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強い達成意欲を持つ日本人と中国人の行動様式の違い

動機づけとは
動機づけとは、生理的あるいは心理的に何かを欲する強い意志のことです。手に職をつけたい、お金が欲しい、昇進して管理職になりたい、仕事よりも家族との時間を優先したい等が仕事における動機づけの例です。
「オフショアプロジェクトマネジメント」技術評論社、p81より

<例題>

日本にも中国にも、仕事で成果を挙げたいと願う達成動機を持つIT技術者がいます。両者の行動様式の違いを説明しなさい。


<解答例>

強い達成動機を持つ日本人IT技術者は、周囲との調和を重視しつつ、“根回し”と呼ばれる非公式のネットワークを駆使して影響力を行使します。顧客から無理難題を押しつけられても、上司にこっぴどく叱られても、サービス残業も厭わず家庭を顧みず歯を食いしばって努力します。

一方、同じように強い達成動機を持つ中国人IT技術者の行動様式は異なります。仕事の成果を堂々と周囲にアピールし、他人を蹴散らし我先にと果敢にリスクをとって新しい仕事に挑戦します。特に必要性を感じなければ、面倒な根回しなどせず、職務に付随する権力を使って、目標達成に向けて一直線に行動します。


■問いかけ

以下の命題の真偽を議論しなさい。

賃金や地位などの外的報酬は離職防止作用こそあれ、高次元の動機づけにはなっておらず、高い成果を出す優秀な従業員を動機づけるには限界があります。

日本と中国では、優秀な従業員を心の内側から動機づける方法が異なります。パーソナリティ論と異文化論を混合しないように注意します。つまり、「日本と中国は同じ」と安易に決め付けないこと。同様に、相手は「中国だから」と問題の原因を安易に文化的相違に帰着させないこと。

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