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子会社から怪しい見積もり、直感を信じるべきか

オフショア大學の会員制通信講座グローバルソーシングレビュー2009年7月号より。

オフショア大學の会員制通信講座 グローバルソーシングレビュー
筆者はある時、外部装置を遠隔制御するシステムの開発を担当することになりました。内容を検討した結果、フロントエンドとしてのアプリケーション部、外部装置とインターフェースを取るデバイスドライバ部、それら両者の間で外部装置との通信処理を担当する通信ライブラリ部の3部から構成することにしました。

この時期、勤務先の方針から中国子会社へ委託する必要があり、筆者はアプリケーション部を発注することにしました。彼等は通信処理やデバイスドライバが書ける技術者を擁していませんでしたので、これは自然な決定でした。

筆者はアプリケーションの要求仕様書と通信ライブラリの入出力仕様書を用意し、中国拠点へ送りました。ほどなくして、中国拠点から、プログラム担当者5人、開発期間は3ヶ月という見積もりを受け取りました。そして2週間後には設計書を完成させるとのこと。

筆者は直感的に「ちょっと多いな」と思いました。なぜなら、自分一人でやるとしたら2ヶ月あれば十分、と踏んでいたからでした。


★悪魔が囁きます

「こっちは発注者だ。向こうの内部事情を気にしてどうする? 出てきた物を見て、嫌なら検収をあげなきゃよいだけじゃねえか。それが建前ってもんだろう?」

☆天使は主張します

「自分の直感を信じなさい。本音では何かエラーの兆候を感じてるのではありませんか? 彼等の考えを聞きなさい。自分が正しいと思う事を相手に伝えなさい」

■問いかけ

中国オフショア子会社から届いた開発工数の見積もりは、想定の数倍。何か怪しい雰囲気を感じます。さて、あなたが当事者なら、天使と悪魔どちらの意見に従いますか? (パイロット組織なので、コストは一切無視します)

悪魔に従う:まずは子会社の思惑通りやらせる
天使に従う:子会社の内部に介入して指導する
その他

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締切:2009年08月14日18時00分
協力:クリックアンケート http://clickenquete.com/

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Comments

見積りの詳細な内訳の提出を要求する

Posted by: 宏 | August 12, 2009 at 10:30 AM

圧倒的に2を支持する人が多いですね。

当たり前といえば当たり前ですが、ネタを提供してくれた人は「1」を選択しました。もちろん、悪い予感があたって、後から苦労したそうです。詳しくは、グローバルソーシングレビュー2009年7月号に譲りますが、問題は「分かっていても避けられない」リスクが世の中にはあるということ。

まるで、氷山に突っ込むタイタニック号のように、プロジェクトは危ない方向にまっしぐらに進みます。怖いですね。

Posted by: 幸地司 | August 12, 2009 at 10:35 AM

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