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解説者、工藤公康

今年は、十数年ぶりにプロ野球日本シリーズをTV観戦しています。巨人と西武ライオンズ、両チームとも若手の台頭がめざましく、久しぶりに我が心に眠る野球少年の魂がくすぶられました。

昨日で第5戦が終了。最初の2戦は巨人の本拠地東京ドーム。後の3戦は西武ドーム。

西武ドームで行われた3試合は、ある民放TV局が全ての放映権を獲得したようで、三日間とも同じような解説者が顔を揃えました。

今年、私の注目を最も集めたのは、グラウンドに立つ選手ではありません。ベンチで指揮をとる監督やコーチ陣でもありません。

私の注目株は、某民放局に三日連続でゲスト解説として登場した工藤公康です。彼の解説を聞いた瞬間、幼い頃、初めて野村克也の解説を聞いたときと同じくらいの衝撃が走りました。

大舞台の日本シリーズなので、工藤公康の他にも数名のゲスト解説が並んでいました。ところが、彼と他ゲスト解説のコメントを比べてみると、あらビックリ。もはや後者の彼らが吐く台詞なんて全くもって聞くに堪えません。月とすっぽん、大人と子供。

いや、そんなことを言うと、すっぽんと子供に失礼です。それくらい、工藤公康と他解説者を比べたときに、プロフェッショナルな野球人としての格の違いを見せつけられました。

何と表現すればいいのでしょうか。日本シリーズTV放送の解説者として登場した工藤公康には、現場感覚に研ぎ澄まされた実践型コンサルタントに独特の切れ味を感じてしまいました。

しかしながら、工藤公康の切れ味は、あと2~3年の賞味期限かもしれません。いくら彼でも、現役の第一線から退いてしまうと、あそこまでの理論と感性のバランス感覚は維持できないのではないでしょうか。

彼が現役を引退し、年を重ねてバックネット裏の経験を積み重ねると、また今とは違った持ち味が発揮されるでしょう。まるで、完成された独自フレームワークを武器に、講演上手で執筆活動に精を出すベテランの経営コンサルタントのように。

実際には、工藤公康と同じくらい、頭をフル回転させて競技するスポーツ選手は他にもいるでしょう。でも、TVであそこまで上手に知的に説得力を持っておしゃべりできる競技者は、極めて希な存在だと思います。

珍しく特定個人を絶賛してしまいました。

余談ですが、男子柔道の新監督に就任した方のコメントにはがっかりさせられました。

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