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不況に強いOffshoringと不況に弱いOffshoring

不況をチャンスと見る(インド)IT産業
「業績が悪くなれば、企業はコストカットを優先する。米国企業は、 自国の雇用を犠牲にしてでも、インドへのアウトソーシングを増やすはずだ」

「コストや品質は他の国でも太刀打ちできるが、、大規模ビジネスを任せられるのはインドだけ。短期的には混乱するだろうが、世界のバックオフィスは今後も拡大する」

「欧米が沈んでも、インドには旺盛な内需がある、過去5年、インドは自力でビジネスを生み出して成長してきた。グローバル経済とは別の基準で動いていると考えた方がいい」


(日経ビジネス2009.2.16号 第2特集 p36-45)

インドITは、金融危機の影響を楽観的にとらえているようです。米国を中心とした多国籍企業100社のCIOへの聞き取り調査によると、Offshoring推進の決め手として「人件費削減」を最重視する姿勢が強まっていることが分かりました(*1)。

[Changes in the strategic drivers of offshoring decisions]

・人件費削減(74%)
・ビジネスプロセス再設計による効率化(51%)

[1] Duke University/Pricewaterhouse Coopers Offshoring
Research Network Focus Survey 2008


インドITにとっては、顧客が財布の紐を締めれば締めるほど自分らに追い風が吹くという算段ですが、私は、次の理由から、インド勢への短期的なマイナス影響は避けられないと分析しています(*2)。

・米国保護主義により反Offshoringが加速するから
・インドIT内需なんて、所詮は輸出額の半分しかないから

[2] 幸地、グローバルソーシングレビュー誌 2008年12号 p3-12


オフショアリング(offshoring)という単語には、性格が異なる複数の活動領域が含まれます。BPO、コールセンター、オフショア開発、IT運用、製品開発、R&D、マーケティング・・・。

今後、マスコミや一般ビジネス誌で、米国発のOffshoring情報を耳にする機会が増えます。この際には、Offshoringが意味する対象領域をよく吟味してください。なぜなら、不況に強いOffshoringと不況にめっぽう弱いOffshoringの二分野があるからです。


■問いかけ

下記の空欄を埋めなさい。

不況に強いOffshoringとは(    ) 理由は(      )
不況に弱いOffshoringとは(    ) 理由は(      )

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