和を大切にする国の多神教の影響
宗教(しゅうきょう)とは
一般に、神・超越的存在・聖なるものなどについての信念や信仰、信念や信仰と結びついた個人の態度(超越的なものとの関係)・活動(礼拝など)・制度(寺社、教会など)・信者の形成する社会などを表す。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
宗教は日本人にはなじみの薄い領域ですが、オフショア開発に多大な影響を及ぼします。ただし、聖書やタルムードの特定の教えがソフトウェア開発プロセスを邪魔するという意味ではありません。
オフショア開発は文化の影響を受けます。文化とは、特定の集団で共有される暗黙の了解、価値基準、行動様式、そして目に見える物理的現象まで包括する一連の生活様式です。そして、全ての文化は、無意識のうちに宗教から影響を受けています。
日本人は無宗教だと言われますが、むしろ多宗教とみなした方がいいでしょう。自然と調和し、性善説であり、報酬や責任を集団で分かち合うことを「良し」とする日本文化では、西洋諸国や中国とは異なる独自の宗教観を育みました。
オフショア開発に影響する宗教関連の知識を紹介します。
●一神教と多神教
自然と調和し、性善説であり、報酬や責任を集団で分かち合うことを「良し」とする日本では、多神教・多宗教を難なく受け入れます。神様ですら自然に摂理に従う日本文化では、環境変化に対応するために皆で相談して、集団で意思決定します。文書化よりも合意形成のプロセスを重視します。
「うちもそろそろ、オフショア開発をはじめなきゃいかんかな?」
逆に、自然をも超越する厳しい父系の一神教を持つ文化圏では、神との契約を交わすために「契約書(仕様書)」を厳密に作成して、双方で合意して文書化された規約を絶対視します。
■問いかけ
現代の日本社会に脈々と受け継がれる「和」を大切にする多神教な環境。この精神で説明できる現象を3例ほど挙げなさい。
<回答例1>
「うちもそろそろ、オフショア開発をはじめなきゃいかんかな?」
→競合他社の状況にあわせて「そろそろうちも」とオフショア開発に着手する経営幹部の日和見的な態度を表現。
<回答例2>
「とりあえず生ビール」「じゃ、オレも」「私も・・・」
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