「縁起でもない」といってリスク回避する人への対処
昨夜は、オフショア大學の夏期講習二日目の講義「論理思考と問題解決アプローチの技法」でした。予定通り7名+2名の参加者で、2時間たっぷり学習しました。
昨夜学んだ基礎知識「演繹法の使い方/嘘の見分け方」だけでも、次の論理展開の誤りを指摘できるようになります。
【昨日の問いかけ】次の論理展開の誤りを指摘しなさい。
法則:
「成長率が高いオフショア企業の社長の年齢は30代~40代である」
事実:
「当社の社長は60歳を過ぎており、オフショア発注高も鈍化傾向」
結論:
「当社の社長を30代~40代に交代すべきである」
【解答】不適切な標本抽出/間違った法則の適用。成長するオフショア企業の社長の年齢が若いのは当たり前。だからといって、同じ法則が一般企業に当てはまるとは限らない。
オフショア大學が提供する「論理思考講座」の特徴は、多国籍メンバによる分散プロジェクトチーム運営を意識した歴史・宗教・文化・風俗に基づく裏づけの豊富さです。昨夜の講義でも、これらの知識が随所に散りばめられていました。
「天岩戸(あまのいわと)の中にお隠れ」
「言霊信仰」
「和をもって尊しとなす」
「ダーウィンの進化論、神の天地創造」
「自然コントロール」
「太極、陰陽」
「教会と天動説/地動説」
「PMBOKと曼荼羅」
★ミニクイズ:論理思考を学ぶ際に、なぜ上記の知識が必要なのでしょうか。論理思考の初心者が、東洋と西洋の歴史・宗教の成り立ちを知る利点を挙げなさい。
講義終了後のアンケートをみれば、ミニクイズの答えが何となく分かります。7名の受講者のみなさま、お疲れ様でした。そして、オフショア大學式論理思考講座修了おめでとうございます。
- 日本では「縁起でもない」といってリスク管理を避けていることなるほどと思いました。
- 前提条件の見い出し方や判断基準の持たせ方で、導き出される結論に違いが出るという部分は参考になりました。
- 日頃使っている言葉がいかに曖昧であるか分かりました。明確な定義で晴れた感じになりました。
- 「神(宗教)」からの説明は非常に印象に残りました。文化の違いを具体的につかめた気がします。
- 思いこみや自分の価値観を基準に問題解決を行うと、真の解決にたどり着けないことを何とか理解できました。
今週末から、いよいよ中級者向け4時間セミナー+ワークショップが始まります。土曜補習と名付けられた本シリーズの第1回目は「日本人オフショア抵抗勢力の動機づけ」がテーマです。
今週土曜日のテーマは、今年5月に開催された第31回オフショア開発勉強会の話題が中心となります。
・組織のオフショア成熟度を自分で簡単に診断する技法
・オフショア抵抗勢力のタイプ別分類法
・傾向別オフショア抵抗勢力への対処法
・社内のオフショア推進ワーキンググループが失敗する理由
・自主的なオフショア勉強会を成功させる秘訣
このような盛りだくさんのテーマでお届けします。かつて、オフショア大學の具体的なノウハウがこの値段で提供されることはありません。しかも4時間セミナーなのに。よろしければ、中級者向け土曜補習3回シリーズで一緒に学習しましょう。
■問いかけ
あなたの会社のプロジェクトマネージャがこう発言しました。
オフショア開発には短期・長期の両面でメリット・デメリットが考えられ、実施にあたってはそれらをよくよく吟味検討した上で方針を決定すべきである。
論理思考の観点から、この発言を評価しなさい。次に、オフショア抵抗勢力を動機づけるつもりで、この発言への適切な反応を検討しなさい。
The comments to this entry are closed.








Comments