「お客様は神様です」を外国人に押しつけるな!
いかにも日本的な「お客様は神様です」の精神とは
×「顧客のために、予算外でタダ働きすべきである」
△「顧客とは、契約に則った上で最大限に奉仕する対象である」
◎「・・・・・・」
最近、頻繁にご意見を寄せてくれる中国人読者との対話より。
――外国人IT技術者に「お客様は神様です」の精神を伝える有効な代替スローガンを考案しなさい[1]。(幸地司)
◆そもそも、どうして「お客様は神様です」を外国人に推し進めるのかが、私には理解できません。自分が発注側だから? 自分が神様だから? 日本はこういうスタンスだから? オンサイトで外国人技術者に要求するのがまだいいですが、外国にあるオフショア提携先に要求するのはどうかと思います。(中国人読者)
――「お客様は神様です」という発言には、良い面と悪い面があります。良い面の「お客様は神様です」の精神は、外国人IT技術者にも伝えるべき。これが、私の立場です。
◆(・・・納得いかず反論・・・)
[1] 本誌 2008/10/16(第943号)インド「お客様は神様ではない」
http://aicoach.tea-nifty.com/offshore/2008/10/post-5957.html
■問いかけ
顧客 「仕様未確定なので、とりあえず代表機能を先行開発してくれ。ただし 、予算がないので今はこれだけしか払えない」
あなた「・・・そ、それは、ちょっと」
顧客 「そこを何とか頼むよ」
あなた「・・・分かりました。やってみましょう」
※
あなたは、以下の制約条件で、オフショア開発プロジェクトを発注する立場だとします。
「仕様をきっちり文書化できない」
「よりたくさん受託側に権限委譲して、管理工数を減らしたい」
「発注担当者は仕様検討や基本設計で忙しいので、オフショア側が
自発的に足りない箇所を補って欲しい」
「予算が足りないので、後からの追加請求はできるだけ避けたい」
もしも、オフショア企業が「顧客とは、契約に則った上で最大限に奉仕する対象である」との強い信念を持つ場合、どのような契約を交わせばよいでしょうか? 最初から諦めた方が賢明ですか?
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