。

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強化すべき項目、あえて手放すべき項目

汝自身を知れ
あなたの会社が戦略的に強化すべき領域を下記から選びなさい。

・ソフトウェアアーキテクチャ
・ツール
・プロセス
・外注
・要求管理
・組織構造
・戦略
・パフォーマンスマネジメント
・スキル能力
・社風、心構え


米国のコンサルティング会社「マッキンゼー社」が発表した、ソフトウェア企業の成功要因に関する短いレポートを紹介します。

              ※

ソフトウェア開発では、全分野で過不足なく遂行する能力が求められます。ただし、あらゆる領域で卓越する必要はありません。

大規模なソフトウェア開発が成功する秘訣は、一部の重要な「製品」と「顧客」に焦点を絞ることです。

では、あなたの会社が焦点を絞るべき領域を見極めるには、どうすればいいでしょうか。

調査では、ソフトウェア企業(組織)には4つの異なる路線があることを示されました。さらに、路線ごとに、それぞれ、異なる領域に注力すべきだと示唆しました。

・低価格路線(Cost champions)
・革新路線(Innovators)
・職人路線(Perfectionists)
・インテグレータ路線(Integrators)

例えば、低価格路線を標榜するソフトウェア企業では、1に標準化、2に標準化、3,4がなくて5に標準化。全ては、原価削減のため。

一方、インテグレータ路線の会社でも、成功のカギは標準化です。ですが、標準化の目的は、原価削減ではなく「○○○○」に力点を置くのがポイント。

出典:Janaki Akella and Nazgol Moussavi (2008) "Where
software vendors should focus", The McKinsey Quarterly
http://www.mckinseyquarterly.com/

              ※

先日オフショア大學でも「オフショア開発成功と失敗」の定義について議論が交わされました。

【顧客が要求するQCDを満たした】
・成功 グループ全員が頑張って納期&品質を厳守した
・失敗 でも、結局は残業だらけの人海戦術でメンバーは疲弊した

同じ状況を観察しても、ある人は成功と捉えますが、別の人は失敗と認識します。どちらが正しいのでしょうか。


オフショア大學では、さらにソフトウェア構造に対する価値観の違いについても議論されました。

・保守メンテナンスしやすい事を優先する
・不具合が少ない事を優先する
・最小限の手間でプログラミングすることを優先する
・パフォーマンスを優先する

同じソフトウェアを評価しても、ある人は自分の価値観に沿って満足しますが、別の人は「要求未達成」と不満を漏らします。


■問いかけ

<問1>
あなたの会社・組織が目指す路線を1つ選びなさい。

・低価格路線
・革新路線
・職人路線
・インテグレータ路線

回答欄:我が社は(      )路線です。


<問2>
次に、あなたの会社・組織が強化すべき活動領域を1~3つ選びなさい。

回答例:我が社は低価格路線の会社なので、徹底的にツールと開発プロセスの標準化を図り、内部コストの削減に挑みます。


<問3>
上記の問1,2を踏まえて、あなたの会社がオフショア開発を更にうまく活用するために、「やってはいけないこと」「あえて自社が手を出さないこと」を1~3つ選びなさい。

回答欄:我が社があえて手を出さない領域は、(      )と(      )です。なぜならば(       )だから。

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プロコン(promoter complex)

最近は研究の幅を広げるために、オフショア開発とは関係のない情報を漁っています。キーワードは、地政学・経済学・社会学。

これらの分野には、自称専門家がうようよいて、まさに群雄割拠といった状態。どれが信頼に足るソースなのか、いまだ判断できません。

しかも、中には難しい用語をいっぱい並べることで、混乱に拍車をかける有識者が大勢います。ホントまいっちんぐ。

その一方で、骨太な論評をあからさまに敬遠したり、昔の偉人たちの書物を読みこなせない自分に戸惑っています。差し迫った危機はありませんが、何となく不安を感じる今日この頃。

というわけで、さっそくこれらの問題を自己分析したところ、以下の三つの問題が浮かび上がりました。

まず語彙力不足。

私は、太平洋戦争はおろか日米安保闘争すら知らない世代ですので、よほど意識しないとイデオロギー云々に関する単語や概念と接する機会がありません。ですから、地政学や社会学で頻出する政治っぽい熟語やカタカナを目にしても、すんなり腹に落ちません。

次に近代史への認識不足。

私は軍事オタクでもないし、沖縄独特の歴史観で育ってきた背景から、大人になるまで日本の近代史を深く考える経験が足りなかったような気がします。ですから、地政学や社会学の単語を理解できたとしても、頭の中に背景や文脈を鮮明に描けません。

三つ目が「考える」ことを軽視する問題。

元来、私は自分の持ち味として、スピード重視・プロフェッショナル指向を自覚しています。一歩間違えれば、「お勉強して満足」という雑学・資格オタクになりかねませんが、幸いにも執筆・講演・コンサルティンぐといった膨大なアウトプット活動によってバランスを保っています。

その代りに、ときおり私には知識偏重の癖が見受けられます。

「守破離」あるいは「古典や歴史に学べ」といえば聞こえはいいですが、私の場合は危険信号。過去の成功パターンを鵜呑みにしすぎて「思考停止」に陥らないよう厳しい自己監視が求められます。

さらに、もう一つ、私には「考える」ことを避ける理由が思いつきます。それは、分析屋コンプレックスです。あるいは、プロモーター・コンプレックス(promoter complex)と呼んだ方がいいかもしれません。

プロコン(造語)とは、普段から左脳の働きが強く、落ち着いて理性的で分析的な能力を発揮するにも関わらず、「これからは右脳時代」と煽るビジネス書に惑わされて、「自分はもっと明るく元気にアイデア豊富で社交的であらねばならない・・・」と長所を伸ばすのではなく、弱点を補おうとする複雑な心理状態のこと。

いくつか、プロコンの症例を挙げます。

本来は左脳的・分析的な思考が得意なのに、日式カラオケで「あなたの言っていることは、難しすぎてよくわかんない」と言われると、ぱたっと思考をやめてしまう。そして、無理して、右脳的な言動に走ってしまうも、滑稽さだけが目立ってしまいます。

同様に、ベテランPMから、オフショア開発を成功させるには「心の交流が大事」「酒を飲んでバカ騒ぎすることも大事」と言われたので、無理して社交的に振る舞おうとするが、しっくりこない自分に悩んでしまいます。

さらに画一的なコーチング研修もある意味において危険かも。傾聴や承認といった言葉を学んだ人が、家に戻って家族相手にコーチングスキルを試すも、あえなく撃沈されてしまうことがよくあります。

真面目な性格が災いして、努めてコーチング的にOKな態度をとってしまい、思慮深く分析的な本来の自分の性格に罪悪感を感じてしまう・・・、このような悲劇が多数報告されています(当社調べ)。

さらに別の視点では、これまで「コツコツ・地道」をモットーに頑張ってきた左脳優勢の努力家が、急に売れっ子になって、周囲の求めるままに走り続け、メディアに登場しまくるような状況に陥った時は危なさそう。

自分の頭に汗をかいて間違った「考え」を発表するよりも、お客が喜ぶ条件を調べて、ちょっと味付けして、あたかも自分の「意見」のように発表する方がはるかに安全です。

私は決して売れっ子タレントではありませんが、意外と根深いプロコン症状を自覚し始めています。今後の私の人生において、無意識に「考える」ことを避けないよう、用心しなければいけません。

以上を読み返すと、やはりプロコンではなく、分析屋コンプレックスと呼んだ方が適切かもしれませんね。

実はわたし、恥ずかしながら「巨人コンプレックス」症状があることを、最近になってようやく自覚しました。この件は、また後日改めて。

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海外発注課題の5次元

オフショア開発は、中国人同士でも難しいです
遠距離なので、文字だけでは全てを伝えられません。テレビ会議を利用しても、解決できるのは問題の一部だけです。

先月から始まったオフショア大學第4期では、序盤戦の山場「ミニレポート課題」で悪戦苦闘しつつも、着実に現場で“使える”知識や技法を身につけています。

従来「オフショア開発ではコミュニケーションが大事です」と甘い分析で自己満足してきた受講生は、オフショア大學で繰り広げられる厳しい議論にたじたじのご様子。


―― 我が社には「~制度」があるので、大きな問題はありません

「~制度」の運用に際して、あなたが自発的に工夫して、成果を出した事例を分析しなさい。オフショア大學では「会社」を主語にした議論は意味をなしません。「私」を主語にしてください。


―― オフショア開発は、中国人同士でも難しいです

このような「いかにもありそうな問題」の根本原因を探る際には、オフショア大學が提唱する「海外発注課題の5次元」を切り口に分析しましょう。あなたは「異文化コミュニケーション」ではなく、「分散開発(virtual team)」の観点から問題分析しなさい。

1. 関係性(relationship)・・・(*)
2. 分散開発(virtual team)
3. 多言語コミュニケーション(multi-language communication)
4. 異文化コミュニケーション(cross-cultual communication)
5. ガバナンス(governance)

* 取引実績がなく「互いに不慣れである」「信頼関係がない」など


■問いかけ

「オフショア開発ではコミュニケーションが重要だ」という台詞を連発する人がいますが、具体的な問題指摘や解決策の提示がない人はコミュニケーション能力が低いと見ていいでしょう。

ここで、いつもの問いかけ。

オフショア開発では、コミュニケーション問題が頻発します。あなたの組織では、「海外発注課題の5次元」のどの項目が問題を引き起こす根本原因だと考えられていますか?


回答例「何だかんだ言って、言葉の壁(40%)が大きいです」

10% 関係性(relationship)
20% 分散開発(virtual team)
40% 多言語コミュニケーション(multi-language communication)
25% 異文化コミュニケーション(cross-cultual communication)
5% ガバナンス(governance)

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中国ドラマ「三国演義」9/84

話題の中国映画レッドクリフを観るために、今さらながら、中国ドラマ「三国演義」全84話の完全制覇に挑んでいます。日本国内の合法的な無料動画サイトで、毎日一話ずつアップされます。昨夜時点の進捗9/84(10.7%)。

中国人が制作した、中国人のための、中国歴史ドラマですので、いろいろな面で参考になります。現代中国との共通点、相違点など、次々と新しい発見がありました。

同様に、現代日本との共通点や相違点にも注目です。

日本の感覚とは異なり、上司も部下に深々と頭を下げるなど、いちいち面倒な「礼儀作法」。建て前として「義」を掲げつつも、素早く現実に適応する極めて高い目的指向を持つリーダー。

子供のころ読んだ小説「三国志演義」と、大人になってから観る中国ドラマ「三国演義」は、全く違う味わいがあります。

にしても、第8話で、いつの間にか、趙雲が劉備軍に加わっていたので驚きました。ゲームの影響で、私は妙に趙雲ファンです。少しガッカリしました。

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ウイークリーニュースダイジェスト(2008/11/7)

●毎週金曜日は、ウイークリーニュースダイジェストをお届けする。


・2008/10/29 - Intellect(英国)
オフショアリングは標準的な商習慣

アンケートによると、96%は将来の“マルチソーシング化”を予測。89%は、オフショアリングからグローバルソーシングに移行すると回答。今後の潮流は、オンサイト側の優秀さをどう磨くか。社内に外注専門家を置く重要性がますます高まる。


・2008/10/31 - ニュージランド電子政府

ICTオフショアリング指針。リスク管理のカギとなる10項目。


・2008/11/4 - インド新聞
「インドIT、09年に20%成長に回復」NASSCOM会長

IT,BPO産業は、グローバル企業の業績の影響をじかに受ける。小売り、製造、不動産の各産業は、個人層の好況が成功の条件となる。銀行・金融サービス産業は、資本の流入が不可欠。そのため、不安定な時期が続くことへ備えが必要となり、将来的な成功を実現するためには新しい戦略や能力を整えなければならない」と指摘する。


・2008/11/4 - サーチナ
中国調達:「ものづくりの思想」:日中それぞれの感覚

余計なことはしなくてよいから、少しでも安価に製品を供給しろ、というユーザーがいるかもしれません。ゆえに歓迎されるのかわからない余計な作業はしないという発想になってしまいます。日本のように「あ、うん」の呼吸では伝わらないということです。つまり要求する作業を明確に指示することです。


・2008/11/4 - サーチナ
中国営業と切っても切れない領収書

発票を請求書と共に送るのか、現金や小切手と引き換えに発票を渡すのか、前金を受け取り、収据を渡しておいて納品と共に発票を送るのか、顧客を見極めて発票を切るタイミングを決めることも営業マンの腕と経験の見せ所です。発票は、切るときも、切られるときも中国の営業マンにとって、死活問題となります。


・2008/11/4 - The New York Times
インドIT大手の新しい戦略: Outsource Locally

インドIT大手は、新しい戦略として、米国で技術者を採用し、インドで教育して、必要なら米国に戻します。コスト削減の効果は期待できないでしょう。これからは、顧客と一緒にR&D分野を担当します。


・2008/11/5 - Computerworld Blogs
オバマ大統領はオフショアリングに歯止めをかけられるか?

米国大統領選に勝利したオバマ氏は、オフショアリングを推進する企業の租税優遇税制処置をなくすと公言する。 H-1B ビザや米国永住権の取得について、どのように影響するかは不透明である。


・2008/11/6 - The Times of India
Offshoring remark not a bother

オバマ大統領に替わっても、インドのオフショアリングへの影響は小さい。


・2008/11/6 - computerweekly.com
Video: Offshoring and outsourcing - Paul Wilmott of McKinsey

マッキンゼー英国オフィス担当のインタビュー映像。緊急危機が与えるオフショアリングへの影響は限定的である。


・2008/11/7 - オフショア大學
オフショア開発フォーラム 2008

日本初そして最大級のオフショア開発シンポジウムのテーマは、「グローバルソーシングを担う国際IT人材戦略」
2008年12月1日(月) 9:00-17:00(JR田町駅から徒歩1分)


・2008/11/7 - Business-standard.com
ITコンサルティングも、多くは海の向こうへ

ERP構築からサポートまで、いまやインド、東ヨーロッパ、中南米へオフショアリングされる。

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解説者、工藤公康

今年は、十数年ぶりにプロ野球日本シリーズをTV観戦しています。巨人と西武ライオンズ、両チームとも若手の台頭がめざましく、久しぶりに我が心に眠る野球少年の魂がくすぶられました。

昨日で第5戦が終了。最初の2戦は巨人の本拠地東京ドーム。後の3戦は西武ドーム。

西武ドームで行われた3試合は、ある民放TV局が全ての放映権を獲得したようで、三日間とも同じような解説者が顔を揃えました。

今年、私の注目を最も集めたのは、グラウンドに立つ選手ではありません。ベンチで指揮をとる監督やコーチ陣でもありません。

私の注目株は、某民放局に三日連続でゲスト解説として登場した工藤公康です。彼の解説を聞いた瞬間、幼い頃、初めて野村克也の解説を聞いたときと同じくらいの衝撃が走りました。

大舞台の日本シリーズなので、工藤公康の他にも数名のゲスト解説が並んでいました。ところが、彼と他ゲスト解説のコメントを比べてみると、あらビックリ。もはや後者の彼らが吐く台詞なんて全くもって聞くに堪えません。月とすっぽん、大人と子供。

いや、そんなことを言うと、すっぽんと子供に失礼です。それくらい、工藤公康と他解説者を比べたときに、プロフェッショナルな野球人としての格の違いを見せつけられました。

何と表現すればいいのでしょうか。日本シリーズTV放送の解説者として登場した工藤公康には、現場感覚に研ぎ澄まされた実践型コンサルタントに独特の切れ味を感じてしまいました。

しかしながら、工藤公康の切れ味は、あと2~3年の賞味期限かもしれません。いくら彼でも、現役の第一線から退いてしまうと、あそこまでの理論と感性のバランス感覚は維持できないのではないでしょうか。

彼が現役を引退し、年を重ねてバックネット裏の経験を積み重ねると、また今とは違った持ち味が発揮されるでしょう。まるで、完成された独自フレームワークを武器に、講演上手で執筆活動に精を出すベテランの経営コンサルタントのように。

実際には、工藤公康と同じくらい、頭をフル回転させて競技するスポーツ選手は他にもいるでしょう。でも、TVであそこまで上手に知的に説得力を持っておしゃべりできる競技者は、極めて希な存在だと思います。

珍しく特定個人を絶賛してしまいました。

余談ですが、男子柔道の新監督に就任した方のコメントにはがっかりさせられました。

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インド人の会話が白熱すると英語から母国語に切り替わる

インドの公用語

・ヒンディー語
・英語 (準公用語)

インドの「国語」ではないが、一般的なその他の言語

・Assamese
・Bengali
・Bodo
・Dogri
・Gujarati
・Hindi
・Kannada
・Kashmiri
・Konkani
・Maithili
・Malayalam
・Manipuri
・Marathi
・Nepali
・Oriya
・Punjabi
・Sanskrit
・Santhali
・Sindhi
・Tamil
・Telugu
・Urdu

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
http://en.wikipedia.org/wiki/List_of_national_languages_of_India


日本向けインドオフショア開発の現場から、日本人ブリッジSEが体験した小ネタ&TIPSをお届けします。


~インド現場便り vol.17~

インドには、少なくとも30の異なる言語があります。当然ながら、インド人IT技術者は、英語を流暢に喋ります。英語力は、インド人技術者の最大の強みの一つです。私自身もインド人技術者とは英語で会話し、メールも英語でやり取りします。したがって、日本側では、彼らの母国語を意識する事はありません。

ところが、仕様会議などでインド人技術者らの議論が白熱すると、会話が英語から母国語に切り替りることがあります。また、私の経験では、インド開発拠点の内部関係者だけで閉じられた空間では、さほど英語は使用されません。基本的に、母国語で会話するようです。

また、インド人技術者が仕事を離れた途端、英語の使用頻度が激減します。私がインド出張すると、技術者の集まりに頻繁にお呼ばれしますが、そこではインド固有の母国語で会話が進み、日本人の私としては肩身の狭い思いを何度も味わいました。

すなわち、インド人技術者にとって、英語は仕事の言葉なのです。英語は、決して彼らの母国語ではありません。

情報提供:向井永浩 Softbridge Solutions (Japan) Co Ltd.
http://www.softbridge.jp


■問いかけ

日本でインド人技術者を採用する際には、日本語能力は重要な採用判定基準です。では、彼らの母国語については、どうでしょうか。

あなたは、インド人技術者の採用担当者だとします。

<問1>
他の能力に差がないとき、インド開発拠点で主流派の言語をしゃべる人を優先的に採用すべだと思いますか? 

<問2>
インド人IT技術者は、みな英語が共通言語として使えるので、出身地域や地域性や母国語・宗教などは、採用基準として考慮する必要はないと考えますか?


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virtual team project の光と影

先月から、オフショア大學第4期がひそかに進行中。今回は、いきなり初っ端から、ミニレポート課題が出されました。

あくまでも「ミニ」レポート課題なので、内容よりも virtual team project management の難しさを体で体験してもらえたら嬉しいです。

そして、単に「難しい」だけではなく、virtual teamだからこそ体験できる相乗効果を生み出す喜び十分に味わって欲しいと願います。

オフショア大學では、真面目な講義だけではなく、井戸端会議的なフリートーク専用のお気楽掲示板を設置しています。

そこで、短期的な円高や今回の世界規模の金融危機は、オフショア開発にとって「追い風」となるか? それとも「逆風」になるか、というネタが投稿されました。

難しい概念を難しく説明するのは簡単です。雇用・金利・為替といったマクロ経済の基礎用語を並べるだけで、普通のIT技術者を煙に巻くなんてお手のモノ(失礼!)

とはいえ、オフショア大學受講生を相手に経済用語を並べて自慢げに知識を披露するなんて愚の骨頂。いかにして解り易く経済環境を説明し、持論(仮説)を展開するか思案中です。

1)不景気 → IT投資の停止 → 案件凍結、・・・
2)不景気 → IT投資の削減 → 規模縮小、・・・
3)不景気 → IT投資の白紙化 → 既存BP再編、海外へ直接発注

上記3つだけではなく無数のパターンがあるでしょう。

オフショア大學フリートーク掲示板では、「今まで以上に、ユーザ企業が海外のオフショア企業と直接取引を増やすと、日本のSIerは大ピンチでは?」「単に図体がでかいだけの水膨れしたオフショア企業もピンチでは?」と不用意に皆の不安を煽っています(笑)。

これまで、固定相場制を敷いてきた中国では、長らく為替問題を気にする必要はありませんでした。しかし、今は違います。

しかも、2008年現在の中国は、他国と比べて著しく第二次産業(すなわち輸出産業)の割合が高いので、為替変動の影響をモロに受けやすいと予測されます。

オフショア大學では、こうした経済全体の動きに興味を持つ受講生に対して、経済学の基礎原理と事例を面白おかしく伝えてゆきたいと思います。

その他、オフショア大學フリートーク掲示板で議論された内容。

・米国オバマ大統領誕生による対日オフショア開発への影響
・米国自動車業界の再編による影響
・東京文化と大阪文化の違いを科学的、合理的に解説
・三国志曹操人気の違いを合理的に解説
・アニメ「ドラゴンボール」に登場するクリリンの中国語名
・中国で「ロッテ」はなぜか「○○」

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「お客様は神様です」を外国人に押しつけるな!

いかにも日本的な「お客様は神様です」の精神とは

×「顧客のために、予算外でタダ働きすべきである」
△「顧客とは、契約に則った上で最大限に奉仕する対象である」
◎「・・・・・・」

最近、頻繁にご意見を寄せてくれる中国人読者との対話より。

――外国人IT技術者に「お客様は神様です」の精神を伝える有効な代替スローガンを考案しなさい[1]。(幸地司)

◆そもそも、どうして「お客様は神様です」を外国人に推し進めるのかが、私には理解できません。自分が発注側だから? 自分が神様だから? 日本はこういうスタンスだから? オンサイトで外国人技術者に要求するのがまだいいですが、外国にあるオフショア提携先に要求するのはどうかと思います。(中国人読者)


――「お客様は神様です」という発言には、良い面と悪い面があります。良い面の「お客様は神様です」の精神は、外国人IT技術者にも伝えるべき。これが、私の立場です。

◆(・・・納得いかず反論・・・)

[1] 本誌 2008/10/16(第943号)インド「お客様は神様ではない」
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/10/post-5957.html


■問いかけ

顧客 「仕様未確定なので、とりあえず代表機能を先行開発してくれ。ただし    、予算がないので今はこれだけしか払えない」

あなた「・・・そ、それは、ちょっと」

顧客 「そこを何とか頼むよ」

あなた「・・・分かりました。やってみましょう」

              ※

あなたは、以下の制約条件で、オフショア開発プロジェクトを発注する立場だとします。

「仕様をきっちり文書化できない」
「よりたくさん受託側に権限委譲して、管理工数を減らしたい」
「発注担当者は仕様検討や基本設計で忙しいので、オフショア側が
 自発的に足りない箇所を補って欲しい」
「予算が足りないので、後からの追加請求はできるだけ避けたい」

もしも、オフショア企業が「顧客とは、契約に則った上で最大限に奉仕する対象である」との強い信念を持つ場合、どのような契約を交わせばよいでしょうか? 最初から諦めた方が賢明ですか?

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知的生産力を高める「コンサルタント頭」即成講座

来週の土曜日(11/15)、東京都内で売れっ子コンサルタントを集めた終日セミナーが開催されます。オフショア開発勉強会(東京場所)でお世話になる某事務所から、このイベントのファシリテータ役を頼まれました。

そもそも「売れっ子コンサルタント」って誰よ? と思ってイベント企画書を見たら、巷を賑わすベストセラービジネス書の著者の顔ぶれにびっくり。

わたくし、オフショア開発分野に限定すれば、それなりに名の通った人間ですが、一般のビジネスパーソンに向けた大イベントで司会進行を仰せつかるなんて役不足です。もとい、力不足です。

いろんな方から「幸地は普段からセミナー慣れしている」と誤解されがちですが、本当の私は沖縄県出身のアーティストにありがちな、典型的な「しゃべり下手」人間です。あーどうしよう。

「・・えー、今日はお日柄の良い中、お足元の悪いところ、わざわざ当イベントにお越しくださいまして、誠にありがとうございます」

何か変なスピーチです。

最近、日本語の敬語の分類方法が変わったらしいですが、どうなっているのかさっぱりわかりません。急いで調べなきゃ。

旧:尊敬語、謙譲語、丁寧語(三種類)
新:尊敬語、謙譲語、丁重語、丁寧語、美化語(五種類)


さらに、今から挨拶の台本をつくらなきゃ。それから、80名以上の勉強熱心なビジネスパーソンらの緊張感を和らげる小道具を準備して、自由交流タイムの流れを設計して、・・・。

みんな気合い入っています。オッス!

11/15(土)東京:知的生産力を高める「コンサルタント頭」即成講座
 → http://www.entrelect.co.jp/seminar_consul081115.html
  (オフショア無関係イベントです)

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今すぐオフショア開発でアジャイルを採用すべきか?

アジャイルソフトウェア開発
迅速かつ適応的にソフトウェア開発を行う軽量な開発手法群の総称。たくさんの文書を書くことよりも、プロジェクト関係者間で必要な時に即座に直接顔を合わせて意思疎通を行うべきであることを強調する。実際に動くソフトウェアこそが最重要なプロジェクト進行尺度であることを、強調する。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

オフショア開発でも、激しい変化に適応するための方法論が盛んに研究されています。その代表格は、何と言ってもXPなどのアジャイル(agile software development)ではないでしょうか。

検索エンジンで「オフショア開発 アジャイル」をキーワードに検索すると、9万件強の記事がヒットしました。

【アジャイル×オフショア開発 米国―インドでの教訓】

・各拠点からは別の拠点に常駐者を送り込め
・信頼関係を構築するためには、実際に会うこと
・定期的に短時間のステータスミーティングを実施せよ
・チームは工程ではなく機能で分割せよ
・多くのドキュメントが必要と心得よ

出典:アジャイルソフトウェアプロセスを使ってオフショア開発、
Martin Fowler著(2004)
http://andore.com/money/trans/agileOffshore_ja.html

オフショア大學教授の長瀬嘉秀は、「Martin Fowler の Thought Works は、中国でもアジャイル開発で結果を出している」と明るい未来像を語ってくれました。

ところが、一方では、たとえ国内開発で実績があったとしても、オフショア開発でアジャイル挑戦が認められない企業があります。最大の理由は「顧客の了解を得られないから」。さらに、二次請け、三次請け業者ともなると、見積もりやスケジュール計画を自社でコントロールできないなどの苦しい事情が見え隠れします。


■問いかけ

あなたが所属する組織では、今すぐオフショア開発でアジャイルを採用すべきでしょうか? すでに実施済みの方で、アジャイルに前向きな方は「はい」を選択してください。アジャイル採用に後ろ向きな方は2か3の「いいえ」を選択してください。

◆はい、今すぐ採用すべき
◆いいえ、今は時期尚早
◆いいえ、今後もアジャイル採用の予定なし

○結果を見る

次いで「アジャイル×オフショア開発」の可能性について、あなたのご意見をお寄せください。文字数に制限はありませんので、どうぞご自由に持論を展開してください。

○コメントボード


締切:2008年11月12日18時00分
協力:クリックアンケート

※11月12日(水)までに投稿いただいたご意見の中から、「オフショア開発に失敗する方法」著者の幸地が「ベストアンサー」を選びます。

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湯島ランチと日経BP

今日は、湯島天神の近くで久しぶりの天ぷらランチミーティング。先日、オフショア先から無事生還されたオフショア開発リーダ(日本人)を交えて、楽しい武勇伝で盛り上がりました。

その後ぶらりと近所の本屋に立ち寄って、何気なく日経コンピュータ 2008年11月1日号を手に取りました。すると、何と149ページの書評欄で拙著「オフショア開発に失敗する方法」が紹介されているではありませんか。


中国オフショア開発の教科書的な一冊「失敗する方法」というやや意表を突くタイトルだが、どうすれば中国でのオフショア開発を成功に導くことができるのかが主題だ。・・・・・・など、すぐにでも実践で使えそうなノウハウを整理している。


日経BP様、ご紹介ありがとうございます。


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インド・ムンバイ 同時テロ

インドのカントリーリスクが浮上してきました。

インド国内では、これまでも小規模のテロは頻発していましたが、外国人を狙った大規模な同時多発テロは少々やっかいです。

12/1のオフショア開発フォーラム2008では、日本人若手SEをインドで武者修行させる取り組みの発表が予定されています。マスコミでも大々的に報じられた果敢な挑戦であり、私も影ながら応援しています。今後の動向が気になります。

米国発の金融危機の余波で、世界のIT投資の減速感が強まっています。米国の不況をまともに受けるインドIT業界は、しばらく極寒の冬の状況が続きそう。

今回のムンバイ同時テロは、こうした状況をさらに悪化させる、まさに「泣きっ面に蜂」な事件です。

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