日本人自己反省、相手に伝わらない3つの原因

すぐに謝る日本人
食事を奢ってもらったので、「すいません」のつもりで「Sorry」「对不起(dui bu qi)」と言ったら周囲に笑われました。
(日本人出張者)
言葉の壁(language barrier)から生じる問題は、失礼ながら端から見るとつい笑ってしまいます。前号で紹介したソースコード中の日本語の間違いも、第三者的には実にほほえましい。切羽詰まった状況にあるプロジェクトだと、笑い事で済まされないかもしれませんが。
日本語が公用語のオフショア開発では目立ちませんが、言葉の壁の問題なら日本人だって負けてはいません。弊誌グローバルソーシング・レビューに連載する佐藤忠幸氏は、中国に着任した日本人の会話の問題点を3つに集約しました。
(1)専門用語、業界用語、職場用語が多用される
(2)前置きが長すぎ、例示が多すぎる
(3)極端な省略があって、理解されない
この3つの問題が複合し、その結果日本人の言うことはその都度変わるように聞こえます。おまけに、中国人部下が聞き返すと怒り出す始末。
「1を聞いて10を知る」
「言わなくても分かるだろう」
「みなまで言わせるな」
あなたにも心当たりはありませんか。今すぐ自己診断しましょう。
■問いかけ
佐藤忠幸曰く、中国で活躍するためには今すぐ頭を切り替えること。
「10言わなければ1も理解できない」
「言わなければ分からない」
「筋道たてて全て話せ」、
日本人読者の皆様へ、ここで自己反省の時間です。
☆あなたは、外国人と会話するときに下記の症状がありませんか。複数選択可です。自覚症状があれば、全てクリックしてください。完璧じゃなくても、今のところは仕事で外国人とうまく意思疎通が図れていると思う人は「私は問題ありません」をクリック。謙遜せずに、自信を持ってクリックしましょう。
◆専門用語、業界用語、職場用語を多用
◆前置きが長すぎ、例示が多すぎ
◆極端な省略があって理解されない
◆外国人部下が聞き返すと怒り出す
◆その他の症状がある
◆私は問題ありません
その他の自覚症状がある方は、ぜひ下記コメントボードにお書きください。思い出すだけでも恥ずかしい失敗談や悪い癖を克服する方法など、どしどしお寄せください。
締切:2009年01月21日18時00分
協力:クリックアンケート
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Comments
現在、中国華南地区に赴任中です。
【私は問題ありません】を選択しましたが、
話すときには、以下を気をつけています。
1.主語と述語を合わせる。
->日本人の言葉は主語がない事が多いのと、主語と述語が合わないということが良くあるので。
2.ゆっくりと話をする。
->同じ言語を利用していない時の基本ですね。
日本に居る時は話すのが早いと言われていましたが、こちらに来てかなりゆっくりしゃべるようになりました。
3.絵を描く、例を書く。
->文章だけでは表現が難しいので、絵を書いたり、例を出したりして理解しやすいようにしています。
4.箇条書きにする。
->長い文章は難しいといわれるので。
このようなことを注意しています。
Posted by: 中国華南在住 | January 13, 2009 11:04 PM
> 1.主語と述語を合わせる
> 2.ゆっくりと話をする
> 3.絵を描く、例を書く
> 4.箇条書きにする
意識せずとも、こうした1-4が実践できるようになると強いですね。ご意見ありがとうございます。
Posted by: 幸地司 | January 13, 2009 11:06 PM
「専門用語、業界用語、職場用語を多用」が多いですね。例えば、どんな用語を多用しますか。宜しければ、一言コメントください。
・ソリューション?
・ドキュメント?
・スキーム?
・アラフォー?
・略された部署名、役職名
Posted by: 幸地司 | January 14, 2009 07:40 PM
私は「話すスピードが速すぎる」という欠点があります。沖縄人男性にありがちな、高音&高速トークです。ボクシングの具志堅用高や歌手の喜納昌吉らが代表選手。「そこがいい!」という奇特なファンもいらっしゃるようですが(爆)
Posted by: 幸地司 | January 14, 2009 07:42 PM
「前置きが長すぎ」です。ドキュメントの場合は何度も推敲するので、比較的読みやすく書けるのですが、口答の場合がいけません。前置きというよりは、エクスキューズ(言い訳に近い)を多用する癖がなかなか抜けません。仕様変更の場合は特に。。。
Posted by: gocou | January 19, 2009 09:57 PM
外国人との会話でコミュニケーションミスを減らす一つの対策、参考までに以下
前提: 中国語ができずに、会話で通訳を介する人の場合
解決策:逐語訳での通訳にさせる。すなわち、ワンセンテンス(一つの。で終わる文章)ごとに区切って、通訳させる。
通訳をしてもらっている間を、次に話することを、論理的に整理する時間にあてる。
逐語訳させていると、相手に伝わったのかどうか、
一つ一つのセンテンスごとに、相手の顔色がわかるので、通じたかどうかがわかる。
勿論話するときには、論理構成が重要で、何について話をする、問題点は3つとかいうような、結論を先に持っていく話の仕方は心がける。
同様に、お客様が自社の通訳を通じて話する場合でも、決して長く話させない。一つ一つを区切らせる。
通訳君ではそうした場の仕切りができない場合には、
日本人のあなたが、その仕切り役をやる。
人の話は傍で客観的に聞いておれば、相手に通じる話かたはどうかはわかるはず。従い場合によっては、通訳君に通訳させる前に、仕切り役のあなたが、まずお客様の言葉の意味を咀嚼/解釈/質問することも必要。
相手に意味が通じて、相手が自分にとって望ましいアクションを取ってくれてはじめて、コミュニケーションは成立する。特に、外国人とは、注意が必要。
日本人同士でも、取引先のオフィスを訪問したあと、同社を出たら、上司/部下/同僚と、その日の商談の出来不出来を、やはり感想含めて、お互い内容を確認しているはず。外国人相手だと、それを更に慎重に進めるべき。
英語/中国語のコミュニケーションに全く困らない小生でも、本当に重要な商談の時には、あえて通訳をつけて、自分の話の筋道を確認しながら、逐語通訳させていた。
以上
Posted by: 芋 たこ 北京 | January 20, 2009 05:59 PM
> gocouさん
「前置きが長すぎ」にはいくつか原因が考えられます。
(1)言い訳が多い
(2)準備不足を隠すために話しながら考える
(3)論理思考不足
(4)若い外国人技術者に教訓を垂れたい
他にもあるかな?
Posted by: 幸地司 | January 20, 2009 10:54 PM
>芋 たこ 北京さん
3月出版の教科書には間に合いませんでしたが、第二弾では「通訳の使い方」という独立した章を設けようかな。当然、芋たこ北京さん企画&執筆支援&監修です。
Posted by: 幸地司 | January 20, 2009 10:55 PM