今後5年間、オフショアリング業界の鍵となる7つの課題
1. 規模拡大
オフショアリングの対象範囲を下手に制限してはいけません。
2. オフショア受託企業の強化
巨大化するオフショア企業との力関係に注意。ポートフォリオ管理がより重要に。
3. 新しい価格モデル
ユーザ企業のオフショア費用対効果と連動した新しい契約形態の模索。例えば、インドITが頑張ったおかげで、顧客が市場で大儲けしたら、その一部をインドITに還元する、など。
4. コンポーネント化と標準化
SaaSやクラウド・コンピューティングが新しいオフショアリングの未来を切り開くかも。
5. マルチロケーション
「インドと中国の使い分け」にとどまらず、ニアショアやEU域内の安い地域を使いこなす戦略の構築。
6. オフショア専門部署の強化
外部から専門家を招聘してオフショアPMOを設置する。そして、徐々に社内の専門知識を蓄積する。
7. 政治的なオフショア抵抗の終焉
右派的な政治圧力や国内産業の保護など、過剰なオフショア反対への対策。政府案件のオフショア発注を拡大させる、など。
出典:Alsbridge plc (2008), Offshore Futures Report: Preparing for Global Sourcing
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