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捨てるべき古き良き日本企業の品質改善活動

■ オフショア品質管理と標準化の取り組み

オフショア開発において必ずつきまとう品質の問題を解決する手法を学習します。起こりやすい品質問題の分類と発生原因の追究、効果的な対策を、事例を用いて解説します。本項目の学習によって、オフショア開発における手戻りを減らし、オフショア側チームを強力な部隊として活用できるようになります。

オフショア大學の夏期講座 第4回 2009年8月19日(水)19:30-21:30

昨夜は、オフショア大學の夏期講習会第4回目「オフショア品質管理と標準化の取り組み」が開催されました。

参加者8名+2名で2時間みっちり学習。その後は、引き続き同じ会場で軽く打ち上げを行いました。打ち上げ参加者は9名。結局、22時半過ぎまで一人も席を立たずに、ビールとおつまみを囲みながら、オフショア談義に花を咲かせました。

お酒が入った途端、講義よりも会場は盛り上がりました。いつものことながら悔しいです。冗談。

【受講後アンケートより】
・思い当たるところが多く、理解できました
・製造業との比較は面白かった
・品質基準の策定と単体テストのバグ件数の情報収集を始めます


昨夜は、品質管理と標準化、KAIZENの話を分かりやすく伝えるために、製造業の取り組みを詳しく紹介しました。異業種との比較分析は、夏期講座では初めての試みでした。

教科書には必ず載っているQC7つ道具や三現主義、TOC、慢性不良対策の手順を紹介したところ、思いのほか大好評でした。

パレート図の威力、管理図によるコントロールの意味、現場を観る(≠見る)姿勢の大切さ、TOCによる在庫管理をソフトウェア業に適用する事例など、先人達の一つひとつの試みが心に響いたと思われます。

むかし、ものづくり企業に5年間在籍した経験と知恵を少しお裾分けできたかなと自画自賛(わたくし、20世紀後半に某精密機器メーカでソフトウェア部品開発に従事)。


ソフトウェア業一筋の人は、もっと製造業から品質マネジメントの神髄を学ぶべきではないでしょうか。

私の講座では、常に網羅的・体系的・学術的な裏付けを意識した内容を提供します。それはそれで意味がありますが、ソフトウェア専業者は、是非とも現場叩きあげの職人たちの声に耳を傾けてください。強くお勧めします。

例えば、品質保証/品質コントロール/品質マネジメントを区別できない人、5S/4M/三現主義/QCサークルを知らない人、正規分布などの統計手法の理解が甘い人は、オフショア大學の通信講座グローバルソーシングレビューから製造業の知恵を効率よく学ぶとよいでしょう。お勧め記事は、佐藤忠幸先生の「人材育成シリーズ」と芋たこ北京先生の「中国での人材育成」です。

一方で、ソフトウェア技術者が品質マネジメント専門家の教えを鵜呑みにすると大怪我します。その理由は主に3つあります。

・偉い先生の話ほど抽象度が高くなるため誤解しやすいから
・一部には、ソフトウェア業への適用が難しい要素もあるから
・昭和の高度成長を前提とした改善思想の一部は、現代には適用できないから
(昨夜の講義のまとめで詳しく解説しました)


■ 問いかけ

ソフトウェア技術者が学ぶべき古き良き日本の品質改善活動

・現物を観て、データや事実に基づいた、統計的アプローチの実践
・建前ではなく「本音」で悪さ加減を語り合う社風


では、ソフトウェア技術者が学ぶべきではない古き良き日本企業の品質改善活動とは、いったい何でしょうか。

・(              )に頼った改善活動
・(              )を無視した自発的行動の期待

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