あなたの論理思考力をセルフチェックする5つの命題
論理思考(critical thinking)
論理思考とは、ものごとを正確に、科学的に、筋道を立てて考える思考法です。コンテクスト(context)の共有が難しいオフショア開発では、論理思考により構造化されたメッセージを伝達することでコミュニケーションの信頼性を高めます。
(オフショア大學講義より)
オフショア開発プロジェクトを成功させるために論理思考は欠かせません。わざわざ、改めて主張するほどの内容ではありませんが、念のため論理思考が欠如したときの弊害を列挙します。
・テスト項目を洗い出せない/テストの網羅性に欠ける
・構造化設計できない
・文化や背景を共有しない外国人と議論できない
・因果関係と相関関係をはき違えて、正しく問題分析できない
・・・・・・
論理思考力と文章力は、必ずしも一致しません。第三者に精査される仕様書などの公式文書とは異なり、技術者同士のメール文言は誰のチェックも受けません。忙しさにかまけて、つい送信者の気持ちも緩んでしまいがちです。
そのため、メール連絡では、特に危ない下記の症状がみられます。自覚症状がある方は、早めに治療を受けてください。
(1) 間違った事実に基づく論理展開
(2) 論理矛盾
(3) 過度の一般化
(4) 不適切なサンプリング
(5) 隠れた前提を見逃す
(6) 論理の飛躍
■問いかけ
以下の命題の真偽を答えなさい。もし命題が間違っているなら、その理由を合理的に説明しなさい。
<命題1>
取引先の中国人ブリッジSEには優秀な人が多いので、我が社では、ベトナム人プログラマの採用条件として日本語能力検定1級保持を義務づけます。その方が確実ですから。
<命題2>
事実1「オフショア開発プロジェクトAは失敗した」
事実2「オフショア開発プロジェクトBは失敗した」
結論 「オフショア開発プロジェクトは難しい」
<命題3>
一般的原理「文化的相違はプロジェクト運営を困難にする」
事実「国内外注では文化的相違はない」
結論「国内プロジェクト運営は簡単である」
<命題4>
大学時代に第二外国語で中国語を専攻した金城さんだからこそ、オフショア開発推進スタッフに任命した。
<命題5>
海外でも終身雇用制を採用し、充実した教育体制を訴求することで、SEの定着率を高めて単価を安定させます。
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