中国への研究開発(R&D)オフショアリング
研究開発のオフショアリング受託国として中国は勢力を急速に拡大中。その数はインドをしのぎ、多国籍企業920社が中国に1,100箇所ものR&Dセンターを構えるとのこと。
なぜ、高度な研究開発を中国に持って行くのか?
1. 政府の強力なサポート 2006年には対GDP比1.45%だった研究開発への投資額を、2020までに同2.5%まで引き上げる計画。
2. 豊富な人材 現在でもおよそ13万人の中国人研究者が多国籍企業のR&Dセンターで働いていると目されます。中国では、毎年230万人もの理工系大学卒業者が輩出されます。
3. 中国内需の魅力 言わずとしれた中国内需への期待論ですが、2008年実績でもおよそ540億USドルのIT投資が実施されました。この額はインドにおけるそれの2倍以上です。
4. 運営費が安い 研究開発センターの運営費は、米国や欧州と比べて65-70%に抑えられます。
>> China's R&D Offshoring market is catching up fast with India
The comments to this entry are closed.
Comments