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文書の詳細化よりもコミュニケーション密度

次の発言を読んで、後の設問に答えなさい。

かつて「オフショア開発だから仕様書を詳細に記述せよ」と言われた初心者は、「行間を読まなくても分かる記述レベル」を目指して、膨大な時間をかけてドキュメント作成に没頭しました。
ところが、経験豊富なブリッジSEは、ドキュメントの詳細化に時間を割くよりも、電話やTV会議、電子掲示板を駆使した遠隔コミュニケーションを改善したほうが効果的だと指摘しました。

■問いかけ

いったい、なぜでしょうか?

(1) プログラマの大半は日本語仕様書を読んでも理解できないから
(2) 知らない相手から文書で指示されても外国人は動かないから
(3) 暗黙のルールや一般常識などは文書化されないから
(4) 嘘に決まっている。文書の詳細化に勝る秘策はない
Dsc02379

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Comments

端的に言って(4)です。

コミュニケーション密度は重要ですが、
コミュニケーションとはプロジェクト管理
上のアクションを確実に行うために行うのであって、仕様伝達をコミュニケーションで埋めるのは明らかに×です。

開発規模が大きければすぐにブリッジSEがパンクします。それは対応者である日本側の設計者も同様です。

設計書の詳細化に問題がある可能性があります。設計書は必要十分に簡潔に書くべきであり、普段から曖昧な内容を書く設計者が無理して書くと、矛盾やミスが乱発しかえってQAなどが増えてしまいます。

Posted by: はまちゃん | July 23, 2009 at 09:15 AM

プログラム仕様書が1本であれば、詳細化を進める価値はあると思う。一般的に開発時は関連する複数のプログラム仕様書があり、詳細化を進めることで整合性の確保が難しくなります。
この結果、QAの多発や組合せテスト等での思いもかけないバグが顕在化します。
プログラム間、サブ機能間の仕様を纏めた仕様書≠詳細設計(内部設計書)が必要となった経験がある。また、これを書面だけで理解させるのは困難であったし、音声、図を介して説明することで開発精度、速度を高めることができた。(書面無しの説明でもほぼ同じ効果を上げることができた)
ただ、仕様書が悪いだけかな?

Posted by: あら50 | July 23, 2009 at 09:43 AM

追伸です。

上記の例は、現実的な対応としてはありうると思います。但し規模がそれほど多くないのが条件だと思います。

設計書の詳細化が時間的に難しいとか、走り出したら大抵後戻りは出来ません。
効率的なTV会議の実施や答えやすいQAを挙げるなどは、まさに経験がものを言います。継続開発などで、相手の顔が見えているセンスのいいブリッジSEなら問題ないと思います。

Posted by: はまちゃん | July 23, 2009 at 10:21 AM

拙著「オフショアプロジェクトマネジメントSE編」によると、コミュニケーションには5つの機能があります。
(1) 指示・命令
(2) 情報の提供、収集、共有
(3) 動機づけ
(4) 親密関係の構築
(5) 信頼関係の構築

コミュニケーション密度を高めるというと漠然としてしまうので、上記5つの機能強化と換言すると議論が明確化します。

また、オフショア大學では、仕様書作成/伝達の効果性を測る6基準を提唱しています。第一は、明確性です。これは、行間を読まさない/文脈依存を避けてコンテンツを明記すること。この他にも、担当者が違っても/分野が変わっても高い記述レベルを保つこと、伝達相手の理解度を正確に理解しようとする態度なども重要な基準と考えています。

Posted by: 幸地司 | July 23, 2009 at 12:08 PM

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