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外国語学習と異文化ビジネスに関する噂話が矛盾する理由

コスト削減の影響かもしれませんが
中国人ブリッジSEを使わないプロジェクトが増えている。日本人PLが直接中国に飛んでもうまくいかないのでは?
(オフショア大學受講生より)

●巷でよく聞く外国語学習と異文化ビジネスに関する噂話より。

・日本人が座学で中国語を勉強したって、実践では役立ちません。ただし、中国語を勉強しようとする意欲を買われて、相手と信頼関係を築くきっかけになるとは思いますが。

・中国語を学びタクシー運転手と話ができるくらいまでいったことがあります。そうすると彼らの日本語も理解しやすくなります。

・仕事で英語を使うなら、最初の発音学習を重視すべきです。英国風の格調高い発音を身に付けた者と、米国海兵隊員のスラングから発音を学んだ者とでは、出発点がまるで違います。

・ブリッジSE業務に必要な日本語は極めて限定的です。季節の挨拶や細かい敬語を知らなくとも、メール定型雛形を用意すれば大抵は事足ります。来日前後の2週間で徹底的に基礎を反復練習させれば、後は勝手に立ち上がります。

・英語なんて意思疎通の一手段に過ぎません。三単現のSがなくても、時制表現が違っても、ましてや日本人発音であってもいいのです。相手に通じればいいのです。

・歳を取ると記憶力が低下するので語学学習できなくなるなんて嘘。経験豊富なビジネスパーソンほど、語学学習の効率は高まります。

・海外でいちいち通訳を使ってたら、変化の激しい現場でマネジメント出来るはずがない。日本人よ、英語で学び、英語で仕事せよ。


●オフショア大學は、こう主張します。

・日本語ができる中国人IT技術者のうち、約半数はブリッジSEの適性がない。むしろ、異文化適応力に優れた日本人SEが中国に飛んだ方がプロジェクトは成功しやすい

・標準化が得意で、中国語を若干かじったことがある日本人のベテランマネージャを中国に派遣するよりも、技術指向は強いがマネジメント未経験で、かつ中国語なんて全く知らない日本人20代プログラマを中国に派遣した方がオフショア開発プロジェクトは成功しやすい


●上記の主張を「賛成」「反対」の立場から論じることによって、異文化コミュニケーションや異文化適応力の理解が深まります。オフショア大學では、受講生の顔色をうかがいながら意図的に反対意見を投げかえすなどして、頭を軟らかくする訓練を繰り返します。


■問いかけ

<問1>
外国語学習と異文化ビジネスに関する噂話には、なぜ対立する正反対の意見が乱立するのでしょうか。矛盾する理由を分析しなさい。
(例:発音重視 v.s. 発音軽視)

<問2>
上記から興味のある主張を1つ選び、「賛成」「反対」の立場からそれぞれ論じなさい。

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