下積みに耐えられない中国人プログラマに関する5つの仮説
この前に面接した中国人技術者を叱ってきました
大手でプログラマとして1年。中堅会社でチームリーダで1年。で、零細ソフトハウスに転職してプロマネ。転職の目的を聞くと「上の仕事がしたいから」。
(日本人読者)
中国文化では、無条件に管理者が「偉い」といわれます。その為、若い中国人プログラマが上流工程にあこがれて、基本を疎かにしたまま組織の階段を駆け上がろうとする傾向があります。
中国人ホワイトカラーに関する以下の仮説を踏まえて、後の設問に答えなさい。
仮説1 中国人プログラマはエリートで高収入の職業である
仮説2 中国人プログラマはいち早く管理者になりたい
仮説3 中国社会では、無条件に管理者は偉く、労働者は下である
仮説4 中国人への最高の報酬は、他から干渉されない自由裁量権
仮説5 対日オフショア業務の大半は労働集約的な“作業”である
仮説1~4と仮説5は明らかに矛盾します。中国人プログラマは、自分のことをエリート管理者候補と思っているのに、対日オフショア業務では常に単純労働を強いられます。プログラマが独自性を発揮する余地は少なく、気を利かせて機能追加しても日本側から褒められるどころか、こっぴどく叱られます。
儒教の影響から、中国では管理者と労働者の間には超えられない溝が存在します。中国人プログラマは大卒のエリートであり、みんな将来が約束された幹部候補生だと自認します。ところが、現実の自分は、プログラマという単純労働に甘んじます。

上図は、総務省統計局の「平成19年10月1日現在推計人口」による外国人登録者総数・我が国の総人口の推移。
■問いかけ
<問1>
仮説1~5は全て正しいと思いますか?
<問2>
長い下積み修行に耐えられない中国人IT技術者は、対日オフショア開発で活躍できませんか?
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